#author("2024-10-01T11:24:27+09:00","","") #author("2024-10-01T13:40:50+09:00","","") *《「&ruby(むじょう){無上};」の&ruby(ちょうてん){頂天}; シャングリラ・ファンタジア》 [#top] |「無上」の頂天 シャングリラ・ファンタジア SR 無色 (12)| |クリーチャー:ゼニス・セレス 12321| |''水晶ソウル3''| |''T・ブレイカー''| |自分のクリーチャーは、出たターンにプレイヤーを攻撃できる。| |各ターン、はじめて自分のクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーを破壊してもよい。そうしたら、自分の山札の上から、アンノウン・クリーチャーまたはゼニス・クリーチャーが出るまで表向きにする。そのクリーチャーを出し、その後、山札をシャッフルする。| |''エターナル・Κ''(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)| [[DM23-EX3]]で登場した[[無色]]の[[ゼニス・セレス]]。 [[水晶ソウル]]3と[[エターナル・Κ]]を持つ[[T・ブレイカー]]。 自分のすべてのクリーチャーが[[バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる]]ようにする[[常在型能力]]と、ターンの最初に[[攻撃]]した自クリーチャーを任意で[[破壊]]し、[[アンノウン]]か[[ゼニス]]の[[クリーチャー]]を[[山札]]から[[コスト踏み倒し]]する効果を持つ。 やはり最大の特徴は4番目の能力。 能力で適当な用済み[[オラクル・セレス]]を[[自壊]]させて攻撃キャンセルしつつ、盤面増強することができる。溜める場合には嬉しくない2体目以降の《「無上」の頂天 シャングリラ・ファンタジア》が出てきてしまう裏目もあるが、かなり少ないリスクで[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]や[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]などの[[ロック]]効果持ちの踏み倒しが狙えるのが魅力。 [[《呪華のサトリ カナザー》]]などと[[アンノウン]]、[[ゼニス]]シナジーと共存したい場合、[[非クリーチャー]]を採用すれば良い。[[《ヴィオラの黒像》]]は《シャングリラ・ファンタジア》の[[濁り]]にならず、《呪華のサトリ カナザー》で[[手札補充]]しながらマナ置きに活用できる。 疑似SAに着目して[[《真実の王 ワーグナー》]]か[[《水晶の王 ゴスペル》]]で即座に手札の高コスト呪文にアクセスするコンボも考えられる。 発生源と同種がヒットしてしまうため、《シャングリラ・ファンタジア》を[[1枚積み]]にして[[解決]]でもしない限り狙った1体をピンポイントで出すことはできないが、どれを引いても強いクリーチャーしか出ないよう偏らせることは可能。 また、このクリーチャーが持つ相手プレイヤー限定[[スピードアタッカー]]化とも相性がいい。新たに出てきたゼニス・アンノウンを即座に攻撃可能にできる他、ターンをまたいで新しく召喚した小型[[オラクル・セレス]]で再度[[自壊]]ガチャすることにも使える。 [[ワンショット]]狙いなら、初回の攻撃を行う《シャングリラ・ファンタジア》自身(または他に自前で破壊耐性を持つクリーチャー)を能力の種とするといいだろう。 [[自壊]]を[[エターナル・Κ]]で耐えれば、盤面を減らさず攻撃を継続したまま新たな[[アンノウン]]か[[ゼニス]]が登場する。3番目の能力ですべて[[プレイヤー限定攻撃許可>バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる]]状態なので、[[召喚酔い]]せずそのクリーチャーも攻撃に参加できる。 ただし[[エターナル・Κ]]を乱用すれば相手の[[S・トリガー]]に対する耐性がなくなっていく点には注意。 他にも[[水晶武装]]4達成時の[[《偽りの名 スカラベオ》]]がいる状態なら無条件で耐えることが可能。 ただし[[《偽りの名 スカラベオ》]]自身が[[アンノウン]]なので種族指定ガチャの下振れになってしまう場合や、[[オラクル・セレス]]を砕きたくても砕けなくなってしまうリスクも有り。 [[ゼニス]]も出せるが、できることなら「召喚によって出た時」を使いたいそれらにとって、非召喚の踏み倒しであるこの能力で登場しても恩恵があるものはそこまで多くない。 そんな中、「シャングリラ」繋がりで[[《「理想」の極 シャングリラ・エデン》]]は踏み倒し先として比較的優秀。バトルゾーンの《シャングリラ・ファンタジア》が巻き込まれないよう注意が必要だが、[[進化GV・Ω]]で最もネックになるだろう墓地の進化元は[[自壊]]によってスムーズに達成でき、《シャングリラ・ファンタジア》が失っている相手の行動制限を《シャングリラ・エデン》が担当してくれる。 他には[[《引き裂かれし永劫、エムラクール》]]で即座に[[アタックトリガー]]を使うのも面白い。 [[《「祝」の頂 ウェディング》]]を呼び出せれば3点[[焼却>シールド焼却]]できる。ロマン砲ではあるが[[《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》]]で全焼却を狙うのも一興だろう。 **ルール [#ld240a92] -2体以上《シャングリラ・ファンタジア》がいて、自分のクリーチャーがこのターンの初攻撃をしたら、それぞれでトリガーする。 普通に破壊されてしまった場合は「そうしたら」効果は1回しか発動できなくなるが、破壊耐性で結果的に破壊されなかったらトリガーした回数だけ「そうしたら」効果も発動できるようになる。 **環境において [#dcdbbc93] 登場早々、[[黒緑]]構築で[[水晶マナ]]を軸とした[[【黒緑ゼニス・セレス】]]なるデッキでの上位入賞が報告された。 登場早々、[[【黒緑ゼニス・セレス】]]での上位入賞が報告された。 発売2日目のCS(38名)では、3位デッキが[[黒緑]]ベースで[[アンノウン]]や[[ゼニス]]呼び出し打点として3枚採用していた。 踏み倒し対象は以下の通り。 -[[《偽りの名 ワスプメリサ》]]×4 -[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]×2(([[墳墓避け]]のため、非ツインパクトとツインパクト版の1枚ずつ)) -《「無上」の頂天 シャングリラ・ファンタジア》×3 -[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]×4 -[[《「呪怨」の頂天 サスペンス》]]×2 [[ゼニス]]のうち[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]が呼び出された場合、[[cip]]が非召喚なので使えなくても《シャングリラ・ファンタジア》込みで[[マッハファイター]]と[[スピードアタッカー]]を両立したような攻撃ロックフィニッシャーになるのが特徴。 逆に[[《「呪怨」の頂天 サスペンス》]]が呼び出された場合は利点が少ないため枚数が抑えられている。 **その他 [#s4c5bf5a] -既存の《シャングリラ》2種と異なり[[進化クリーチャー]]ではなく、種族に[[ガーディアン]]を持っていない。 -元ネタである[[《「無情」の極 シャングリラ》]]とは対照的な能力構成になっている。 あちらは「攻撃禁止」+「[[メテオバーン]]で自身を削りつつ、相手クリーチャーを除去」という「自分を犠牲にして味方を守る」構成なのに対し、こちらは「味方獣の攻撃を許可」+「味方獣をスーサイドしつつ、新たな味方獣を呼ぶ」という「味方を犠牲にして敵を殲滅する」構成となっている。 --また、見ようによっては「味方に攻撃させている」一方、味方を破壊することで「味方の攻撃を止めている」ようにも見える。[[ゼニス]]の成り立ちを考えると、この2つの相反する能力が「矛盾」となって新たなゼニスを生み出しているといったデザインなのだろうか。 --冠詞が「無情」から「無上」に変化していることと合わせ、《シャングリラ》の思想である「全てを[[無>ゼロ文明]]にする」の攻撃的な要素をピックアップしたデザインと言える。 -「召喚によって出た時」を持たないゼニスの1体。 --ややこじつけだが、ここでも[[《「無情」の極 シャングリラ》]]と対比しているとすれば、そちらは「進化ゼニスだからそれを持たない」、こちらは「非進化ゼニスなのにそれを持たない」という順接⇔逆接の関係にあると読み取ることができる。 ---加えて、通常の無色[[ゼニス・セレス]]は召喚時限定[[cip]]を持たない(([[《クリス=タブラ=ラーサ》]]だけが持っている。))という法則を《シャングリラ・ファンタジア》でも満たす。 -[[《水晶転生》]]の[[フレーバーテキスト]](('''シャングリラ・ファンタジアの生み出した[[ゼロ>無色]]の力は、目的無き力だった。[[タブラ=ラーサ>《クリス=タブラ=ラーサ》]]はそこに目的を与え、力を吸いだすことに成功した。'''))より、このクリーチャーは目的無きゼロの力を生み出し、[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]にその力を吸い取られ利用されてしまった。 --[[デュエチューブ]]での補足説明によれば、矛盾を解消するための手法として「全てを無にする」ではなく「自らが無になる」という選択をした[[《「無情」の極 シャングリラ》]]であるとのこと。 このため、[[ゼロの力>無色]]と[[ゼニス]]は誕生したが、大元である《シャングリラ・ファンタジア》が無であるため、生まれたゼニスたちも目的を持たなかった。そこを[[《クリス=タブラ=ラーサ》]]に付け込まれ、[[オラクル]]に目的を与えることで力を吸い出してしまった。 **[[コスト軽減]]早見表 [#p49c1083] |使用カード|実質コスト|支払い|h |[[《奪取のクリス アラカン》]]|12-2=10|[水晶(4)]の4枚 ※通常と変化なし| |~|~|[水晶(3)]と[無色(1)]の4枚| |>|>|BGCOLOR(white):| |[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]|12-4=8|[水晶(3)]の3枚| |~|~|[水晶(2)]と[無色(2)]の4枚| **[[サイクル]] [#cycle] [[DM23-EX3]]の[[スーパーレア]][[ゼニス・セレス]]サイクル。全て[[水晶ソウル]]3と[[エターナル・Κ]]を持ち、[[エピソード2]]に登場した[[ゼニス]]を元ネタとする。 |''《「無上」の頂天 シャングリラ・ファンタジア》''|[[《「無情」の極 シャングリラ》]]| |[[《「俺獅」の頂天 ライオネル》]]|[[《「俺」の頂 ライオネル》]]| |[[《「狡智」の頂天 レディオ・ローゼス》]]|[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]| |[[《「呪怨」の頂天 サスペンス》]]|[[《「呪」の頂 サスペンス》]]| |[[《「使命」の頂天 グレイテスト・グレート》]]|[[《「命」の頂 グレイテスト・グレート》]]| |[[《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》]]|[[《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]| **関連カード [#related] -[[《「無情」の極 シャングリラ》]] -[[《「理想」の極 シャングリラ・エデン》]] -[[《シャングリラ・クリスタル》]] //**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text] //-[[DM23-EX3]]&br;'''''' **収録セット [#pack] //***[[デュエル・マスターズ]] [#pack_dm] -illus.[[RUI MARUYAMA]] --[[DM23-EX3 「アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華」>DM23-EX3]](S1/S10) -illus.[[neko61]] --[[DM23-EX3 「アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華」>DM23-EX3]](SSP2/SSP3) //***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#pack_dmpp] //-CV:[[]] //-illus.[[]] **参考 [#reference] -[[ゼニス・セレス]] -[[水晶ソウル]] -[[T・ブレイカー]] -[[バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる]] -[[アタックトリガー]] -[[自壊]] -[[山札の上]] -[[アンノウン]] -[[ゼニス]] -[[コスト踏み倒し]] -[[シャッフル]] -[[エターナル・Κ]] &tag(クリーチャー,無色,コスト12,ゼニス・セレス,ゼニス,パワー12321,水晶ソウル,水晶ソウル3,T・ブレイカー,バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる付与,アタックトリガー付与,擬似アバレチェーン,スーサイド,アンノウンサポート,ゼニスサポート,リクルート,コスト踏み倒し,シャッフル,エターナル・Κ,・,SR,スーパーレア,RUI MARUYAMA,neko61,アビス・レボリューションブロック);