#author("2025-09-26T19:14:22+09:00","","")
#author("2025-09-27T10:43:03+09:00","","")
*《スチーム・ハエタタキ》 [#top]

|スチーム・ハエタタキ C 火文明 (1)|
|呪文|
|相手のパワー4000以下のクリーチャーを1体破壊する。|

[[DMRP-02]]で登場した[[火]]の[[呪文]]。

わずか''1[[マナ]]''で4000[[火力]]が撃てる、[[新章デュエル・マスターズ]]の[[インフレ]]を象徴する1枚。
[[《デコピン・クラッシュ》]][[《クリムゾン・ハンマー》]][[《ピコット・ミサイル》]]などの軽量[[火力]]呪文を一斉に[[下位互換]]にした。

序盤の[[システムクリーチャー]]程度なら[[アンタッチャブル]]を除いて大抵[[除去]]できる。というより、[[非進化]][[クリーチャー]]であればコスト4以下は粗方このカード1枚で[[焼け]]る。
序盤の[[システムクリーチャー]]程度なら[[アンタッチャブル]]を除いて大抵[[除去]]できる。というより、[[非進化]][[クリーチャー]]であればコスト4以下は粗方このカード1枚で[[焼ける>焼く]]。
その[[軽さ]]ゆえに[[コスト加重]]にもある程度強く、[[《タイム3 シド》]]を立てられても3マナで焼ける。
[[ディスアドバンテージ]]なしに[[手札]]を減らせるため、[[G・G・G]]との相性も良い。

[[コスト論]]を遥かに逸脱した[[スペック]]だが、これでもなお[[環境]]を揺るがすには至らなかったことは、[[火力]]しか持たないカードの優位性の低下を物語っている。

そもそも、こちらが[[後攻]]で相手が1ターン目にクリーチャーを召喚した時という限定的な状況でしか1ターン目にこの呪文を唱えることは意味はなく、そのような状況でも1ターン目にこの呪文が手札に来る確率は[[4枚積み]]でも半分に満たない。
大抵は2ターン目以降に他のカードを使って余った[[マナ]]で使うことになるが、手札消費が激しく[[デッキスペース]]も圧迫するため、1枚で除去とそれ以外の役割を持てるカードに[[汎用性]]で大きく劣る。

[[DMRP-05]]ではコスト1上がったかわりにクリーチャー側が付いた[[《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》]]、[[DMRP-08]]では火力が1000下がったかわりに[[S・トリガー]]と[[スマッシュ・バースト]]持ちのクリーチャー側が付いた[[《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》]]、[[DMRP-12]]ではコスト1上がったかわりに[[コスト踏み倒し]]手段が付いた[[《轟怒プレスユー》]]が登場。
また、この[[カード]]の登場以降も[[《勇愛の天秤》]]が相変わらず優先されていた。火力の範囲がこちらより狭いものの、状況に応じて[[手札交換]]、[[ドロー]]、[[旧式マッドネス>マッドネス#old]]の利用などに役立った。

[[類似カード]]が増えてからも[[ボードアドバンテージ]]を得ることに関しては引けを取らず、[[上位互換]]も登場しなかった。
しかし、[[《メッチャ映えタタキ》]][[《完璧妖精ビスカX/「燃え燃えズッキュン!」》]]など、[[非クリーチャー]]も焼けるカードが後に登場。単純な除去としての立場も怪しくなっている。

[[《ドアノッカ=ノアドッカ/「…開けるか?」》]]は単体の除去範囲は4000[[火力]]と同じだが、このカードより遥かにメジャーであり、大型大会でも結果を残している。このカードも[[ツインパクト]]や[[S・トリガー]]だったなら運用の幅が広がっていただろう。

**環境において [#meta_game]
後述する[[《とこしえの超人》]]が登場するまで、[[環境]]で使われた実績は数える程しかない。

[[新章デュエル・マスターズ環境]]の[[【赤青ブランド】]]は[[《プラチナ・ワルスラS》]]+αの[[ウィニー]]で[[ビートダウン]]すればコスト踏み倒しメタには邪魔されず[[ダイレクトアタック]]まで持って行けたため、採用を見送るケースが多かった。

[[地雷]]レベルだが[[【成長ドギラゴン剣】]]で[[不正]][[メタ]]の対策に使われることはあった。

[[双極篇]]になって[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]が登場すると、[[手札]]の減らない汎用[[除去]]としてあちらが好まれるようになった。ただし、初期型の[[【赤単ブランド】]]ではわずかなコストで[[《制御の翼 オリオティス》]]や[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]を焼ける手段として採用されており、この[[カード]]のおかげで[[デッキ]]に死角がなくなっていた。

[[【赤単“轟轟轟”ブランド】>【“轟轟轟”ブランド】]]の現役時代はそちらでも使われることはあったが、当時としてはこれで[[コスト踏み倒しメタ]]対策をしなくとも[[《ドリル・スコール》]]で相手を縛りながら[[コスト]]1[[ウィニー]]で[[ビートダウン]]することで十分何とかなった。

[[DMRP-17]]では[[《とこしえの超人》]]が登場。最少コストでそちらを除去できるという個性を手に入れた。
[[アドバンス]]では[[銀の弾丸]]として[[【連ドラグナー】]]に採用され、[[CS]]上位入賞も報告された。

**その他 [#others]
-[[《爆炎シューター マッカラン》]]が自分の[[マナゾーン]]に[[火]]の[[カード]]を3枚以上必要とする上に[[コスト]]3であることを考えるとその凄さが分かるだろう。ただし、あちらには4000未満を対象にした場合は[[クリーチャー]]が残る、[[呪文メタ]]に引っかからない、[[革命0トリガー]]で捲って[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の[[進化元]]にすれば《ボルシャック・ドギラゴン》の分と合わせて[[効果バトル]]を2回[[トリガー]]することができるなど、いくつかの利点があるため一概にどちらが優れているかは甲乙付け難い。

-[[効果バトル]]付きのクリーチャーとしては後に[[《轟神ボボボロック》]]も登場している。

-[[コスト]]1[[呪文]]のため[[《天雷王機ジョバンニX世》]]があれば[[回収]]して延々と4000[[火力]]を放てる。そちらが[[プレミアム殿堂]]だからこそ登場を許されたと言えるかもしれない。
--[[殿堂ゼロデュエル]]ではそうした[[コスト踏み倒しメタ]]対策として[[【ジョバンニスコール】]]を中心にそこそこ使われる。

-[[《ボルガッシュ・ドラゴン》]]もハエタタキで潰せてしまう。いくら過去の[[カード]]とはいえ、ハエタタキで[[T・ブレイカー]]持ちの[[ドラゴン]]が潰せるのは衝撃的である。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では[[DMPP-32]]で実装された。

**関連カード [#related]
-[[《スーパースチーム・ハエコロリ》]]
-[[《メッチャ映えタタキ》]]
-[[《ハエタタ・チュリス》]]

-イラストに描かれているクリーチャー
--[[《ダチッコ・チュリス》]](P75/Y19)

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMRP-02]]、[[DMPP-32]]&br;'''どんな敵でも蒸気の力でバチーンと一撃!もちろん、この網の大きさに入る敵ならね!'''
-[[SpDeck6>デュエマGR爆速スタート52枚デッキセット]]&br;'''余った1[[マナ]]で相手の[[クリーチャー]]を倒せるニクいヤツ!相手の数を減らしていくのも勝利の方程式だぞ。'''
-[[カードグミ3]]&br;'''[[マジでボンバーな力>マジボンバー]]、見せてやるぜ! -[[ボルツ]]&[[ダチッコ・チュリス>《ダチッコ・チュリス》]]'''

**収録セット [#pack]
***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[500siki]]
--[[DMRP-02 「デュエル・マスターズ 新2弾 マジでB・A・Dなラビリンス!!」>DMRP-02]](86/93)
--[[デュエマGR爆速スタート52枚デッキセット]](15/15)
-illua.[[500siki]]/[[YASUYUKI NODA]]
--[[デュエル・マスターズ カードグミ3>カードグミ3]](P75/Y19)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
-illus.[[500siki]]
--[[DMPP-32 「正義の煌龍 -JUSTICE OF EXPLOSION!!-」>DMPP-32]]

**参考 [#reference]
-[[火力]]

&tag(呪文,火文明,赤単,単色,コスト1,火力,単体火力,パワー4000以下,除去,単体除去,破壊,単体破壊,・,C,コモン,500siki,YASUYUKI NODA,十王篇ブロック,呪文 (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),赤単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト1 (デュエプレ),火力 (デュエプレ),単体火力 (デュエプレ),パワー4000以下 (デュエプレ),除去 (デュエプレ),単体除去 (デュエプレ),破壊 (デュエプレ),単体破壊 (デュエプレ),・ (デュエプレ),C (デュエプレ),コモン (デュエプレ),500siki (デュエプレ));