#author("2020-04-05T10:48:36+09:00","","") *状況誘発 [#ed025d3a] 状況誘発とは、[[トリガー能力]]の誘発条件の1つ。「ゲーム中のイベント」ではなく「ゲームの状態」を参照する誘発条件である。 |飢えと乾き ケローラ C 火文明 (1)| |クリーチャー:アウトレイジ 2000| |自分のマナゾーンに水のカードがなければ、このクリーチャーを破壊する。| 通常の[[トリガー能力]]は「[[バトルゾーン]]に出た時」など、あるイベントをきっかけにして誘発するが、状況誘発の[[トリガー能力]]は、「自分の[[クリーチャー]]が○○体」など、[[ゲーム]]中の状態によって誘発する。 この条件を持つ[[トリガー能力]]は解決後に条件から外れていなければ再度誘発する。つまりこの効果から発生した処理で状況が変わらない場合、''永遠に処理が発生し続ける''という特徴がある。 -この点は絶えず[[継続的効果]]を生成し続ける[[常在型能力]]と似ており、ゲームの状態を参照するという点は[[状況起因処理]]と共通しているが、それらとはルール上別物であり混同しないよう注意が必要。 **状況誘発のルール [#h7a757c2] [[呪文]]や[[能力]]の[[解決]]中に誘発し、その[[呪文]]や[[能力]]の[[解決]]後に誘発条件が満たされてない場合でも、状況誘発は[[効果]]を生成する。 トリガー能力であることには変わりはないので、[[解決]]中には割り込めない。 ただし、一瞬でも条件を満たした場合は誘発する。 -例えば、自分のマナゾーンに水のカードが1枚しかなく、バトルゾーンに自分の[[《飢えと乾き ケローラ》]]があり、[[《セイレーン・コンチェルト》]]で水のカードを[[マナ回収]]して、その後水のカードを置いたとする(《セイレーン・コンチェルト》を唱えている間に一時的に[[マナゾーン]]に水のカードがなくなった)。 この場合、効果に「〜であれば」などの条件がないので、[[《飢えと乾き ケローラ》]]の能力によって、《飢えと乾き ケローラ》は破壊される。 また、この誘発条件を持つ[[トリガー能力]]は一度誘発すると、[[解決]]されるまで誘発しない。 -このルールがなければ、能力は永遠に誘発し続け、次の行動に移れなくなってしまう。 解決後も誘発条件を満たしているなら、[[能力]]は再度誘発する。場合によっては[無限ループ]]を引き起こす。 -例えば、[[《黒神龍アマデウス》]]が自身の[[能力]]により[[破壊]]されるのを[[《インフィニティ・ドラゴン》]]の[[置換効果]]で回避できる状態では置換でとどまった後にさらに《アマデウス》の[[能力]]が状況誘発し、破壊→置換→再度誘発→破壊…を[[延々と繰り返す>無限ループ]]ことになる。 -ただし、これが例えば[[《インフィニティ・ドラゴン》]]ではなく[[《天光の精霊ミハイル》]]であった時のように、回数制限なく[[置換効果]]でとどまらせられる事が確約されている場合、例外的な処理として''その[[ゾーン]]にとどめたままゲームを続行できる''裁定となっている。 **その他 [#sec8a0b9] -[[《光霊姫アレフティナ》]]、[[《サイバー・J・イレブン》]]、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]等は状況誘発型の[[トリガー能力]]ではなく、[[常在型能力]]によって発生する[[状況起因処理]]である。 //-[[《光霊姫アレフティナ》]]、[[《サイバー・J・イレブン》]]、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]等の能力は常在型能力かつ状況誘発であるという裁定が下っている。しかし、単一の能力が複数の種類(常在型能力と[[トリガー能力]])を持つことはないため矛盾が生じる。 **状況誘発を持つカードの例 [#f496ff15] -[[《黒神龍アマデウス》]] -[[《禁断のドキンダム》]] -[[《勝利のプリンプリン》]] **参考 [#f3d6cd20] -[[トリガー能力]] -[[解決]] -[[《サイバー・J・イレブン》]]