#author("2025-01-06T08:40:55+09:00","","")
#author("2025-03-09T05:08:23+09:00","","")
*《ブレイン・ストーム》 [#top]

|ブレイン・ストーム C 水文明 (2)|
|呪文|
|カードを3枚まで引く。その後、自分の手札を2枚、好きな順序で山札の上に置く。|

[[DMR-05]]で登場した[[水]]の[[呪文]]。

[[カード]]を3枚まで[[引いた>引く]]後、自分の[[手札]]2枚を[[山札]]の上に置く。
//山札を見て順番を変えるため仕込みたいカードがあるかどうかわからないうちに山札操作することになる[[《パルピィ・ゴービー》]]などと異なり、唱える前に仕込みたいカードの存在を知ることができる。

[[水]]、[[コスト]]2、手札の質を高める目的の呪文としては[[《エマージェンシー・タイフーン》]][[《シークレット・クロックタワー》]]と来て3種目。[[手札交換]]の要素は少ないが、手札を消耗せずに別のカードと入れ替えて手札にする呪文には[[《ドラゴン・ラボ》]]や[[《ハッキング・サーチ》]]もある。

いずれも実質的に得られる[[ハンドアドバンテージ]]は±0であり、2ターン目に唱えて3ターン目に使うカードを探すことに使える一方、マナを支払っても明確な[[アドバンテージ]]を得られないため、採用枚数を増やすほどデッキパワーが下がってしまう。《ブレイン・ストーム》には唱えて目当てのカードが見つからなかった場合、2ターン先まで不要なカードしか[[ドローステップ]]で引けないという裏目も存在する。

[[《エマージェンシー・タイフーン》]]なら[[墓地利用]]、[[《シークレット・クロックタワー》]]なら[[《時空の賢者ランブル》]]の[[覚醒]]補助と、[[類似カード]]も必ずと言って良いほど別のカードとの[[シナジー]]を考慮して採用される。次のようなプレイングにおける利点がデメリットを上回る場合に採用を検討したい。

:3マナのカードで莫大な[[アドバンテージ]]を稼いで逃げ切る|
[[《竜のフレア・エッグ》]]や[[《龍世界 〜龍の降臨する地〜》]]が該当。[[キーカード]]を[[サーチ]]しながら山札の2枚目を仕込める。
[[【赤青龍世界】]]系統の[[【連ドラ】]]は手札が[[重量級]]だらけになりがちなので、単純に不要牌を整理する手段としても有用。

:必要なカードを山札に逃がすこと|
《ブレイン・ストーム》を唱えたターン中に使用しないカードは、山札の上に置くことで[[ハンデス]]から守れる。
また、[[【ケングレンオー】]]の[[タップ能力]]のように「手札ではなく山札にある必要がある」カードを採用していて、それらを引いてしまった際に山札に返却することもできる。

:山札の一番上を参照する効果とセットで使い、不要なカードを処理すること|
[[マナブースト]]を使うであろうタイミングに、手札に必要ないカードが一番上になるよう仕込んでおくことで不要なカードを[[マナ]]に落とせる。
現状必要ない高コストカードなら、別のカードで[[ガチンコ・ジャッジ]]効果で見せるタイミングに来るようカードを仕込んで、勝利に貢献しつつ山札の下に移動してもらうこともできる。

:「カードを引いた時」や「このターン引いた数」と組み合わせる|
手札は増えないが3枚引いた事実は残るため、「引いた時」では[[《外道神カイカイ》]]など、「引いた数」では[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]などのサポートになる。
[[十王篇]]ではドローに反応する[[ビビッドロー]]が登場。このカードで引いたことで宣言したり、手札交換で戻すカードに仕込むことで次のドローステップに狙ってビビッドローを発動させたりできる。

「[[呪文を唱えた時]]」に[[誘発]]する[[能力]]で[[山札]]のカードを[[踏み倒す]]カードは《ブレイン・ストーム》からタイムラグなく仕込んだカードを踏み倒せるため、二重に相性が良い。[[《遣宮使 ネオンクス/ネオ・ブレイン》]]や[[《緑知銀 ダッカル》]]が該当し、後者は[[十王篇環境]]で[[トップメタ]]にもなっている。
他にも[[連鎖]]、[[ガチンコ・ジャッジ]]、[[《蒼神龍スペル・グレートブルー》]]など、相性の良い[[コンセプト]]は挙げればキリがない。

後にほぼ[[上位互換]]となる[[《マジック・A・セミプーロ/♪閑かさや とにかくブレイン 蝉ミンミン》]]が登場したが、0枚ドローを選択することで[[山札回復]]になる[[差別化]]点が考慮され、[[殿堂ゼロデュエル]]の[[【ダッカルパラノーマル】]]などではこちらが優先採用される。
[[《「絶対の楯騎士」》]]の[[タイタントリガー]]が[[強制]]で[[山札]]を2枚減らしてしまうので、微量でも[[山札回復]]があるとないとでは雑殴りプランの取りやすさが大きく変わってくる。

**環境において [#i6260643]
当初は[[《ヴォルグ・サンダー》]]が猛威を振るっていて使いづらかった。仕込んでも山札破壊で妨害されるし、呪文という時点で山札破壊の枚数増加に利用されてしまう。

[[エピソード3環境]]になると[[【ヒラメキドレーン】]]で[[《デビル・ドレーン》]]を始めとする[[コンボ]]パーツを引っ張り込むための[[手札交換]]として需要が高まった。不要牌が[[山札の上]]に置かれる点に関しても、[[《デビル・ドレーン》]]での5枚手札補充である程度ケアできた。

[[【ミラクルとミステリーの扉】]]系統が存在していた当時、その補助として使われることもあった。

[[ドラゴン・サーガ環境]]では[[【転生サイクリカ】]]の初動として使われた。

[[双極篇環境]]では[[【ネオンクスデリート】]]に、[[十王篇環境]]では[[【ダッカルパラノーマル】]]や[[【白青赤ドラグナー】]]に投入され、それぞれ活躍。

[[王来篇環境]]では[[オリジナル]]の[[【白青ギャラクシールド】]]に使われる場合があった。

**メディアでの活躍 [#u685587e]
-漫画「Duel Masters Rev.」では[[未来>虹矢 未来]]が那須霊禅戦で2枚使用。1枚目は[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]を手札に加えた。次のターン2枚目で[[《インビンシブル・フォートレス》]]を[[山札の上]]に仕込み、[[《紺碧術者 フューチャー》]]での[[コスト踏み倒し]]に繋げた。

-アニメ「ビクトリーV」では[[べんちゃん]]が[[段田 断]]戦で使用。[[重量級]]の[[《アクア・インテリジェンス 3rd G》]]を仕込み、[[ガチンコ・ジャッジ]]に勝利した。
--この戦法は[[DMR-05]]版の[[フレーバーテキスト]]でも示唆されている。

-アニメ「ビクトリーV3」では[[べんちゃん]]が[[プラマイ 零]]戦で使用。

-アニメ「VS」では[[べんちゃん]]が[[ルシファー]]戦で使用。[[《ブレイン・チャージャー》]]と組み合わせて[[《龍素王 Q.E.D.》]]の龍解に繋げた。

**その他 [#g5b1a64b]
-「ブレイン・ストーム(Brain storm)」とは『 突然思い浮かぶ妙案・閃き 』を指す言葉である。

-[[Magic:The Gathering]]には[[《渦まく知識/Brainstorm》>http://mtgwiki.com/wiki/%E6%B8%A6%E3%81%BE%E3%81%8F%E7%9F%A5%E8%AD%98/Brainstorm]]という英語の読みが同じカードがある。能力も似ており、あちらは引く枚数が選べないかわりにコスト1軽い。

-[[DMEX-18]]では本家《渦まく知識/Brainstorm》を再現した[[Magic:The Gathering]]コラボ仕様で[[再録]]した。
[[切札 勝舞]]がMtGをしていた頃に合わせて、[[イラスト]]と[[フレーバーテキスト]]が「[[アイスエイジ>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%B8]]」版のそれになっている(([[射場本正巳]]氏の[[ツイート>https://twitter.com/syaba3/status/1488825664794857476]]))。

-収録弾によってテキストが微妙に変化している。
[[DMX-22]]以降[[DMEX-17]]以前のテキスト
|カードを3枚まで引き、その後、自分の手札を2枚、好きな順序で自分の山札の上に置く。|

-[[DMEX-02]]の新規イラスト呪文において唯一[[イラストレーター]]の名前が[[otumami]]氏一人の[[カード]]。これは「新世界地図」のイラストとこの[[カード]]が収録されているパックの[[メインカード>《怒りの赤髭 ゴセントラス/目覚めし鋼牙のブレイン》]]のイラストを[[otumami]]氏が担当しているためである。
--なお、[[DMEX-02]]版は[[フレーバーテキスト]]に「魚人覇王団に変わる新勢力」とあるが「魚人覇王団に''代わる''新勢力」の誤字である。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では[[DMPP-18]]で実装。[[ドロー]]が3枚固定になった。

**関連カード [#t37b57a8]
-[[《封魔秘宝アバランバ》]]
-[[《ブレイン・ブック》]]
-[[《オンセン・ボイラー》]]
-[[《マジック・A・セミプーロ/♪閑かさや とにかくブレイン 蝉ミンミン》]]

-イラストの本が描かれているカード
--[[《アクア・インテリジェンス 3rd G》]]
--[[《エクストリーム・ブレイン》]]
--[[《エターナル・ブレイン》]]
--[[《ブレイン・タイフーン》]]
--[[《超魔導書グリモア第I章》]]
--[[《パルプ・ブレイン》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《雅役者 マチネソワレ》]] (P49/Y20)
--[[《子役者 ショニチラクビ》]] (P49/Y20)
--[[《珊瑚妖精キユリ》]] (P49/Y20)
--[[《貝獣 フジッツ》]] (P49/Y20)
--[[《愛されし者 イルカイル》]] (P49/Y20)

**[[フレーバーテキスト]] [#s77a0291]
-[[DMR-05]](通常版)、[[DMPP-18]](通常版)&br;'''[[ガチンコ勝負>ガチンコ・ジャッジ]]だからと言って、体力だけじゃ決まらない。知で知を洗う頭脳戦もある。'''
-[[DMR-05]]([[MODE→CHANGE]])[[DMPP-18]]([[MODE→CHANGE]])&br;'''すべての儀式の基本となるのは、知識と準備だ。儀式をスムーズに進める為には両方を同時に準備しなければならない。――『[[儀式大全]]』第1巻第3ページ'''
-[[DMX-16]]、[[DMPB-04]]&br;'''未来を知ることで、一手先を読むことができる。まぁ、でもそれは知識の使い方が下手な奴の場合だけどね。 ---[[アクア・メディアクリエイター>《電脳 メディクリ-1》]]'''
-[[DMX-22]]&br;'''数字がすべてを支配する。 ---[[ベンちゃん>べんちゃん]]'''
-[[DMEX-02]]&br;'''他[[文明]]と関わりを持たず、密かに魔術や[[ブレイン]]の研究を進めている[[水文明]]。最近、魚人覇王団に変わる新勢力が生まれようとしている。'''
-[[DMEX-17]]&br;'''光文明と闇文明。そのふたつの文明を軸としたデッキが長く環境を支配した。[[キング・アルカディアス>《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]が登場し、そして[[パーフェクト・ギャラクシー>《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]が登場したことで、その支配は決定的なものとなった。 —「デュエキング烈伝」銀河の章'''
-[[DMEX-18]]&br;'''その一撃でわたしはよろめいた。と、その時突然、何をするべきかはっきり理解できた。数瞬のうちに勝利はわたしのものになっていた。 -[[キイェルドーの王室魔道師、グスザ・エバスドッター>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC/Gustha_Ebbasdotter]]'''
-[[ガム]](P78/Y13)&br;'''次のドローは確率100%!勝利の方程式完成!これより証明を……いや、証明を超えた超証明を開始する! ---[[ベンちゃん>べんちゃん]]'''
-[[プロモ>プロモーション・カード (第16期〜第20期)]](P49/Y20)&br;'''[[チームウェイブ]]と[[美孔麗王国]]の戦いでは最新情報が勝負を分けた! そう、情報満載の雑誌を手に入れるかどうかが重要なのだ!'''
-[[プライズ]]&br;'''[[ポプ子>《アポカリプス・デイ》]]「それでねーピピ美ちゃん!目の前でチーターが、BANされちゃってー」&br;[[ピピ美>《アクア・サーファー》]]「・・・・・・うふふ♪ポプ子ちゃんは今日も元気ね♪」&br;ポプ子「えへへ~♪・・・・・・あっそうだ!」&br;ピピ美「?」&br;ポプ子「私、デュエマがやりたい!」&br;ピピ美「わぁっ、さりげない自然な導入ね♪流石、ポプ子ちゃん!」'''

**収録セット [#ccbcfd16]
***[[デュエル・マスターズ]] [#k750b197]
-illus.[[IronPot]]
--[[DMR-05 「エピソード2 ゴールデン・エイジ」>DMR-05]](88/110)(88m/110)
--[[DMX-16 「超王道戦略ファンタジスタ12」>DMX-16]](35/84)
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](28b/???)([[ヒーローズ・カード]])
--[[DMEX-17 「20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX」>DMEX-17]](117/138)
-illus.[[otumami]]
--[[DMEX-02 「デュエマクエスト・パック 〜伝説の最強戦略12〜」>DMEX-02]](76/84)
-illus.[[Christopher Rush]]
--[[DMEX-18 「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ>DMEX-18]](58/75)
-illus.[[IronPot]]/[[Yosuke Yabumoto]]
--[[デュエルマスターズ ガム>ガム]](P78/Y13)
-illus.[[Tobimaru Konatsu]]
--[[プロモーション・カード]](P49/Y20)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#sf263923]
-illus.[[IronPot]]
--[[DMPP-18 「ゴールデン・ビクトリー -天頂開戦-」>DMPP-18]]
-illus.[[IronPot]]/[[Yosuke Yabumoto]]
--[[DMPB-04 「LEGEND OF PLAY'S 2024」>DMPB-04]]
-illus.[[大川ぶくぶ]](イラスト)[[六面堂]](仕上げ)
--[[プライズ]]

**参考 [#reference]
-[[ドロー]]
-[[山札操作]]
-[[山札回復]]

-[[ブレイン]]

-[[MODE→CHANGE]]
-[[ヒーローズ・カード]]

&tag(呪文,水文明,青単,単色,コスト2,ドロー,手札交換,山札操作,ブレイン,・,C,コモン,Iron Pot,otumami,Christopher Rush,Yosuke Yabumoto,Tobimaru Konatsu,MTG,呪文 (デュエプレ),水文明 (デュエプレ),青単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト2 (デュエプレ),ドロー (デュエプレ),手札交換 (デュエプレ),山札操作 (デュエプレ),・ (デュエプレ),C (デュエプレ),コモン (デュエプレ),PR (デュエプレ),プライズ (デュエプレ),Iron Pot (デュエプレ),Yosuke Yabumoto (デュエプレ),大川ぶくぶ (デュエプレ),六面堂 (デュエプレ));
&tag(呪文,水文明,青単,単色,コスト2,ドロー,手札交換,山札操作,ブレイン,・,C,コモン,MODE→CHANGE,Iron Pot,otumami,Christopher Rush,Yosuke Yabumoto,Tobimaru Konatsu,MTG,呪文 (デュエプレ),水文明 (デュエプレ),青単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト2 (デュエプレ),ドロー (デュエプレ),手札交換 (デュエプレ),山札操作 (デュエプレ),・ (デュエプレ),C (デュエプレ),コモン (デュエプレ),PR (デュエプレ),プライズ (デュエプレ),MODE→CHANGE (デュエプレ),Iron Pot (デュエプレ),Yosuke Yabumoto (デュエプレ),大川ぶくぶ (デュエプレ),六面堂 (デュエプレ));