#author("2024-10-10T17:05:20+09:00","","")
#author("2024-11-16T17:57:14+09:00","","")
*《&ruby(メイド){冥土};&ruby(にんぎょう){人形};ヴァミリア・バレル》 [#top]

|冥土人形ヴァミリア・バレル VR 水/闇文明 (3)|
|クリーチャー:デスパペット/超化獣 3000|
|''ブロッカー''|
|このクリーチャーが出た時、相手のエレメントを1つ選び、持ち主の手札に戻す。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。|
|''ハイパー化'':自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)|
|BGCOLOR(#cde):|c
|''ハイパーモード'' 6000|
|''W・ブレイカー''|
|相手がカードを引いた時、それがそのターンに相手が引く1枚目でなければ、相手は自身の手札を1枚選んで捨てる。|

[[DM24-EX1]]で登場した[[水]]/[[闇]]の[[デスパペット]]/[[超化獣]]。

[[cip]]で相手のエレメントを1つ[[強制]]で[[バウンス]]し、その後1枚[[ランダムハンデス]]する。[[非クリーチャー]]や[[進化クリーチャー]]も選べるようになった[[《陰謀と計略の手》]]を内蔵した[[ブロッカー]]。
[[ハイパーモード]]中は二打点となり、そのターン中の2枚目以降の[[ドロー]]に対して[[セルフハンデス]]する。

選択先のコストの制限が特にない[[エレメント]]除去としては[[《der'Zen Mondo》>《der'Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡》]]に並ぶ最軽量級で、そちらと同じく詰み盤面の解除や序盤の遅延などに役立つ。
既存の[[デスパペット]]は除去手段が乏しかったが、このクリーチャーは[[除去]]に加えて[[ブロッカー]]を所持しているため、非常に優秀。
//[[《メアリー・ジェニーのお茶会》]]を[[S・トリガー]]で使っても相手のクリーチャーに触ることが出来ないというジレンマがあったが、
//登場時点で存在しないカードに「ジレンマがあった」とは?

[[アドバンス]]なら[[サイキック]]や[[ドラグハート]]や[[GR]]といった手札に存続できないカードタイプを[[バウンス]]して純粋な[[ランダムハンデス]]として使うことができる。

[[オリジナル]]では[[《陰謀と計略の手》]]と同様の理由により相手の手札の枚数を減らすことは基本できないが、[[デスパペット]]軸なら[[ハンデス]]戦術が得意なので、相手に2枚目以降のドローを無意味にさせる能力も高い拘束力を発揮しやすい。[[《エマージェンシー・タイフーン》]]のような[[手札交換]]にも刺さるほか、[[セルフハンデス]]の弱点である手札回復[[マッドネス]]でも[[《貝獣 パウアー》]]や[[《蒼神龍アナザー・ワールド》]]ならそのドロー後に引いた分誘発して相手の手札の増加を許さないのも良い。

[[ハイパーモード]]の能力が強力なため、3ターン目に[[ハイパーモード]]を解放できる[[《麗迭人形ジェニー》]]の重要度が高くなった。
後攻3ターン目の[[《氷柱と炎弧の決断》]]に対しても、先攻3ターン目に[[ハイパーモード]]状態を解放することで、そういった強力な動きを咎めることが出来る。

このクリーチャー側が他の[[デスパペット]]を名指しでサポートしているわけではなく、純粋に単体性能が高いクリーチャーなので[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]に入れて刺さりそうな場面で[[《キユリのASMラジオ》]]から呼び出して雑に使う方向も悪くない。

-デュエマでは「引く」と「手札に加える」は区別する。[[《巨大設計図》]]や[[《理想と平和の決断》]]など俗称の[[ドローソース]]であっても、引くと明記されていないものに対しては[[セルフハンデス]]が誘発しない。特に[[提督]]はハンデスメタも兼ねているので注意。

**テクニック [#h37949d9]
-対[[《蒼神龍アナザー・ワールド》]]について。《冥土人形ヴァミリア・バレル》が[[《蒼黒神龍バビロン・ヴェイル》]]効果を発揮している場合に、こちらのターンに[[《人形の裏技ペット・パペット》]]などで捨てさせようとしたとする。[[マッドネス]]によりバトルゾーンに2打点ブロッカーが残って、相手はこのターンは1枚もカードを引いていない状態で手札を0枚にしてから新たに5枚引くことになる。すると[[セルフハンデス]]は4回発動するため相手は手札を1枚しか残せない。つまり、大抵の場合は[[ハンデス]]の目的である相手の取れる選択肢を少なくするという役目は成功したことになる。
--[[セルフハンデス]]なので、相手が同じターンに2体目の《蒼神龍アナザー・ワールド》を出すこともあるだろう。その場合、盤面はプラスされるが次に5枚引き直したら5回捨てさせることになるため、相手の手札は空になる。

-対[[《貝獣 パウアー》]]について。上と同じ状況として、そちらは手札をリセットせずに新規に4枚引く。1枚目のドローは妨害しないため3回捨てることになる。つまり相手の手札から《貝獣 パウアー》が墓地に落ちていることを考えれば相手の手札の枚数は[[マッドネス]]前と同じとなるが、4ドロー3ディスカードの[[手札交換]]相当は実施したことになるため、手札の質の上昇と[[墓地肥やし]]を手伝ってしまったことになる。

-[[セルフハンデス]]は1枚ずつ回数分行われる。なので[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]と同様に[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]や[[《夜露死苦 キャロル》]]を結果として手札に還元して被害をゼロにすることが可能。その場合は上述の[[《蒼神龍アナザー・ワールド》]]ケースでも相手の手札は減らせない。

-引いたそのカードに干渉する[[《魔素縫合 アモデゴラス》]]方式ではないため、2体以上の[[ハイパーモード]]を解放した《ヴァミリア・バレル》がいると[[ハンデス]]効果が重複する。[[《AQvibrato》]]を出すだけで手札を1枚減らされ、もしどちらかが[[《蒼神龍アナザー・ワールド》]]を出そうものなら相手の手札が全て吹き飛ぶ事になる。[[《メアリー・ジェニーのお茶会》]]などで複数体を出せたら狙ってみるのも手。

-相手が[[エレメント]]を出していなかったり[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]のような[[バウンス]][[空撃ち]]対象がいる場合、[[《終斗なる牙 パラノーマル》]]の色違いのような使い勝手となる。
--相手の手札を減らせるため多くの場合メリットだが、[[起動型能力]]である[[ハイパー化]]は他の[[待機]]効果がない状態でないと使用できない。すなわち、[[ハイパーモード]]を解放する前に[[強制]]で1ハンデスを済まさなければならないため、[[《蒼神龍アナザー・ワールド》]]といった仮想敵に[[マッドネス]]を使わせてしまう裏目があるということ。直前に[[バウンス]]があると少しだけそのリスクを分散できる。

**環境において [#x3e303c8]
[[DM24-EX1]]発売日の[[オリジナル]][[CS>チャンピオンシップ]](97人参加)で4位入賞した[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]に3枚採用されていた。これで[[コスト踏み倒しメタ]]を[[除去]]してから、[[ツインパクト]]版と合計3枚採用された[[《母なる星域》]]に繋げる工夫があった。
[[【青赤マジック】]]の台頭以来苦境が続いていた【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】だが、久しぶりに[[メタゲーム]]に食い込める目が出てきたと言える。

同日[[【青黒COMPLEXコントロール】]]にも採用され、全勝優勝の好成績を残した。

[[【青黒COMPLEXコントロール】]]において強力な面の1つとして、ハイパー化すればW・ブレイカーを持つという点がある。元々[[ビートダウン]]プランは[[《飛翔龍 5000VT》]]が存在していたためそれなりに取れたが、こちらも加わったことでビートダウンプランがさらに強化されたと言える。

このカードの登場以降、[[【青黒COMPLEXコントロール】]]において[[《電脳の女王 アリス/不埒な再侵入》]]を2枚に減らしたレシピが激増したことから、このカードの影響のほどが分かるだろう。

それが[[DM24-SP2]]期になると、環境に[[【青黒緑マルル】]][[【青黒COMPLEXコントロール】]]などバウンスの有効性が低いデッキが目立つようになり、[[【青黒COMPLEXコントロール】]]のパーツとしてもこちらより[[《終止の時計 ザ・ミュート》]]が優先されるようになった。

**メディアにおいて [#ke64cf19]
-アニメ『[[Duel Masters LOST ~追憶の水晶~]]』第1話では不良に襲われた際に落としてしまった宮井のデッキケースの中にこのカードがあった。

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DM24-EX1]]の[[ベリーレア]]の[[超化獣]][[サイクル]]。
-[[《ハッター・ルピア》]]
-[[《料理犬のヴィヤンドゥ》]]
-[[《完璧妖精サエポヨX》]]
-[[《キール・ロワイヤル》]]
-''《冥土人形ヴァミリア・バレル》''

**関連カード [#related]
-[[《騒乱の影ウエスタン・バレル》]]
-[[《西部人形ザビ・バレル》]]

-[[《陰謀と計略の手》]]
-[[《蒼黒神龍バビロン・ヴェイル》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《メアリー・ジェニーのお茶会》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
//-[[DM24-EX1]]&br;''''''

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]] [#pack_dm]
-illus.[[HIRO”WO”NORI]]
--[[DM24-EX1 「超感謝祭 ファンタジーBEST」>DM24-EX1]](28/89)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#pack_dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]

**参考 [#reference]
-[[デスパペット]]
-[[超化獣]]
-[[cip]]
-[[ランダムハンデス]]
-[[ハイパー化]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[セルフハンデス]]

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