#author("2024-10-12T03:15:12+09:00","","")
#author("2024-10-20T00:17:11+09:00","","")
*《クリスタル・メモリー》 [#d318ce50]

|クリスタル・メモリー R 水文明 (4)|
|呪文|
|''S・トリガー''|
|S・トリガー|
|自分の山札を見る。その中からカードを1枚選び、自分の手札に加える。その後、山札をシャッフルする。|

[[DM-01]]で登場した[[水]]の[[呪文]]。

[[山札]]から好きな[[カード]]を1枚[[手札]]に加えることができる。

初期の頃から様々な[[デッキ]]で使われている、初代[[サーチ]][[呪文]]。
対象に指定がないため、[[クリーチャー]]と[[呪文]]は勿論、後に登場した[[クロスギア]]や[[城]]、[[D2フィールド]]や[[オレガ・オーラ]]も問題なく[[サーチ]]可能。

[[クリーチャー]]限定の[[《ディメンジョン・ゲート》]]、[[呪文]]限定の[[《ロジック・キューブ》]]が存在するが、各[[カード]]の[[文明]]や[[特性]]を理解した上で使用したい。
他の多くの[[サーチ]][[カード]]と異なり、[[手札]]に加える[[カード]]を相手に見せなくてよいという利点もある。

[[手札]]の量より質が重視される[[デッキ]]や、1枚差しが多い[[ハイランダー]]気味の[[デッキ]]でよく使われる。
この[[カード]]を入れておくだけで[[殿堂入り]][[カード]]が[[サーチ]]しやすくなる。

[[《エナジー・ライト》]]などと違って[[手札]]の枚数は増えないため、相性のいい[[デッキ]]に投入したい。

[[上位互換]]として、[[DMRP-08]]で[[ツインパクト化]]した[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]が存在する。
基本的には[[クリーチャー]]としても使えるそちらの方が有利ではあるが、[[デッキ]]によっては単なる[[呪文]]であるこちらが優先されることも考えられるため、完全にお役御免という訳ではない。

**ルール [#sfd5a72e]
-[[ルール]]変更により[[非公開ゾーン]]の[[カード]]を扱う[[効果]]は[[テキスト]]上[[強制]]であっても実質[[任意]]として扱えるようになったが、例外的にこの[[カード]]は[[山札]]の中の「[[カード]]」を扱う都合上、[[山札]]を見るだけで手札に加えないことはできない。探す[[カード]]の内容が問われないため、[[山札]]の中に[[カード]]があることは相手にも明白な情報であるからである。滅多にない状況ではあるが、[[山札]]が少ない時に[[強制]]的に唱えなければならない時には注意。

**環境において [#nd028da4]
[[デュエル・マスターズ]]最初期から存在するカードだが、当初は他の[[カード]]が優先されることが多かった。
[[《アストラル・リーフ》]]や[[《サイバー・ブレイン》]]が無制限であった[[基本セット環境]]~[[闘魂編環境]]では溢れるほどの[[手札]]が手に入ったため[[手札]]の質の向上は軽視されていたのである。
[[聖拳編環境]]では[[《アクアン》]]がよく使われ始め、[[転生編]]あたりまでは[[殿堂入り]][[カード]]もそれほど多くなく、評価は便利な[[カード]]止まりであった。一応[[銀の弾丸]]が多めの型の[[【除去ボルバル】]]系統で採用されることはあった。

//ところが、[[《ヘル・スラッシュ》]]の[[殿堂入り]]以降はそれを使いたいがために積極採用され、以降そちらが[[プレミアム殿堂]]に指定されるまで[[ライブラリアウト]]系統でテンプレパーツとして使用された。
//除去コントロールならクリーチャーをサーチする必要が薄いため軽くてアクアンで落ちない《ロジック・キューブ》のほうが遥かに使いやすくテンプレではない。

評価が大きく向上したのは[[戦国編]]終盤で[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]が登場した以降である。あちらでこの[[カード]]を唱えれば[[《シンカイサーチャー》]]のように使える上、元々《アマテラス》入りのデッキは軽い呪文を複数積んで[[銀の弾丸]]戦法を取られやすいため相性は抜群だった。
また、[[ハイランダー]]構築に向かった[[【ボルメテウスコントロール】]]でも採用された。

[[エピソード1]]では[[《ドンドン吸い込むナウ》]]が登場。[[文明]]の縛りはあるが盤面に触れられる点は大きく、採用枠をあちらに譲るデッキも少なくはなかった。

[[エピソード2]]で[[【ターボゼニス】]]が台頭すると採用される機会も増した。
以降も、[[【天門ループ】]]や[[【ラララオプティマス】]]のような特定パーツを集める必要のある[[ループ]]系デッキには積極採用された。

[[双極篇]]では[[ツインパクト化]]した[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]が登場したため、汎用性の点で大きく勝るそちらに万能[[サーチ]]の座を譲ることとなった。

しかし、役割が完全に失われたわけではない。[[ツインパクト]]版登場後、[[超天篇環境]]で使われる[[【ウォズレックバジュラズテラ】]]に、[[クリーチャー]]面が邪魔にならないという理由で投入された。

[[DMRP-15]]期には[[シールド]]の中身を確認しつつピンポイントで必要パーツを1枚[[山札]]から[[回収]]するための札として[[【ライベルモットループ】]]に投入されるようになった。メジャーな[[《サイバー・I・チョイス》]]型では一切攻撃する必要がない都合上、[[ツインパクト]]版を採用してもクリーチャー面は使わないに等しいため、むしろ[[《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]などに引っかからないこちらの方が優秀である。

[[【青赤マジック】]]が登場すると、[[山札圧縮]]として[[1枚積み]]されるケースが中には見られるように。この時期は[[ツインパクト]]ではないメリットに[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]対策になる点がある。[[【青赤マジック】]]で手札の構成が《クリスタル・メモリー》含めて呪文のみの状態なら1枚もハンデスされずに済むが、[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]を持っていたらクリーチャーとしてハンデスされてしまう。

**その他 [#wa7f6c96]
-他の[[カード]]との組み合わせでは[[防御札]]としても使える。[[S・トリガー]]で出た場合、[[《光牙忍ハヤブサマル》]]や[[《威牙の幻ハンゾウ》]]や[[《轟牙忍 ハヤブサリュウ》]]や[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]などの[[シノビ]]を[[サーチ]]し、[[ニンジャ・ストライク]]で[[ダイレクトアタック]]を防ぐという使い方もある。

-この[[カード]]の[[効果]]を内蔵した[[クリーチャー]]として[[《ルナ・ブライトホーク》]]と[[《シンカイサーチャー》]]が存在する。[[クリーチャー]]のため[[バトルゾーン]]に残るのは利点だが、本家に比べると[[コスト]]が大幅に増える。[[デッキ]]の性質で選ぶと良いだろう。

-この[[カード]]そのものを内蔵した[[ツインパクト]]として[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]が存在する。あちらにしかない利点として、
・[[場>バトルゾーン]]に残ることができれば延々と[[スマッシュ・バースト]]で唱え続けられる点
・[[ウィニー]]としての最低限の働きが期待できる点
・[[《賢者の紋章》]]などの条件を満たしやすい点
が挙げられ、事実上の[[完全上位互換]]とみなされることもある。&br;ただしあちらは[[クリーチャー]][[特性]]を持つため、[[【悠久弾幕】]]や[[【アカシック・サード】]]などの[[コンボデッキ]]や、[[《クイーン・アマテラス》]]などといった[[カード]]との相性では旧来の《クリスタル・メモリー》の方が勝る。&br;[[ツインパクト]]への[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]の影響を受けないことも利点となり、特にコスト3である事が災いして[[《ウォズレックの審問》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]に引っかかることを重く見るデッキにはこちらが優位である。

-[[水]]の4[[コスト]][[S・トリガー]][[サーチ]][[呪文]]としては、[[《ドンドン吸い込むナウ》]]らと枠を競合することになる。「ドンドン〜」は[[バウンス]]ができるのが強力だが、[[サーチ]]能力としてはこちらの方が上であり、[[ループ]]に必要なパーツを[[手札]]に持ってきやすい。特に[[殿堂入り]]しているパーツを引き寄せやすくするのが大きく、[[《ディメンジョン・ゲート》]]らと同様に[[《奇跡の精霊ミルザム》]][[殿堂]]後の[[【天門ループ】]]成立に大きく貢献した。[[デッキカラー]]も問わないので、戦術にあった[[カード]]を選択するとよいだろう。

-[[DM-01]]に収録された[[カード]]の中では最強であるという評価もある。確かに[[カード]]指定[[サーチ]]なので新しい[[カードタイプ]]が登場しても腐りにくく、[[S・トリガー]]も付いているので[[【速攻】]]にもある程度有利である。

-[[DM-01]]での登場から、8年近い歳月を経てついに[[DMC-61]]で[[再録]]。その後もたびたび[[再録]]されるようになり、新規[[プレイヤー]]にも手に入れやすくなった。

-[[DM-01]]に収録されたものには、印刷ミスなのか[[マナコスト]]の部分に何かうっすらと写っている。

-漫画『デュエル・マスターズ WIN』のコロコロコミック2023年4月号掲載話では[[ウガタ]]が[[霞ヶ関 ファルゴ]]戦で使用。効果で[[《スローリー・チェーン》]]を手札に加えた。

-アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編]]』でも第4話で漫画版と同様に[[ウガタ]]が[[斬札 ウィン]]戦で使用。
ウガタはこのカードに代表される[[サーチ]]カードを核とした[[銀の弾丸]]戦術を得意としているようだ。
[[《龍素記号wD サイクルペディア》]]の[[能力]]で2回唱えられ、[[《S・S・S》]]と[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]を手札に加えた。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#z9041e63]

|クリスタル・メモリー R 水文明 (4)|
|呪文|
|S・トリガー|
|数字を1つ選ぶ。自分の山札から、その数字と同じコストを持つカードを超探索し、1枚を手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。|
[[DMPX-01]]で登場。

デュエプレ共通の変更により、探索系で山札を探すが、事前に探したいカードのコストを[[数字選択]]し、そのコストのカードを[[超探索]]で探すため、【ガチロボ】などのコスト統一デッキや[[ハイランダー]]でもない限りは実質的に確定サーチが可能。

[[ゴッド・カード]]を探したい場合は「コスト0」を指定すれば良い。

[[DP殿堂]]のカードの2枚目以降として役立つが、対象のコストが1種類だと[[盾落ち]]で[[《偉大なる無駄》]]になる可能性があるのは弱点。例えば数字の13を[[超探索]]しようとしたら、[[《インビンシブル・テクノロジー》]]が山札に残っていなくて単に手札を浪費しただけで終わってしまう。同じコストをバラけさせての不発対策も数字によっては困難。
またその場合、宣言したと推測できるコストのカードが山札に存在せずおそらく[[盾落ち]]しているだろうことが相手に見透かされてしまう点も課題。

-TCGでは唱えたら[[強制]]で必ず1枚手札に加えるテキストだったが、こちらは万一[[超探索]]で望みのカードがヒットしなかった場合を考慮してか、手札に加える部分が[[任意]]になっている。

//TCG版で「カード」を非公開のままサーチ&キャッチするが、入手が任意なものもある。デュエプレでも共通だが《オリジナル・ブレイン》。

-宣言したコストや加えるカードは相手プレイヤーに非公開である((https://dmps.takaratomy.co.jp/faq-cardrule/no-655))。
--TCGでも任意のカードを手札に加えられる都合、相手に非公開で加えるため、それを踏襲していると思われる。

**関連カード [#wb28aceb]
-[[《ルナ・ブライトホーク》]]
-[[《シンカイサーチャー》]]
-[[《封魔デミゴルン》]]
-[[《超神龍バタル・ネプタラス》]]
-[[《マニフェスト <リーフ.Star>》]]

-[[ツインパクト]]
--[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]

-この[[カード]]に描かれている[[クリーチャー]]
--[[《ボルシャック・ドラゴン》]]([[DMEX-01]])
--[[《悪魔神バロム》]]([[DMEX-01]])
--[[《聖霊王アルカディアス》]]([[DMEX-01]])
--[[《潜水兎 ウミラビット》]]([[DMEX-02]])
--[[《超宮兵 マノミ》]]([[DMEX-02]])

**[[フレーバーテキスト]] [#b1df8131]
-[[DMX-14]]&br;'''自由自在に選べば、攻めも守りも100点満点!'''
-[[DMD-24]]&br;'''記憶は儚く、脆いもの。だが、その積み重ねが人生となる。'''
-[[DMEX-01]]&br;'''[[切り札]]と、その使い手の思い出は、いつまでも光り輝いている。'''
-[[DMEX-02]]&br;'''たまに[[クリーチャー]]世界に現れる3人組。[[ウサギ団]]と名乗る彼らが探すのは、遺跡でも財宝でもなく……レア[[カード]]。'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P42/Y15)&br;'''GPでの素晴らしき激闘に、拍手!'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P45/Y15)&br;'''戦いの記憶がココに。'''
-[[DMPX-01]]&br;'''記憶は儚く、脆いもの。だが、その積み重ねがクロニクルとなる。'''
-[[DMPX-01]](PLAY'S CHARACTER CARD)&br;'''「これが私の!かんっぺきな龍程式です!」「なるほど、興味深いな」「マスター……」――[[水の守護者 カイト>カイト]]&[[キリコ]]&[[Q.E.D.]]'''

**収録セット [#r0f553ef]
***[[デュエル・マスターズ]] [#v7e08fda]
-illus.[[Ryoya Yuki]]
--[[DM-01 第1弾>DM-01]](22/110)
--[[DMC-61 「コロコロ・ドリーム・パック4(エターナル・ヘヴン)」>DMC-61]](19/94)
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」>DMX-14]](52/54)
--[[DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」>DMD-24]](19/37)
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[プロモーション・カード]](P42/Y15)
--[[プロモーション・カード]](P45/Y15)
-illus.[[hatapug]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]](4/80)
-illus.[[Yuukoo009]]/[[otumami]]
--[[DMEX-02 「デュエマクエスト・パック 〜伝説の最強戦略12〜」>DMEX-02]](81/84)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
-illus.[[Ryoya Yuki]]
--[[DMPX-01 「PLAY'S CHRONICLE PACK」>DMPX-01]]
-CV:[[小笠原仁]] 
-illus.[[sarmat]]
--[[DMPX-01 「PLAY'S CHRONICLE PACK」>DMPX-01]](PLAY'S CHARACTER CARD)

**参考 [#q2d882ba]
-[[S・トリガー]]
-[[山札]]
-[[見る]]
-[[カード]]
-[[サーチ]]
-[[シャッフル]]

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