#author("2024-11-02T18:08:34+09:00","","")
#author("2024-11-26T20:25:09+09:00","","")
*《「&ruby(しきさい){色災};」の&ruby(いただき){頂}; カラーレス・レインボー/&ruby(ゼニス・ハザード){天上天下輪廻天頂};》 [#top] 

|「色災」の頂 カラーレス・レインボー VIC 無色 (11)|
|クリーチャー:ゼニス・ハザード 17000|
|''T・ブレイカー''|
|''ゼロ輪廻∞'':このクリーチャーが召喚によって出た時または攻撃する時、このクリーチャーの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、自分の山札の上から5枚をマナゾーンに置く。|
|''エターナル・Ω''(このクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻す)|
|BGCOLOR(#ccd):|
|天上天下輪廻天頂 VIC 光/水/闇/火/自然文明 (8)|
|呪文|
|カードを各文明1枚ずつ、自分の墓地から選ぶ。その中からクリーチャーをすべて出し、残りを手札に加える。|

[[DM23-EX1]]で登場した[[無色]]の[[ゼニス・ハザード]]と[[光]]/[[水]]/[[闇]]/[[火]]/[[自然]]の[[呪文]]の[[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]側は、召喚時[[cip]]および[[アタックトリガー]]で、呪文側のコスト踏み倒しとマナ加速を行う[[ゼロ輪廻∞]]と[[エターナル・Ω]]を持つ[[T・ブレイカー]]。

[[ゼロ輪廻∞]]は召喚時および、攻撃時限定だが呪文側をノーコストで唱えることができ、バトルゾーン、マナゾーン、手札を一度に充実させることが可能。
特に[[輪廻∞]]と違い、マナ加速が5枚に固定しており、[[輪廻∞]]によるマナ加速に必要な[[天地命動 バラギアラ]]の数に左右されないため、単体で運用しても問題は出にくい。
また、この手のカードでは珍しくマナ加速が[[タップイン]]で無いため、即座に低コストのカードを使ったり、[[キリフダッシュ]]と組み合わせる事も狙える。

[[呪文]]側は、自分の墓地から各文明のカードを1枚ずつ選び、その中のクリーチャーをすべて踏み倒し、残りを回収することができる。
//最大5体もクリーチャーをタダ出しすることができる、破格の性能である。また、クリーチャー以外ならそのまま墓地回収として機能するので、状況に応じてカードを選択するのがいいだろう。

単にクリーチャーを墓地から複数体タダ出しするのなら[[《「深淵より来たれ、魂よ」》>《ビシャモンス・デーケン/「深淵より来たれ、魂よ」》]]などがある。
この呪文はカードを選ぶ段階で光・水・闇・火・自然1枚ずつという縛りのためデッキ内の文明を絞れば絞るほど踏み倒しの数が少なくなってしまうが、コスト9の大台ではなく[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]で唱える範囲のコスト8であるのは差別化に役立つか。

また、単色ではない部分から文明指定の呪文踏み倒しに全対応している部分は明確な長所。
具体的には[[《卍 新世壊 卍》]]や[[《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》]]などで踏み倒せ、《天上天下輪廻天頂》を唱えることができる。

ただ、[[5色レインボー]]の踏み倒し呪文には1コスト上に下準備の必要のない[[《ジョー!ジョー!友ジョー!》]]というライバルも存在する。
どちらも一長一短なのでデッキに合う方を選ぶと良いか。

基本的には、公式も指摘している((https://youtu.be/cWVdAi7m5nE?t=152))通り、[[デュエパーティー]]での[[パートナー]]として推奨されているカードである。

**ルール [#ldaf3c9b]
-多色カードは、[[《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》]]や[[《天罪堕将 アルカクラウン》]]などと同じく、1枚で1つだけの文明が参照される。[[光/水>白青]]と[[光/闇>白黒]]のように文明がダブっていてもどの文明として選んだかにより同時に選択できることもある。

-[[呪文]]側は、[[テキスト]]通りに処理を行うならば、まず「[[カード]]全体の[[文明]]を見て5文明分をそれぞれ1枚ずつ[[墓地]]から選び、こうして選んだカードの中の、カードタイプが[[クリーチャー]]であるカードを1枚ずつ[[バトルゾーン]]に出し([[保留状態]]の総合ルールにより、出す順番は自由)、残りを同時に[[手札]]に加える」といった手順となる。
このため[[タマシード/クリーチャー]]などもバトルゾーンに出せる他、理論上は[[天地命動 バラギアラ]]5種を同時に展開することが可能。
--適正な[[進化元]]のいない[[進化クリーチャー]]を選びそれが[[墓地]]に留まった場合、それを「残り」のカードとして手札に加える。([[根拠となるQ&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40541/]])

**[[デュエパーティー]]では [#v9be7555]
カードとしてすべての文明を持つため、これを[[パートナー]]にするだけでデッキにすべての文明を使うことができる。
それだけなら[[《ギガントウサギロボ・フューチャーX》]]や[[《不敬合成王 ロマティックダム・アルキング》]]などでも良い気がするが、《「色災」の頂 カラーレス・レインボー》が画期的な点は、''4色デッキを肯定してくれていること''だろう。

単なる[[5色レインボー]]クリーチャーなら[[パートナーゾーン]]から召喚するのに5文明の支払いが必要なため、4色以下で組んでしまうと単なる[[ブラフ]]で終わってしまう。
こちらだとクリーチャーとしては[[無色]]の《「色災」の頂 カラーレス・レインボー》は文明の支払いが要らない。加えて、呪文側を唱えるのも[[ゼロ輪廻∞]]によってそちらも文明の支払いが不要。

-補足:デュエマには[[メインデッキ]]に1枚のカードで4つの文明を持つカードは当時存在しなかった。現在では[[《魅惑のロイヤル・エイリアン》]]と[[《ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]が存在している。

[[構築戦]]でネックとなるマナチャージでの手札排除をしようにも丸々1ターンのテンポロスになる[[マナ数]]0という点も、[[パートナーゾーン]]の配属なら[[手札事故]]要因にならない。

**[[構築戦]]では [#kbf67da2]

実際運用することを考えると問題点がかなり多い。
-[[マナ数]]が0の[[5色]]の大型[[クリーチャー]]であるため、[[事故]]率が高くなる点
-[[墓地肥やし]]の下準備がある程度必要な点
-[[《とこしえの超人》]]・[[《若き大長老 アプル》]]などの[[メタ]][[クリーチャー]]に弱い点
-[[クリーチャー]]側の運用を考えた場合、ゼロ輪廻∞の使用自体は[[任意]]だが、[[呪文]]を踏み倒した後のマナブーストは強制であるため、[[山札切れ]]の危険がある点

これらの問題点をクリアしたとしても、そもそも[[墓地]]の[[クリーチャー]]を踏み倒したいだけなら、[[進化]]にこそ対応していないものの、1コスト上に同じく[[ツインパクト]]サポートも受けられる[[《ビシャモンス・デーケン/「深淵より来たれ、魂よ」》]]も存在しており、敢えてこのカードを使う利点が薄い。

[[リアニメイト]]は重視せず、召喚によって出し[[ゼロ輪廻∞]]で5ブースト札として使う運用を考えても、例えば[[【星龍ライベルモット】]]ではコスト踏み倒し召喚なら[[《引き裂かれし永劫、エムラクール》]]のほうが直接的な勝因にできるし、4ブーストだが非召喚でも[[cip]]が使える[[《地龍仙ロマネアース》>《地龍仙ロマネアース/仙なる大地》]]のほうが[[《ミステリー・キューブ》]]などで利用できる。

[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]とは相性が良く、《ドキンダンテXXII》を[[踏み倒し]]ながら《ドキンダンテXXII》から[[踏み倒す>踏み倒し]]用の呪文もまとめて回収できるのはこのカードならではであり、逆に《ドキンダンテXXII》から《天上天下輪廻天頂》を踏み倒すこともできる。背景ストーリーを見るに恐らく[[デザイナーズコンボ]]だろう。
[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]とは相性が良く、《ドキンダンテXXII》を[[踏み倒し]]ながら《ドキンダンテXXII》から[[踏み倒す>踏み倒し]]用の呪文もまとめて回収できるのはこのカードならではであり、逆に《ドキンダンテXXII》から《天上天下輪廻天頂》を踏み倒すこともできる。
背景ストーリーを見るに恐らく[[デザイナーズコンボ]]だろう。

[[《水晶設計図》]]はこのカードをサーチしたり、前もってマナゾーンにこのカードを置いておいた場合はこれを[[水晶マナ]]化させて、マナとして使えるようにする動きもできる。
呪文面が強力な[[ゼニス]]には[[《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》]]もいるので、併用させても困りにくい。

ツインパクトで固めたデッキに入れて[[《マジック・H・コレクター》>《マジック・H・コレクター/♪マジソンを 集めて早し ストリーム》]]で踏み倒して唱えるという使い方もある。[[1枚積み]]にして適宜[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]で[[サーチ]]してしまえば[[マナゾーン]]に置かれた時に邪魔になる欠点をある程度カバーできる。

だがそもそも[[5色レインボー]]のカードであり[[5色]][[デッキ]]に入れるしかないのにもかかわらず、その5色デッキではそれほど[[墓地肥やし]]が捗らないというのが皮肉である。

--[[【バラギアラループ】]]とは相性が良いとも悪いとも言い難い。
まずクリーチャー側のコストが高く、11マナまで貯めるのに一苦労すること。
ただでさえ、[[天地命動 バラギアラ]]はコスト9という重さが目に付くが、自然のマナ加速である程度緩和させていたのが現状である。
[[《戦慄のプレリュード》]]を使えば、合計9コストでの運用も可能なので、セットで使うといいだろう。
[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴冥》]]とは異なり、コストを無視して踏み倒せることを生かしたい。
呪文側を使用すれば、核となる5体の[[天地命動 バラギアラ]]を1発で揃えることは可能である。
ただ、呪文側を使用するにしても、直接呪文として使用せず、[[ゼロ輪廻∞]]を介して使用するのが望ましい。
追加でマナ加速できるため、あちらの[[輪廻∞]]の発動も可能。
[[輪廻∞]]と同様、[[山札切れ]]を起こす危険性があるが、[[無敵虹帝]]で補うことができる。

***使用例 [#f029ce55]
[[《魔光神官ルドルフ・アルカディア》]]の[[cip]]で[[墓地肥やし]]しつつ上に[[《聖竜ボルシャック・ウルフェウス》]]を重ねるか、[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]の効果で《天上天下輪廻天頂》を唱えるコンボデッキが15人規模のデュエマフェスで優勝した。

水は[[《水上第九院 シャコガイル》]]、闇は[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]を踏み倒すことで、先に《シャコガイル》の[[山札回復]]を使ってから《エンド・オブ・ザ・ワールド》で残り山札を3枚にすることで、《シャコガイル》の「相手のターンのはじめに」の効果で山札を引ききって勝ちというデッキである。

**背景ストーリー[#story]
[[王来篇背景ストーリー]]で、[[フレーバーテキストのみに登場していた>フレーバーテキストが初出のカード]]クリーチャー。
[[禁時混成王>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]が引き起こした12の「世界滅亡のシナリオ」の1つ。5体の[[バラギアラ>《天地命動 バラギアラ/天上天下輪廻独尊》]]が[[ゼニス]]と共鳴し、[[ゼロ文明]]の力を取り込んだことで、[[ゼロ>無色]]と[[レインボー>多色]]の矛盾によって[[ゼニス]]化した姿。ゼロとレインボーの相反する力を抱えたことで暴走状態に陥っている(([[《アオジシ・スパイダー》フレーバーテキスト>《アオジシ・スパイダー》#c6054a8f]]))。
-[[王来篇背景ストーリー]]ではバラギアラは後に[[《我臥牙 ヴェロキボアロス》]]の力を[[受け継ぎ>スター進化]]、[[《バラギアラ <ヴェロキボアロ.Star>》]]に進化しているため[[《天聖王儀 アルカディア・グローリー》]]の力で時間の概念を取り戻した際に元に戻ったと思われる。

**その他 [#xba1bade]
-無色と有色の[[ツインパクト]]は[[《俺神豚 ブリタニア/「カツキング、俺とお前の勝負だ!」》]]、[[《神豚 ブータンPUNK/ブータン両成敗》]]に次ぐ3枚目。無色と多色という観点ではこのカードが初。
--[[クリーチャー]]側は[[無色]]でありながら[[呪文]]側が[[5色レインボー]]であるため、[[マナ数]]は0である。

-[[クリーチャー]]側と[[呪文]]側で触れるゾーンが完全に異なっている。上下側に全くシナジーの無い[[ツインパクト]]というのも珍しい。
-&ruby(ゼニス・ハザード){天上天下輪廻天頂};の名とは裏腹に、大多数の[[無色]][[ゼニス]]は出せず、数少ない[[有色]][[ゼニス]]を出したとしても召喚時限定[[cip]]は使えず、相性はすこぶる悪い。同様に[[天地命動 バラギアラ]]の召喚時限定[[cip]]も使えないので注意。

-下段呪文の[[イラスト]]の元ネタは[[《天頂開戦ゼニス》]]と思われる。

-[[デュエチューブ]]に公開された開発秘話によると、名前だけ先に決まってから作ってくれと話のあったトップダウン型のカードであり、無色でありながら多色を表現するために、ツインパクトで上下を分けることにしたとのこと。[[参考>https://www.youtube.com/watch?v=PhevtJ4imFU]]

-デザイン当初は[[呪文]]側で各色のあらゆる[[カードタイプ]]のものを使用できていたが、''自身がチェインするのを危惧''((《天上天下輪廻天頂》で《天上天下輪廻天頂》を唱えられるということ))されクリーチャー限定になったとのこと。[[参考>https://x.com/syaba3/status/1743391930183037377?s=46&t=qnSmyGtrVUD6q1oOHmWleQ]]

**関連カード [#card]
-''PREV''
--[[光]]:[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴聖》]]
--[[水]]:[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴氷》]]
--[[闇]]:[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴冥》]]
--[[火]]:[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴炎》]]
--[[自然]]:[[《天地命動 バラギアラ/天上天下輪廻独尊》]]

-''NEXT''
--[[《バラギアラ <ヴェロキボアロ.Star>》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
//-[[]]&br;''''''

**収録セット [#pack] 
//***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]]
--[[DM23-EX1 「大感謝祭 ビクトリーBEST」>DM23-EX1]](9/84)

**参考 [#reference]
-[[5色レインボー]]
-[[ツインパクト]]
-[[ゼニス・ハザード]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[ゼロ輪廻∞]]
-[[エターナル・Ω]]
-[[リアニメイト]]
-[[墓地回収]]

-[[天地命動 バラギアラ]]

----
[[公式Q&A]]

-カード特性について

>Q.[[《ピクシー・ライフ》]]を唱えて、''《「色災」の頂 カラーレス・レインボー/天上天下輪廻天頂》''をマナゾーンから手札に戻せますか?
A.いいえ、手札に戻せません。クリーチャー側は無色ですが、カードとしては5文明のカードです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43458]](2023.7.21)

-2つ目の能力について

>Q.自分のマナゾーンにカードが10枚あり、相手の[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]がバトルゾーンにいる状況です。&br;相手のターン中に自分は[[《天運ゼニスクラッチ》]]を唱えて、山札から''《「色災」の頂 カラーレス・レインボー/天上天下輪廻天頂》''を召喚しました。&br;相手のターン中なので[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]の「相手のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを相手がバトルゾーンに出した時」の能力が先に解決され、''《「色災」の頂 カラーレス・レインボー》''が「エターナル・Ω」によって手札に戻ったのですが、その後「ゼロ輪廻∞」で''《天上天下輪廻天頂》''を唱えられますか?
Aはい、唱えられます。&br;「ゼロ輪廻∞」は召喚した時点でトリガーして待機しており、解決前に離れていたとしても離れる直前の情報を参照できるため、「ゼロ輪廻∞」で''《天上天下輪廻天頂》''を唱えることができ、唱えた場合は山札の上から5枚マナゾーンに置きます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43584]](2023.8.4)

&tag(ツインパクト,クリーチャー,無色,コスト11,ゼニス・ハザード,ゼニス,パワー17000,T・ブレイカー,ゼロ輪廻∞,輪廻∞,マナブースト,エターナル・Ω,呪文,光文明,水文明,闇文明,火文明,自然文明,5色レインボー,多色,コスト8,リアニメイト,墓地回収,各文明1枚ずつ,・,バラギアラ,VIC,ビクトリー,MITSUAKI MATSUMOTO);