#author("2024-10-30T00:39:28+09:00","","") #author("2024-11-20T23:09:43+09:00","","") *《アクア・ギャクテンポインター》 [#top] |アクア・ギャクテンポインター R 水文明 (10)| |クリーチャー:リキッド・ピープル 5000| |''S・トリガー''| |''ブロッカー''| |このクリーチャーが召喚によって出た時、各プレイヤーのクリーチャーを最大1体ずつ選び、持ち主の山札の下に置く。このようにして自身のクリーチャーが選ばれたプレイヤーは、自身の山札の上から、クリーチャーが出るまで表向きにし、そのクリーチャーを出す。その後、そのプレイヤーは、自身の山札をシャッフルする。| [[DM24-RP3]]で登場した[[水]]の[[リキッド・ピープル]]。 [[S・トリガー]]を持つそこそこの[[サイズ]]の[[ブロッカー]]であり、[[召喚]]によって出ると各[[プレイヤー]]の[[クリーチャー]]を1体まで[[任意]]で[[山札送り]]できる。また、こうしてクリーチャーが選ばれたプレイヤーの山札からランダムなクリーチャーを踏み倒させる。 いわゆる[[ガチャ]]能力に見えるが、[[《ホーガン・ブラスター》]]のような踏み倒し前の山札のシャッフルはないため、少なくとも自分側の[[コスト踏み倒し]]は[[山札操作]]などでコントロールができ、それがなくとも[[【ミラクルとミステリーの扉】]]系統の[[デッキ]]内のクリーチャーを大型で固めているデッキならばそれらを確実に踏み倒せる。「自分も選べる[[《斬隠オロチ》]]」といった方が近い。 自分のクリーチャーが切り札に変わったり、相手のアタッカーを山札に沈めて踏み倒した相手を[[召喚酔い]]させるなど、汎用性は幅広い。 「召喚によって」という制約のため[[《ミラクルとミステリーの扉》]]や自身の能力から捲れると外れになってしまうが、[[S・トリガー]]なら[[召喚]]のため問題なく使用可能。ただ、《ギャクテンポインター》の比率を高めると即ちハズレを引く確率が上がってしまうので、例えばデッキ内のクリーチャーを[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]と《ギャクテンポインター》だけにして《ゲンム》を引っ張ってくるといった運用は難しく、クリーチャーの総数に対してギャクテンポインターの比率を下げる必要がある。 [[ガチャ]]系のカードの中でも[[《キング・マニフェスト》]]は[[召喚]]するので相互に[[踏み倒し]]でき、外れにならない。是非併用したいところ。 ただ、外れになりがちとはいえ[[ブロッカー]]ではあるため[[S・トリガー]]で使用した[[《ミステリー・キューブ》]]から捲れる際に[[呪文]]が捲れるよりは有意義な結果になることもあるだろう。 互いのクリーチャーを1体ずつ選べるので[[除去]]としても使えるが、[[《斬隠オロチ》]]同様必ずしも状況を改善するとは限らない。 [[S・トリガー]]として使う際はタイミングを選べないので、出たとしても相手のデッキ内容を推測し、分の良い賭けになる時にのみ使いたい。 何気に[[《地封龍 ギャイア》]]タイプの[[cip]]封じをくぐり抜けて即座に[[除去]]できるという点で非常に希少な[[S・トリガー獣]]。[[呪文]][[ロック]]にも対応している点が活きる場面もあるかもしれない。 特に[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]と[[《聖霊超王 H・アルカディアス》]]が環境に存在し、[[タマシード]]等に頼れない[[ブロック構築]]では重要だろう。 勿論それで2枚目の[[ロック]]持ちが捲れては意味がないのだが。 **ルール [#u5036b55] -選んだクリーチャーが[[置換効果]]や[[離れない]]などで結果的に山札送りされなくても踏み倒しは[[誘発]]する。 -[[山札送り]]にしてから[[コスト踏み倒し]]を解決するため、[[《とこしえの超人》]]などは1体までなら貫通できる。 -[[デュエパーティー]]では生き残っているプレイヤー全員に対して効果を使う。踏み倒したクリーチャーがcip持ちだった場合、処理を忘れてしまわない様に注意したい。 **エラッタと、それ以前に可能だったループについて [#v44c97eb] [[DM24-RP3]]発売後の2024年9月30日に、[[cip]]の[[エラッタ]]が行われている。エラッタ以前のテキストは以下の通り。 |COLOR(#F00){このクリーチャーが出た時}、各プレイヤーのクリーチャーを最大1体ずつ選び、持ち主の山札の下に置く。このようにして自身のクリーチャーが選ばれたプレイヤーは、自身の山札の上から、クリーチャーが出るまで表向きにし、そのクリーチャーを出す。その後、そのプレイヤーは、自身の山札をシャッフルする。| 「[[召喚]]によって」という制約がなく、《ギャクテンポインター》自身の能力で《ギャクテンポインター》を引くと、再度能力を誘発させることができた。 これにより、[[デッキ]]内の[[クリーチャー]]を《ギャクテンポインター》のみにすることで[[無限ループ]]を引き起こし、相手クリーチャーの[[cip]]を無限に発動させて[[ライブラリアウト]]させることが可能だったのだが、[[ループ]]証明による[[ループ]]省略が事実上不可能であり、それによってゲーム進行の面で大きな問題を抱えていた。 #region2(過去ログ){{ 2枚目以降が捲れれば処理が続くということは[[デッキ]]内のクリーチャーがすべて同名カードであればそれだけで[[ループ]]が成立するということ。こちらが止めるまで相手のクリーチャーを延々と引きずり出して入れ替えさせることができる。 [[相手依存]]にはなるが、[[《天災 デドダム》]]などの登場時に[[強制]]で山札が減るクリーチャーが入っていたが最後、そのクリーチャーを出させ続けることで[[ライブラリアウト]]まで持っていける。 そのような山札を削るcipが仮に一つも無かったとしても、[[バトルゾーン]]のクリーチャーを全て[[ウィニー]]に入れ替えさせる事はできる。 ただし、相手ターン中に出したら[[ターン・プレイヤー]]の[[cip]]が先に[[解決]]されるため、[[《飛翔龍 5000VT》]]などの[[cip]]でこのクリーチャーを[[除去]]できるクリーチャーが捲れたらループが止まってしまう。 -該当カードが山札にあった場合、どこで除去が捲れるか分からないため最終盤面が定まらず、[[ループ]]の省略はおそらく出来ない。[[《とこしえの超人》]]など、《ギャクテンポインター》を出すこと自体を制限される場合も同様。 10マナ貯めて自分のターンに召喚したら[[cip]]による除去は対策できるが、ほぼ[[ノンクリーチャー]]の縛りを課した上でコスト10という鈍足のため、単体の[[フィニッシャー]]として過去カードからそこまで逸脱した[[スペック]]ではない。 以下の記述は、自分の山札にあるクリーチャーが《アクア・ギャクテンポインター》のみであることを前提とする。 -ループの省略は出来ないものと思った方が良い。まず「まだ捲れていない山札に《ギャクテンポインター》以外のクリーチャーが紛れていない」ことを証明するのが困難であるため、ジャッジにデッキ内のカードを全確認してもらうなどの手段が必要であるし、よしんば自分のデッキを確認してもらったとしても相手のデッキ内を確認してもらう事は相手のデッキの情報を不正に取得してしまう事になるので、相手が許可してくれない可能性が高い。 以下のループ省略に関する記述は相手がデッキの確認を許可してくれた場合に限るものである。 //--ただし「山札の一番下の《ギャクテンポインター》を出した」「現在裏向きのままのカードの総数と、以前表向きにしたが現在は表向きにされていない特定カードの総数が一致」などすれば証明できる。 //--自分の山札が《ギャクテンポインター》のみであることを証明するだけなら、自分のクリーチャーのみを対象に取ることで、後述するような相手クリーチャーによる干渉をある程度避けられる。そのため、事前に枚数を把握できている場合はまずループが可能なことを証明してから相手クリーチャーの入れ替えに入るといいだろう。 //最も単純な方法は、山札とバトルゾーンにある《ギャクテンポインター》の枚数を合計で1枚だけにすることである。 -自分の《ギャクテンポインター》以外の、山札に干渉しうるカードもクリーチャーの総数を変えうるカードもお互いに存在しない場合[[ライブラリアウト]]は起きないが、[[競技イベント運営ルール]]4.4([[ループ]]も参照)の通り、起こりうる最も望む結果になるまでループの省略が認められるものと思われる。つまり、相手のクリーチャーを任意のクリーチャーに入れ替えられる(ループの前提条件として自分の山札にいるクリーチャーは《ギャクテンポインター》のみなので自分のクリーチャーは入れ替えられず最後に「cipで出入りせず残ってループを中断させた《ギャクテンポインター》が残る)。 -前述の通り、「[[ターン・プレイヤー]]→非ターン・プレイヤー」の順でクリーチャーの踏み倒し、効果の解決が行われる。ループ中に《アクア・ギャクテンポインター》のcipの解決に影響するのは以下のような例が考えられる。いずれかに該当する場合、どこでループが中断されるか分からないのでループは省略出来ず実際に実行しなければならない。 --相手のターンに[[《飛翔龍 5000VT》]]を出されるなどで、バトルゾーンまたは山札の《ギャクテンポインター》がすべていなくなった、もしくはバトルゾーンの自分または相手の選べるクリーチャーが0体になった。 --[[アンタッチャブル]]のクリーチャーを出され、選べるクリーチャーがいなくなった。 --捲ったクリーチャーが[[進化クリーチャー]]で、[[進化]]して[[進化元]]の上に乗った、または適正な進化元がおらず[[山札]]にとどまった事で相手のクリーチャーが減り、選べるクリーチャーがいなくなった。 --山札に行くはずのクリーチャーが何らかの[[置換効果]]で山札でもバトルゾーンでもないゾーンに行き、山札からもバトルゾーンからもクリーチャーがいなくなった。 --[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などで[[ターンの残りをとばす]]を使われ解決待ちのcipが失効した。 --相手ターン中に[[《とこしえの超人》]]や[[《地封龍 ギャイア》]]などを出され、出るはずの《ギャクテンポインター》を出せなかった((自分のターン中であれば、効果適用前に《ギャクテンポインター》が出る。そのまま《とこしえ》をすぐ山札に戻せば、影響を受けるタイミングは存在しない。))。 --相手ターン中に[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]や[[《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》]]を出され((「能力は[[トリガー>誘発]]しない」というテキストの場合、その適用前にすでにバトルゾーンに出ており、トリガーしている《ギャクテンポインター》の能力は阻止できない。ただし《キーナリー》はEXライフで耐えられるため、どちらのターンでも基本的にループは続かない。))、cipを解決できなかった。 -[[山札回復]]は基本的に踏み越えられる。ほとんどの[[山札回復]]は[[墓地]]から回復するため、[[墓地]]以外に行ったカードは回復出来ない事になり、カードが[[墓地]]以外に行く[[cip]]があればそれで削り切れる。 --例えば[[《天災 デドダム》]]を何度でも引き摺り出せる状況で、相手に[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]しか山札回復がないなら、手札やマナに置かれたカードを戻せないので墓地がどんどん減っていき、ライブラリアウトが確定する。 --相手ターン中なら《デドダム》のcip解決時必ず1体の《デドダム》がバトルゾーンに存在するので全ての《デドダム》が手札やマナや墓地に埋まる事は無くデドダムを無限に引き摺り出せる事が確定する。自分ターン中なら《デドダム》のcipを20回溜めてから解決させればよいのでそもそも《デドダム》の居場所は関係無い。 -また、山札回復要員が「墓地に置かれた時に回復((《悠久》や《【クリック】》など)」のタイプでなければ、そもそも山札回復要員自身が墓地に落ちた時点で使えなくなる。 -山札回復要員がクリーチャーかつデッキ内の総数が相手のバトルゾーンのクリーチャー数より少ない場合、ループ中に山札回復要員をバトルゾーンに全て引き摺り出す事で山札回復を封じられる。 -上記の状況いずれにも当てはまらず「山札を削るループを永遠に続けられるが、永遠に山札回復されてしまう」場合、相手ターン中と自ターン中で挙動が異なる。 --相手ターン中にループさせた場合、相手のcipを[[解決]]してから《アクア・ギャクテンポインター》が出入りするため相手にはcipの[[解決]]順に選択の余地が無い。この場合、cipの効果によってループが中断する可能性が無いことを証明できればループを省略出来る([[ループ]]も参照)ため、例えば「山札に《悠久》しか残っておらずドローで[[ライブラリアウト]]になる」といった状況までは持ち込める。 --自ターン中にループさせた場合、相手のcipを解決するより先に《アクア・ギャクテンポインター》が出入りするため、「相手のcipが有限回数蓄積しそれを相手が好きな順番で解決する」という状況になる。「起こり得る結果」ならどんなに天文学的な確率であっても省略出来るので、例えば「[[《ベル=ゲルエール》]]の[[cip]]が[[《缶隊長 サーディン》]]のcipの21倍蓄積するまで繰り返します。どのような順番で解決してもどこかで20連続で《ベル=ゲルエール》のcipを解決しなくてはいけないので[[ライブラリアウト]]になります」とする事は出来ると思われる。 ---山札回復がバトルゾーンの相手クリーチャーより多い[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]である場合、強制の置換効果で[[ライブラリアウト]]より先に[[山札回復]]するためライブラリアウトが起こりえない。この場合、cipの回数を指定するだけのループ始動側もcipをただ解決するだけのループを受けた側も途中で止められず「最も望む結果」を操作出来るプレイヤーが存在しないため、ループの省略は認められない可能性が高い。 ---山札回復が3枚以上の[[《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》]]である場合、任意効果であるが[[無限ループ]]ではなくあくまで有限回数のcipを解決しているだけなのでループを止める義務がない。この場合もループの省略は認められない可能性が高い。 ***エラッタ以前の他のカード・デッキとの相性 [#j541e087] -ループ前に[[《空間型無限収納ストラトバッグ》]]を出しておけば、相手クリーチャーの[[山札送り]]を[[マナ送り]]に[[置換>置換効果]]出来るため、ループが中断されなければ最終的に相手の[[バトルゾーン]]と[[山札]]のクリーチャーを全て引きずり出して[[マナゾーン]]に埋める事が出来る。 -[[【ミステリー・キューブ】]]の[[山札圧縮]]として利用価値がある。[[《ミステリー・キューブ》]]と違って呪文を捲ってしまう[[事故]]が起こらず、《アクア・ギャクテンポインター》で《アクア・ギャクテンポインター》を捲っても再抽選にチャレンジできる。 [[デッキ]]内のクリーチャーをこれと[[ファッティ]]のみにすれば、ファッティを引くまでこれ自身を出し入れして踏み倒しを繰り返し、(山札以外のゾーンに行っていなければ)確定でファッティにアクセスできる。 -[[【アマテラス・キリコ】]]では[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]の攻撃中に踏み倒される事で《キリコ》を山札に戻せば、[[S・トリガー]]を[[踏む]]リスクを軽減できる。 -[[【シールドプリズン】]]はクリーチャーをこれだけにしても[[呪文]]と[[D2フィールド]]で十分耐久が可能なので、ループを勝ち筋に据えられる分試合時間を短縮できる。[[S・トリガー]]として召喚すると[[cip]][[除去]]に妨害されるが、10マナ貯まるまで愚直に待つこともできるデッキなので[[手打ち]]を目指せる。 ただし、[[《ライブラ・シールド》>《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》]][[《ホワイト・スワン》]][[《偽りの名 ドルーシ》]]といった[[キーカード]]がことごとく[[濁り]]となるため、強制[[シールド追加]]で山札を削っていく従来のプランが取り辛くなる。 -[[《禁呪と聖句の決断》]]や[[《闘門の精霊ウェルキウス》]]で踏み倒せる。この事から[[【ヘブンズ・ゲート】]]とも相性が良く、擬似的に[[【扉天門】]]を再現できた。《禁呪と聖句》は[[【シールドプリズン】]]における早期踏み倒し手段としても使われ、ループ以外の勝ち筋として採用される[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]と踏み倒しを共有できるのもポイント。 ***問題点 [#i937cf4a] -上述の通り[[ループ]]させた時の挙動が複雑かつ面倒である上、省略も出来ないと思われるケースが多い。自分だけで[[ソリティア]]するだけならまだしも相手にまで面倒な[[シャッフル]]と山札確認を強要するという点で、他の[[ソリティア]][[コンボ]]と比べても、対戦相手に与える不快感はかなりのものとなるだろう。 これは[[《ヘル・スラッシュ》]]などの[[山札破壊]][[カード]]が[[殿堂解除]]されない理由として、「相手の山札を見る」事が一因にあるのと比較できる。《アクア・ギャクテンポインター》の[[効果]]処理は都度繰り返すしかないため、最終的にはデッキの内容が筒抜けになってしまう上に、そこに至るまでに掛かる時間と工程が他の[[ライブラリアウト]][[デッキ]]の比ではない。 その上、省略も難しい[[ループ]]で、ランダムに発生して[[待機]]している[[出た時効果>cip]]を全て把握しておく必要があり、[[効果]]の発生源となる[[クリーチャー]]本体は何度も[[デッキ]]に戻され[[シャッフル]]されてしまうため[[待機]]した[[効果]]の再確認も出来ず、競技ルールにより試合中にメモ等を取ることは禁止されているためプレイヤーが記憶しておく他無く、両プレイヤー間で齟齬が生まれトラブルが発生する可能性が高い。 更に、テキストで定められた[[シャッフル]]や[[出た時効果>cip]]の[[解決]]で合法的に遅延行為が出来る。 [[裁定]]こそは既存の総合ルール・競技イベント運営ルールですべて説明可能だが、制限時間やプレイ感といった側面で大きな問題を抱えたカードである。 --[[【シールドプリズン】]]の[[フィニッシャー]]として[[店舗大会>公認大会]]や各地[[CS>チャンピオンシップ]]での入賞報告が出始めると、同時に[[ループ]]挙動の問題性についても話題になった。 主にX(旧Twitter)を介して、プレイヤー、カードショップ、大会開催者達へ分け隔てなく話題が大きく広まり、その影響により上述の問題で円滑な大会運営に支障をきたす点が特に問題視されるようになり、一部の[[店舗大会>公認大会]]や[[CS>チャンピオンシップ]]では後述の[[独自対応>ローカルルール]]を設ける事に繋がった。 -そして、これらの負担はプレイヤーだけでなく、大会の開催者やジャッジにもかかる。当然ながら、このような問題は放置できるようなものではないため、「大会での[[使用禁止>プレミアム殿堂]]措置を取る」、その大会のみの暫定[[裁定]]として第三者の認定ジャッジを間に挟み、「両プレイヤーの[[デッキ]]の中身などの[[非公開ゾーン]]をジャッジが確認する事で[[ループ]]が可能かを確認して[[ループ]]証明を簡略化する」、「一度場に出てから[[山札]]に戻った《アクア・ギャクテンポインター》は全て表向きで[[山札の下]]に固定された状態で処理を継続し、それ以外の[[デッキ]]の[[カード]]が[[効果]]処理により全て表向きにされることをジャッジが確認する事で疑似的に[[ループ]]証明可能とする」、「この[[ループ]]が始まった場合、特例として出た[[カード]]の記録用紙を配布する(試合後破棄)」などの[[独自対応>ローカルルール]]を設ける[[店舗大会>公認大会]]や[[CS>チャンピオンシップ]]が相次いだ。 また、[[ライブラリアウト]]に繋がる[[クリーチャー]]がいないなどの状況で過度に処理を繰り返す場合は、競技イベント運営ルール「11.3 イベント上の誤り-遅いプレイ」または「12.7 非紳士的行為-遅延行為」による警告処分、《アクア・ギャクテンポインター》以外の[[クリーチャー]]が[[デッキ]]にある状態で[[ループ]]を開始すると「12.8 非紳士的行為-故意の違反」による失格処分が科されると告知されたケースも存在する。 --ジャッジに頼る方法にしても、前者は、ゲームの勝敗が決していない状態で「[[ループ]]をした側の[[デッキ]]内に《アクア・ギャクテンポインター》による[[ループ]]を阻害するカード≒《アクア・ギャクテンポインター》以外の[[クリーチャー]]が無い」、「[[ループ]]をされた側の[[デッキ]]内に《アクア・ギャクテンポインター》による[[ループ]]を阻害するカード(例として、[[出ることによって起こる効果]]を封じる[[クリーチャー]]や[[ターンの残りをとばす]][[能力]]持ち[[クリーチャー]])が有る、または無い」という[[非公開ゾーン]]の[[情報アドバンテージ]]を、両プレイヤーや周囲の大会参加者が不本意に得てしまうという問題点を抱えている。 当然、[[ループ]]への対抗策があると判断されれば省略不可能なケースのため、1[[ループ]]毎に[[シャッフル]]が挟まる[[効果]]処理を延々としなければならなくなる。 後者の、使用した《アクア・ギャクテンポインター》を表向きで[[山札の下]]に固定にする方法も、[[ループ]]をした側の[[ループ]]証明は例外的に可能としても、[[ループ]]をされた側が[[ループ]]省略を出来ずに都度[[シャッフル]]と[[出た時効果>cip]]の処理を行う事には変わらず、結局制限時間の問題は付きまとう。 --これらの[[独自対応>ローカルルール]]は[[使用禁止>プレミアム殿堂]]措置を含め、あくまで公式からの声明が無い状態での暫定[[裁定]]であり、大会運営上の苦肉の策の1つである事は留意していただきたい。 -《アクア・ギャクテンポインター》のカードデザイン自体にも、[[《絶望神サガ》]]同様、同名カード同士で容易に[[ループ]]が成立する問題があるだろう。 《サガ》の場合は自分だけかつ公開領域のみでループが完結するため、早すぎるという問題はあっても裁定上の問題はなかったが、このカードの場合上述のような「省略ができないループ」を強要する性質から、《サガ》とは異なる悪質性を持っていたと言える。 }} このループはエラッタにより《ギャクテンポインター》同士が連鎖しなくなり、当然破綻した。 また、ループ目的ではなく、山札内のクリーチャーを《ギャクテンポインター》と1種類の[[フィニッシャー]]に絞り、《ギャクテンポインター》が何度か連鎖した後確実に[[フィニッシャー]]が出てくるという[[リクルート]]としての運用もされていたが、連鎖しなくなった事でそちらも破綻した。 とはいえこれは重大な能力変更であるため、公式ホームページを見ていないプレイヤーの為にも早期の[[再録]]によるテキスト変更版が配布されるのが望ましいだろう。 **他のカード・デッキとの相性 [#v843530f] -[[【ミステリー・キューブ】]]では、[[S・トリガー]]以外にも[[《キング・マニフェスト》]]から出てクリーチャーを引き直す動きも可能。[[エラッタ]]によりこのクリーチャー自身は外れになってしまったため[[山札圧縮]]としては使えなくなったが、デッキのクリーチャーを[[ファッティ]]のみにする事で、高確率でファッティを出すことができる。 -[[ファッティ]]満載という意味では[[【5色ディスペクター】]]や[[【4色ロマノグリラ天門】]]などのデッキとも好相性。特に前者では[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]で一発逆転を狙える。また、[[EXライフ]]持ちなどの[[耐性]]持ちを選べば結果的に1体クリーチャーが増える。 一方、相性の良かった[[【アマテラス・キリコ】]]では[[エラッタ]]により、[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]の攻撃中に踏み倒されても効果が使えなくなってしまった。 **環境において [#u9311e76] エラッタ以前は非ループ型・ループ型共に登場直後から入賞・優勝報告が出始める。一方で、ループ型は[[ライブラリアウト]]が相手依存で勝ち筋として不安定だからか、はたまた際限無いシャッフルの挙句の時間切れに懲りたからか、非ループ型で[[フィニッシャー]]を呼び出す運用の方が多い。 最初期はほぼ純粋な[[【シールドプリズン】]]に投入して[[S・トリガー]]もしくは[[手打ち]]を狙う型も見受けられたが、次第に[[マナブースト]]からの[[《天門ノ裁キ》]]や[[《禁呪と聖句の決断》]]を折衷して早出しする型にシフトしつつある。 非ループ型で呼び出す[[フィニッシャー]]としては、[[ブロッカー]]として踏み倒し手段を共用でき、色が合い、単体でゲームエンド級の性能を持つ[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]が定番。また呼び出しを邪魔しないサブフィニッシャー兼[[マナ基盤]]として[[《Volzeos-Balamord》]]の採用も見受けられる。 また、別にフィニッシャーを絞らずとも何が出ても[[ファッティ]]になるようなデッキでも[[除去]]+ランダム[[踏み倒し]]として活躍出来るため、[[【白青天門】]]にも[[ブロッカー]]サポートを受けられて[[除去]]も出来るプチ[[《ヘブンズ・ゲート》]]として投入された。 しかし、エラッタにより《ギャクテンポインター》同士が連鎖しなくなり、ループ型はもちろんの事、非ループ型も特定のフィニッシャーを呼び出す運用は破綻。 ランダム踏み倒し用途なら運悪く《ギャクテンポインター》自身を引かない限りは問題なく使えるが、召喚時限定となったため例えば[[【白青天門】]]では[[ブロッカー]]踏み倒しで出すと[[cip]]を使えずただのパワー5000のブロッカーになってしまうなど、大幅な弱体化を余儀なくされた。 エラッタ直前の時点ではこれピンポイントメタで[[【青黒緑マルル】]]が[[《終末縫合王 ミカドレオ》]]を1枚積みするようになったほどである。[[青黒緑]]基盤になじみのない《終末縫合王 ミカドレオ》が動員されるほど、このカードは脅威であったのである。 エラッタ後も非ループ型の[[【シールドプリズン】]]で入賞報告が為されることもあった。《ギャクテンポインター》から《ギャクテンポインター》が捲れても運は絡むが合計2面止まるため、エラッタ後のテキストでも侮れない防御性能がある。 **エラッタまでの騒動の詳細 [#mddb6c81] -2024年9月30日に、[[出た時能力>cip]]の条件が[[召喚]]時限定になるという[[エラッタ]]が発表された。[[公式サイト>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/316666/]] これにより[[ループ]]は消滅したが、[[【ミステリー・キューブ】]]等の山札圧縮や[[大型>ファッティ]][[クリーチャー]][[踏み倒し]]の[[再抽選>ガチャ]]にも使えなくなってしまった。 また、公式サイトでは[[テキスト不備>エラッタ]]と銘打っているが、「今まで出来ていた事が出来なくなった」という事実上の[[ナーフ]]であり、誤植やルール・[[裁定]]変更、[[再録]]時の[[テキスト]]整備により結果的に弱体化した例は数あれど、''直接的に能力そのものを修正して弱体化させられたのはこの[[カード]]が初''である。 --この[[エラッタ]]では[[「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力]]から[[召喚]]時限定の能力に変更されたため、[[《黒豆だんしゃく》>《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]、[[《地封龍 ギャイア》]]、[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]などの[[ロック]]に引っかからず、相手の[[《パック・リーマン》]]や[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]に利用されなくなった。 [[S・トリガー獣]]の受けとして見るなら妨害を受けにくくなった点ではメリットとも考えられるが、[[特殊な条件下で差別化]]される類の内容であり、殆どの場合においては[[弱体化>ナーフ]]と捉えて差し支えない。 [[王道篇]]の[[ブロック構築]]戦において、[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]の対策札として採用候補の1枚になった事は救いか。 //以下、ネット上の反響が大きすぎるので批判点も消すべきではないと思います。 //ただし、ループの問題点に起因する内容ですが盤外の話になるため、その他項目に記載が無難だと思われます。 //X(旧Twitter)で検索すれば批判ツイートは確認出来るため、批判が見られる事自体は主観的な記述ではありません。 --[[DM24-RP3]]発売後から数日間、[[クリーチャー]]の採用をこの[[カード]]のみにした[[【シールドプリズン】]]の入賞報告が挙がるにつれて、[[エラッタ]]前のこの[[カード]]の[[ループ]]処理について問題点が大きく話題となり広まった。 同名[[カード]]のみで[[ループ]]が可能な類似[[カード]]として、直近でも誤植を疑われ話題になり、公式サイトで告知が出されるに至った[[《絶望神サガ》]]という前例があり、そちらは大方の予想通り後々[[殿堂入り]]となった。 大きく話題が広まった主な場所がX(旧Twitter)上だったこともあって、その点から「[[《絶望神サガ》]]の反省を活かしていない」「明らかな調整ミス」などといった、開発陣への批判の声も一部見られた。 《サガ》ですらループには2枚必要であり、またループ証明自体は容易であった事を考えると、たった1枚でループしてしかも証明困難なこちらはより凶悪と言える。 また、この頃にはX(旧Twitter)上で「ギャクテンポインター」「アクア・ギャクテンポインター」が不名誉なトレンド入りを果たしており、これを中心としたネット上での問題点の広がりと大会運営上の問題性を鑑みて、後述にもある通り《アクア・ギャクテンポインター》を[[店舗大会>公認大会]]で暫定的に使用禁止、または暫定裁定を適用する旨の告知が、数ヵ所のカードショップや[[CS>チャンピオンシップ]]間で見掛けられるようになり、1~2日後にはこの風潮が各地へ広まった。 ---[[【シールドプリズン】]]というデッキ自体が、制限時間ギリギリの長期戦の上に[[ライブラリアウト]]を狙うという、大会では[[両者敗北]]の危険性も伴い不快感を覚えるプレイヤーも少なくない戦術を取る上、[[DM24-RP3]]発売前に入賞数を増やしていたことから不満の矛先が向いていた節があった。 そこに、《アクア・ギャクテンポインター》による不完全[[ループ]]が加わった事によって、制限時間の問題がより深刻になり話題の広まりに拍車をかけた一面があると思われる。 --[[エラッタ]]発表の際、 《アクア・ギャクテンポインター》のカードテキストが、ゲームプレイにおいて想定外の挙動を引き起こすことが発覚しました。そのため、該当カードのテキストを訂正いたします。 という内容でテキスト訂正の理由が説明されたが、多くのプレイヤーが[[DM24-RP3]]発売前のカードリスト公開後からこの[[カード]]が自身で[[ループ]]する挙動については気付いていた。 そのため、[[エラッタ]]発表時には「多くのプレイヤーが気付くほど分かりやすい[[ループ]]を開発陣が想定出来なかったのか」という批判の声が[[ループ]]の問題点の批判から引き続いて上がった。 あるいは、[[ループ]]自体は開発陣も把握していたが、「[[無限ループ]]を証明する手段を競技ルール上で説明出来ずに[[ループ]]省略が出来ない」点が想定外だったということかもしれない。 ---実際、この[[カード]]による[[ループ]]は、相手の[[カード]]を利用する・この[[カード]]を使いまわすだけでは何も起きない等、相手[[デッキ]]の不確定要素に依存する物が多く、従来の[[ループ]][[デッキ]]とは異なる点が多い。 極論、相手のデッキに[[出た時効果>cip]]を持つ[[クリーチャー]]が居なければ、精々が[[ファッティ]]を[[ウィニー]]に変える程度しか出来なく、[[ライブラリアウト]]による勝利は望めずにそれ以上の効果処理は遅延行為として扱われるだろう。 --発売から[[エラッタ]]までに要した期間は僅か''10日''。 [[無限ループ]]の挙動がプレイヤーのみにならず、後述の通り大会運営やジャッジにも負担を強いる事になったカードデザイン上の欠陥に対して、事態を重く見て早急に対応した結果と言える。 --この[[エラッタ]]によって、同[[サイクル]]内でこのカードの[[cip]]だけ召喚時限定という統一性に欠けるものになった。 -[[DM24-RP3]]発売後から2024年9月30日に行われた[[エラッタ]]までの間、[[ループ]]挙動が省略困難である事により円滑な大会運営に支障をきたす点が特に問題視されており、[[公認大会]]の[[殿堂レギュレーション]]において[[殿堂カード]]・[[プレミアム殿堂]]に指定されてないこの[[カード]]を、大会開催者が独自で使用禁止にする、ジャッジを交えた特殊[[裁定]]を適用する、などの対応が各地の[[店舗大会>公認大会]]や[[CS>チャンピオンシップ]]で取られていた。 これら問題点の数々についてとその詳細は、[[こちら>《アクア・ギャクテンポインター》#v44c97eb]]に記載の過去ログを参照されたい。 一部の[[ジョークカード]]などに対する各大会独自の使用禁止指定はそれなりに行われているものの、通常パック出身のこのカードに対するこれらの対応が全国的に広がるのは前代未聞で、かの[[《絶望神サガ》]]や[[《ヨミジ 丁-二式》]]ですらこのような措置はされなかった。前述の通り、単に「早く出せて強い」だけだったそれらとは異なり、「円滑にゲームをプレイできない」点が問題視された事が大きいといえよう。 公認大会導入前の時代を見ても、大会開催側が[[殿堂入り]]指定前のカードを使用禁止にした事例は[[《無双竜機ボルバルザーク》]]以来である。 -上述の通り[[エラッタ]]によって[[ループ]]運用は完全に破綻したが、[[フィニッシャー]]の確定[[リクルート]]などの無限ループしない運用も巻き添えで破綻したことからエラッタ内容にも疑問の声も上がった。しかし、考えうる他のエラッタ内容にもそれはそれで以下のような問題点が残っており、なるべく簡潔な変更で大会運営への支障を確実に根絶するには《ギャクテンポインター》の連鎖そのものを止める召喚時限定化が最適であったと思われる。 #region2(考えうる他のエラッタの例){{ -''出すクリーチャーに《アクア・ギャクテンポインター》以外という指定を加える'' この指定を加えたところで[[《斬隠オロチ》]]や[[《魔龍バベルギヌス》]]を挟む事で下記の手順で依然としてループが成立してしまう。 + (《オロチ》《ギャクテンポインター》のどちらからでも始動できるがここでは例として)あらかじめ《ギャクテンポインター》を1体出しておく。[[アドバンス]]であれば[[GRクリーチャー]]や[[サイキック・クリーチャー]]でもよい。 +《オロチ》を出し、《オロチ》効果で《ギャクテンポインター》を選ぶ。《ギャクテンポインター》が出てくる。 +《ギャクテンポインター》効果で《オロチ》を選ぶ。《オロチ》が出てくる。以下ループ。 -''戻すクリーチャーに《アクア・ギャクテンポインター》以外という指定を加える'' 上記の手順を行っても《ギャクテンポインター》が2体並んだ時点で止まるのでループは破綻させる事が出来る。しかし、ループさせるつもりなくランダム踏み倒しとして普通に出した時にも自身を戻せなくなるのでそもそもの挙動が変わりすぎてしまう。 -''めくったカードを山札の下に戻してシャッフルをしない、[[《斬隠オロチ》]]に似た効果にする'' シャッフルの面倒さは解決し、不確定要素もなくなる事でループ証明もいくらか容易になるが、少なくとも両者のデッキが一巡するまでループ証明が出来ず面倒な事に変わりはない。 -''踏み倒しを強制効果ではなく各プレイヤーの任意にする'' cipを望まずに使わされる事態はなくなるが、処理の工程に各プレイヤーが出すか出さないか選ぶという工程が増え、処理が余計に複雑化する。 -上記エラッタ内容のいずれも、エラッタ前の[[DM24-RP3]]版テキストを見てもエラッタ内容が分かりづらい問題点を抱えている。 }} --また、確定[[リクルート]]運用の方も実質あらゆる[[フィニッシャー]]に[[山札送り]][[除去]]付き[[S・トリガー]]を与えるようなものであり、[[1枚積み]]でも掘り当ててくるため[[殿堂入り]]も効果が薄くなる等、今後のカードデザイン幅を著しく狭めかねない。そのため、今後への影響も考えて意図的に[[リクルート]]運用も抑え込んだ可能性もある。 **その他 [#ld0c3ce7] -イラストはかつて[[《腐敗電脳アクアポインター》]]を描かれた[[Shin"JASON"Nagasawa>Jason]]氏によるもの。20年越しでのリメイクであり、イラストのタッチなどの違いを感じさせる。 -[[Deadman]]は発売前に、このカードを使って令和に[[【不滅オロチ】]]を復活させたいと語っていた(([[https://x.com/Y_Deadman/status/1834800361858847083]]))。 -ネット上で話題になってから[[エラッタ]]後の数日間まで、「《アクア・ギャクテンポインター》は、デザインに失敗しました。」というミームがよく見受けられた。 これは[[Magic:The Gathering]]において、[[《有翼の叡智、ナドゥ/Nadu, Winged Wisdom》>http://mtgwiki.com/wiki/%E6%9C%89%E7%BF%BC%E3%81%AE%E5%8F%A1%E6%99%BA%E3%80%81%E3%83%8A%E3%83%89%E3%82%A5/Nadu,_Winged_Wisdom]]というカードが禁止指定された事が発端。 2024年8月26日付で《ナドゥ》が禁止指定を受けた際、カードデザインの開発責任者が公式記事にて「《有翼の叡智、ナドゥ》は、デザインに失敗しました。」(※原文そのまま)と失敗を潔く認めており、続く2024年9月23日には別のフォーマットでも禁止指定を受ける事となった。 開発元が同じ[[Wizards of the Coast]]社であり、禁止指定を受けた時期も《アクア・ギャクテンポインター》が話題になった時期と近く、[[エラッタ]]や禁止指定を受けた原因がカードデザイン上の問題である事も一致していることから、使い勝手の良い文言であったのがミーム化した原因だろう。 **[[サイクル]] [#cycle] [[DM-10]]の[[友好色]][[cipサイクル>多色cipサイクル]]のリメイクカード[[サイクル]]。すべて[[S・トリガー]]かつ[[コスト]]10。 -[[《逆転の使徒エストール》]] -''《アクア・ギャクテンポインター》'' -[[《逆転の影ガレック》]] -[[《逆転兵ウインドアックス》]] -[[《逆転の剣スカイソード》]] **関連カード [#related] -[[《腐敗電脳アクアポインター》]] -[[《斬隠オロチ》]] **[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text] -[[DM24-RP3]]&br;'''[[流転>コスト踏み倒し]]こそ[[逆転>S・トリガー]]の本質。''' **収録セット [#pack] //***[[デュエル・マスターズ]] [#dm] -illus.[[Shin"JASON"Nagasawa>Jason]] --[[DM24-RP3 「王道篇 第3弾 ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル」>DM24-RP3]](16/76) //***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp] //-CV:[[]] //-illus.[[]] //--[[DMPP-00 第00弾「 」>DMPP-00]] **参考 [#reference] -[[リキッド・ピープル]] -[[S・トリガー]] -[[ブロッカー]] -[[cip]] -[[山札送り]] -[[コスト踏み倒し]] &tag(クリーチャー,水文明,青単,単色,コスト10,リキッド・ピープル,パワー5000,S・トリガー,S・トリガー獣,ブロッカー,召喚限定cip,cip,除去,単体除去,確定除去,山札送り,単体山札送り,自己山札送り,両者山札送り,山札の下送り,リクルート,コスト踏み倒し,コスト踏み倒し (相手),両者コスト踏み倒し,・,R,レア,Shin "JASON" Nagasawa,王道篇ブロック,ナーフ);