#author("2023-01-10T18:11:25+09:00","","")
#author("2023-05-07T19:12:07+09:00","","")
*状況誘発 [#ed025d3a]

状況誘発とは、[[誘発型能力]]の誘発条件の1つ。「ゲーム中のイベント」ではなく「ゲームの状態」を参照する誘発条件である。

|飢えと乾き ケローラ C 火文明 (1)|
|クリーチャー:アウトレイジ 2000|
|自分のマナゾーンに水のカードがなければ、このクリーチャーを破壊する。|

通常の[[誘発型能力]]は「[[バトルゾーン]]に出た時」など、あるイベントをきっかけにして誘発するが、状況誘発の[[誘発型能力]]は、「自分の[[クリーチャー]]が○○体」など、[[ゲーム]]中の状態によって誘発する。

この条件を持つ[[誘発型能力]]は解決後に条件から外れていなければ再度誘発する。つまりこの効果から発生した処理で状況が変わらない場合、''永遠に処理が発生し続ける''という特徴がある。
-この点は絶えず[[継続的効果]]を生成し続ける[[常在型能力]]と似ており、ゲームの状態を参照するという点は[[状況起因処理]]と共通しているが、それらとはルール上別物であり混同しないよう注意が必要。

**ルール [#h7a757c2]

[[呪文]]や[[能力]]の[[解決]]中に誘発し、その[[呪文]]や[[能力]]の[[解決]]後に誘発条件が満たされてない場合でも、状況誘発は[[効果]]を生成する。

誘発型能力であることには変わりはないので、[[解決]]中には割り込めない。
ただし、一瞬でも条件を満たした場合は誘発する。
-例えば、自分のマナゾーンに水のカードが1枚しかなく、バトルゾーンに自分の[[《飢えと乾き ケローラ》]]があり、[[《セイレーン・コンチェルト》]]で水のカードを[[マナ回収]]して、その後水のカードを置いたとする(《セイレーン・コンチェルト》を唱えている間に一時的に[[マナゾーン]]に水のカードがなくなった)。
この場合、効果に「〜であれば」などの条件がないので、[[《飢えと乾き ケローラ》]]の能力によって、《飢えと乾き ケローラ》は破壊される。

また、この誘発条件を持つ[[誘発型能力]]は一度誘発すると、[[解決]]されるまで誘発しない。
-このルールがなければ、能力は永遠に誘発し続け、次の行動に移れなくなってしまう。

解決後も誘発条件を満たしているなら、[[能力]]は再度誘発する。場合によっては[[無限ループ]]を引き起こす。
-例えば、[[《黒神龍アマデウス》]]が自身の[[能力]]により[[破壊]]されるのを[[《インフィニティ・ドラゴン》]]の[[置換効果]]で回避できる状態では置換でとどまった後にさらに《アマデウス》の[[能力]]が状況誘発し、破壊→置換→再度誘発→破壊…を[[延々と繰り返す>無限ループ]]ことになる。
-ただし、これが例えば[[《インフィニティ・ドラゴン》]]ではなく[[《天光の精霊ミハイル》]]であった時のように、回数制限なく[[置換効果]]でとどまらせられる事が確約されている場合、例外的な処理として''その[[ゾーン]]にとどめたままゲームを続行できる''裁定となっている。

***[[不明確な裁定]] [#v4848a5c]
-[[《光霊姫アレフティナ》]]、[[《サイバー・J・イレブン》]]、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]等、ゲームの勝敗に関するものは、状況誘発型の[[誘発型能力]]ではなく、[[常在型能力]]によって発生する[[状況起因処理]]であることが事務局から指摘されている。

**その他 [#sec8a0b9]
-処理的には、[[パワー]]が0になっている[[クリーチャー]]が[[破壊]]されるものに近い。

-[[《光霊姫アレフティナ》]]、[[《サイバー・J・イレブン》]]、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]等、ゲームの勝敗に関するものは、状況誘発型の[[誘発型能力]]ではなく、[[常在型能力]]によって発生する[[状況起因処理]]であることが事務局から指摘されている。

**状況誘発を持つカードの例 [#f496ff15]
-[[《黒神龍アマデウス》]]
-[[《禁断のドキンダム》]]
-[[《勝利のプリンプリン》]]

**参考 [#f3d6cd20]
-[[誘発型能力]]
-[[解決]]
-[[《飢えと乾き ケローラ》]]