#author("2021-06-23T19:38:37+09:00","","")
#author("2021-06-24T00:32:51+09:00","","")
*&ruby(おうらいへんはいけい){王来篇背景};ストーリー [#u32aff76]

#contents

***''PREV'' [#gf20248b]
-[[十王篇背景ストーリー]]

**該当弾 [#tce46d54]
-[[DMRP-17 「王来篇 第1弾 王星伝説超動」>DMRP-17]]
-[[DMRP-18 「王来篇 第2弾 禁時王の凶来」>DMRP-18]]

**序章[#s417087a]
[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]とは! 数々の強敵と戦い、幾度となく世界の危機を救ってきた[[切>切札 勝舞]][[札>切札 勝太]][[家>切札 ジョー]]に伝わる、英雄や宿敵の名を記した秘伝の書! それをモモキングが発見したところから、[[王来篇]]の物語は始まるのだ!!
[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]に触れた[[モモキング>《モモキング -始丸-》]]は、英雄たちの伝説の力を身にまとって戦うという、新たな能力を手に入れたのだ!!
12体の伝説のクリーチャーを巡る、時空を超えた冒険がいま始まる!!

**[[DMRP-17「王来篇 第1弾 王星伝説超動」>DMRP-17]] [#ef49bc95]
:十王大戦後|

「十王大戦」が終わった後で、各チームの[[キングマスター]]たちは各文明の代表者も兼ねることとなった……すなわち[[ダイナボルト>《爆龍皇 ダイナボルト》]]は火文明の、[[マニフェスト>《キング・マニフェスト》]]は水文明の、「[[正義帝>《「正義帝」》]]」は光文明の、そして[[ゲンムエンペラー>《∞龍 ゲンムエンペラー》]]は闇文明の、それぞれ代表者である。

「大変!大変!『世界をつなぐ柱』の根元が光ってるッチ! 怖いから何とかできそうなヤツ、呼んでくるッチ~!!」 
//― [[モエル・モヒッチ>《モエル・モヒッチ》]]

[[《モエル・モヒッチ》]]からの知らせを聞いて「世界をつなぐ柱」を見にきたダイナボルトだったが、そこには「王来空間」が形成されており進むことができなかった。緊急事態ということで、やむをえず各[[文明]]の代表者たちにも状況を知らせた。だが、[[《夢幻の無》]]にいるゲンムエンペラーには連絡がつかなかった。

//「あ、あれはまさか『王来空間』!?」 ― 「火球の祈り手」
//「知っているのか火球!?」 ― 「伝承の語り部」
//「ああ……『王来空間』とは! 未来の王に選ばれた者しか入ることができない空間なのだ!」 ― 「火球の祈り手」

「世界をつなぐ柱」の根元に到着したモモキング。他の各文明の代表者たちもダイナボルトと同様に「王来空間」に入れない中、なぜかモモキングだけが入ることができたのだった。

モモキングが「王来空間」で発見した『超獣王来烈伝』。そこには、12体の「王」と呼ばれてきたクリーチャーの名とその伝説が記されていたのだった。

モモキングが『[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]』を発見したのと時を同じくして、代表者不在の各[[文明]]に謎の襲撃者「[[ディスペクター]]」が次々と現れ、強大な力で破壊の限りを尽くしていた。
『[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]』に記されていた「破壊王」こと[[ヘヴィ・デス・メタル]]、「勝利王」こと[[《ガイアール・カイザー》]]、そして「天聖王」こと[[《聖霊王アルファディオス》]]。その3体が[[ディスペクター]]となって襲来した!!

モモキングが『[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]』を手に入れると「王来空間」は跡形もなく消えた。その刹那、モモキングたちの前に超巨大な[[ディスペクター]]が現れた。それは他の[[ディスペクター]]よりもさらに禍々しく、そして歪な姿をしていた。


モモキングたちの前に現れたのは、[[《聖霊王アルファディオス》]]と[[《悪魔神ドルバロム》]]とが繋ぎ合わされた、超獣世界の歴史が覆るかのような存在。その名も、[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]。
「[[ドルファディロム>《聖魔連結王 ドルファディロム》]]」が現れると、『[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]』が再び激しく光り出す。「天聖王」アルファディオスとの王の共鳴である! 危機を察したモモキングたちは『[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]』を守るために戦おうとする。だが、そうそうたる代表者が一度に襲いかかるも、まるで歯が立たないのだった。

:[[ジョーカーズ]]|

[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]の攻撃を受けたと思った次の瞬間、[[モモキング>《未来王龍 モモキング》]]はどこまでも炎に囲まれた世界に立っていた。全く見覚えのない風景……ふと気配を感じたモモキングが振り返ると、無数の[[ファイアー・バード]]たちを従えた燃える爪の[[ドラゴン]]がこちらを睨みつけていたのだった。

炎に包まれた世界で[[モモキング>《未来王龍 モモキング》]]と対峙した燃える爪の龍は「我は[[《ボルシャック・ドラゴン》]]、[[ボルシャック]]の力を束ねるもの。そしてここは『[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]』を通じて触れられる世界の記憶。歴史に危機が訪れるこの時のため、ここで未来の王が来るのを待っていた」「[[ディスペクター]]の目的は『超獣王来烈伝』に記された、我を含む12の[[クリーチャー]]を手に入れることだ。12の力と『超獣王来烈伝』を手にした者が、歴史の支配者になるのだ。」と告げたのであった。『[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]』を通じて出会った[[ボルシャック>《ボルシャック・ドラゴン》]]によれば、12の「王」のうちすでに11までもが[[ディスペクター]]にされてしまっているという。今、まさに超獣世界の歴史が書き換えられようとしているのだ!

歴史の危機を知らせた[[《ボルシャック・ドラゴン》]]は「未来の王よ、世界を救いたくば、力を得る必要がある。我が力が欲しければ、その魂を示せ」と告げると、モモキングに向けて鋭い爪を振り下ろしてきた。
振り下ろされた爪を刀で受け流した[[モモキング>《未来王龍 モモキング》]]。咄嗟に反撃しようとするが、気づけば[[ボルシャック>《ボルシャック・ドラゴン》]]の姿が炎の向こう側にいくつも見えていた。「炎の幻影。さて、本物の我を見破れるかな」それを聞くやいなや、[[モモキング>《未来王龍 モモキング》]]は何と目を閉じた!
ボルシャックが作り出した炎の幻影を前に眼を閉じた[[モモキング>《未来王龍 モモキング》]]は、炎に意識を全力で集中させた。炎は誰の敵でもない。炎とは……友のために迷うことなく戦う戦士の心。そして、[[ボルシャック>《ボルシャック・ドラゴン》]]も炎の心を持つ龍。そこに至り、[[モモキング>《未来王龍 モモキング》]]が切り付けたのはまさかの正面! そう、[[ボルシャック>《ボルシャック・ドラゴン》]]も正面から[[モモキング>《未来王龍 モモキング》]]と対峙していたのだ!!

「よくぞ炎の真理にたどり着いた……その器、しかと見届けた。我が力の中でも「未来」を切り開く力、[[NEX]]。それをそなたに預けよう。世界の未来を頼んだぞ」とボルシャックが告げると、モモキングは炎龍の鎧に身を包まれた。その次の瞬間、[[ドルファディロム>《聖魔連結王 ドルファディロム》]]からの攻撃を受ける直前で静止した世界へと戻ってきた。止まっていた時が、再び動き出す。

世界の記憶に触れたのはモモキングだけではない。『[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]』の持つ世界の記憶に触れる力に導かれ、[[ダイナボルト>《爆龍皇 ダイナボルト》]]や[[マニフェスト>《キング・マニフェスト》]]、[[「正義帝」>《「正義帝」》]]、そして[[ゲンムエンペラー>《∞龍 ゲンムエンペラー》]]すらも同様に過去の英雄と対峙していた。

時は動き出した。[[モモキングRX>《王来英雄 モモキングRX》]]は[[ドルファディロム>《聖魔連結王 ドルファディロム》]]の攻撃をかわし、刀の一閃を食らわせる。モモキングRXは飛躍的なパワーアップを遂げていたが、[[ディスペクター]]に対抗するには足りなかった。ボルシャックの声が頭に響く……[[英雄の力をまとう>スター進化]]のだ、と。
「炎の真理を思い出すのだ」
[[ボルシャック>《ボルシャック・ドラゴン》]]の声に従って魂を燃やした[[モモキングRX>《王来英雄 モモキングRX》]]は、炎の英雄の力をまとい[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]となった! これぞ、[[スター進化]]だ!!

世界の記憶に触れたからこそ、歴史を破壊する[[ディスペクター]]への怒りが増した各[[文明]]の代表者たち。ドルファディロムの相手はモモキングに任せ、それぞれの[[文明]]に戻って[[ディスペクター]]を撃退し始める。さあ、いよいよ反撃開始だ!

[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]に対して[[ドルファディロム>《聖魔連結王 ドルファディロム》]]は、[[ディスタス]]からエネルギーを取り込み始めた。右半身に[[聖なる力>《聖霊王アルファディオス》]]、左半身に[[邪悪な力>《悪魔神ドルバロム》]]が充填され、融合していく。
この構えは……必殺「[[《ドルファディロム砲》]]」だ!!
「[[ドルファディロム砲>《ドルファディロム砲》]]」は、触れたものすべてを分解する恐るべき威力を秘めていた。周囲を焦土と化す凄まじい砲撃に阻まれ、近づくことすらままならないモモキング。そこに《ボルシャック》が語りかけてくる。「NEXの炎で砲撃を相殺せよ。[[かつて神をも倒した力>《神羅ライジング・NEX》]]、そう簡単に押し負けはせぬ」

[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]と[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]との激突の衝撃は、まだ見ぬ4体の[[王>キングマスター]]がいる[[ディスペクター]]の本拠地にまでも響いた。

モモキングがNEXの炎でドルファディロム砲を相殺し、燃える拳でドルファディロムの中心を貫く! ……だが、その傷がみるみるうちに塞がっていくとともに、再びドルファディロム砲がモモキングを襲う。[[NEXの魂にまもられ命は助かったモモキング。>スター進化]]この超生命体にはたして勝つことができるのか!?

新たなる力を得るべく、モモダチ3人も修行の旅に出た。一足先に帰還したのは、[[《モモスター ケントナーク》]]! 見事、英雄「[[《緑神龍ディルガベジーダ》]]」にそのスケールを認められたのだった!

:[[光]]文明|

世界の記憶に触れた[[《「正義帝」》]]が出会ったのは、身体の大きさと同じくらいの剣と黄金の盾を持った光り輝く存在だった。「我が名は[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]]。我が問いに答えよ。世界が無になってはいけないのは何故か?」

[[「正義帝」>《「正義帝」》]]は鬼羅丸が出した問いに「正義も無くなってしまうではないか」と答えた。すると鬼羅丸は「……なるほど、それも一つの道か。よかろう、我が力を持っていくがいい」と発し、次の瞬間には[[《「正義帝」》]]は[[レクスターズ]]の力を手に入れていた!

[[レクスターズ]]の力を手に入れた[[《「正義帝」》]]は、自らの名を[[《「正義星帝」(スティルジャスティス・ティルジエンド)》>《「正義星帝」》]]と改めた。それでも正義はそこにあり続ける。世界が終わるその時まで。

未知の敵・[[ディスペクター]]との戦いを前に、軍勢を再編成する必要性を感じた[[「正義星帝」>《「正義星帝」》]]は、新たに直属の近衛兵団であるスティルナイツを編成した。

:[[水]]文明|

世界の記憶に触れた[[《マニフェスト》>《キング・マニフェスト》]]の前に現れたのは、周囲に球体を浮かばせた、半身が機械の存在だった。「我が名は[[《エンペラー・マルコ》]]。我が力が欲しければ、その知識を存分に見せよ」

[[《エンペラー・マルコ》]]が作り上げた巨大な迷宮を、[[《キング・マニフェスト》]]は壁という壁をぶち破ることでゴールまで踏破した。「なるほど、力の使い方もまた知なり。我が力、そなたに預けよう」そしてマニフェストは[[レクスターズ]]の力を手に入れた! ちなみに壁が壊された迷宮は上から見れば《マニフェスト》の形となっており、もし[[Instant Wave]]にあげたなら3兆[[バズ>バズレンダ]]は下らなかったに違いない。

レクスターズの力を手に入れた[[《マニフェスト》>《キング・マニフェスト》]]は勝ち組リーダー&スーパーマスター、略して[[《ネ申(カリスマ)》>《ネ申・マニフェスト》]]と名乗ることにした。その力は、水文明の民を守るためにあるのだ!

武者修行のために[[水文明]]の各地を放浪中の[[《未来覇王 ググッピー》]]は、最果てにある[[ムートピア]]たちの村の近くで遺跡を発見する。それは[[旧世代のものと思われる研究施設>《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]だった。そして施設の最深部でググッピーが目にしたもの……それは、何か巨大なものが収まっていたと思しき空洞だった。

:[[闇]]文明|

「[[《夢幻の無》]]」の中で瞑想していた[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]も、モモキングたちと時を同じくして世界の記憶に触れた。そこにいたのは胸に巨大な瞳の付いた[[悪魔龍>デーモン・コマンド・ドラゴン]]。「我が名は[[《魔の革命 デス・ザ・ロスト》]]。貴様に選択を迫ろう。我が力を得る代わりに貴様の一番大事なモノを差し出すがよい。さぁ、選べ」

デス・ザ・ロストの選択に対し、ゲンムエンペラーはいつものように無言を貫いた。それを見たデス・ザ・ロストは「なるほど、貴様の一番大事なもの、無を差し出すというのだな」と告げ、ゲンムエンペラーは[[レクスターズ]]の力に目覚めたのだった。

かつて存在した[[革命]]の志。デス・ザ・ロストはその一端をゲンムエンペラーの内に見たのかもしれない。

[[レクスターズ]]の力を手に入れた[[《虚∞龍 ゲンムエンペラー》]]は、強者の気配を感じて[[闇文明]]へと帰還する。するとそこには[[《七王の円卓》]]を破壊する[[《神龍連結 バラデスメタル》]]の姿があった。
[[闇文明]]を襲撃してきた[[バラデスメタル>《神龍連結 バラデスメタル》]]と激突するゲンムエンペラー。神の力と無の力との衝突は[[闇文明]]そのものを崩壊させかねないほど激しいものだったが、無の力がバラデスメタルの連結を無にしたことで、バラデスメタルの身体は崩壊していった。『[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]』に記された「破壊王」を、ゲンムエンペラーが完膚なきまでに破壊し尽くしたのだ。

『[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]』とは何か。「世界をつなぐ柱」の秘密とは……[[闇文明]]の深淵に眠る零番目の凶鬼が、ついに目覚める時が来たのかもしれない。

:[[火]]文明|

[[《零龍》]]との戦いが終わった後、[[《“罰怒”ブランド》]]は己の力不足を感じ、アチーチ・タウン郊外に建設された地下格闘技場で武者修行する日々を過ごしていた。だが、[[《魔帝連結 ガイゼキアール》]]が急襲し、そこにいたファイターたちを競技場ごとぶっ倒したのだった。

世界の記憶に触れた[[《爆龍皇 ダイナボルト》]]が見たのは、火山から己の炎に身に焼かれながらも復活する[[不死鳥>フェニックス]]の姿だった。その[[不死鳥>フェニックス]]が、[[ダイナボルト>《爆龍皇 ダイナボルト》]]に告げる。「我が名は[[《龍炎鳳エターナル・フェニックス》]]。汝に我が力を授けよう」
[[ダイナボルト>《爆龍皇 ダイナボルト》]]が生まれた[[《フライパン・マウンテン》]]の炎、それは[[エターナル・フェニックス>《龍炎鳳エターナル・フェニックス》]]の不死の炎と同じ起源を持つものだったのだ。「[[龍>ドラゴン]]と[[不死鳥>フェニックス]]、[[種族]]は違えども我ら生まれし炎は同じ。さぁ、我が力を使うがよい、選ばれし[[龍>ドラゴン]]よ」。

[[レクスターズ]]の力を手に入れた[[《大爆龍 ダイナボルト》]]が[[火文明]]に戻ると、そこには[[ガイゼキアール>《魔帝連結 ガイゼキアール》]]と戦う[[ブランド>《“罰怒”ブランド》]]の姿があった。
[[ダイナボルト>《大爆龍 ダイナボルト》]]は見た。ブランドの一撃が確かにガイゼキアールの身体を貫くのを。しかし次の瞬間、ガイゼキアールの身体は瞬時に再生し、超高速攻撃でブランドを翻弄する。その攻撃を目で追いつつダイナボルトは、ブランドに共闘を持ちかけるのだった。
[[ダイナボルト>《大爆龍 ダイナボルト》]]と[[エターナル・フェニックス>《龍炎鳳エターナル・フェニックス》]]。シンクロした二つの炎によって加速したブランドの体当たりがふたたび[[ガイゼキアール>《魔帝連結 ガイゼキアール》]]に直撃した。『[[超獣王来烈伝>DMSP-02]]』に記された「勝利王」に、[[火文明]]の友情の力が勝利したのだ。

:その他|

[[レクスターズ]]が英雄の魂と共鳴するためには、時空を超えてその英雄と心を通わせる必要があるのだ。

各[[文明]]の代表者が[[レクスターズ]]となった影響で、それぞれの[[文明]]の[[クリーチャー]]たちも世界の記憶に触れることとなった。その中で英雄の魂と共鳴することができた者たちが、[[スター進化]]の力に目覚めていった。 

「[[レクスターズ]]」、それは英雄たちと魂を通わせられる「英雄の器」を持った者たち。だが、彼らは真の力に気が付いていない……気が付いた時のお祝いのために[[《凶鬼20号 オメデット》]]は待機し続けている。

[[レクスターズ]]の[[能力]]はまだまだ謎に包まれており、一説によると普段はポテンシャルの5%ほどしか発揮できていないとか……つまり、その眠っている潜在能力を発揮するのが[[シンカパワー]]ってことだな! オレってすげーだろ! バーダバダバダバダ!! ― [[凶鬼49号 バダバーダ>《凶鬼49号 バダバーダ》]]
[[レクスターズ]]の[[能力]]はまだまだ謎に包まれており、一説によると普段はポテンシャルの5%ほどしか発揮できていないという。その眠っている潜在能力を発揮する力こそが[[シンカパワー]]ってことであると、[[闇文明の凶鬼>《凶鬼49号 バダバーダ》]]は密かに勘づいていた。

超獣世界の歴史を破壊するために襲来した異形の存在「[[ディスペクター]]」。その正体は、超獣世界の歴史を作ってきた数多のクリーチャーたちが無理やり合体させられた姿なのである!

[[レクスターズ]]が英雄の魂と共鳴してその力を鎧とするのに対し、[[ディスペクター]]や[[ディスタス]]は魂を共鳴させることなく英雄の肉体を悪用している。

:襲来後|

各[[文明]]は死力を尽くして[[ディスペクター]]と戦い、そして甚大な被害を受けつつもどうにか倒すことができた。……だが、その瞬間、[[倒したはずのディスペクターが再び無傷で立ち上がってくるという、悪夢のような事態が起こったのだった。>EXライフ]]
2体の[[クリーチャー]]が合体した[[ディスペクター]]は、[[2つの命を持つ>EXライフ]]。一度倒れようとも回復し攻撃してくるのはそのためだ。

破壊の創造主。[[正義>《聖霊王アルファディオス》]]と[[不義>《悪魔神ドルバロム》]]が相食んで連結された存在。それこそが、[[聖魔連結王>《聖魔連結王 ドルファディロム》]]。
文武の極致。豪放と俊英が我欲の電磁によって引き合わされた存在。それこそが、勝災電融王。
高貴なる矛盾。強欲と無欲が支配の鉄鋲で留められた存在。それこそが、零獄接続王。
禁忌の革命。[[運命>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]と[[奇跡>《時の法皇 ミラダンテXII》]]が同位体へと収斂し混ぜられた存在。それこそが、[[禁時混成王>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]。
根源のエゴイズム。邪悪と神性が悪意の糸で縫合された存在。それこそが、邪帝縫合王。

ディスペクターの王たちの襲来と「未来の王」の覚醒……これが世に言う「王来大戦」の幕開けであった。

**[[DMRP-18 「王来篇 第2弾 禁時王の凶来」>DMRP-18]] [#b9dc5ed0]
:[[ジョーカーズ]]|

[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]……奇跡の力と禁断の力とを合わせ持った、最悪の災厄が凶来した。

[[奇跡の力>《時の法皇 ミラダンテXII》]]と[[禁断の力>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]。世界を変える二つの力が今、破滅の未来へと導く。

[[《禁時王秘伝エンドオブランド》]]は、超獣世界から「時」という概念を消し飛ばし、新たな変化を否定した。すなわち[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]によって全ての滅亡の可能性が同時発生し世界が滅びつつある今、それを止めることができなくなってしまったということを意味していた。

[[モモキング>《王来英雄 モモキングRX》]]と[[アルカディアス>《聖霊王アルカディアス》]]の魂の共鳴は奇跡を起こし、[[ジョー>切札 ジョー]]の「嬉しい」や「楽しい」などの感情をもとにした[[光文明]]の[[ジョーカーズ]]を誕生させた。

[[アルカディアス>《聖霊王アルカディアス》]]と魂の共鳴を果たした[[《アルカディアス・モモキング》]]が[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]と対峙する。
—[[モモキング>《アルカディアス・モモキング》]]は[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]に敗北した—
—全ての秩序は保たれる—
[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]の宣言に対し、[[モモキング>《アルカディアス・モモキング》]]も負けじと宣言する! 歴史が滅亡へと捻じ曲げられようとするのを、絶対の秩序で上書きしたのだ!!

未来を再び上書きした[[アルカディアス・モモキング>《アルカディアス・モモキング》]]は[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]に斬りかかるが、奇跡と禁断の力がミラクルD2フィールドとなって[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]を守っており、攻撃が届かない。だがそこで[[アルカディアス>《聖霊王アルカディアス》]]の魂が告げる。「ボクの力の出番だね」すると[[モモキング>《アルカディアス・モモキング》]]の刀が秩序の聖剣と化し、[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]の[[フィールド]]を切り裂く!

:[[光]]|

[[モモキング>《ボルシャック・モモキングNEX》]]が[[ドルファディロム>《聖魔連結王 ドルファディロム》]]を倒した直後、[[光文明]]に突如として謎の巨大な石柱が飛来し、[[ディスペネ・ユグラシル>《ディスペネ・ユグラシル》]]へと突き刺さった。その石柱には時計の文字盤が刻まれており、しかも、その針は少しずつ動いていた。

:[[水]]|

石柱の針が「X」を指した。[[水文明]]では世界を破滅させる12個のプログラムを同時に起動するためのスイッチが入ってしまい、[[水文明]]中のコンピューターが熱暴走してあらゆる場所で[[リキッド・ピープル]]が蒸発した。

:[[闇]]|

[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]による世界の滅亡が進む中、[[ゲンムエンペラー>《虚∞龍 ゲンムエンペラー》]]は全ての行動が罠である[[《偽爆電融 ゾルネードシヴァ》]]と対峙する。全てが罠である[[ゾルネードシヴァ>《偽爆電融 ゾルネードシヴァ》]]への迂闊な攻撃は敗北を意味する。だが、[[ゲンムエンペラー>《虚∞龍 ゲンムエンペラー》]]は、罠など興味がないかのように突撃する。そしてそれを見てニヤリと笑ったように見えた[[ゾルネードシヴァ>《偽爆電融 ゾルネードシヴァ》]]の罠は……気がつけば全て[[夢幻の無>《夢幻の無》]]に取り込まれていた!! 目には目を、だが、罠には無を。

:[[火]]|

石柱の針が「IX」を指した。[[火文明]]に[[禁断の星>《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]が飛来し、着弾するやいなや[[禁断爆発]]。復興した[[アチーチ・タウン>《灼熱の町 アチーチ・タウン》]]を中心に半径2万Kmを丸ごと消し飛ばし、ついでに[[フィオナの森]]が燃えた(8分ぶり4回目)。
[[ドキンダンテ>《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]による世界の滅亡が進む中で[[《熱核連結 ガイアトム・シックス》]]と[[《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》]]が強襲し、[[ダイナボルト>《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》]]が重傷を負ってしまう。友を傷つけられ咆哮した[[《“罰怒”ブランド》]]の意識は、突如として無数の剣が突き刺さった世界に飛ばされた。
無数の剣に囲まれた世界についた[[ブランド>《“罰怒”ブランド》]]へと、両手の手甲から剣を突き出している見知らぬ[[ドラゴン]]が告げる。「我は[[《ガイアール・カイザー》]]。お前の友を思う気持ちを試させてもらおう。」そして無数の剣の中から、ひときわ大きい剣を引き抜くと[[ブランド>《“罰怒”ブランド》]]へと渡した。
「その剣は友を思う熱き気持ちを持つ者にしか使いこなせぬ剣なり」[[ブランド>《“罰星怒”ブランド》]]が振るうには大きすぎる剣……と思われたが新たなボードとして見事乗りこなす[[ブランド>《“罰星怒”ブランド》]]。それを見た[[ガイアール>《ガイアール・カイザー》]]が告げる。「その剣は持ち主に勝利をもたらす剣。我が友[[ガロウズ>《激沸騰!オンセン・ガロウズ》]]と我が分身[[ガイギンガ>《熱血星龍 ガイギンガ》]]を頼んだぞ」そしてブランドの意識は[[ダイナボルト>《大爆龍 ダイナボルト》]]の横へと舞い戻る。
勝利をもたらす剣が、[[ブランド>《“罰怒”ブランド》]]を[[さらなる力>レクスターズ]]へと目覚めさせた。
[[ガイアール>《ガイアール・カイザー》]]の魂と共鳴し、[[レクスターズ]]の力を手に入れた[[“罰星怒”ブランド>《“罰星怒”ブランド》]]は[[ジョバンセン>《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》]]の心臓を高速の拳で貫く。だが[[ジョバンセン>《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》]]の身体はすぐさま再生し、さらには[[ガイアトム・シックス>《熱核連結 ガイアトム・シックス》]]が放った神速の斬撃が意識のない[[ダイナボルト>《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》]]を襲う。そこで[[ガイアール>《ガイアール・カイザー》]]が「勝利を求めるならば、我が力を使うがいい」と告げるのだった。

:その他|

かつて[[父>《不死帝 ブルース》]]がそうしたように、自らの持てる限りの力を使って[[《テスタ・ロッサ》>《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]を復活させた[[《不死帝の黒玉 ジェット》]]。
すべては[[アウトレイジ]]の誇りを守り、そして[[カツキング>《武闘将軍 カツキング》]]を救う為。
その願いを託されて蘇ったテスタ・ロッサの前に広がっていたのは、かつてのように[[オラクル]]に支配された世界だった。
そしてそこには、[[強欲>《伝説の正体 ギュウジン丸》]]に支配されたかのような禍々しい姿をしたカツキングがいた……。

誰よりも[[自由を愛した>アウトレイジ]]男が[[何か>ディスペクター]]に支配されるなどあっていいはずがない。
カツキングを救うべく、そして再度オラクルに支配された世界を解放すべく、テスタ・ロッサの戦いは幕を開けた。

//我が父[[ブルース>《不死帝 ブルース》]]がそうしたように、今度は私が持てる全ての力で貴殿を復活させよう、[[テスタ・ロッサ>《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]! 再び我らが[[アウトレイジ]]の誇りを守り[[カツキング>《武闘将軍 カツキング》]]を救うべく戦ってくれないか……。 ― [[《不死帝の黒玉 ジェット》]]

//なぜ、世界が再び[[オラクル]]に支配されているのだ! そしてあれは……[[カツキング>武闘将軍 カツキング]]!? ……なんだ、あの[[強欲>《伝説の正体 ギュウジン丸》]]に支配されたかのような禍々しい姿は……。誰よりも[[自由を愛した>アウトレイジ]]あの男が[[何か>ディスペクター]]に支配されるようなことはあってはならないのだ!! ― [[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]

**参考 [#gde4bd4d]
-[[王来篇]]
-[[背景ストーリー]]

&tag(背景ストーリー,王来篇);