#author("2023-04-21T20:25:25+09:00","","")
#author("2023-05-07T02:20:04+09:00","","")
*《ヘル・スラッシュ》 [#i17d0d69]

|ヘル・スラッシュ UC 闇文明 (8)|
|呪文|
|相手の山札を見る。その中から3枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。その後、相手は自分自身の山札をシャッフルする。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''|

[[DM-06]]で登場した[[闇]]の[[呪文]]。

相手の[[山札]]を確認し、好きな[[カード]]3枚を[[墓地]]に送ってしまう。

直接的な[[アドバンテージ]]には結びつかないものの、数ある[[呪文]]の中でも屈指の凶悪な性質を持つ[[カード]]。
[[プレミアム殿堂]]施行で禁止化されるまで、ありとあらゆる[[ライブラリアウト]][[デッキ]]で数多くの[[プレイヤー]]に使用されてきた。

8[[コスト]]と相当の重さだが、この[[カード]]が使用されていた[[闘魂編環境]]~[[極神編環境]]は[[インフレ]]の進んだ後の時代に比べ低速の[[環境]]であり、一度ある程度相手を[[コントロール]]してしまえば十分に撃てる機会はあった。
様々な使い回しエンジンを駆使して何度も唱えられ、2~3回詠唱できれば相手の[[山札]]から対抗手段を奪ってボロボロにできた。
あとはのらりくらりと[[コントロール]]して[[ライブラリアウト]]を待つだけである。

同時に[[山札]]確認も可能であり、ピンポイントに[[カード]]を抜きつつ、相手の[[デッキ]]構成を把握できたのも強み。
シングル戦はもちろんのこと、3回勝負のマッチ戦では2戦目以降を行う上での大きな[[情報アドバンテージ]]を得ることができた。

[[山札破壊]][[デッキ]]に限らず、様々な[[コントロール]][[デッキ]]で中盤以降のからめ手として使われることもあった。特に[[【ボルバル】]]に対して撃てば、ほぼ全ての《ボルバルザーク》を消し、同時に枚数も把握してしまえたので、事実上の[[エンドカード>フィニッシャー]]として機能することもできた。山札の枚数自体がそれほど削れなくともフィニッシャーが吹っ飛べば十分という考えで、ライブラリアウト呪文をこれ1枚しか採用しない[[【除去コントロール】]]も珍しくなかった。

-2005年に[[殿堂入り]]。2007年に他の[[山札破壊]][[呪文]]である[[《ロスト・チャージャー》]][[《フューチャー・スラッシュ》]]と共に[[プレミアム殿堂]]となった。
-2005年に[[殿堂入り]]。2007年1月に他の[[山札破壊]][[呪文]]である[[《ロスト・チャージャー》]][[《フューチャー・スラッシュ》]]と共に[[プレミアム殿堂]]となった。
2006年の[[【除去コントロール】>【白青黒赤ライブラリアウト】]]は、後に「[[除去コントロールにあらずんば、デッキにあらず。除去デッキが環境を支配し、クリーチャーデッキが存在できないと思われた世界>《お騒がせチューザ》#gf58a9b0]]」と評されるほど圧倒的なデッキであったため、デッキタイプそのものを根絶する狙いがあったのだと思われる。

--これらの[[カード]]を使った[[ライブラリアウト]]も立派な戦術の1つではあったものの、相手にとっては反撃手段を奪われた上で[[ゲーム]]を続けさせられることになるため、味気ないものであることは否めなかった。[[デュエル・マスターズ]]は低年齢層向けの[[カード]][[ゲーム]]であることから、そのような[[デッキ]]が使われる状況は好ましくなかったのだろう。

--「相手の[[山札]]を[[見る]]」という点に関して色々とトラブルの多かった[[カード]]でもある。[[効果]]の都合上、数十枚の[[カード]]を確認しなければならないことから[[遅延行為]]ととられかねない状況が生まれたり、[[山札]]の扱い方によっては相手が気分を害することになったりしたほか、[[シャッフル]]絡みの問題なども生まれていた。

--この[[カード]]を使用する[[ライブラリアウト]][[デッキ]]同士での[[ミラーマッチ]]では、先に撃った方が相手側のこの[[カード]]をまとめて[[山札]]から落とせる。[[先攻]]が圧倒的に有利となるため、[[運ゲー]]に繋がりやすくなる点も問題であった。

-これらの[[カード]]の[[プレミアム殿堂]]入り後は、[[《猛菌魚雷ヤサカノフカ》]]や[[《S級宇宙 アダムスキー》]]など[[山札の上]]から削る[[カード]]が基本となったことや、[[水]][[文明]]に[[コスト]]を支払って[[山札]]を見ることのできる[[《ガード・ビジョン》]]などの[[カード]]が追加され始めた。このことを鑑みると、[[山札]]を減らす[[効果]]そのものよりも、[[山札]]をすべて[[見る]]ことによって得られる[[情報アドバンテージ]]が軽視されたことが問題だと思われる。これは、[[《ロスト・チャージャー》]]と[[《フューチャー・スラッシュ》]]にも同様の事が言える。

-基本的に中身を見ることができない[[山札]]から次に引ける[[カード]]に期待することは、[[カード]][[ゲーム]]の楽しみの一つである。不利な状況であっても、[[今引き]]1枚から[[キーカード]]が引けて逆転につながることは多々ある(漫画にもそのようなシーンがたくさん描かれている)。相手の[[山札]]から[[キーカード]]を抜き取ることは、そのような楽しみを奪ってしまうと言える。

-[[デュエル・マスターズ]]初の[[山札破壊]][[呪文]]。

**使用されていた代表的な[[デッキタイプ]] [#qbd11049]
-[[【化身コン】]]
-[[【青黒赤ライブラリアウト】]]
-[[【白青黒赤ライブラリアウト】]]

**関連カード [#h4a4fc81]
-[[《ロスト・チャージャー》]]
-[[《フューチャー・スラッシュ》]]
-[[《石臼男》]]
-[[《ギガザンダ》]]

-[[《スラッシュ・チャージャー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#l86b3c8d]
-[[DM-06]]&br;'''骨を斬らせて、心を断つ。'''


**収録セット [#c3b871b4]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Ryoya Yuki]]
--[[DM-06 「闘魂編 第1弾」>DM-06]](57/110)

**参考 [#pa3ec7eb]
-[[山札]]
-[[見る]]
-[[カード]]
-[[墓地]]
-[[シャッフル]]
-[[ライブラリアウト]]
-[[山札破壊]]

-[[殿堂入り]]→[[プレミアム殿堂]]

&tag(呪文,闇文明,黒単,単色,コスト8,ライブラリアウト,・,プレミアム殿堂,UC,アンコモン,Ryoya Yuki);