#author("2024-12-06T12:03:47+09:00","","")
#author("2024-12-06T13:22:16+09:00","","")
*《&ruby(きりふだしょうぶ){切札勝舞};&ruby(アンド){&};ボルメテウス -&ruby(デュエル){決闘};の&ruby(ものがたり){物語};-》 [#y7ffe155]

|切札勝舞&ボルメテウス -決闘の物語- DSR 光/火文明 (16)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ヒューマノイド 17000|
|このクリーチャーの召喚コストを、バトルゾーンにある自分のドラゴン・クリーチャー1体につき3、マナゾーンにある自分のドラゴン・クリーチャー1体につき1、少なくする。ただし、コストは1以下にはならない。|
|''スピードアタッカー''|
|''T・ブレイカー''|
|自分のシールドゾーンから手札に加えるドラゴンすべてに「S・トリガー」を与える。|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。その後、このクリーチャーは自分のシールドを1つブレイクする。|

[[DMEX-15]]で登場した[[光]]/[[火]]の[[アーマード・ドラゴン]]/[[ヒューマノイド]]。

[[スピードアタッカー]]の[[T・ブレイカー]]という[[アタッカー]]としては及第点の基本スペックに加え、[[マナゾーン]]及び[[バトルゾーン]]の[[ドラゴン]]の数に応じて自らの[[召喚]][[コスト]]を軽減する、疑似[[シンパシー]]とも言える[[コスト軽減]]能力を持つ。
さらに、[[ドラゴン]]限定で[[S・トリガー]]を[[付与]]する[[常在型能力]]に加え、それを自分で[[暴発]]させることができる[[アタックトリガー]]までも持つ。

16コストという、大型[[クリーチャー]]の多い[[ドラゴン]]の中でもさらに重い[[マナコスト]]を有しているが、[[マナゾーン]]・[[バトルゾーン]]の[[ドラゴン]]の数を参照する疑似[[シンパシー]]能力によって[[コスト軽減]]しての召喚が可能。
しかし、その軽減数は[[マナゾーン]]なら1体につき-1、[[バトルゾーン]]なら1体につき-3という独特な数値となっている。
一応、[[バトルゾーン]]に[[ドラゴン]]が1体もいない状態でも、[[マナゾーン]]のカードが全て[[ドラゴン]]なら最低8マナから召喚は可能である。とはいえ、16という本来のコストに対して「-1」は非常に頼りないので、できるだけ[[バトルゾーン]]を参照する「-3」を活用したい。
可能な限り[[デッキ]]を[[ドラゴン]]で揃え[[マナゾーン]]の[[ドラゴン]]率を高めた上で、[[バトルゾーン]]に[[ドラゴン]]を1・2体維持できるようにすると格段に出しやすくなるだろう。

低[[コスト]]の[[ドラゴン]]や[[《爆裂遺跡シシオー・カイザー》]]等の優秀な[[S・トリガー]]持ち[[ドラゴン]]は特にこの軽減能力と相性が良い。
[[《ボルシャック・西南・ドラゴン》]]なら向こうの能力と合わせて5コストの軽減となる。

[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]とは相性抜群であり、序盤の[[マナブースト]]役と[[バトルゾーン]]での軽減役の両方をこなせる。[[マナ]]は[[タップイン]]だが軽減としては有効であり、1体出すだけで3コストでこちらのコストを最大5軽減できる。また、[[《界王類咆哮目 ジュラノキル》>《界王類咆哮目 ジュラノキル/ジュラスティック・ハウル》]]等の1コスト[[ドラゴン]]の場合も同様に[[コスト]]を実質-2できる。
ただ、[[コスト軽減]][[能力]]は[[バトルゾーン]]・[[マナゾーン]]共に「体」表記である。そのため、[[《Code:1059》]]や[[《龍世界 〜龍の降臨する地〜》]]といった[[非クリーチャー]]の[[ドラゴン]]は対象外であることに注意。
コスト軽減能力は[[《熱血の誓い》]]を使えば最大限生かすことができる。

この[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]で生存する限り、自分の[[シールド]]の[[ドラゴン]]全てに[[S・トリガー]]を[[付与]]できる。
[[ドラゴン]]特有のコストの重さをカバーするのに有用で、なおかつこちらは[[ドラゴン]]であれば[[クリーチャー]]である必要が無い。そのため、[[《Code:1059》]]や[[《龍世界 〜龍の降臨する地〜》]]といった非クリーチャーのドラゴンを出すことができる。
[[クリーチャー]]面に[[ドラゴン]]を持つ[[ツインパクト]]の[[呪文]]面は、[[種族]]にドラゴンを持たなければ当然使用できない。
[[非進化]]といった条件指定もないので、[[進化]][[クリーチャー]]であっても場に出すことができる。この[[クリーチャー]]自身が[[ドラゴン]]なので、[[ドラゴン]][[進化]]であればそのまま上に重ねることも可能であり、状況によってはそのような運用も一考に値するだろう。

[[アタックトリガー]]で[[山札]]の1枚目を[[シールド化]]し、直後に自分の[[シールド]]を1枚[[ブレイク]]する。シールドの枚数を増やすわけではなく、[[S・トリガー]]を持つ[[カード]]の[[暴発]]を狙う能力である。
[[ドラゴン]]を[[S・トリガー]]化する[[常在型能力]]と合わせ、あたかも[[バルガ]]の様に次々[[ドラゴン]]を[[シールド]]から[[召喚]]するというデザインなのだろう。

よくある[[山札の上]]から出す[[能力]]と比較すると、こちらは[[S・トリガー]]で出す都合上[[召喚]]扱いになるのが強み。[[《異端流し オニカマス》]]や[[《ガル・ラガンザーク》]]などの[[踏み倒しメタ]]をすり抜けることができる。

似たようなデザインのカードに[[《仰天無双 鬼セブン「勝」》]]及び[[《龍爪者“SVN”ムソウ》>《龍爪者“SVN”ムソウ/二爪流トレーニング》]]が存在するが、[[スピードアタッカー]]と事前の[[シールド追加]]によって[[暴発]]の試行回数を稼げるため、この能力の運用においてはこちらが大きく優れている。

**効率よく出すには [#i1674414]
前述の通り、[[マナゾーン]]の[[ドラゴン]]1枚につき1、[[バトルゾーン]]の[[ドラゴン]]1体につき3の[[コスト軽減]]である。
[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]1体では-7の軽減となり、5マナ以上出せる状態ならば[[召喚]]可能。

以下は一例。また、[[マナゾーン]]の[[カード]]がすべて[[ドラゴン]]の[[クリーチャー]]と仮定する。

2ターン目に[[《メンデルスゾーン》]]を唱えて2枚とも[[ドラゴン]]がめくれた場合、次のターンは-5の軽減で11コスト。
仮に相手ターン中に[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]を[[コスト踏み倒し]]で[[召喚]]していた場合、-7の軽減が入るので[[召喚]]できるが、さすがに相手がこの段階での[[コスト踏み倒し]]をすることに賭けるのは望み薄だろう。

3ターン目に[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]を出して2枚の[[マナブースト]]に成功した場合、4ターン目は6+3で-9の軽減となるが、そのままでは7コストなので[[召喚]]できない。
仮に2ターン目に[[《メンデルスゾーン》]]や[[《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》]]を唱えて[[マナブースト]]していれば[[召喚]]可能となる。

4ターン目に[[《ヨビニオン・フレイムバーン》]]を[[召喚]]し、[[ヨビニオン]][[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]を出して2枚[[マナブースト]]したとする。この場合は5ターン目に7マナとなり、[[ドラゴン]]2体が並んでいるので7+6で-13の軽減となり、[[召喚]]可能となる。
2ターン目に[[マナブースト]]して3ターン目に[[《ヨビニオン・フレイムバーン》]]を[[召喚]]すれば最速4ターン目の[[召喚]]が可能。

-この[[クリーチャー]]自身非常に高[[コスト]]ということで、自前の[[コスト軽減]]以外の方法を用いたり[[コスト踏み倒し]]によって呼び出すのも当然アリ。
--深く考えなくとも[[ドラゴン]]軸の[[【ミステリー・キューブ】]]にも適していると言える。[[メインデッキ]]の半分程度をドラゴンで固めれば、安定して[[シールド]]に眠るドラゴンを[[S・トリガー]]として[[踏み倒し]]できる。また、アタックトリガーで[[《ミステリー・キューブ》]]が捲れた際に暴発できるのも、通常の[[【連ドラ】]]には無い利点。
--[[【モルトNEXT】]]なら[[《爆熱王DX バトガイ銀河》]]で呼び出すのも1つの手。[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]採用型なら事前に[[封印]]を残り1枚にしておけば、シールドが何枚か残っており何らかの[[カウンター]]封じが行われない限り、[[S・トリガー]][[コマンド・ドラゴン]]による封印外しで[[禁断爆発]]は保証されたようなものである。
--[[【モルトNEXT】]]なら[[《爆熱王DX バトガイ銀河》]]で呼び出すのも1つの手。[[《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》]]採用型なら事前に[[封印]]を残り1枚にしておけば、シールドが何枚か残っており何らかの[[カウンター]]封じが行われない限り、[[S・トリガー]][[コマンド・ドラゴン]]による封印外しで[[禁断爆発]]は保証されたようなものである。

**その他 [#u391e20a]
-[[S・トリガー]]の[[付与]]と[[暴発]]は、[[シールド焼却]]持ちが多い今までの[[ボルメテウス]]とは対極的である。
//--[[ボルメテウス]]には[[アタックトリガー]]で自身の[[シールド]]を[[焼却>シールド焼却]]する[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]も存在する。
//--ちなみに、仮にこのクリーチャーがシールド焼却持ちであった場合、アタックトリガーのブレイクにも焼却能力が乗ってしまうため、ただのシールド交換に成り下がってしまう。

-自分の[[シールド]]を動かすことから[[オシオキムーン]]と、相手の状況に依らない[[ブレイク]]を行えることから[[キリフダッシュ]]と相性が良い。
--中でも[[《千年の月のファラオ》]]と[[《カダブランプー》]]はそれぞれ自分の[[クリーチャー]]を[[アンタップ]]できるため、この[[クリーチャー]]の[[アタックトリガー]]発動回数を増やすことができる。特に「《ファラオ》」と組んだ場合は事実上の[[無限アタック>無限アタッカー]]が成立し、しかも場合によっては横にさらに[[ドラゴン]]が並ぶ。

-非公開領域の[[カード]]を確認し、そこから[[ドラゴン]]を踏み倒すというデザインは、前述の通り[[バルガ]]系とよく似ている。[[勝舞>切札 勝舞]]の使用カードとしても、そういった展開能力はどちらかというと[[ボルシャック]]の領分であり、[[ボルメテウス]]が持つ能力としては異彩を放っている。
--なお、このカードの[[コスト踏み倒し]]は[[S・トリガー]]として[[プレイ]]するため、[[バトルゾーン]]に[[出す]][[ドラゴン]]は全て[[手札]]から[[召喚]]されることになる。そのため、各種[[コスト踏み倒しメタ]]に強く、[[ゼニス]]持ち[[ドラゴン]]等が有する強力な[[召喚]]時限定[[cip]]も利用可能である。[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]など引いた時には瞬く間に盤面を制圧できるだろう。

-アニメ『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』では第6話で[[うららか もも]]が[[切札 ジョー]]戦で使用。声優は[[堀総士郎]]氏。
マナゾーンにドラゴンが7枚([[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]、[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]、[[《百族の長 プチョヘンザ》]](2枚)、[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]、[[《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》]])あったことで7マナ軽減され、9マナで召喚された。
[[アタックトリガー]]で[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]を踏み倒し、T・ブレイクを決めるも、返しのターンで[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]との[[バトル]]で[[破壊]]された。
--漫画から飛び出してきたイメージのためか、従来のボルメテウスとは異なり体が真っ白になっているが、このカードのイラスト自体はフルカラーである。

-初の[[大先生レア]]を持つ[[カード]]。

**関連カード [#pb5089ba]
-[[《切札ジョー&ジョラゴン -自由の物語-》]]
-[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]
-''《切札勝舞&ボルメテウス -決闘の物語-》''

**収録セット [#d412c38c]
-illus.[[Shigenobu Matsumoto]]
--[[DMEX-15 「20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」>DMEX-15]](3/100)
--[[DM24-EX2 「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」>DM24-EX2]](1/100)

**参考 [#s4d8fd9a]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[ヒューマノイド]]
-[[ドラゴン]]
-[[コスト軽減]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[S・トリガー]]
-[[付与]]
-[[アタックトリガー]]
-[[シールド追加]]
-[[シールド化]]
-[[ブレイク]]
-[[暴発]]

-[[ボルメテウス]]

-[[大先生レア]]
-[[切札 勝舞]]


&tag(クリーチャー,光文明,火文明,白赤,2色,多色,コスト16,アーマード・ドラゴン,アーマード,ドラゴン,ヒューマノイド,パワー17000,ドラゴンサポート,コスト軽減,自身コスト軽減,スピードアタッカー,T・ブレイカー,S・トリガー付与,アタックトリガー,シールド追加,効果ブレイク,ボルメテウス,DSR,大先生レア,Shigenobu Matsumoto);