#author("2024-11-04T04:06:52+09:00","","")
#author("2024-11-04T04:21:00+09:00","","")
*《ボルシャック・ドラゴン/&ruby(デュエリスト){決闘者};・チャージャー》 [#n36d2969]

|ボルシャック・ドラゴン P(R)(UC) 火文明 (6)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+|
|''W・ブレイカー''(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)|
|攻撃中、このクリーチャーのパワーを、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000する。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|決闘者・チャージャー P(R)(UC) 火文明 (3)|
|呪文|
|自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、名前に《ボルシャック》とあるカードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。|
|''チャージャー''(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く)|

[[DMEX-04]]で登場した[[火]]の[[アーマード・ドラゴン]][[ツインパクト]]。

[[《ボルシャック・ドラゴン》]]そのままの[[クリーチャー]]側と、[[手札補充]]が可能な[[チャージャー]]の[[呪文]]側の[[ツインパクト]]。[[クリーチャー]]側の性能はお世辞にも強いとは言えないため、専ら「[[クリーチャー]]側の[[特性]]も持った[[マナブースト]][[呪文]]」のような形で運用される。

[[クリーチャー]]側はそのまま[[《ボルシャック・ドラゴン》]]。黎明期の[[準バニラ]]である[[クリーチャー]]側が[[プレイ]]されることはほとんどない。しかし、[[火]]の[[ドラゴン]]であり、カード名に[[ボルシャック]]を含む点は非常に大きなメリットとなっている。
カード名の[[ボルシャック]]にはこのカードの[[呪文]]側も含めて非常にサポートが多い。また、[[ドラゴン]]である点は[[《摩破目 ナトゥーラ・トプス/ストンピング・ウィード》]]や[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]と同様に、[[《メンデルスゾーン》]]や[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]などの[[効果]]の邪魔にならない点で相性がよい。[[火]]の非[[進化]][[クリーチャー]]であるため[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の[[革命0トリガー]]で[[バトルゾーン]]に出せる。

[[呪文]]側は[[山札の上]]3枚から[[ボルシャック]]を全て[[手札]]に加える[[チャージャー]]。この[[カード]]の[[クリーチャー]]面にも[[ボルシャック]]の名があるので、自身も対象に含まれる。
[[コスト]]3でありながら1[[マナブースト]]と最大3枚の[[手札補充]]という破格の量の[[リソース]]を確保できる。仮に1枚しか加えられなくても、たった3[[コスト]]で[[《ライフプラン・チャージャー》]]や[[《スペルブック・チャージャー》]]と同等の[[アドバンテージ]]を得ることになる。最悪[[手札]]に1枚も加わらなかったとしても確定で[[マナブースト]]が行えるため、全くの無駄にはならない。特に専用デッキではコストの重い[[ボルシャック]]も多いので、[[マナブースト]]はありがたいところだろう。

この呪文の性能を最大限に発揮するには[[デッキ]]に[[ボルシャック]]の名のつく[[カード]]を入れる必要がある。登場時点でこそ高[[コスト]]のカードばかりで、汎用性の高い[[カード]]があまり存在しなかったが、現在では[[《ボルシャックゾーン》>《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》]]・[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]・[[《超英雄タイム》>《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]という低コストかつ実戦級のカードも多く存在する。この呪文を使ったあと余ったマナでこれらを使う動きもしやすい。低コストではないが、[[《超次元ボルシャック・ホール》]]・[[《ボルシャック・サイバーエクス》]]・[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]なども実戦級のカードといえる。これらをデッキに採用すれば、このカードの有用性が更に高まる。当然、[[《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》]]と併用した専用デッキでは、上手くすれば[[コスト]]3の[[チャージャー]]で3枚[[ドロー]]という驚異のカードになり得る。

スペックを最大限に活かすためには[[デッキ]]に[[ボルシャック]]を大量に投入する必要があるが、先述の通り1枚[[手札]]に加えられるだけでも[[コストパフォーマンス]]としては十分に強力。[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]や[[《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]といった汎用性が高い[[ボルシャック]]のみを少数採用し、「運がよければ[[手札]]が減らない[[マナブースト]]」のような感覚で使われることも多い。

総じて、[[火]]の[[ドラゴン]]を大量に使用する[[【連ドラ】]]系[[デッキ]]と相性のよい[[特性]]を持っており、それらの[[デッキ]]で貴重な軽量[[マナブースト]]兼[[手札補充]]役として採用できる。

[[【連ドラ】]]以外でも、[[赤単]]など[[自然]]を採用しない[[火]]入り[[デッキ]]の[[マナブースト]]手段として候補に上がることがある。火の[[コスト]]3の[[チャージャー]]には汎用性の高い[[カード]]が少ないため、[[デッキ]]の[[ボルシャック]]がこの[[カード]]4枚のみだとしても、運が良ければ[[手札]]も稼げる火の[[コスト]]3の[[チャージャー]]として十分な選択肢になる。同コストの[[《フェアリーの火の子祭》]]と比較すると、「火単色なので[[自然]][[マナ]]を必要としない」「[[《メンデルスゾーン》]]で[[マナゾーン]]へ行く」「[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]で引き当てても問題ない」といった利点があり、[[事故]]要素を大きく軽減できる。

特に[[防御札]]として[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]を採用する[[デッキ]]全般での需要が高い。[[【速攻】]]が相手の場合、ブレイクによって増える手札とこれによってサーチできる分、初手に含まれた分や素引きした分で[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]を3枚集めることがそこそこの割合で起こる。そのまま[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]を使って[[《禁断〜封印されしX〜》]]の封印を一気に6枚外せる可能性まである。

[[【連ドラ】]]系[[デッキ]]では、[[クリーチャー]]側が[[バトルゾーン]]に出される機会も少なくない。基本的にはハズレの部類に入るが、初動役のカードでありながら[[《爆銀王剣 バトガイ刃斗》]]/[[《爆熱王DX バトガイ銀河》]]などで捲れても[[バトルゾーン]]に出せるというだけでも他の初動カードとは一線を画している。
[[【モルト「王」】]]あたりなら[[《禁断〜封印されしX〜》]]による[[封印]]外しや使い終わった[[呪文]]を[[墓地]]に置くことによってパワー15000前後にまで育つので、余裕があれば[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の[[効果バトル]]除けとなるダイレクトアタック要員として使える。

**環境において [#tb940e5e]
[[【モルトNEXT】]]ではドラゴンの比率を下げない序盤の[[マナブースト]]手段、上述の[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]との相性の良さして登場当時から重宝された。その影響で[[《フェアリーの火の子祭》]]不採用が[[超天篇環境]]序盤の[[【モルトNEXT】]]においてざらになったほど。

[[DMBD-09]]・[[DMBD-10]]期に[[【青黒緑デッドダムド】]]が成立すると[[【モルトNEXT】]]は環境の主軸から退いた。

[[DMRP-16]]になると[[【赤黒ドギラゴン閃】]]のパーツとして環境に復帰。呪文面で3→5と[[《鬼ヶ大王 ジャオウガ》]]に繋ぎつつ[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]を[[回収]]する型も結果を残した。[[《百鬼の邪王門》]]による[[墓地肥やし]]で[[パンプアップ]]を施し、そうして培った高[[パワー]]を[[効果バトル]]に活かすという使い方もあり、2枚唱えればミラーマッチの[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]を討ち取ることも十分可能。無論クリーチャー面はパワー以外に取り柄が無く、他に優秀なものが捲れればそれを[[出す]]に越したことはないが、何も出せないよりはマシである。

[[DMBD-16]]では実戦級の新規[[ボルシャック]]が多数登場し、専用デッキの[[【赤緑ボルシャック】]]が[[環境]]に台頭。ついに、呪文面が''3ドロー1マナブースト''というフルスペックを[[環境]]で発揮できるようになり、一気に凶悪なカードとなった。

[[王来篇環境]]においては[[【5色グレンモルト】]]の[[《勝利の覇闘 ガイラオウ》]]や[[【赤緑ボルシャック】]][[ミラーマッチ]]における[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]を相手にする場合に[[パンプアップ]]が役立つ場合がある。

DMRP-19発売からしばらくすると、上質な[[ボルシャック]]を大量投入した[[【赤緑ドギラゴン閃】]]が[[オリジナル]][[環境]]に進出。ただ、このデッキの場合、[[メインデッキ]]のボルシャック比率は半分前後である上に、3コスト帯には[[《“龍装”チュリス》]]、[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]も存在しているため、このカードを2枚程度に抑える入賞構築もある。

[[DM22-BD1]]発売により[[【モルトNEXT】]]が[[環境]]に戻ってきたが、[[《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》]]や[[《R.S.F.K./オールイン・チャージャー》]]と競合する為、以前のように必ず採用される[[カード]]ではなくなった。[[クリーチャー]]としての性能で2者に差をつけられてしまっているものの、[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]や[[《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]を採用する場合には依然有力な選択肢となる。

だが、[[アビス・レボリューション環境]]辺りから[[ボルシャック]]基盤の更新が落ち着いたため、採用率に陰りが見えている。それでも、[[【白赤バクテラス】]]では依然[[4枚積み]]される必須枠である。

[[《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》]]登場後は[[【白赤緑ドリームボルシャック】>#rfndream]]、[[【白赤緑モモキングRX】>【モモキングRX】]]、[[【白赤緑モルトNEXT】]]での採用が見られるようになった。
[[《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》]]登場後は[[【白赤緑ドリームボルシャック】>【赤緑ボルシャック】#rfndream]]、[[【白赤緑モモキングRX】>【モモキングRX】]]、[[【白赤緑モルトNEXT】]]での採用が見られるようになった。

**他のカード・デッキとの相性 [#t4078127]
-コスト6なので[[【6軸ガチロボ】]]で使用可能。[[《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]・[[《ボルシャック・大和・ドラゴン/大和ザンゲキ剣》]]・[[《ボルシャック・NEX/スーパー・スパーク》]]・[[《ボルシャック・サイバーエクス》]]などサーチ対象も豊富。特に[[踏み倒しメタ]]が豊富にいる現環境において、[[《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]は[[【6軸ガチロボ】]]にとって重要度が高く、それをサーチできるこのカードの有用性も増している。
-登場時点で[[メインデッキ]]に入れられる「[[ボルシャック]]」は19種存在する([[超次元ゾーン]]に置く[[《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》]]と[[《勝舞城 ボルシャック》]]は除く)。そのため、その気になれば[[デッキ]]内のすべての[[カード]]を「[[ボルシャック]]」にすることも出来るが、全種が実践レベルではない上に[[コスト]]の重いカードばかりのため現実的ではなかった。コスト5以下の「ボルシャック」が[[《ボルシャック・コロドラゴン》]]・[[《超次元ボルシャック・ホール》]]・[[《ボルシャック・ルピア》]]の3種しかなく、マナカーブに沿うように使える「ボルシャック」も少なかった。
--後に[[DMBD-16]]では実戦級の新規[[ボルシャック]]が多数登場。オール[[ボルシャック]]が現実的な物となった。(実際そちらでは全カードがボルシャックである)

**その他 [#lc7744cf]
-呪文面のイラストに[[《ボルシャック・ドラゴン》]]、その派生系である[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]、[[《聖霊龍騎セイント・ボルシャック》]]といった歴代の「ボルシャック」が描かれている。また、[[《ボルシャック英雄譚》>《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚》]]の呪文面のイラストと繋がるようになっていて、鏡合わせとなっている。

-[[DMBD-15]]版のクリーチャー面のイラストは、[[松本しげのぶ>Shigenobu Matsumoto]]氏のプロモ版イラストが元になっていることが担当した[[shosuke]]氏によって語られている。
//ソースttps://www.pixiv.net/artworks/85996449

**関連カード [#x8807aea]
-[[《ボルシャック・ドラゴン》]]
-[[《原闘混成 ボルシャックADEVE》]]

-[[《パワーフォース・ドラグーン》]]
-[[《龍装車 ボルシェ》]]
-[[《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》]]
-[[《混沌の獅子デスライガー/カオス・チャージャー》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《クック・ポロン》]]
--[[《クリスタル・メモリー》]]([[DMEX-01]])
--[[《超次元ボルシャック・ホール》]]

**収録セット [#yce5e1b4]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Ryoya Yuki]]/[[boyaking]]
--[[DMEX-04 「夢の最&強!!ツインパクト超No.1パック」>DMEX-04]](27/75)
--[[DMBD-16 「20thクロニクルデッキ 決闘!! ボルシャック・デュエル」>DMBD-16]](13/14)
--[[DM22-RP1 「ゴッド・オブ・アビス 第1弾 伝説の邪神」>DM22-RP1]](T2/T20)(TF2/TF20)
--[[DM22-RP2 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」>DM22-RP2]](T2/T20)(TF2/TF20)
--[[DM23-BD4 「エキサイティング・デュエパ・デッキ ドラドラドラゴン龍幻郷」>DM23-BD4]](21/60)
--[[DM24-EX2 「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」>DM24-EX2]](70/100)
-illus.[[shosuke]]
--[[DMBD-15 「レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命」>DMBD-15]](SE2/SE10)
-illus.[[shosuke]]/[[otumami]]
--[[DMBD-15 「レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命」>DMBD-15]](BE6/BE10)
-illus.[[Shigenobu Matsumoto]]
--[[DMEX-15 「20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」>DMEX-15]](47/50)

**参考 [#sac3cbeb]
-[[ツインパクト]]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[攻撃]]
-[[墓地]]
-[[火]]
-[[カード]]
-[[パンプアップ]]
-[[ボルシャック]]
-[[サーチ]]
-[[チャージャー]]
-[[ツインパクト化]]

-[[【赤緑ボルシャック】]]

&tag(ツインパクト,クリーチャー,火文明,赤単,単色,コスト6,アーマード・ドラゴン,アーマード,ドラゴン,パワー6000,パワー6000+,W・ブレイカー,パンプアップ,パンプアップ+1000,呪文,コスト3,ボルシャックサポート,サーチ,チャージャー,《ボルシャック・ドラゴン》,ボルシャック,・,終音「ん」,R,レア,UC,アンコモン,P,レアリティなし,Ryoya Yuki,boyaking,shosuke,otumami,Shigenobu Matsumoto);