#author("2024-02-16T17:49:23+09:00","","") #author("2024-06-11T11:11:08+09:00","","") *《「&ruby(のろい){呪};」の&ruby(いただき){頂}; サスペンス》 [#td60614d] |「呪」の頂 サスペンス SR 無色 (12)| |クリーチャー:アンノウン/ゼニス 16000| |''T・ブレイカー''| |このクリーチャーが召喚によって出た時、相手のシールドゾーンまたは手札からカードを2枚見ないで選ぶ。相手はそれを見せる。その中の呪文を、自分がコストを支払わずに唱え、持ち主の墓地に置いてもよい。その後、相手は見せたカードの残りを墓地に置く。| |''エターナル・Ω''(このクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻す)| [[DMR-06]]で登場した[[無色]]の[[アンノウン]]/[[ゼニス]]。 [[召喚]]時限定の[[cip]]で、相手の[[シールド]]・[[手札]]から[[カード]]を見ないで2枚選び、それが[[呪文]]であれば[[コスト踏み倒し]]で[[唱え>唱える]]、それ以外なら持ち主の[[墓地]]に置く[[能力]]を持つ。 その[[能力]]は[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]]を彷彿とさせる相手の[[呪文]]を自分が[[唱える]]というもの。発動条件が[[召喚]]時、そして不確定領域の相手の[[手札]]と[[シールド]]から2枚なので、普通に使うとあまり[[呪文]]を唱えられないという事も多い。 しかし、この[[クリーチャー]]の真の魅力は相手の[[手札]]、[[シールド]]いずれか2枚を確実に[[墓地]]に送ることが出来るというところ。選んだ[[カード]]が[[呪文]]以外の場合でも[[墓地]]に送る事が出来るため、堅実に、そして確実に[[アドバンテージ]]をとる事が可能。[[シールド]]であれば[[S・トリガー]]を封殺することが出来るため、攻めの一手としては非常に有効な[[クリーチャー]]である。[[呪文]]をタダで[[唱える]][[能力]]はあくまでオマケと考えるべきだろう。もしこれで[[呪文]]を引くことが出来れば御の字と言ったところ。 [[非進化]]の[[アンノウン]]/[[ゼニス]]の中では12[[コスト]]と最も重く、その割には[[cip]]以外の[[能力]]を持っているわけでもないので、この高コストをいかに処理するかがこの[[クリーチャー]]を使う上での課題となるだろう。[[マナブースト]]はもちろんの事、[[《黒神龍オンバシ・ラオーン》]]らの[[サイクル]]も積極的に使っていきたい。[[《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》]]を使うのも一考。 同弾の[[《「祝」の頂 ウェディング》]]が強力なのでこの[[カード]]は影に隠れがちだが、十分有用なスペックを持っているので専用[[デッキ]]などを組んで活躍させたいところである。 **ルール [#p461b1f5] -[[シールド・プラス]]等によって複数のカードが重ねられている[[シールド]]を選ぶ時、そのシールドに含まれているカードから2枚までしか選べない。これは、テキスト上でシールドを選ぶ時の数え方が「1枚、2枚」から「ひとつ、ふたつ」に変わったためであると考えられる。 -[[呪文]]を[[唱える]][[能力]]は[[任意]]なので、見た呪文が自分が不利になる場合は唱えないことも可能。この点は[[《無限王ハカイ・デストロイヤー》]]にはない利点。 -[[シールド]]焼却だけなら、同じ12[[コスト]]でしかもその[[コスト]]を踏み倒す事を前提にデザインされている[[《GF隊総大将 無敵ング》]]に軍杯が上がるが、[[呪文]]を唱えられる点、[[エターナル・Ω]]で使い回せる点はあちらにはない魅力。またサポートのための[[カード]]も限定されていないので、うまく活かしたいところ。 -「~相手は見せたカードの残りを自身の墓地に置く。」と、一風変わったテキストになっているが、[[手札]]のカードを選んでおりそれが[[呪文]]でないか唱えなかった場合、そのカードは[[捨てる]](捨てられる)扱いとなる。[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]や[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]などの[[マッドネス]]、[[《墓守の鐘ベルリン》]]などの[[ハンデス]]メタが刺さる。 --総合ルールでは「捨てる」について以下のように書かれており、「捨てる」=「手札から墓地に置く」と定義されているため((「シールドを手札に加える」は[[ブレイク]]の扱いにならないが、これは総合ルール701.14bで「シールドを手札に加える」場合はブレイクを条件とする効果は誘発しないと明記されている。))。 |701.7a カードを捨てるとは、それを手札からそのプレイヤーの墓地に置くことです。(ストライク・バックを使用する時は、手札に加える前ですがアクションとしては捨てる動作と同じ事を行います)| -シールドゾーンから選ぶ際も[[見ないで選ぶ]]必要がある。無作為に選ぶ必要があるため、[[シールド追加]]・[[交換>シールド交換]]されたシールド、[[シールド・フォース]]で選んだシールド、[[表向き]]のシールド、[[オブジェクト]]に含まれる枚数が他と異なるシールドなどがあるときは、それら特定のシールドを狙い撃ちすることはできない。 **その他 [#h209c893] -サスペンス(suspense)とは、不安や緊張を抱いた心理状態の事。特に今日では、「サスペンス映画」など観客のこうした心理状態を煽る事を目的とする創作物のジャンル名として用いられる。 自身が生み出した[[光]]の[[デーモン・コマンド]]の名前にはいずれもサスペンスに関係ある用語が使われており、命名ルールを包括する形となっている。 -一対の翼の生えた鋭角的な頭部に、牙を備えた口蓋型の両腕とその口腔内に複数の眼球を内包するという外見を持つという共通点から、おそらく[[《憤怒の猛将ダイダロス》]]がデザインの元になっていると思われる。 -[[背景ストーリー]]では[[ライオネル>《「俺」の頂 ライオネル》]]が裏切ったことにより[[ウェディング>《「祝」の頂 ウェディング》]]と共に送り込まれた[[ゼニス]]として登場。 [[オニナグリ>《涙の終撃オニナグリ》]]を倒すものの、怒りにより[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]となった鬼丸に倒されてしまう。後に盟友である[[《「謎」の頂 Z-ファイル》]]と共に再び鬼丸に襲い掛かるも、それがきっかけで鬼丸は[[ゼニス]]化し、二度目の敗北を迎えてしまった。[[エピソード2]]の[[背景ストーリー]]ではかませ犬な立場という不憫な存在である。 --上記と関連して、公式サイトの「週刊![[DMデッキ開発部]]DASH」でも[[アン]]に「鬼丸のパワーアップっていつも[[《「呪」の頂 サスペンス》]]がきっかけっすよね。[[《「呪」の頂 サスペンス》]]がおとなしくしてたら、もっとゼニス軍は楽だったんじゃないすかね……」とまで言われてしまっている。 -だが、その後[[DMR-11]]の[[《氷河妖精アイス》]]の[[フレーバーテキスト]]にて「神話の大戦において重要な役割を果たし、[[「祝」>《「祝」の頂 ウェディング》]]をしても対抗すらできなかった神」と記述されている。何者かが嘘の記述をしたのか、鬼丸を成長させたことに意味があったのか、エピソードシリーズが終結した今では真偽の程を知るすべはない。 --さらにその後、[[DMEX-12]]版の[[《妖精のイザナイ オーロラ》]]の[[フレーバーテキスト]]にて、同弾の[[《透明妖精リリン/妖精のプレリュード》]]がオラクルの信仰を広めに行ったことが語られたが、《リリン》のフレーバーテキストに「「呪」の神の力は永遠なのヨ!」とある。[[DMR-08]]版[[《ピクシー・ライフ》]]の存在から《リリン》は[[エピソード2]]の時代から生きていたことが窺え、恐らく彼女の何らかの意図が、《サスペンス》が後世で大きな評価をされていることに関係しているのだろう。 --[[デュエチューブ]]では[[Deadman]]が「そもそも経典自体が時間が経ちすぎていることと、部分的に[[サファイア・ペンダット]]の介入によって嘘の歴史に書き換えられています」と解説している。[[参考>https://www.youtube.com/watch?v=ZJ46l-zFOCs]] -[[背景ストーリー]]を描く漫画『超獣世界外伝(後のストーリー・オブ・デュエル・マスターズ)』には登場していない。 -漫画「覇王伝ガチ!!」にて、[[ファレス>ファレス=バスカヴィル]]が[[大虎>赤星 大虎]]戦で使用。大虎の[[シールド]]を2枚選び、片方の[[《エナジー・ライト》]]で[[ドロー]]、もう片方は[[《地獄門デス・ゲート》]]だったが、対象がいないので[[空撃ち]]となった。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#x7c65f65] |「呪」の頂 サスペンス VR 無色 (12)| |クリーチャー:アンノウン/ゼニス 16000| |召喚によってバトルゾーンに出た時、相手のシールドと手札から、それぞれランダムにカードを2枚公開させる。その中の呪文を好きな数、自分がコストを支払わずに唱えてもよい。その後、公開させたカードをすべて墓地に置く。| |T・ブレイカー| |エターナル・Ω| [[DMPP-18]]で実装。[[ベリーレア]]に降格した。 [[召喚]]時[[cip]]で、[[手札]]と[[シールド]]からそれぞれ2枚ずつ、最大4枚の[[カード]]に干渉できるようになった。 選択枚数がTCG版より増えているので[[呪文]]がヒットする確率も上がっているが、TCG版より[[マッドネス]]が当たる可能性も上がっているので注意したい。 テキストからは読み取れないが、ゲーム中は次のような処理をする。相手の手札にあった呪文は、相手のシールドゾーンにあった呪文を選択した後でしか参照できない。 +まず相手のシールド2つを確認し、そこから好きな呪文を選んで唱える。唱えた呪文は、通常は墓地に、[[チャージャー]]など呪文に唱えた後の移動先が決まっているなら持ち主のそのゾーンに置かれる。 +唱えなかった呪文や、呪文以外のカードがシールドゾーンから墓地に置かれる。 +次に相手の手札2枚を確認し、そこから好きな呪文を選んで唱える。呪文の処理は1.と同様。 +唱えなかった呪文、呪文以外のカードは捨てさせる。 -1・2番目の処理の結果、手札に加わったカード((例えば、シールドからバウンス呪文を唱えた場合など。))は3番目の処理で公開されうる。 -1・2番目の処理の結果、手札に加わったカード((例えば、シールドから手札補充呪文やバウンス呪文を唱えた場合など。))は3番目の処理で公開されうる。 テキストの記載通りに処理するならば、呪文を唱える前にカードが公開される必要があるので、少なくとも処理もしくはテキストのどちらか一方に不備があることになる。 -[[DMPP-18]]期の[[レジェンドバトル]]「ゼロの邂逅」では、擬人化されたキャラクター「[[サスペンス]]」が登場した。 -[[《「謎」の頂 Z-ファイル》]]が実装されていないためか、デュエプレ版[[背景ストーリー]]では[[闇]]の[[デーモン・コマンド]]も従えている。 **関連カード [#he372f48] -[[《「呪怨」の頂天 サスペンス》]] -[[《憤怒の猛将ダイダロス》]] -[[《「祝」の頂 ウェディング》]] -[[《「謎」の頂 Z-ファイル》]] -[[《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》]] -[[《呪われし悪魔のミッシツ》]] **[[フレーバーテキスト]] [#pca8455f] -[[DM23-EX3]]&br;'''呪怨はいつまでも終わらない。だが、それが新たな希望を生み出した。''' -[[DMPP-18]]&br;'''希望の呪縛をかける者、それが「呪」の頂なり。''' **収録セット [#d629ee28] ***[[デュエル・マスターズ]] [#t28ef613] -illus.[[Wayne Reynolds]] --[[DMR-06 「エピソード2 ビクトリー・ラッシュ」>DMR-06]](S1/S5) --[[DMBD-06 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 至高のゼニス頂神殿」>DMBD-06]](5/19) --[[DM23-EX3 「アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華」>DM23-EX3]](TR10/TR15) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#y3d35770] -CV:[[小島史裕]] -illus.[[Wayne Reynolds]] --[[DMPP-18 「ゴールデン・ビクトリー -天頂開戦-」>DMPP-18]] **参考 [#r63457b0] -[[クリーチャー]] -[[アンノウン]] -[[ゼニス]] -[[召喚]] -[[cip]] -[[シールド]] -[[手札]] -[[見せる]] -[[呪文]] -[[コスト踏み倒し]] -[[唱える]] -[[呪文横取り]] -[[墓地]] -[[シールド焼却]] -[[ハンデス]] -[[T・ブレイカー]] -[[エターナル・Ω]] -[[DASHゴールデンリスト]] -[[無色]] -[[スーパーレア]] -[[サスペンス]] &tag(クリーチャー,無色,コスト12,アンノウン,ゼニス,パワー16000,T・ブレイカー,召喚限定cip,呪文横取り,シールド焼却,ハンデス,ランダムハンデス,エターナル・Ω,SR,スーパーレア,Wayne Reynolds,クリーチャー (デュエプレ),無色 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