#author("2025-09-06T03:36:45+09:00","","")
#author("2025-09-06T03:41:34+09:00","","")
*《アリスの&ruby(とつげき){突撃};インタビュー》 [#top]

|アリスの突撃インタビュー VR 光/闇/火文明 (4)|
|呪文:ファイアー・バードの集い|
|''S・トリガー''|
|自分の手札を1枚捨てる。その後、コストの合計がその捨てた手札のコスト以下になるように相手のクリーチャーを2体まで選び、破壊する。捨てた手札がファイアー・バードなら、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

[[DM24-EX1]]で登場した[[光]]/[[闇]]/[[火]]の[[ファイアー・バードの集い]][[呪文]]。

[[手打ち]]で唱えた場合、一般に期待されるこの呪文の効能は、(一切[[墓地肥やし]]が済んでいない状態なら)手札からコスト4〜5の中型[[ファイアー・バード]]を捨てることでそれと同じコストで最大2体相手のクリーチャーに割り振りの[[コスト火力]]を放つ。それから今捨てたばかりの[[ファイアー・バード]]が自己完結で墓地に踏み倒し先として準備してある形となってバトルゾーンに踏み倒せるというもの。

コスト4呪文でコスト5の[[ファイアー・バード]]の早出しとして見たらマナは1しか得をしないが、《アリスの突撃インタビュー》1枚を余分に手札消費をして差し引き無料で相手の[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]や[[《キャディ・ビートル》]]といった小型2体や[[《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》]]のようなコスト4程度を1体倒しながらクリーチャーを着地させることができる。

[[破壊]]や[[ハンデス]]を食らった場合や序盤から[[墓地肥やし]]ギミックを持つ場合、[[ディスカード]]先と[[リアニメイト]]先を一致させる必要はなくなる。
例えば[[《アシスター・コッピ》]]を捨ててコスト2以下の[[コスト火力]]を放ちながら[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]をバトルゾーンに呼び戻したり、[[《ボルシャック・モルナルク》]]を捨ててコスト8以下の[[コスト火力]]とコスト5以下[[リアニメイト]]を実施するなど。

[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]や[[《カモン・ピッピー》]]など[[ファイアー・バード]]かつコスト5以下で強力なクリーチャーは踏み倒し候補になる。
ちなみに[[ディスカード]]では[[ファイアー・バード]]を捨てなければならない縛りはない。デッキとしてまとめるのが難しそうだが、[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]のような極端な高コストを捨てれば[[《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》]]の[[下位互換]]として使うこともできる。

[[S・トリガー]]枠として考えれば、この呪文や[[メクレイド]]でアクセスしやすいクリーチャーはコスト5付近に集中すること、[[《ハッター・ルピア》]]のような[[超化獣]]の[[ハイパー化]]の素材などでも低コスト初動は必要になってきて、デッキ構築を歪めずに[[名目コスト]]の高いカードを採用するのは難易度が高い。
なので[[革命チェンジ]]や踏み倒しコンボで登場した大型フィニッシャーを止めるには力不足かもしれない。
[[文明]]は合わないが、[[《偽代助演 スケプティック》]]をS・トリガーで使えばターンスキップできる。

逆に[[《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》]]を軸としたデッキのようにコスト5以下を中心とした相手には、《アリスの突撃インタビュー》1枚で相手のクリーチャーを1体は破壊できる受け札として機能させやすいだろう。
捨てた手札はそれっきりで終わってしまう[[《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》]]とは異なり、[[ファイアー・バード]]を捨てた場合限定で墓地から何らかのクリーチャーを出せるため[[リソース]]で損はしない計算である。
もちろん捨てる用の手札と、出す用の墓地の充実は必要だが。

-[[リアニメイト]]にはコスト指定はあるが種族指定はない。[[墓地肥やし]]で[[《単騎連射 マグナム》]]のような種族度外視で採用する[[グッドスタッフ]]を墓地に確保できていればそれらを呼び出すこともできる。もちろん[[《ボルシャック・アークゼオス》]]といった[[アーマード・ファイアー・バード]]の視点で相性が良いクリーチャーと組み合わせる手も。

-[[ファイアー・バード]]は最もコストの大きい[[《翔竜提督ザークピッチ》]]と[[《ボルシャック・モルナルク》]]と[[《アリス・ルピア》]]でもコスト8である。

-[[《カラカラ・警・ルピア/「ここはお任せだッピ!」》]]は[[ファイアー・バード]]かつ初動[[手札交換]]で[[墓地肥やし]]としては優秀だが、[[名目コスト]]および呪文として唱え終わって墓地にあるカードをクリーチャーとして使い直す運用では物足りない面がある。
[[ファイアー・バード]]である[[《マジシャン・ルピア》]][[《チョイワ・ルピア》]][[《天龍神の翔天 ピラッキ》]]の[[cip]]で[[墓地肥やし]]をする場合も同様の弱点がある。

**ルール [#a8c21493]
-捨てたカードが[[ツインパクト]]だった場合は好きな方の[[コスト]]を選べる。
--[[リアニメイト]]するクリーチャーのコストを見るのは捨てたカードのコストとは一切関係ない。[[呪文]]側のコストが6以上の[[ツインパクト]]の[[ファイアー・バード]]は現時点では[[《鳳翔竜騎ソウルピアレイジ/高貴なる魂炎》]]のみが該当するが、7として参照したか5として参照したかは関係なく、墓地にあるコスト5以下のクリーチャーとしてそのまま[[リアニメイト]]できる。

-2つの追加効果はどちらも「捨てた手札」を参照しているため、捨てようとした[[カード]]が[[置換効果]]などで実際に[[墓地]]に置かれなかったら使うことができない。「破壊しようとした」だけで「破壊した」判定になる[[破壊]]と異なり、「捨てた」は実際に[[墓地]]に置かれないと捨てた判定にならないため。
[[《翔竜提督ザークピッチ》]]の場合、捨てる時に[[任意]]で[[置換効果]]を適用し[[出す]]か選び、出した時点で[[クリーチャー]][[破壊]]と[[リアニメイト]]の追加効果は破棄される。
--類似[[裁定]]のまとめは[[こちら>前提となる効果を処理し、その結果を参照して後半の効果を処理する能力]]と[[捨てる]]ページを参照。
//デュエチューブ動画にて上記の裁定で確定⇒https://www.youtube.com/watch?v=btnPD09oLIk

-相手ターン中に[[S・トリガー]]などで唱えた場合は旧式[[マッドネス]]を発動できる。
--ただし、[[《翔竜提督ザークピッチ》]]との組み合わせで捨てるかわりに出した際は、上記の裁定で相手クリーチャーを1体も倒せず[[リアニメイト]]もできない。「0ドロー選択時の[[《エマージェンシー・タイフーン》]]」相当となり、コストパフォーマンスの悪い挙動になる。
一方、[[マッドネス]]を度外視して単に割り振り[[コスト火力]]の高さと[[リアニメイト]]の追加効果の両立をする種としては相性が良い。[[《翔竜提督ザークピッチ》]]の回収やメクレイドとの関係で同じデッキに違和感なく共存できるため、状況に応じて狙いたい。
--[[《スーパー・サイチェン・ピッピー》]]とは、[[コスト火力]]は4と低めで終わってしまうが、[[置換効果]]ではない[[マッドネス]]なので捨てた手札が[[ファイアー・バード]]である情報は損なわず、加えて[[ガイアール・カイザー]]の[[名称カテゴリ]]を自分の超次元ゾーンから出す[[誘発型能力]]を使用できる。

//このカードと同じく「先に手札を捨てるがそれをマッドネスで踏み倒したら後に続く効果が失われる[[S・トリガー]]」の[[《メラメラ・チェイン》>《イルフィン・ザ・シルバー/メラメラ・チェイン》]]が[[DM24-RP2]]期現在でも[[【カウンターマッドネス】]]のパーツとして使われていることと構図は同じ。
//メラメラチェインの効果を読むと、「条件を満たせば相手ターンに自分の手札を好きなだけ捨てることが可能」と書いてあるので、1ディスカードの《アリスの突撃インタビュー》には流用できないと思われる

**環境において [#badc2731]
[[【ドギラゴン閃】]][[【暗黒王デス・フェニックス】]]などでも結果を残したが、[[【白黒赤ファイアー・バード】]]での活躍が目覚ましかった。

[[コスト踏み倒しメタ]]を処理してから[[リアニメイト]]を行えた上、[[防御札]]、[[マナ基盤]]、[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]の[[メクレイド]]のコストにしたカードの[[リアニメイト]](特に[[自壊]]して[[アタックキャンセル]]した《クイーン》自身の再利用)、展開中に副次的に溜まった[[墓地]]の[[リソース]]化と1枚に無数の役割があり、[[《ハッター・ルピア》]]の[[メクレイド]]の大当たりの1つでもあった。

[[防御札]]としても[[《アリス・ルピア》]](または[[《ボルシャック・モルナルク》]])を捨てて除去範囲を広げるか、[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]を捨てて[[ウィニー]]を破壊+[[ブロック]]で確実に1[[打点]]止めるかを状況に応じて選択でき、[[上振れ>振れ幅]]と[[汎用性]]を兼ね備えていた。
また、相手の[[コスト踏み倒しメタ]]を2体まとめて焼けた点は、[[コスト踏み倒しメタ]]と[[除去]]と[[コスト踏み倒し]]の応酬という現代デュエル・マスターズの駆け引きを否定していた。

[[【白黒赤ファイアー・バード】]][[ミラーマッチ]]では[[先攻]]が[[《ハッター・ルピア》]]で[[メクレイド]]を行う場合、このカードの対策で[[《ポッピ・冠・ラッキー》]]を優先的に召喚する[[プレイング]]が定番化した。
[[《ヴェネラック-F5》]]は[[コスト火力]]で破壊されても「相手のターン中に、このクリーチャーが離れた時」の[[フリーズ]]で踏み倒された[[スピードアタッカー]]を妨害できたため、[[王道篇]]〜[[王道W]]にかけて評価が高かった。
数少ないコスト6以上のコスト踏み倒しメタとして[[《ツッコミ英雄 マトモくん》]]に白羽の矢が立つこともあった。

2025年8月12日に[[殿堂入り]]した。同日[[《雷炎翔鎧バルピアレスク》]]も[[プレミアム殿堂]]している。

上記の通り、[[【白黒赤ファイアー・バード】]]の[[キーカード]]としてあまりに多くの役割を持ち、しかもそれが[[トップメタ]]として長期間環境に居座っていたため、妥当な措置だろう。
殿堂入り以前は[[《鬼火と魍魎の決断》]][[《伝説の逆転撃》]]など「このカードがあるから不要」という評価のカードも少なくなく、それらにもう一度スポットを当てたかった可能性もある。
1ターン目に[[マナチャージ]]するとそのゲーム中利用手段がなくなるのも殿堂入りさせる意義の1つだろう。

[[【白黒赤ファイアー・バード】]]は殿堂入り後も[[《ハッター・ルピア》]][[《ハンプティ・ルピア》]]などで相手を縛りながらの[[ビートダウン]]がシンプルに強力だったため、環境中位程度ではあるが[[メタゲーム]]に残留した。
[[殿堂レギュレーション]]改訂後に開催された「[[超CSVIII in 大阪>超CS]]」準優勝チームの1人は[[《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》]]に半ば基盤を乗っ取られた型を使用していた。[[ハイパーエナジー]]の特長の1つは[[コスト踏み倒しメタ]]に引っかかりにくいことであり、このカードでコスト踏み倒しメタを除去しづらくなったことと無関係ではないだろう。

また、[[【無色ジョーカーズ】>【ジョーカーズ】]][[【青緑ジャイアント】]]などの[[コスト踏み倒しメタ]]・[[速攻メタ]]を重用するデッキが躍進する変化もあった。

[[《レイン・アロー》]][[《マインド・リセット》>《セブ・コアクマン/マインド・リセット》]]などは環境における仮想敵を1つ失ったが、[[《真気楼と誠偽感の決断》]]のメタとしては依然有効。

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DM24-EX1]]の[[ベリーレア]]の「集い」[[種族]]を持つ[[呪文]][[サイクル]]。[[S・トリガー]]と[[種族サポート]]を持つ。
-[[《絶対華麗!マーシャル歌劇団》]]
-[[《メアリー・ジェニーのお茶会》]]
-''《アリスの突撃インタビュー》''
-[[《グランメゾン・ドゥ・メイ様の日常》]]
-[[《ハラグロX☆行っくよー!》]]

**関連カード [#related]
-[[《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《アリス・ルピア》]]
--[[《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM24-EX1]]&br;'''[[女王様>《龍后凰翔クイーン・ルピア》]]![[ドラゴン]]の王子からプロポーズされたというのは本当なのですか!?!? ― [[アリス・ルピア>《アリス・ルピア》]]'''

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]] [#pack_dm]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DM24-EX1 「超感謝祭 ファンタジーBEST」>DM24-EX1]](33/89)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#pack_dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]

**参考 [#reference]
-[[ファイアー・バードの集い]]
-[[S・トリガー]]
-[[ディスカード]]
-[[コスト火力]]
-[[ファイアー・バード]]
-[[リアニメイト]]

-[[【白黒赤ファイアー・バード】]]

----
[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.相手のターン中に''《アリスの突撃インタビュー》''を「S・トリガー」で唱えて、自分は手札から[[《翔竜提督ザークピッチ》]]を捨てる時、かわりにバトルゾーンに出しました。&br;この場合、コスト8以下になるように相手のクリーチャーを2体まで破壊したり、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出せますか?
A.いいえ、その場合、相手のクリーチャーを破壊することも、墓地からコスト5以下のクリーチャーを出すこともできません。&br;「捨てた手札」を参照する効果は、捨てようとしたカードが実際に墓地に置かれた場合のみ、その情報を参照します。&br;今回のように、置換効果などによって捨てようとしたカードが墓地に置かれなかった場合、何も起きません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/45217]](2024.7.19)

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