#author("2023-11-05T12:39:25+09:00","","")
#author("2023-11-05T12:42:54+09:00","","")
*《ウルザの&ruby(げきど){激怒};》 [#l726a8cc]

|ウルザの激怒 R 火文明 (3)|
|呪文|
|この呪文を唱えられなくする効果を無視する。|
|相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。|
|キッカー[火(9)](この呪文を唱える時、さらに[火(9)]を支払ってもよい。そうしたら、この呪文は次のOD能力を得る)|
|OD-相手のシールドを3つ選び、持ち主の墓地に置く。|

[[DMEX-18]]で登場した[[火]]の[[呪文]]。

[[詠唱]]を[[ロック]]を[[無視]]する3000[[火力]]呪文。さらに[[キッカー]]による[[追加コスト]]で相手に3つの[[シールド焼却]]をお見舞いできる。

キッカーを使わないと、同コストの[[《ピコット・ミサイル》]]と同等の[[火力]]。[[《正義の煌き オーリリア》]]や[[《お騒がせチューザ》]]、[[《若き大長老 アプル》]]といった呪文封じをすり抜けられるのは利点だが、それら以外を仮想敵にした場合は[[《スチーム・ハエタタキ》]]などの壁が厚い。
また、[[《音奏 プーンギ》]]など[[コスト加重]]系は無視の対象外で普通に重くなってしまう。

キッカーを使う前提で無いと採用は厳しいが、マナを溜め切って唱えた際はゲームの去就を左右するだけの威力を発揮出来る。詠唱コストを十全に支払う場合、合計12マナで3000[[火力]]と3つの[[シールド焼却]]が発生するので、[[手打ち]]で唱えることを想定するなら[[《インビンシブル・フォートレス》]]の[[上位互換]]となる。
しかし、《インビンシブル・フォートレス》と違って踏み倒しで使っても焼却効果は得られない。《インビンシブル・フォートレス》は[[コスト踏み倒し]]で使われることが前提だったこと考えると、バカ正直に12マナを支払って使う必要があるこの呪文は《インビンシブル・フォートレス》の[[上位互換]]と言うには程遠い。
しかし、《インビンシブル・フォートレス》と違って踏み倒しで使っても焼却効果は得られない。《インビンシブル・フォートレス》は[[コスト踏み倒し]]で使われることが前提だったこと考えると、大量のマナを支払って使う必要があるこの呪文は《インビンシブル・フォートレス》の[[上位互換]]と言うには程遠い。

序盤と終盤で使い分けが利くのはデッキ圧縮としても貢献できるが、序盤の[[火力]]呪文として見ても、終盤のシールド焼却呪文としても[[コストパフォーマンス]]に難がある。
序盤と終盤で使い分けが利くのはデッキ圧縮としても貢献できるが、序盤の[[火力]]呪文として見ても、終盤のシールド焼却呪文として見ても[[コストパフォーマンス]]に難がある。

**ルール [#ne8c4a54]
-[[《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》]]などで[[コスト踏み倒し]]したら、キッカー[火(9)]の支払うタイミングがなくなってしまい、[[シールド焼却]]も発生しない。

-キッカーを使ったのに[[シールド焼却]]したくない場面があるかどうかは疑問だが、《ウルザの激怒》は相手のシールドが2つ以下ならすべて、それ以外なら必ずシールドを3つ選び墓地に置かなければならない。誤差レベルだが、[[《インビンシブル・フォートレス》]]は3つより少ない数も選ぶことができた。

-[[呪文ロック]]を貫通するテキストが[[《音響の精霊ルルフーラ》]]と異なり「この呪文を唱えられなくする''効果''を無視する。」と書かれており、ルール上はこちらが正しい。かつての《卍 新世壊 卍》のテキストでも同様で、それらの不備については[[こちら>《卍 新世壊 卍》#z55b1b6a]]を参照。

**その他 [#r5d9c8f2]
-元ネタは[[Magic:The Gathering]]のソーサリー、[[《ウルザの激怒/Urza's Rage》>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B6%E3%81%AE%E6%BF%80%E6%80%92/Urza%27s_Rage]]。[[デュエル・マスターズ]]がMtGを扱っていた時代に[[切札 勝舞]]が使用した。

--MtGのそちらと比較すると、[[自己置換効果]]だったあちらから、単体[[除去]]と[[シールド焼却]]を同時に使用できるようになっている。その代わりに通常時の[[火力]]が[[クリーチャー]]限定に、[[キッカー]]火力がプレイヤー限定になってしまった。
また、イラストはデュエマオリジナルのものが使用されている。MTGでは[[プレインズ・ウォーカー]]である[[ウルザ>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC/Planeswalker]]の放つ魔法が描かれていたが、このイラストが自然災害なのか何者かの魔法なのかは不明。

-漫画デュエルマスターズでは[[邪藩 牛次郎]]との戦いで使用。このカードを巡る攻防はMtG時代の名勝負といわれている。

-[[呪文ロック]]を貫通する能力は、元ネタの「この呪文は打ち消されない。」を再現したものだが、皮肉にもデュエマにおける「[[打ち消し]]」ポジションの効果([[《王来文具ケシキング》]]など)が刺さるようになってしまった。

**関連カード [#i937c175]
-[[《インビンシブル・フォートレス》]]
-[[《地震》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#a654af81]
//-[[]]&br;''''''

**収録セット [#u48d6ce3]
-illus.[[Sansyu]]
--[[DMEX-18 「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」>DMEX-18]](25/75)

**参考 [#a0b17f78]
-[[無視]]
-[[火力]]
-[[キッカー]]
-[[追加コスト]]
-[[シールド焼却]]

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[[公式Q&A]]

-1つ目の効果について

>Q.「この呪文を唱えられなくする効果を無視する」とはどういう能力ですか?
A.[[《偽Re:の王 ナンバーナイン》]]の常在型能力「相手は呪文を唱えられない」や[[《ファイナル・ストップ》]]の「次の相手のターンの終わりまで、相手は呪文を唱えられない」のような継続的効果が適用されている状況でも、呪文の効果を解決できる能力です。&br;ただし[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の常在型能力「コスト5以下の呪文の効果を無視する」や[[《無限皇 ジャッキー》]]の常在型能力「相手の呪文を唱えるコストは無限のマナを必要とする」は、呪文を唱えられなくしているわけではないので無視できません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40882]](2022.02.18)

-3つ目の効果について
--[[キッカー]]も参照のこと

>Q.''《ウルザの激怒》''をコストを支払わず唱える際、「キッカー」コストを追加で支払えますか?
A.いいえ、支払えません。コストを支払わずにカードを使用する場合、追加コストを支払えません。
#region2((総合ルール 112.2c)){{
:112.2c |文明やコストの支払いが適切に完了している場合、余分にマナゾーンのカードをタップすることはできません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40880]](2022.02.18)

>Q.自分の[[《氷牙フランツI世》]]4体がバトルゾーンにいる状況で''《ウルザの激怒》''を「キッカー」コストを追加で支払って唱える際、支払うコストは4少なくなりますか?
A.はい、少なくなります。[[《氷牙フランツI世》]]が4体いる状況なら、「キッカー」を使って''《ウルザの激怒》''を唱えるのに支払うコストは8になります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40881]](2022.02.18)

&tag(呪文,火文明,赤単,単色,コスト3,唱えられなくする効果を無視する,火力,単体火力,パワー3000以下,除去,破壊,キッカー,シールド焼却,R,レア,MTG,Sansyu);