#author("2020-02-26T18:38:11+09:00","","") *&ruby(しんか){進化};クリーチャー [#ab599f8b] [[クリーチャー]]の上に重ねて(=[[進化]]させて)[[バトルゾーン]]に出す、特殊な[[クリーチャー]]。 [[DM-02]]から登場し、以降弾を重ねるごとに着実に進化クリーチャーは増えている。強力なものが多く、[[デュエル・マスターズ]]の華の一つともいえる。 |守護聖天ラディア・バーレ SR 光文明 (6)| |進化クリーチャー:ガーディアン 9500| |進化−自分のガーディアン1体の上に置く。| |ブロッカー| |W・ブレイカー| [[召喚]]の際、[[進化元]]が[[ディスアドバンテージ]]となるため、進化クリーチャーは通常の[[クリーチャー]]よりも[[コストパフォーマンス]]が高く設定されている。 例えば、通常[[コスト]]6の[[光]]クリーチャーは[[パワー]]約7500、[[W・ブレイカー]]のみの[[準バニラ]]が相場。しかし上記の[[《守護聖天ラディア・バーレ》]]は同じコスト6にしてパワー9500、さらに[[ブロッカー]]能力も付いている。(そのうえ、[[召喚酔い]]もない) [[進化元]]のカードを複数必要とする[[進化V]]、[[進化GV]]、[[究極進化]]という種類の進化クリーチャーも存在する。また[[マナ進化]]など、[[バトルゾーン]]以外にある[[クリーチャー]]を[[進化元]]にするものもある。(詳しいバリエーションについては[[進化]]の項目を参照) 多くは[[種族]]か[[文明]]が進化する時の条件となる。 初期は[[種族]]による[[進化]]が多かったが、後に[[文明]]を条件とするものが現れた。また、複数の[[文明]]に跨る[[サバイバー]]、[[ナイト]]、[[オリジン]]等や、[[ドラゴン]]、[[サイバー]]等特定の種族グループを[[進化元]]にとる、緩い条件のものが増えつつある。 **基本ルール [#l085d907] -全ての進化クリーチャーには[[召喚酔い]]が無い。これは[[ルール]]の1つであり、全ての進化クリーチャーが[[スピードアタッカー]]を持っているという訳ではない。 -進化クリーチャーに召喚酔いが無いことはあくまでルールに由来するため、[[「進化」という能力のテキスト>進化#z5dc7193]]が参照されることではなく、[[進化というカードタイプ>進化#tfe01aa1]]が参照されることで召喚酔いが無くなるという解釈が正しい。よって、何らかの効果によって進化能力が無効化されても召喚酔いが無いという決まりは無効化されない。 -[[バトルゾーン]]にある間、重なった[[進化元]]とあわせて1体の[[クリーチャー]]として扱う。[[除去]]されて[[バトルゾーン]]を離れる時は、[[進化元]]ごと束で移動し、移動した先で分離して1枚ずつのカードとなる。 --ただし、特殊な[[ルール]]として、[[《トンギヌスの槍》]]や[[《センジュ・スプラッシュ》]]など、「[[カード]]」を選ぶ[[除去]]の場合、進化クリーチャーと[[進化元]]を1枚ずつ別の[[カード]]として扱う。 -進化すると[[進化元]]の[[パワー]]、[[マナコスト]]、[[文明]]、[[カード名]]などの[[特性]]はすべて消滅する。1体の[[クリーチャー]]としての[[特性]]は1番上の進化クリーチャーのものだけを参照する。ただし、カード指定する時だけは進化元の[[特性]]は参照される。(2019年6月18日以降の裁定) --かつては、2017/10/06付の[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]変更において進化元のカードは特性が完全に無視されることが定義され、2017/10/12には進化元のコストが定義されない=コスト0と扱う事務局暫定回答が出された。 -[[《フォース・アゲイン》]]などの効果で強制的に[[バトルゾーン]]に出される場合、[[進化元]]が無ければ出すことができない。[[バトルゾーン]]に出せない場合は元の場所に留まる。 -[[バトルゾーン]]に出た後、[[メテオバーン]]などで[[進化元]]が[[墓地]]へ置かれても、進化クリーチャーそのものには影響は無い。そのまま[[バトルゾーン]]にとどまる。 -[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート・クリーチャー]]や[[GRクリーチャー]]も[[進化元]]にできる。[[メテオバーン]]などで[[バトルゾーン]]を離れた場合には一度のそのゾーンを経由して即座に[[超次元ゾーン]]や[[超GR]]に戻る。 **特殊なルール例 [#hdb55891] ***一番上の進化クリーチャー・カードが場を離れて下のカードが場に残る場合([[退化]]) [#m8ff6e78] -[[《ロイヤル・ドリアン》]]や[[《時空の封殺ディアス Z》]]などの[[能力]]を使うと、[[進化元]]を残して進化クリーチャーだけが[[バトルゾーン以外の場所]]に送られる場合がある。 -その進化クリーチャーの進化能力に応じて、適切な数のクリーチャーが場に残る。通常の進化の場合は1体、[[進化V]]の場合は2体、[[進化GV]]の場合は3体のクリーチャーを場に残す。&br;どのクリーチャーを場に残すかは持ち主が選び(元々の進化元でなくてもよい)、選ばれなかった分は[[墓地]]に置かれる。[[超無限進化]]の場合は、場に残す数の上限が無い。 -[[進化クリーチャー]][[の下]]に別の進化クリーチャーがあった場合、正当な[[進化元]]があれば重ねて場に残すことができる。この場合も、正当な[[進化]]が成立するならば、元々の進化元の上に重ねる必要はなく、持ち主が組み合わせを選択できる。 -場を離れた一番上のカードや、下に入っていたカードが[[マナ進化]]や[[墓地進化]]等の[[バトルゾーン]]以外から進化元を用意する特殊な進化クリーチャーであった場合にも、通常の進化クリーチャーと同様に扱う。もともと進化元があった場所ではなく、下のカードの中に正当な進化元がある場合に場に残すことができる。これは、進化元が適正かどうかだけを見るためである。 -下に一組の[[ゴッド]]があった場合、元々[[G・リンク]]していたなら、[[G・リンク]]状態のまま場に残さなければならない。一方、元々[[G・リンク]]していなかった場合は、[[G・リンク]]状態で残すことはできない。 --[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]を[[進化]]させていた場合も同様に処理する。進化元としては[[セル]]はどの状態でも残留するが、一つでも[[セル]]が欠けた状態で[[退化]]された場合は[[状況起因処理]]で即座に[[超次元ゾーン]]に戻る。 --なお、[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]等の[[セル]]から[[NEO進化]]した場合、[[NEOクリーチャー]]は[[NEO進化クリーチャー]]とは扱われないので注意が必要である。 -進化クリーチャーがタップ状態であった場合、下のカードもタップ状態で場に残る。 -『元々場にいた』ものとして扱われ、『場に出る』という扱いにはならない。よって[[バトルゾーン]]に出す時の能力は誘発しない。&br;例えば、すでに[[バトルゾーン]]に[[《百発人形マグナム》]]がいたとしても、場に残った[[進化元]]が[[墓地]]に送られることはない。 -このようにして残した[[進化元]]のクリーチャーは[[召喚酔い]]にならなかったが、2014年2月21日の裁定変更により、出したばかりの[[召喚酔い]]となっているクリーチャーを[[進化元]]に[[進化]]し、そのターン中に一番上のカードが場を離れた場合、[[進化元]]のクリーチャーの[[召喚酔い]]は継続することになった。[[進化元]]の[[召喚酔い]]は[[進化クリーチャー]]の特性として打ち消されているだけで保存されていると考えるといいだろう。 --[[マナ進化]]など[[進化元]]と一緒に出てくる特殊な[[進化]]も、出したターンに一番上が離れた場合[[進化元]]は[[召喚酔い]]となる。 --[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]などで[[進化元]]を追加したターンに一番上がバトルゾーンを離れ、追加した[[進化元]]を残した場合、その追加した[[進化元]]は[[召喚酔い]]する。ただしこれらは一番上が離れて1ターン経つまで[[召喚酔い]]が消えないというわけではなく、進化クリーチャーの下で1ターン経てば[[召喚酔い]]ではなくなる。 ***[[メテオバーン]]で[[進化元]]をバトルゾーンに出す場合 [#p2d61999] -[[《超神星イクシオン・バーニングレイブ》]][[《超神星ジュピター・キングエンパイア》]]等の能力で進化クリーチャーから分離したクリーチャーは、独立した別のオブジェクトになるので''[[召喚酔い]]する。''実際、[[《超神星イクシオン・バーニングレイブ》]]の能力には「そのクリーチャーは『スピードアタッカー』を得る。」とあり、[[《超神星ジュピター・キングエンパイア》]]は(ただし、そのクリーチャーは召喚酔いする)という[[注釈文]]が書かれている。これは元々召喚酔い状態が解けていたとしても新たに召喚酔いするものである。 -分離したクリーチャーは別のゾーンからバトルゾーンに移動したわけではないが、原則[[召喚酔い]]するという裁定に準じてか、[[cip]][[能力]]は誘発することになっている。 -下に一組の[[ゴッド]]があり、元々[[G・リンク]]していたとしても、進化元にはリンク/非リンクは存在しないので、いずれか1枚のみを選べる。その場合は非リンク状態に陥る。 -バトルゾーンに出す際に重ねた進化元以外も適正である。 ***[[進化元]]が何らかの[[効果]]を受けていた場合 [#me2825e6] -2014年1月17日の[[裁定変更>エラッタ]]により、''[[進化元]]が受けていた[[効果]]は[[進化]]しても引継がれる''ものとなった。 --例として、自分の[[《勝利のプリンプリン》]]の[[能力]]で相手の[[クリーチャー]]に[[攻撃]]も[[ブロック]]もできない[[効果]]を与えた場合、その[[クリーチャー]]を[[進化]]させても、[[進化元]]が受けていた[[攻撃]]も[[ブロック]]もできない[[効果]]は継続する扱いとなる。 --今までは[[進化]]等を行なった場合、[[進化元]]の[[能力]]はもちろん、他の[[カード]]から受けた[[パワー低下]]や[[攻撃できない]]といった[[効果]]も引き継がれなかった。 **[[進化元]]の扱い [#d8fc1391] -2014年1月17日の[[裁定変更>エラッタ]]により、[[進化元]]になっている[[カード]]は、[[クリーチャー]]という扱いや持っている能力がすべて無いものとして扱われる。 -上の例として、[[進化クリーチャー]]が[[進化元]]を持ったまま破壊され[[墓地]]に送られた場合、その[[進化元]]が「どこからでも墓地に送られた場合」の能力を持っていたとしても能力は発動しない。 --[[《紅き血の テスタ・ロッサ》]]など「[[クリーチャー]]」の移動が関係する場合、進化クリーチャーそのものはカウントするが、進化元は[[クリーチャー]]として扱わないためカウントしない。 --[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]など「[[カード]]」の動きが関係する場合、[[進化元]]も「カード」なのでカウントされる。 --[[《スーパー獅子幻獣砲》]]のように1枚の[[カード]]が[[クリーチャー]]かそうではないのかを参照する場合、[[進化クリーチャーの一番上]]は[[クリーチャー]]であるため、選ぶとその属するオブジェクト(すなわち[[進化元]]を含む進化クリーチャー全体)が[[破壊]]されるが、[[進化元]]は[[クリーチャー]]という扱いにならないため、選んでも[[墓地送り]]になるのはその[[進化元]]のみとなる。 -[[墓地]]に置かれる前に[[進化元]]ではなくなるため、[[メテオバーン]]で捨てられたカードの能力は問題なく発動する。 //-上述したように、2017/10/06付の[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]変更以来、進化元のカードのマナコストは完全に無視することになっている。これにより、進化元のマナコストは定義されない=マナコスト0として扱われる。 //--しかし以前は、進化元にもマナコストはあるものとして扱われていた。例えば[[《英雄奥義 バーニング銀河》]]等、[[バトルゾーン]]にある1枚の[[カード]]の[[マナコスト]]を参照する場合は、たとえ[[進化元]]であったとしても額面通りの数値を参照していた。 //↑現在の裁定と違う様なのでコメントアウトしました ///-上の例として、[[進化元]]となっている[[《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》]]を[[《龍脈術 落城の計》]]で選ぶことはできない。 -[[《電磁封魔ルチアーノ》]]等の「進化元であった場合」の能力は、テキストを失っていてもその状況を発動条件に求めるためこの裁定変更による変更は無く今までどおり発動する。 **その他 [#xf5b3aef] -進化クリーチャーは[[召喚酔い]]しないので、1[[ターン]]の間に[[種]]とその進化クリーチャーを[[召喚]]すれば、即座に[[攻撃]]することができる。これを俗に[[進化速攻]]と呼ぶ。 -[[《無垢の宝剣》]]のように、同じ[[種族]]でなくとも進化クリーチャーを重ねる事のできる[[能力]]を持つクリーチャーも存在する。逆に[[《JK神星シャバダバドゥー》]]や[[《無限超竜ボルザード》]]など、[[進化元]]の制限がない進化クリーチャーもいる。 -[[進化元]]のクリーチャーに[[サーチ]]や[[ドロー]]、[[墓地回収]]などを持ったカードがある場合、呼び出しやすいため使いやすいとされるものが多い。(例:[[《猛烈元気バンジョー》]]→[[《大作家チューデルセン》]]、[[《進化の化身》]]→[[《超電磁コスモ・セブ Λ》]]) -進化クリーチャーが収録されている[[エキスパンション]]には進化元となる[[クリーチャー]]も収録されているのが一般的であるが、[[《護りの角フィオナ》]][[《エンペラー・アクア》]]など稀に例外も存在する。 -基本的に進化クリーチャーの基礎パワーは[[進化元]]の[[種族]]の重さが関係してくる。[[《究極銀河ユニバース》]]や[[《開眼者クーカイ》]]などが破格のパワーを得ているのはそのため。&br;※[[《氷牙レジェンダリー・ヴァンガード》]]は[[リヴァイアサン]]が進化元として見られている可能性が高い。 -[[カードイラスト]]のどこかに、進化元と同じ数の[[進化マーク]]が描かれている。このため、イラストを見ただけでもそのクリーチャーが進化クリーチャーかどうかわかるようになっている。 -たびたび、複数のクリーチャー・オブジェクトを1体にまとめる目的で利用されることがある。たとえば[[【ラグマループ】]]で[[《超神星ジュピター・キングエンパイア》]]が採用されるのは、1発の[[《霊騎ラグマール》]]で同時に4枚のクリーチャー・カードを[[マナゾーン]]に送るためである。[[【緑単サソリス】]]で([[侵略]]するわけでもないのに)[[《S級原始 サンマッド》]]の上にさらに《サンマッド》を[[召喚]]して何枚も重ねるプレイングがあるが、大抵はこの目的である。一度に[[手札]]や[[マナ]]を回復させたいのだ。 -後に登場したTCG「カードファイト!! ヴァンガード」で用いる「ライド」という能力と類似点があることから、[[進化]]を俗に「ライド」と呼称する[[プレイヤー]]もいる。 **進化クリーチャーに関連した能力を持つカードの一例 [#g6794cf6] -[[《無垢の宝剣》]] -[[《進化設計図》]] -[[《進化の化身》]] -[[《式神イノセント》]] -[[《時空工兵タイムチェンジャー》]] -[[《エボリューション・エッグ》]] -[[《レオパルド・グローリーソード》]] -[[《奇兵の超人》]] -[[《貴星虫ヤタイズナ》]] -[[《メガ・イノセントソード》]] -[[《時空の庭園》]] -[[《大勇者「銀河の誘発」》]] **参考 [#leb44bfb] -[[用語集]] -[[種族]] -[[クリーチャー]] -[[爆進ダブル]] -[[進化]] --[[進化V]] --[[進化GV]] --[[デュアル進化]] --[[ブロッカー進化]] --[[シールド進化]] -[[マナ進化]] --[[マナ進化V]] --[[マナ進化GV]] -[[手札進化]] --[[手札進化V]] -[[墓地進化]] --[[墓地進化V]] --[[墓地進化GV]] -[[デッキ進化]] --[[Mデッキ進化]] -[[超無限進化]] --[[超無限墓地進化]] --[[超無限進化・Ω]] -[[究極進化]] --[[究極進化MAX]] -[[オレ進化]] -[[パック進化]] -[[NEO進化]] -[[進化クリーチャーの一番上]] -[[の下]] -[[非進化]] ---- 公式Q&A >Q.[[《「祝」の頂 ウェディング》]]の「このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時」の能力で''進化クリーチャー''を選んだ場合はどうなりますか? 「合計4枚」とテキストにあるので、''進化クリーチャー''の一番上のカードだけがシールドに置かれますか? A.カード単体ではなくクリーチャーを対象とした効果なので、''進化クリーチャー''を選んだ場合は進化元のカードも一緒にシールドゾーンへ移動します。それらのカードは重ねず、それぞれ新しいシールドとして置きます。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33266]] &tag(進化クリーチャー,,,,);