#author("2024-11-18T13:03:42+09:00","","") #author("2024-11-18T14:15:37+09:00","","") *《「&ruby(ちん){鎮};&ruby(こん){魂};」の&ruby(いただき){頂}; ベートーベン・ソレムニス》 [#j7830534] |「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス SR 闇/火/自然文明 (10)| |クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス 17000| |''スピードアタッカー''| |''T・ブレイカー''| |このクリーチャーが出た時、相手のドラゴン・エレメントをすべて破壊する。こうして破壊したエレメント1つにつき、相手のシールドを1つ、持ち主の墓地に置く。| |相手がドラゴン・エレメントを出す時、相手はかわりにそれを墓地に置く。| [[DM22-EX2]]で登場した[[闇]]/[[火]]/[[自然]]の[[キング・コマンド・ドラゴン]]/[[アンノウン]]/[[ゼニス]]。 相手の[[ドラゴン]]を全て破壊し、破壊した数だけ[[シールド焼却]]する[[cip]]と、相手の[[ドラゴン]]を[[着地置換効果]]で墓地送りにする[[常在型能力]]を持つ。 [[DMBD-16]]や[[DM22-BD1]]といった[[《メンデルスゾーン》]]基盤のデッキタイプの存在を拒絶するかのような圧倒的な[[ドラゴン]][[メタ]]の1枚。たった1枚で[[サレンダー]]級の被害を及ぼすことができる。 とはいえコスト10とかなりの重さのため、ドラゴン側も《ベートーベン・ソレムニス》が登場する前に[[ダイレクトアタック]]で勝ってしまうか、[[《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]で当カードの能力を予め無視しておく程度の猶予がある。 幸い、[[cip]]は[[ゼニス]]にありがちな「召喚して出た時」ではないので、[[《ブランド <NEXT.Star>》]]のようなドラゴン踏み倒しでも[[リセット]]が使えるので、早出しを目指したいところ。 《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》自身もドラゴンを持つため、[[【連ドラ】]]の[[ミラーマッチ]]でメタを使える。 [[DMBD-16]]や[[DM22-BD1]]といった[[《メンデルスゾーン》]]基盤のデッキタイプの存在を拒絶するかのような圧倒的な[[ドラゴン]][[メタ]]の1枚。[[【連ドラ】]]相手にはたった1枚で[[エクストラウィン]]級の被害を及ぼす。 コスト10とかなりの重さのため、ドラゴン側も《ベートーベン・ソレムニス》が登場する前に[[ダイレクトアタック]]で勝ってしまうか、[[《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]で当カードの能力を予め無視しておく程度の猶予がある。 幸い、[[cip]]は[[ゼニス]]にありがちな「召喚して出た時」ではない上に、自身は[[3色]]かつ[[コマンド・ドラゴン]]でもあるため、数多のコスト踏み倒し手段でドラゴン[[リセット]]を飛ばせる。 《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》自身もドラゴンであることから、[[【連ドラ】]]の[[ミラーマッチ]]でもメタを使える。 従来の[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]や[[《龍世界 ドラゴ大王》]]などと比較して、その2種はどちらかといえば[[着地置換効果]]に重きが置かれていたが、こちらは[[cip]]の[[リセット]]の追加効果に[[シールド焼却]]、さらに[[スピードアタッカー]]の打点が付随しているのが特徴。 より攻撃的で前のめりなデザインになっており、制圧と[[ロック]]を決めつつ、ドラゴンでのカウンターを封じた状態でそのターン中に安全に勝てることもある。 また、破壊対象もシールド焼却の条件も全て[[ドラゴン]]としか指定されていないため、[[タマシード]]のような[[非クリーチャー]]も対象内。 特に[[《地封龍 ギャイア》]]などでは防げなかった[[《ヴィオラの黒像》]]の[[cip]]を防ぐことができるのは希少。 問題点は全ての能力が相手の[[ドラゴン]]絡みであるため、相手が[[ドラゴン]]を採用していなかった場合には単なる[[準バニラ]]になってしまう汎用性の低さ。 一般的なデッキに対しては、[[《龍素記号wD サイクルペディア》]]のようにおまけのようにドラゴンを持つクリーチャーを1体でも処理できたり、[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]を[[ロック]]したりできれば御の字だろう。 先述のように[[ドラゴン]]基盤相手にはこのカードを出すだけでゲームに勝ててしまうレベルの被害を及ぼせるため、[[環境]]をよく見て使いたい。 採用する際にも、[[ドラゴン]]以外には高い制圧力を持つ[[《龍世界 ドラゴ大王》]]と併用する等、欠点を補う手段は用意しておくべきだろう。 ただ、先に挙げた[[《ブランド <NEXT.Star>》]]などの早出し手段とこのカードの存在自体が、[[ドラゴン]]基盤の運用に対するリスクを生み、[[環境]]から仮想敵の数を減らしてしまう原因となるのはご愛敬。 -[[召喚した時]]限定の[[cip]]を持たない[[ゼニス]]の1体。 -[[闇]]を持つので[[墓地]][[退化]]に、[[自然]]を持つので[[マナ]][[退化]]に、[[火]]を持つので[[《ブレードグレンオー・マックス》]][[退化]]にそれぞれ使える。[[殿堂入り]]している[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]退化成功時でも[[アタックトリガー]]山札から呼び出せる上にやはりスピードアタッカーも付いているため、その[[ワールド・ブレイカー]]と合わせて[[カウンター]]封じしながら[[ワンショット]]することも可能。 --最速先攻3ターン目に墓地退化で用意できる[[召喚酔い]]の無い[[《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》]]や[[《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》]]の[[アタック・チャンス]]元でもある。もっとも、そんなことをしなくとも[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]軸の墓地退化デッキならそちらとこちらで粗方勝負は決まるのだが。 -[[DM23-EX3]]での再録時に[[破壊]]対象も[[置換効果]]の対象も共に[[ドラゴン]]・[[エレメント]]と明記された。 **ルール [#tca2d9fc] 文字通り「[[ドラゴン]]・''[[エレメント]]''」として効果の対象を判定する。 -ドラゴンを進化元にした非ドラゴンの進化クリーチャーは[[cip]]で破壊されない。進化元が引き抜かれることもない。 -封印そのものは[[無種族]]コスト0カードとなるため、中身がドラゴンだとしても[[cip]]で破壊されない。仮に[[《ユニバース・ラピア》]]のようなカード指定で[[種族追加]]する効果でドラゴン種族を持っていたとしても「封印はエレメントではない」という部分により、やはり破壊されない。 -封印されたドラゴン・クリーチャーはエレメントではなく、存在しない扱いで進行するため[[cip]]で破壊されない。 //-現時点では存在しないが、封印の付いた非クリーチャーは存在が認識されるため、[[cip]]で破壊される。[[《Black Lotus》]]が[[カード指定除去]]で選べるのと同じ。 -[[カード]]複数枚で構成された1つの[[エレメント]]を[[破壊]]した場合、[[シールド]]を1つ[[墓地]]に置く。 --ドラゴンを持つ[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]や、[[ドラグハート・セル]]で構成される[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]は、パーツは「[[セル]]」=非エレメントなので1体に含まれる枚数は関係なく、1体につき1つドラゴンを破壊した扱いになる。 -ドラゴンのオーラは、[[cip]]で個別に個数として数える。例えば[[《Code:1059》]]を2枚付けた[[《The ジョラゴン・ガンマスター》]]なら、3つのドラゴン・エレメントを破壊対象にした扱いになる。 #region2(再録によるテキスト変更前の記述){{ [[《偽りの王 モーツァルト》]]の裁定を参考にすると、このテキストは条件に合う[[オブジェクト]]、つまり''[[エレメント]]と[[コア]]と[[儀]]と[[星雲]]''をすべて[[破壊]]するということになる。 ただし、このカードの能力では種族にドラゴンを持ちうるカードだけが対象になる。[[コア]]・[[儀]]・[[星雲]]・[[封印]]が[[ドラゴン]]を[[種族]]に持つ場面は存在しないため、実質的にはドラゴン・[[エレメント]][[除去]]であると解釈してよい。 [[カード指定除去]]でしか[[カードの下>の下]]にある[[カード]]の持っている[[特性]]は参照できないため、仮にそこにドラゴンがあったとしても破壊できない。 [[封印]]された[[クリーチャー]]は[[無視]]されているので、その[[構成カード]]は[[破壊]]対象にならない。 -バトルゾーンに存在できて、なおかつ種族にドラゴンを持ちうる[[カードタイプ]]は以下の通り。 --[[クリーチャー]] --[[タマシード]] --[[フィールド]]([[《龍世界 〜龍の降臨する地〜》]]と[[《熱血の誓い》]]) --[[オーラ]]([[《Code:1059》]]など) //-[[種族]]に[[ドラゴン]]を持つ、[[クリーチャー]]以外の[[エレメント]]が出る際にも[[置換効果]]が適用される。 //エレメント以外はバトルゾーンに出すことができないことに注意 }} [[cip]]で[[シールド焼却]]する[[シールド]]の数は、[[破壊]]対象にした[[エレメント]]の数を参照する。[[破壊]]対象になった[[エレメント]]が実際に破壊されたかどうかは参照されない。 -「こうして○○した」のほとんどは、実際に○○できていなければ個数にカウントできないが、「[[破壊]]」のみ「それをバトルゾーンから墓地に''置こうとすること''」と定義されているため、「破壊する」効果で結果的にバトルゾーンから墓地に置くことができない場合でも個数にカウントできることになっている。[[置換効果]]ではない[[常在型能力]]で[[離れない]]効果がある[[《零龍》]]ですら[[シールド焼却]]の個数に含むことが可能。 **環境において [#j64420ba] 登場からしばらくは極稀に[[【青赤緑モルトNEXT】]]において[[ドラゴン]][[基盤>マナ基盤]][[デッキ]]対策として[[1枚積み]]され、[[コスト踏み倒し]]系の[[コンボデッキ]]における[[フィニッシャー]]の1体として稀に使われる程度であった。 [[DM23-EX2]]期にはミラーマッチ対策にもなる上に苦手なコンボデッキにもある程度刺さるこちらを3枚程度積んだ型の[[【モルトNEXT】]]が目立つように。[[【白青黒退化】]]でも[[【モルトNEXT】]]への絶大な刺さりとコンボデッキへのある程度の有効性から採用されるケースが見られた。[[【黒ガイアッシュ覇道】]]や[[【5色グレンモルト】]]でも[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]で[[コスト軽減]]できることからポツポツと採用されるように。 [[オリジナル]][[CS>チャンピオンシップ]]ではドラゴン基盤の[[【赤緑モモキングRX】]]に2枚ほどの採用が度々見られた。 [[アドバンス]]でもしばらく需要が衰えていたが、[[《夢双龍覇 モルトDREAM》]]の登場を機に[[【モルトNEXT】]]系統が息を吹き返して[[環境]]に増加すると、その対策として[[1枚積み]]されるケースがまた見られるようになった。 **その他 [#y10416b6] -このカードと同じ文明の[[キング・コマンド・ドラゴン]]の[[アンノウン]]である[[《偽りの王 モーツァルト》]]のダメ押しともいえる存在。[[《正体不明》]]等のコスト踏み倒し系のカードで同時に着地させれば、あっという間に相手の場を更地にすることも夢ではない。 -コスト10なので[[【10軸ガチロボ】>【ガチャンコ ガチロボ】#gachi10]]にも適性がある。同じく10コストである[[《古代楽園モアイランド》]]、[[《龍世界 ドラゴ大王》]]と共に並べることで、ほぼすべての後続をシャットアウトできる。 //呪文とクリーチャー、「[[展開]]によるフィールド出し」を全て封殺することができ、[[タマシード]]、[[クロスギア]]、[[ウエポン]]、[[フォートレス]]、[[鼓動]]、[[オーラ]](GR召喚して付けるのは不可)、[[置換効果]]による踏み倒し([[マッドネス]]など)、「呪文を唱えられない効果を無視する」効果しか対抗策が残っていない。 -6年ぶりに登場した《ベートーベン》の派生カード。色構成は[[《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》]]の[[黒赤緑]]を受け継いでいるが、能力は[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]]の[[ドラゴン]][[メタ]]に回帰している。 -イラストで騎乗している[[ドラゴン]]は[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]とよく似ているが、頭部や肩の形状がやや異なる。 -シークレットイラストでは指揮者のような構えを取っており、武器の槍も指揮棒のようなものに変わっている。 -通常版の[[フレーバーテキスト]]に、「龍の支配''に''ついて」となるべきところ、「龍の支配ついて」となっている脱字がある。 -「ソレムニス」の由来は、ミサの一種である「ミサ・ソレムニス」か。ベートーベンが晩年に作曲したものが有名。 **関連カード [#a71b9825] -[[《偽りの王 モーツァルト》]] ***修羅丸 [#o3af5395] -[[《「戦慄」の頂 ベートーベン》]] -[[《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]] -[[《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》]] -''《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》'' -[[《真実の名 修羅丸》]] ***希望の双子二人一組 [#c406cb2c] -[[《希望の絆 鬼修羅》]] ***希望の双子の融合形態 [#e4ff4103] -[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]] **[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text] -[[DM22-EX2]](S13/S15)&br;'''[[レディオ・ローゼス>《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]の策略によって希望の双子、[[修羅丸>《真実の名 修羅丸》]]に鎧が着せられた。こうして[[ベートーベン>《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]が誕生したことで[[ゼニス]]による[[龍>ドラゴン]]の支配は完成した。だが、智を追求し情を理解しないレディオは、その選択が龍の支配計画のほころびになることを理解していなかった。 ― [[ミスティ・レポート]] 第二十五章『[[龍の支配>キング・コマンド・ドラゴン]]ついて』より''' -[[DM22-EX2]](H7A/H12)&br;'''龍の王は、[[運命>《運 命》]]を選ばせる。選んだ運命は全て滅びの結末を迎えるが。''' -[[DM22-EX2]](H7B/H12)&br;'''お前の運命はお前が決めろ!どの運命を選んでも、これがお前への鎮魂歌だ!! — [[オサムライ・VAN・オサム>オサムライ・ヴァン・オサム]]''' -[[DM23-EX3]]&br;'''[[ゼニス]]となった修羅丸を救ったのは、同じく希望の双子である鬼丸だった。''' **収録セット [#q9a457d3] //***[[デュエル・マスターズ]] -illus.[[SENNSU]] --[[DM22-EX2 「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」>DM22-EX2]](S13/S15) --[[DM23-EX3 「アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華」>DM23-EX3]](TF7/TF10) -illus.[[Adachi Yosuke]] --[[DM22-EX2 「ヒーローズ・ダークサイド・パック 闇のキリフダたち」>DM22-EX2]](H7A/H12)(H7B/H12) //***[[デュエル・マスターズ プレイス]] //-CV:[[]] //-illus.[[]] //--[[DMPP-00 「 」>DMPP-00]] **参考 [#u5d54626] -[[キング・コマンド・ドラゴン]] -[[アンノウン]] -[[ゼニス]] -[[cip]] -[[ドラゴン]] -[[全体除去]] -[[シールド焼却]] -[[置換効果]] -[[着地置換効果]] -[[スピードアタッカー]] -[[T・ブレイカー]] -[[オサムライ・ヴァン・オサム]] &tag(クリーチャー,闇文明,火文明,自然文明,黒赤緑,3色,多色,コスト10,キング・コマンド・ドラゴン,キング・コマンド,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,アンノウン,ゼニス,パワー17000,スピードアタッカー,T・ブレイカー,cip,ドラゴンメタ,除去,全体除去,エレメント指定除去,破壊,全体破壊,シールド焼却,置換効果,着地置換効果,墓地送り,・,修羅丸,SR,スーパーレア,SENNSU,Adachi Yosuke);