#author("2022-10-29T10:18:34+09:00","","")
#author("2023-10-24T23:48:54+09:00","","")
*&ruby(ちょう){超};サバイバー [#b899630c]

|超サバイバー(すべてのゾーンにある自分の他のサバイバーは、このクリーチャーのSV能力を得る)|

#region2([[エラッタ]]前){{

|超サバイバー(すべてのゾーンにある自分の他のサバイバーすべてに、上のSV能力を与える)|

|超サバイバー(すべてのゾーンにある自分のサバイバーは、このクリーチャーのSV能力を得る)|
}}

[[DMX-22]]で登場した[[キーワード能力]]。

[[サバイバー(能力)>サバイバー能力]]の上位能力で、[[バトルゾーン]]だけでなくすべての[[ゾーン]]を対象とする。

|瞬速のアタカマイトβ P 光/水/自然文明 (6)|
|クリーチャー:ロスト・クルセイダー/[サバイバー] 3000|
|SV−S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)|
|超サバイバー(すべてのゾーンにある自分のサバイバーは、このクリーチャーのSV能力を得る)|
|超サバイバー(すべてのゾーンにある自分の他のサバイバーは、このクリーチャーのSV能力を得る)|

|予言者ギャラシβ UC 光文明 (4)|
|クリーチャー:ライトブリンガー[サバイバー] 4500|
|SV-<ギャラクシールド>[無色(2)](このカードを使うコストの代わりに、[無色(2)]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを表向きにシールド化する)|
|SV-自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。|
|超サバイバー(すべてのゾーンにある自分のサバイバーは、このクリーチャーのSV能力を得る)|
|''超サバイバー''(すべてのゾーンにある自分の他のサバイバーは、このクリーチャーのSV能力を得る)|

[[ゲーム]]内の自分の[[サバイバー]]すべてに指定の[[能力]]を与えることができる。
[[《瞬速のアタカマイトβ》]]が与えるのは[[S・トリガー]]であるため、役に立つのは実質[[シールド]]と[[手札]]でのみである。
2枚目の[[《予言者ギャラシβ》]]も、召喚可能なゾーンと[[シールドゾーン]]だけで役に立つ。

[[《瞬速のアタカマイトβ》]]が与えるのは[[S・トリガー]]である。基本的には[[シールドチェック]]時専用の効果だが、[[能力]]として与えるため[[《大河聖霊エル・ドラード》]]や[[《Disアイ・チョイス》]]といった『「S・トリガー」を持つ(クリーチャー/カード)』を参照する効果の恩恵を得られるようになる。

2枚目の[[《予言者ギャラシβ》]]は、召喚可能なゾーンと[[シールドゾーン]]にある間の専用の効果。

-[[ダイナモ]]と[[《ビックリ・イリュージョン》]]を駆使すれば、理論上すべてのSV能力をばらまくことができる。しかし、[[《威嚇するスマッシュ・ホーンα》]]のように、バトルゾーン以外でその能力を持っていても発動しないものも少なくない。


**テキストにおよびサバイバー能力の裁定との整合性について [#jf6fe196]
**余談 [#jf6fe196]

[[《瞬速のアタカマイトβ》]]は[[シールドチェック]]時や[[《サイバー・I・チョイス》]]などで[[S・トリガー獣]]として扱えるのは当たり前に思えるかもしれないが、なんと''[[《サイバー・I・チョイス》]]などでの参照時はもちろん、[[シールドチェック]]時にすら[[S・トリガー]]ではない時期があった。''

[[DM23-EX2]]において[[注釈文]]が「すべてのゾーンにある自分の他のサバイバーすべてに、上のSV能力を与える」(「他の」が追加)に変更された。加えて、2023年10月20日の裁定変更により、自身がSV能力を持つことが明確にされた。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/316652/]])。

この変更があるまで、カードテキスト通りプレイすれば良いのか、[[《龍装者 バルチュリス》]]の「このターン自分の《龍装者 バルチュリス》が出ていなければ」のようにプレイヤーが読み替えてプレイすれば良いのか揺れていた。

#region2(保管庫){{

本家[[サバイバー能力]]は、[[DMD-26]]で[[注釈文]]が改められたことで『自身の[[サバイバー能力]]によって、自身の[[アイコン能力]]が有効である事が定義される』ようになった。
そして、[[サバイバー能力]]は[[バトルゾーン]]でしか機能せず、[[バトルゾーン以外の場所]]では[[アイコン能力]]の中身が[[付与]]されないという裁定も下っている(参考:[[《ヘブンズ・ゲート》を唱えて、手札から《奇石 アゾールα》を出せますか?>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40849/]])。
-これは[[O・ドライブ]]や[[スーパー・ボーナス]]といった『参照能力の後に[[アイコン能力]]が記述される』タイプのものと同じ挙動になったと言える。

一方、この超サバイバーに関しては、テキストと周辺の裁定から不整合が生じる点がいくつかある。
さらに、[[サバイバー能力]]は[[バトルゾーン]]でしか機能せず、[[バトルゾーン以外の場所]]では[[アイコン能力]]の中身が自身に[[付与]]されないという裁定も下った(参考:[[《ヘブンズ・ゲート》を唱えて、手札から《奇石 アゾールα》を出せますか?>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40849/]]((リンク切れのため、内容については[[《奇石 アゾールα》]]のページ最下部を参照。)))

仮に、上のサバイバー能力と同じく『自身の超サバイバーによってアイコン能力が付与される』かつ『バトルゾーンでしか機能しない』とすると、例えば[[《瞬速のアタカマイトβ》]]は[[S・トリガー]]で、[[《予言者ギャラシβ》]]は[[ギャラクシールド]]でそれぞれ自身を出す事ができない、すなわち''自身を対象に自力で発動することができないという事になってしまう''。
この2点について[[超サバイバー]]はどうかというと、少なくとも後者は同じく『バトルゾーンでしか機能しない』という裁定が下っている(参考:[[《瞬速のアタカマイトβ》の能力である、超サバイバー能力はどこで発動しますか?>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/37822/]])。

しかし、仮に今度はバトルゾーン以外の場所でも有効と解釈したら『非公開ゾーンから他のサバイバーにも能力を付与できる』ことになってしまう。例えば[[手札]]((前例:[[《チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》]]))に[[《瞬速のアタカマイトβ》]]があるだけで[[サバイバー]]すべてが[[S・トリガー]]になってしまうのは、理不尽かつ分かりにくい。
問題は前者で、超サバイバーに関しては『自身の超サバイバーによって、自身の[[アイコン能力]]が有効である事が定義される』のか否かが明らかになっていない。
仮にサバイバー能力と同じく、超サバイバーの効果によってはじめて自身のアイコン能力が有効になるとすると、上の裁定により[[バトルゾーン]]でしか自身の[[アイコン能力]]が有効にならない事になる。これはつまり、例えば[[《瞬速のアタカマイトβ》]]は[[S・トリガー]]で、[[《予言者ギャラシβ》]]は[[ギャラクシールド]]でそれぞれ自身を出す事ができない、すなわち''自身を対象に自力で発動することができないという事になってしまう''。

もう一つの解釈として『SV能力は最初から持っており、それを自軍に与える超サバイバーはバトルゾーンでのみ機能する』というものがある。
アイコン能力を最初から所持している前例として、[[DMD-26]]以前で注釈文が変更される前の[[サバイバー能力]]、および類似能力である[[ナイト・マジック]]がある。
挙動としてもこちらが最も直感的であり、実際に[[《瞬速のアタカマイトβ》]]もこの解釈で運用されてきた。
ただし、前述の通り[[サバイバー能力]]は[[注釈文]]が変更された((なお、超サバイバーの初出はこの注釈文の変更よりも後である))ため、この解釈が正解と断ずるのは難しい。
//しかし、仮に今度はバトルゾーン以外の場所でも有効と解釈した場合、『バトルゾーンにいなくても(特に、非公開ゾーンにいても)、他のサバイバーに能力を付与できる』ことにもなってしまう。例えば[[手札]]((前例:[[《チーム・エグザイル〜カツドンと仲間たち〜》]]。ただし、そちらは超サバイバーとは違い「自分の手札またはバトルゾーンにある時」と発動ゾーンが明記されている。運用する場合は[[使用宣言]]時と同じく存在を相手に見せるという裁定が出ている。))に[[《瞬速のアタカマイトβ》]]があるだけで[[サバイバー]]すべてが[[S・トリガー]]になってしまうのは、理不尽かつ分かりにくい。
//他にも、[[墓地]]で存在が確認できたり、[[《ケンザン・チャージャー》]]などで一度でも公開して山札の中にあると証明できたら、ゲーム中常にサバイバー全体が超サバイバーの恩恵を受ける事ができるのではないか、という問題もある。

これを否とする、つまり『超サバイバーはサバイバー能力と違ってSV能力を最初から持っている』と解釈する根拠としては以下の通り:
-通常[[サバイバー能力]]と異なり超サバイバーのテキストは「''このクリーチャーの''SV能力」と書かれており、所持が明記されている((ただし、[[キズナ]]のようなアイコン関連能力の一部において『○○クリーチャーの□能力』でまだ有効化されていないアイコン能力を参照する例がある。そちらに倣えば、最初から中身を所持している根拠にはならないと言うこともできる))
-アイコン能力を最初から所持している前例として、旧[[サバイバー能力]]は除くとしても[[ナイト・マジック]]が存在する。こちらは裁定や[[注釈文]]の変更はなく、『アイコン能力をそのまま持っている』という扱いのまま
-初出である[[《瞬速のアタカマイトβ》]]の[[スペック]]が、自前で出る事ができる前提で調整されているように見える((自身と同じカテゴリを[[S・トリガー]]にできる[[カード]]として、例えば[[《白騎士の光器ナターリア》]]や[[《DG 〜ヒトノ造リシモノ〜》]]が存在するが、こちらはそれらより色が多いにもかかわらずパワーがより低いため、自身が[[S・トリガー]]を持つ分だけ[[コスト]]が調整されていると捉える事ができる))
-注釈文の変更があったとはいえ、サバイバーはもともと『自分の能力を味方に分け与える』デザインであり、最低でも自分の能力は自前で使えるのが直感的

実際に[[《瞬速のアタカマイトβ》]]もこの解釈で運用されてきた実績がある。
先述の[[サバイバー能力]]の注釈文変更によって、超サバイバーに対する解釈が変化してきている可能性もあるため、この解釈が正解と言い切るのも難しい。が、一方で[[デュエチューブ]]コラボで使用したデッキの[[コンボ解説>https://youtu.be/o-vul-kCDgY?t=544]]でもこの解釈のように([[《瞬速のアタカマイトβ》]]が素で[[S・トリガー]]を持っているものとして)扱われており、解釈が変わっていない、あるいは公式内での解釈の齟齬が起きている可能性もある。

-ちなみに、この解釈の上で超サバイバーのテキストを文字通り処理すると、旧サバイバー能力と違い「他の」という一節がないため、[[バトルゾーン]]にある[[《瞬速のアタカマイトβ》]]は1体だけでも[[S・トリガー]]を2つ持つことになる。ほとんど意味はないが。

//さらに、総合ルール110.4c(Ver1.32)により、自身への[[S・トリガー]]の[[付与]]は特別に[[シールドゾーン]]でも有効になるため、同じ超サバイバーでも[[《瞬速のアタカマイトβ》]]とそれ以外とでは挙動が異なる可能性がある。もっとも、超サバイバーが遡って[[S・トリガー]][[付与]]能力であるかどうかを判定できないという可能性もなくはない。
//上述の「過去のよくある質問」で否定されているので一旦CO

いずれにせよ、正確な裁定を待ちたいところ。

-ちなみに総合ルール110.4c(Ver1.32)により[[S・トリガー]]の[[付与]]は特別に[[シールドゾーン]]でも有効になるため、[[《瞬速のアタカマイトβ》]]とそれ以外の超サバイバーとでは挙動が異なる可能性がある。
}}

**参考 [#e838f89e]
-[[用語集]]
-[[サバイバー]]
-[[《瞬速のアタカマイトβ》]]
-[[《予言者ギャラシβ》]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.[[《予言者ギャラシβ》]]が手札にある間、その「''超サバイバー''」で手札にある他のサバイバー・クリーチャーを「ギャラクシールド2」でシールドゾーンに表向きで置けますか?
A.いいえ、置けません。[[《予言者ギャラシβ》]]の「''超サバイバー''」は、[[《予言者ギャラシβ》]]がバトルゾーンにいる間のみ機能します。そのため、[[《予言者ギャラシβ》]]がバトルゾーンにいない時に、他のサバイバーを「ギャラクシールド2」でシールドゾーンに表向きで置くことはできません。&br;なお、[[《予言者ギャラシβ》]]自身はバトルゾーン以外でも「ギャラクシールド2」を持っているので、2コスト支払ってシールドゾーンに表向きで置けます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43919]](2023.10.20)

&tag(用語集,能力,キーワード能力,すべてのゾーン,サバイバー(能力),アイコン能力,超サバイバー);