#author("2024-01-10T14:13:47+09:00","","")
*&ruby(おうらいへん){王来篇}; [#b6359cc7]

''PREV'':[[十王篇]]

''NEXT'':[[王来MAX]]

デュエル・マスターズ20番目のシリーズ。

特殊な読みはせず、そのまま「''おうらいへん''」と読む。過去の[[ジョー編]]の[[エキスパンション]]シリーズ名と同様に『編』ではなく『''篇''』なので表記には注意。

[[ブロックマーク]]は「王来」 (『王』の部分が王冠のようになっている)。

20周年を記念してデュエマ20年の歴史を扱っているのが特徴。

このセットに当てはまる通常の[[エキスパンション]]は
-[[ディスペクター]]の襲撃と[[スター進化]]に[[目覚める者たち>レクスターズ]]
[[DMRP-17 「王来篇 第1弾 王星伝説超動」>DMRP-17]]
-[[禁時混成王>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]の凶来と[[聖霊王>《聖霊王アルカディアス》]]の力を[[受け継ぐ者>《アルカディアス・モモキング》]]
[[DMRP-18 「王来篇 第2弾 禁時王の凶来」>DMRP-18]]
-[[禁断の力>《禁断英雄 モモキングダムX》]]と[[禁断の力>《禁断竜王 Vol-Val-8》]]が激突し合う[[プレミアム>プレミアム殿堂]]な戦い
[[DMRP-19 「王来篇 第3弾 禁断龍VS禁断竜」>DMRP-19]]
-[[最強のモモキング>《未来王龍 モモキングJO》]]率いるレクスターズと[[新世界の王>《Volzeos-Balamord》]]達ディスペクターとの最終決戦
[[DMRP-20 「王来篇 第4弾 終末王龍大戦」>DMRP-20]]
の4つ

[[背景ストーリー]]は[[十王篇]]と地続き。このシリーズでは英雄の力を受け継いで歴史を守ろうとする[[レクスターズ]]と、英雄同士を合体させて歴史を破壊しようとする[[ディスペクター]]の戦いを主軸に物語が進んでいく。

-新しい種族に[[レクスターズ]]と[[ディスペクター]]、そしてディスペクターの[[サポート種族]]の[[ディスタス]]、ディスペクターの創造者である[[ドラゴン・オーブ]]が登場している。
--[[レクスターズ]]は[[単色]]カードが多いが[[多色]]カードがほとんど無く、[[ディスペクター]]と[[ディスタス]]は[[単色]]カードがやや少なめで[[多色]]カードが多い。
--[[十王篇]]の[[特殊種族]]は、[[チーム切札]]のみ数枚のサポートカードがある以外は、それら[[種族]]そのもののサポートは皆無であり、実質意味のない要素だった。レクスターズは[[スター進化]]の進化元、ディスペクターには[[ササゲール]]で活用できるという点で改善されている。

-このシリーズから「[[バトルゾーン]]」という単語が能力テキストから大幅に省かれるようになった。
--「このクリーチャーがバトルゾーンに出る時([[出た時]])」が、「このクリーチャーが出る時([[出た時]])」に簡略化されている。この書き方の場合でも、[[《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》]]及び、[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]の能力の対象となる。(参考:[[クリエイターズ・レター Vol.40>https://dm.takaratomy.co.jp/cls/creatorsletter40/]])
--「バトルゾーンを離れる時([[離れた時]])」が「離れる時(離れた時)」と簡略化された。
--「このクリーチャーがバトルゾーンに出たターンの間」が「このクリーチャーが出たターンの間」と簡略化された。
---過去にも「このクリーチャーがバトルゾーンにある間」が省略されたこともあった。

-固有名詞で使われる能力が太字で表記されるようになった。

-[[2017年3月25日ルール改訂]]以来4年ぶりに大規模なルール改定が行われた。詳しくは[[2021年3月16日ルール改訂]]を参照に。

-昨年は新型コロナウィルスと[[デフレ]]の影響で伸び悩んだ事から、今回は
--環境を支配する程では無いが環境で十分活躍できるような強力なカードを積極的に作る
--[[20thSPレア]]などで往年の人気カードを再録する
--[[レクスターズ]]や[[ディスペクター]]などで過去のクリーチャーを出しファンサービスを行う
--特別仕様のカードでプレミア性をアピールする

などの購買意欲を煽る戦略が取られている。

-[[十王篇]]に引き続いて[[多色]]がフィーチャーされており、今回は[[エピソード3]]以来となる[[3色]]のカードが多く登場している(([[超天篇]]の[[《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》]]を除く))
--[[3色]]カードは従来では考えられないほどの[[パワーカード]]が粒揃いであり、[[超天篇]]とはまた違った形で[[インフレ]]を感じさせるシリーズとなっている。

-初心者でも手軽にデュエマを学べるように、無料・課金なしのスマートフォン向けアプリの「[[デュエマであそぼう!]]」が配信された((後に配信されたNintendo Switch版では課金してカードプールを増やせる機能が追加されている))。

-各個[[エキスパンション]]のタイトルは[[勝舞編]]のような字面と読みになっており、古参プレイヤーを意識的に狙っていることが窺える。

-シリーズ名の由来は「王」が過去未来を行き来(往来)し過去の時代の伝説の王を呼ぶ(スター進化)ことから。また「all right」とも掛かっていると思われる。

-[[革命編]]以降各キャラに主人公や大ボス以外のキャラが使用した最高レアリティの切り札が収録されている事が続いていたが、十王篇での反省か今作はE3以前のように主人公(ジョー)と大ボス(ジェントル)の使用切り札がメインに戻りそれ以外はボルツとハイドのみであった。

-[[Deadman]]は[[デュエチューブ]]の動画で[[スター進化]]、[[ディスペクター]]、[[ディスタス]]の元となるカードのチョイスで苦戦した記憶はないと語っているが、強いて言えばスター進化で英雄の力を纏うクリーチャーの選出は悩んだという。[[参考>https://www.youtube.com/watch?v=YtqHBeG78VA]]

-強力なカードの多数登場やファンサービス、社会全体が新型コロナウイルスの厄災から復興しつつある事で20周年に相応しい大盛況となり、タカラトミーの決算報告でも好調な事が表記されている。その反面新型コロナの再拡大により落ち着いた10月頃まで前年の[[十王篇]]同様に大会が開けず、デュエマ全体への関心が高まった事に加えコロナ禍の事情も重なり一部の汎用高レアリティカードが大暴騰するなど過去類を見ない程[[資産ゲー]]が進行し、必ずしも良い結果ばかりではなかった。
--カードの高騰については[[デュエチューブ]]出演者も暗に言及しており、来年度からは改善を目指す声明を出した。実際に[[DMBD-19]]、[[DMBD-20]]ではそれぞれ特に高騰していたカードが当時の価格と比べるとかなり安く再録されている。

-商品ページにて店頭ポスターのきれいな画像が表示されるようになった。
地元にカードショップのないプレイヤーも、ポスターのデザインをチェックできる。

-背景ストーリーでは[[スター進化クリーチャー]]擁する[[レクスターズ]]が勝利しているが、[[王来MAX]]終了後に新規で登場したのは[[《ボルシャック・モモキング・クロスNEX》]]のみ。一方[[ディスペクター]]は[[DM23-EX2]]にて強くフィーチャーされるなどして新規のものが生み出され続け、[[ディスタス]]もその恩恵にあやかるという、背景ストーリーを見事に「ディスペクト」する快挙を成し遂げた。


**参考 [#w8277d7b]
#include(シリーズリスト,notitle)
-[[王来篇環境]]
-[[王来篇環境 (オリジナル)]]
-[[王来篇背景ストーリー]]

-[[ジョー編]]

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