#author("2022-04-08T19:55:02+09:00","","")
#author("2022-04-10T08:18:03+09:00","","")
*&ruby(スター){S};-&ruby(マックス){MAX};&ruby(しんか){進化}; [#pc1616a9]

|S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーを破壊するか、自分の手札から《同名カード》を1枚捨てる。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す)|

月刊[[コロコロコミック]]2022年4月号および[[DMSD-20]]で登場した[[S-MAX進化クリーチャー]]のみが持つ[[能力]]。

//カードごとの違いが「《(同名のカード)》を1枚捨てる」だけならキーワード能力としてみなせるかも

|ジョニー-MAX P 光[ジョーカーズ] (5)|
|S-MAX進化クリーチャー:ジョーカーズ/レクスターズ 9000|
|''S-MAX進化'':自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーを破壊するか、自分の手札から《ジョニー-MAX》を1枚捨てる。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す)|
|''W・ブレイカー''(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)|

この能力1つにこれまで独立だった要素を複数含んでいる。

:汎用的な[[敗北回避能力]]|
[[《光姫聖霊ガブリエラ》]]や[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]などの能力とは異なり、「S-MAX進化」というキーワードだけで敗北回避を内包している。
[[手札誘発]]ではないため、[[バトルゾーン]]にいない状態で[[手札]]から[[S-MAX進化クリーチャー]]を捨て、敗北回避することはできない。

:進化元を必要としない進化クリーチャー|
[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]に次ぐ当該の性質を持つ。そちらと同じく、バトルゾーンに出る以外の部分では他の[[進化クリーチャー]]と同じ。(例えば、[[召喚酔い]]しないなど。)

:バトルゾーンに各プレイヤー1体の制限|
[[エグザイル・クリーチャー]]を彷彿させるデメリットである。
[[常在型能力]]であり、[[ウルトラ・セイバー]]といった[[単発的効果]]で防いだとしても[[パワー低下]]による[[破壊]]と同じく即座に再発生するので防ぎきれない。
ただし、[[《気高き魂 不動》]]のような[[常在型能力]]で[[バウンス]]を防ぐことができる場合は2体以上並べることができる。
[[NEO進化]]や[[スター進化]]の[[注釈文]]はカードの効果で[[無視]]されないという裁定のため、この[[バウンス]]は[[《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》]]などを使っても適用される。(2022.4.8)

**ルール [#k5531bfc]
-[[スター進化]]と異なり、[[バトルゾーン]]に[[進化元]]を残す[[効果]]は無い。
[[《時空の庭園》]]などで[[進化元]]を追加した場合、通常の[[進化クリーチャー]]と同様に、[[進化元]]と一緒に[[ゾーン]]移動する。

-[[敗北回避能力]]は[[置換効果]]であるため、この効果に対して他の[[置換効果]]を適用できない。

-[[バトルゾーン]]にS-MAX進化クリーチャーを1体のみ残して[[バウンス]]する[[効果]]は、他の[[効果]]処理に割り込んで行われる。

**テクニック [#d9f14f4b]
-[[進化元]]が不要で[[進化速攻]]ができる。
--[[《ディオーネ》]]といった「[[スピードアタッカー]]」へのメタを受けない長所となる。ただし、[[《その子供、可憐につき》]]や[[《全能ゼンノー》]]のように広範囲を対象とするメタは受ける。
--[[スター進化]]は[[革命チェンジ]]を[[耐性]]で不発にしてしまうが、S-MAX進化は問題なく[[革命チェンジ]]できる。

-いきなり[[究極進化]]にアクセスできる。
--とはいえ最速2ターン目に召喚できる[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]から、[[《神羅ケンジ・キングダム》]]などに進化させることはこのギミック登場前から実現可能だった。

-2体以上あれば手札に戻すという性質は、[[マーシャル・タッチ]]のようにメリットに使える場合がある。
--S-MAX進化クリーチャーの攻撃中に、別のS-MAX進化を出せば、攻撃中のクリーチャーを戻すことで攻撃キャンセルができる。
--[[《ブランド-MAX》]]と1体と、[[アタックトリガー]]で別の[[《ブランド-MAX》]]1体を出せるクリーチャー1体の合計3枚で無限攻撃ができる。詳細はそちらのページを参照。
--既にS-MAX進化がバトルゾーンにある時に[[マナゾーン]]や[[墓地]]から別のS-MAX進化を出した場合、どちらか一方を手札に戻すことができるので、バトルゾーンを仲介してS-MAX進化を回収することも可能である。

**その他 [#kf005317]
-''プレイヤーを[[進化元]]にする[[スター進化]]''というコンセプト((https://www.youtube.com/watch?v=ThnyOG4HpmQ))。
--[[敗北回避能力]]は[[スター進化]]の[[除去]][[耐性]]を進化元のプレイヤーに適用するかのような[[能力]]で、バトルゾーンに2体以上存在できない制約は進化元となるプレイヤーが1人しか存在しないことによる制約となっている。
-''[[プレイヤー]]を[[進化元]]にする[[スター進化]]''というコンセプト((https://www.youtube.com/watch?v=ThnyOG4HpmQ))。
--[[プレイヤー]]が進化元になるため[[進化元]]の[[クリーチャー]]を必要とせず、[[敗北回避能力]]は[[スター進化]]の[[除去]][[耐性]]を進化元のプレイヤーに適用するかのような[[能力]]で、バトルゾーンに2体以上存在できない制約は進化元となるプレイヤーが1人しか存在しないことによる制約となっている。
--あくまで設定で、厳格なルールではないため、2体以上のS-MAX進化を出すことは可能であり、2体以上になった時点で1体になるよう[[バウンス]]される((総合ルール400.7.により、クリーチャーは1体ずつ出る。なので[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]などの複数のクリーチャーを出す効果の最中でも、2体以上になった瞬間に1体になるよう[[バウンス]]する[[常在型能力]]が割り込む形となる。))。前述の通り[[《気高き魂 不動》]]などでバトルゾーンに維持することも可能。
--見方を変えれば、プレイヤーとクリーチャーを一体化させるような形で表現していると言える。
過去に、マンガやアニメにて、プレイヤーとクリーチャーが一体化するような描写があった。(例:[[《神帝スヴァ》]]と[[神月 ミカド]])。

-プレイヤーを物理的に[[進化元]]にする能力には、[[オレ進化]]というものが存在する。あちらは[[プレイヤー]]の手の上に置いてプレイするものだが、こちらは何の準備も必要ない。
--[[オレ進化]]では、相手のカード効果の処理中に、意図的にゲーム台から手を離し[[《「我」の極 エゴイスト》]]を手札に退避させることはできるのかという疑問があった。S-MAX進化でも、[[《爆笑必至 じーさん》]]と併用して「う〜む、負けそうじゃ」と言いつつ自分を負けさせ、それを[[自壊]]で置換しバトルゾーンから逃がすことができるのかという疑問が生じる。

-「MAX」という単語に使ったギミックには、[[究極進化MAX]]があり、[[究極進化MAX]]は進化クリーチャーを進化元とする[[究極進化]]クリーチャーを進化元とする必要があるのに対し、S-MAX進化は進化元を必要としないという意味で、対極の位置にある。

-[[《フューチャー・ハンド》]]の[[デュエリスト]]という用語は、S-MAX進化の進化元とは関係ないと思われる。

-ルール上、「自分がゲームに負ける」ことと、「相手がゲームに勝つ」ことは同義として扱われる。[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40620]]
そのため、相手が[[エクストラウィン]]する際でも敗北置換能力は使用出来る。
//-これまで、「自分が負ける時」と「相手が勝つ時」は実質同じものだが別のイベントとして暗黙的に処理されていたが、この能力の登場で頻出することが想定されるため、正式な裁定はどうなっているのか発表されることが求められる。
//--カードテキストでは「自分がゲームに負ける時、または相手が勝つ時」とまとめて書かれることが多かったが、裁定変更で[[《龍装者 バーナイン》]]などの「このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーがバトルゾーンに出た時」というテキストの意味が失われた(要するに「自分のクリーチャーが出た時」と同じ意味になった)例もあるため、テキストで長ったらしく2種類書かれていることが区別を必要とする理由にはならない。
//---やや無理やりだが、総合ルール115.3cでは「バトルに勝つ」という能力自体に「相手クリーチャーはバトルに負ける(お互いが『バトルに勝つ』状態を除く)」という処理も含まれていると書かれているため、「自分が負ける時」と「相手が勝つ時」を同一視しても違和感はないように思える。

**参考 [#h7c0937c]
-[[用語集]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[スター進化クリーチャー]]
-[[敗北回避能力]]
-[[破壊]]
-[[ディスカード]]
-[[《ジョニー-MAX》]]

#include(進化の一覧,notitle)

&tag(用語集,能力,能力語,進化,S-MAX進化,敗北回避能力,置換効果,ディスカード,バウンス);