#author("2020-04-20T11:46:30+09:00","","") *&ruby(ストライク){S};・バック [#ud24be31] |S・バック−指定カード(指定カードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうした場合、コストを支払わずにこのカードをプレイする) | [[DM-17]]で登場した[[キーワード能力]]。 この[[能力]]を持つ[[カード]]は、所定の[[特性]]を持つ[[シールド]]を[[手札]]に加える際、その[[カード]]を[[墓地]]に置くことによって、手札から[[コスト]]を支払わずに[[プレイ]]することができる。 **この能力を持つ主なカード [#z24b8e76] |天真妖精オチャッピィ UC 自然文明 (3)| |クリーチャー:スノーフェアリー 1000| |S・バック−自然(自然のカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうした場合、コストを支払わずにこのクリーチャーを召喚する)| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置いてもよい。| |フレイムランス・トラップ UC 火文明 (6) | |呪文| |S・バック−火(火のカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうした場合、コストを支払わずにこの呪文を唱える) | |相手のパワー5000以下のクリーチャーを1体破壊する。 | S・バックを持つカードを[[手札]]に用意しておけば、指定された種類のカードを[[シールド]]から[[手札]]に加える際、代わりに[[墓地]]に送ることで、[[マナコスト]]を払わずに使用できる。 [[S・トリガー]]、[[ニンジャ・ストライク]]と並んで、相手の[[ターン]]中に何か行動をすることができる数少ない方法である。 [[S・トリガー]]と比較した場合、手札にあれば使用できるため、コストなしで使える機会が多いのが強み。[[S・トリガー]]と異なり、[[《エメラル》]]や[[《アクア・スーパーエメラル》]]や、[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]や、[[《ハッピーとラッキーの一撃》]]などの[[シールド回収]]を利用する事で能動的に使用可能な点も評価できる。 だが、[[シールド]]一つ(に含まれる[[シールドカード]]1枚)と手札1枚を使うため[[ハンドアドバンテージ]]は1枚損する事に注意が必要。 システム自体は悪くなく優秀なカードもいくつか存在するが、[[S・トリガー]]と比べると種類があまりに少なく、使用されるのもほんの数種類程度である。 **ルール [#j8d5687c] -使いたいS・バックの[[カード]]はあらかじめ[[手札]]に用意する必要がある。[[S・トリガー]]とは異なり、S・バックを持つ[[カード]]自体を[[シールド]]から加える時は何もできない。 -[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]や[[《「祝」の頂 ウェディング》]]の[[能力]]で、[[シールド]]が[[手札]]に加えられずに[[墓地]]に置かれるときは、S・バックを使うことはできない。&br;[[《冥府の覇者ガジラビュート》]]や[[《偽りの星夜 ブラック・オブ・ライオネル》]]のような[[cip]]でも同様。 -[[シールドカード]]のうち「複数のカードが同じタイミングで手札に戻る」場合、 +S・バックの宣言。使用宣言を行った段階で「S・バック」のコストとなる[[シールドカード]]は[[墓地送り]]される。 +それ以外の[[シールドカード]]を一旦全て手札に加える。 +宣言したS・バックを使用する。 --当初は2009年9月11日の裁定変更で[[《マーシャル・クイーン》]]等の効果によるシールドの同時回収のみに適用されていたが、[[2017年3月25日ルール改訂]]により通常の攻撃による複数ブレイクにも適用されるようになった。 -S・バックは[[シールドカード]]が[[手札]]に加わる時に元々手札にあったものしか宣言できない。[[シールド]]から手札に加わったS・バック[[カード]]の使用宣言をすることは不可である。トラブルの元となるので、[[シールド]]を回収する際には元々の[[手札]]を分けて置いておくことをお奨めする。 -S・バック使用宣言を行う度に[[コスト]]となる[[シールドカード]]は[[墓地]]に置かれるため、異なるS・バックが同一の[[シールドカード]]をコストにすることはできない。 -タイミング的にはS・バックのコストはシールドゾーンから墓地に落とされていることになるが、[[総合ゲームルール>デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]509.3bと701.7aの追加・改訂により、''[[手札]]から[[捨て>捨てる]]たものと見なされる''。したがって、S・バックで[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]などの相手ターン中有効な旧[[マッドネス]]を使用することが可能になった。逆に[[《乾杯の堕天カリイサビラ》]]や[[《結納の堕天ノシーレ》]]、[[《偽りの星夜 ブーケトス》]]等、[[シールドゾーン]]から[[墓地送り]]されたことを誘発条件とする[[トリガー能力]]等は誘発しなくなった。 -[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]や[[《無双恐皇ガラムタ》]]の[[能力]]によって[[S・トリガー]]が使えない状況でも、S・バックは問題なく使える。 -[[《封魔ゴーゴンシャック》]]や[[《従獄の凶獣ドルベロス》]]などによって、[[呪文]]や[[クリーチャー]]を使うための[[コスト]]が増えていても、S・バックを使うときは[[コスト]]を支払う必要はない。 -かつては[[召喚]]や[[唱える]]ことが禁止されていても手札に加わったシールドを捨てることは可能な裁定だったが、2017年9月28日時点で''シールドを捨てることも出来なくなった。' **ゲームにおいて [#wd732bbd] -[[S・トリガー]]同様、[[シールド]]の[[ブレイク]]を利用して何らかの行動を起こせるので、[[【速攻】]]・[[ビートダウン]]の対策に有効である。&br;逆にあまり積極的にシールドを攻めない[[コントロール]]デッキや、[[ハンデス]]を多用するデッキには分が悪い。相手がそれらの[[デッキタイプ]]と分かったら、大人しく素出しをするか、[[マナゾーン]]に埋める勇気も必要。 -既に述べたとおり、[[《福腹人形コダマンマ》]]や[[《斬斬人形コダマンマ》]]などの[[シールド回収]]と組み合わせることで、能動的にS・バックを利用できる。 -ほとんどのS・バックは[[文明]]を参照するため、[[単色]]の[[デッキ]]では[[シールド]]の[[ブレイク]]によって確実にS・バックを使用できる。例えば、[[《デュアルショック・ドラゴン》]]を安定して運用できるのは[[赤単]]の一つの強みと言えるだろう。&br;逆に言うと、複数の文明を使った[[デッキ]]でそれらを使用した場合、指定された文明のカードが回ってこなかったりと、[[事故]]の要因となる可能性が高い。 -手札に戻されても、相手がシールドを攻めればすぐに場に戻るチャンスが生まれるため、この能力を持つクリーチャーは[[バウンス]]に対して擬似的な耐性がある。&br;ただし、[[cip]]でシールドを犠牲にする[[デメリット]]を持つ[[《デュアルショック・ドラゴン》]]だけはバウンスに弱い。 -解決の際にカードを捨てるため、ささやかながら[[墓地肥やし]]にもなる。&br;シールドという不確定要素の強いゾーンを経由するので狙ったカードを落とすのは困難だが、少しでも墓地を増やす手段が欲しい時は覚えておいて損は無い。 -何らかのカードの効果で[[マナ召喚]]または[[墓地召喚]]、「マナから呪文を唱える」または「墓地から呪文を唱える」が可能になった場合でも、条件を満たしていれば該当の[[ゾーン]]から、指定の[[カードタイプ]]のカードを[[コスト]]無しで[[使う]]できる。 **その他 [#t70abeb1] -[[DM-17]]に収録されたカードはすべて[[文明]]のみを参照している。 -[[《アクア・アドバイザー》]]のみ[[ハンター]]の[[クリーチャー]]を参照し、他のカードは全て自身と同じ[[文明]]であることを参照する。 -[[転生編]]末期の[[DM-17]]で登場してからは、[[エピソード2]]の[[DMX-12]]で[[《アクア・アドバイザー》]]が登場したのみだった。[[ドラゴン・サーガ]]では[[DMR-16極]]前後で、相性のいい[[エスケープ]]とともに再フィーチャーされた。 -類似能力として、[[サバキZ]]が登場。コストが[[裁きの紋章]]に限定されている他、宣言タイミングも微妙に異なるが、挙動は酷似している。 -[[DMSD-14]]にて初登場した[[鬼タイム]]と相性がいい。 **この能力を持つ[[クリーチャー]] [#gb4761ca] |[[《予言者プロキオン》]]|光文明| |[[《瞬防の精霊龍 サドニアラス》]]|~| |[[《二極 シヴァイーヌ》]]|コスト9の光文明| |[[《クラック・クロウラー》]]|水文明| |[[《暗黒鎧 ディオデスター》]]|闇文明| |[[《デュアルショック・ドラゴン》]]|火文明| |[[《爆襲 アイラ・ホップ》]]|~| |[[《天真妖精オチャッピィ》]]|自然文明| |[[《超越男》]]|多色| |[[《アクア・アドバイザー》]]|[[ハンター]]| -[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]([[スーパーS・バック]]) **この能力を持つ[[呪文]] [#i1b8f323] |[[《パニッシュ・ホールド》]]|光文明| |[[《シャロウ・オペレーション》]]|水文明| |[[《ファンタズム・クラッチ》]]|闇文明| |[[《煉獄陣》]]|~| |[[《フレイムランス・トラップ》]]|火文明| |[[《成長の揺り籠》]]|自然文明| **この能力を付与するカード [#x9140a5c] -[[《龍素記号Sb リュウイーソウ》]]([[呪文]]のみ) **参考 [#j021a7c5] -[[用語集]] -[[《天真妖精オチャッピィ》]] -[[《フレイムランス・トラップ》]] -[[スーパーS・バック]] -[[S・トリガー]] -[[S・トリガーX]] -[[サバキZ]] -[[コスト踏み倒し]] ---- 公式Q&A >Q.[[《コダマダンス・チャージャー》]]の効果でシールドを手札に加える際、そのシールドカードを捨てて''S・バック''を使えますか? A.はい、使えます。「「S・トリガー」は使えない」と書かれた効果でシールドを手札に加えた際にも、''S・バック''を使うことはできます。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33472]] <Q.相手のターン中に''S・バック''能力によって、シールドゾーンから手札に加えられる[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]を捨て、自身の能力によってバトルゾーンに出した場合、[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]の手札に戻す効果を使えるタイミングはいつになりますか? A.''S・バック''による召喚より[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]の効果が先になります。[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]はバトルゾーンに出してからクリーチャーを手札に戻す効果までが一連の能力になりました。ただし、手札に戻す能力は置換効果ではありません。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31587/]]