#author("2021-04-18T09:41:23+09:00","","")
*要求値 [#tf8e06af]

特定のコンボを始動させたい時点で必要となるパーツの量を表現した用語。

「要求値が高い」となると、「確率的には容易ではない」という意味合いとなる。

特に、手札補充を用いずコンボを達成させたい場合に用いられやすい。例えば、[[《友情の誓い》]]と[[《五連の精霊オファニス》]]を組み合わせたデッキは、純粋にプレイヤーの引きの強さだけが要求される。

あるいは、無限に手札補充ができる状態になった時点がコンボの成否と関係している場合でも、そこにたどり着くまでの要求値は高い・低いといった具合で用いられる。

-要求値という単語が使われる理由は、単に確率計算が煩雑であることに由来する。また、採用枚数の違いでも確率は変わってくるため、一概に何パーセントと表記するわけにもいかないのも理由である。

**要求値が高い例 [#z14cba97]
先攻1ターン目に、[[《“轟轟轟”ブランド》]]を[[マスターG・G・G]]で出すのは手札の要求値が高い。

-条件
--初期手札の5枚で、コスト1の火のクリーチャーをコストに[[《ニクジール・ブッシャー》]]の[[代替コスト]]で召喚し、手札を[[《“轟轟轟”ブランド》]]だけにする。
---※盾落ちは考慮せず、単純に40枚からランダムに5枚を取り出した際に、それが実現できる手札になる確率を求める。
--デッキに[[《ニクジール・ブッシャー》]]を[[4枚積み]]
--デッキにコスト1の火のクリーチャーを合計12枚
--デッキに[[《“轟轟轟”ブランド》]]を1枚

この条件なら、「コスト1の火のクリーチャー」を1枚以上、「[[《ニクジール・ブッシャー》]]」を1枚以上、「[[《“轟轟轟”ブランド》]]」を1枚ちょうど引ける確率で求まる。
結果は……''約0.887%''

-このように、高すぎる要求値を数値化してもあまり役に立たない。現実的に起こり得ないのなら、戦術としては破綻している。単に「起こればラッキー」の一言で済む。
--そもそも、コスト1の火のクリーチャーを12枚より多く採用したり、[[《ニクジール・ブッシャー》]]の水増しに[[《暗黒鎧 ダースシスK》]]も採用したりしても、計算結果が変わってきてしまう。

**参考 [#lf803ba6]
-[[用語集]]