#author("2021-08-14T21:14:34+09:00","","")
#author("2023-06-23T15:44:08+09:00","","")
*除去コントロール [#ne3dd840]

文字通り、相手のクリーチャーを手堅く除去することに特化したコントロール。もしくは、それをコンセプトにしたデッキ。除去コンとも略されることが多い。

積極的に相手のクリーチャーを[[除去]]することによって、[[速攻]]相手に[[息切れ]]を狙ったり、[[クリーチャーコントロール]]相手にバトルゾーンの[[制圧]]されることを防いだりする。

呪文主体のデッキにはあまり刺さりはよくないが、[[デュエル・マスターズ]]ではクリーチャーが全く入らない[[デッキ]]を作ることはまずないため、全く刺さらないなんてこともほぼない。
しかし、[[【青魔導具】]]のように[[1ショットキル]]直前までクリーチャーを出してこない構築もあるため、刺さらない機会が全くないとは言い難い。
呪文主体のデッキにはあまり刺さりはよくないが、[[デュエル・マスターズ]]ではクリーチャーが全く入らない[[デッキ]]を作ることはまずないため、全く刺さらないことはほぼない。
しかし、[[【青魔導具】]]のように[[1ショットキル]]直前までクリーチャーを出してこない構築など、刺さらない対面も存在する。

ただ、[[除去]]するだけ戦術では、後から出てくる[[スピードアタッカー]]や[[進化クリーチャー]]などの[[召喚酔い]]しないクリーチャーには対処できず、[[グッドスタッフ]]性が高い[[フィニッシャー]]に一気に逆転されることもあるため、除去だけでなく、なにか+αの戦術は必ず必要である。
ただ、[[除去]]するだけの戦術では、後から出てくる[[スピードアタッカー]]や[[進化クリーチャー]]などの[[召喚酔い]]しないクリーチャーの攻撃には対処できず、[[グッドスタッフ]]性が高い[[フィニッシャー]]に一気に逆転されることもあるため、除去だけでなく、なにか+αの戦術は必ず必要である。

[[ブロッカー]]や[[ニンジャ・ストライク]]などの[[防御札]]を搭載したり、[[ハンデス]]や[[ランデス]]、[[ロック]]などを駆使して妨害など、他の[[コントロール]]でも行われている戦術は必須。

除去は、たいていは呪文に任せることが多いが、[[cip]]などで除去能力を持つクリーチャーや、[[マッハファイター]]や[[アンタップキラー]]なども存在するため、それらを駆使した[[クリーチャーコントロール]]型の構築になることもある。

-普通は、積極的に除去していくことを除去コントロールと呼び、[[S・トリガー]]などの[[防御札]]でカウンターとして[[除去]]を狙うのは除去コントロールとは言わない。

**除去コントロールの変遷 [#l8053bf7]

基本セットの終わりまでぐらいはクリーチャー戦がメインにエキスパンションが作られ、[[【アクアンブラック】]]や[[【リーフ青単】]]の方がメジャーなデッキだった事もあり、除去コントロールデッキはマイナーであった。

[[闘魂編]]に入ると[[《フェアリー・ライフ》]]、[[《エナジー・ライト》]][[《ミスティック・クリエーション》]]など汎用性が高い呪文型デッキが流行する。[[《バースト・ショット》]]や[[《デーモン・ハンド》]]で大型にも小型にも対応でき、環境にいた[[赤単]]や[[黒赤]]にも有利に働いた。[[チャージャー]]が出る以前は白[[抜き4色]]で[[自然]]のブーストから[[フィニッシャー]]・全体除去に繋げるパターンも存在したが、チャージャーの登場以降は自然無しでも適度な[[マナ加速]]が可能となり、構築の幅も広がっていった。

[[聖拳編環境]]では[[【ボルバルブルー】]]の台頭によりこのデッキタイプは一時期廃れる事に。[[転生編環境]]では[[《無双竜機ボルバルザーク》]]が殿堂入りとなった事から、除去コントロールのフィニッシャーを務めるようになった[[【除去ボルバル】]]が登場。このほか普通の除去コントロールも環境に復帰した。ただ、2005年度の公式大会では準決勝以下の制限時間が10分間と短かったため、一部の[[プレイング]]の早い[[プレイヤー]]以外は【除去コントロール】を使いこなせなかったと言われる。

[[革命編環境]]では[[【黒単ヘルボロフ】]]がトップメタとなり、以降[[【レッドゾーン】]]が[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を獲得するまで環境において1人勝ち状態の[[トップメタ]]であった。

革命ファイナル終盤の初期型の[[【ドルマゲドンX】]](いわゆる[[【黒赤デッドゾーン】]])は[[除去]]と[[ハンデス]]を延々と放てる凶悪なデッキタイプであり、悪名高き[[【緑単ループ】]]ですらこのデッキを天敵としていた。この完全体の[[【ドルマゲドンX】]]は[[DMR-23]]の発売から2017年2月26日の[[殿堂レギュレーション]]改訂の間までの2ヶ月しか通常環境にはなかった。

[[双極篇]]では[[【デ・スザーク】]]が確立。[[DMEX-02]]で露骨なメタカードとして[[《ポクチンちん》]]が登場したが、[[《ポクチンちん》]]がバトルゾーンに出るタイミングによっては後続で[[墓地肥やし]]して[[《卍 デ・スザーク 卍》]]で除去して形勢逆転できるほど対応力が高かった。

**参考 [#fc850933]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/除去コントロール]]
-[[除去]]
-[[コントロール]]

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