#author("2021-03-08T14:41:16+09:00","","")
#author("2021-03-08T20:32:00+09:00","","")
*攻撃誘導 [#k259532f]

クリーチャーが攻撃する時、攻撃先を特定の対象に向ける効果のこと。
クリーチャーが攻撃する時、攻撃先を特定の対象にしか向けることができないようにする効果の俗称。逆の見方をすれば、攻撃先を限定的にしているとも言える。

この能力を持つのは、[[自然]]に多い。

**定義 [#l112906c]

-[[ブロッカー]]や[[ガードマン]]、[[攻撃曲げ]]能力による、攻撃先を変更する効果とは別。あちらは[[ブロッククリーチャー指定ステップ]]で攻撃先を変えるのに対し、こちらは[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]の段階で攻撃対象を決めさせる。

-[[強制攻撃]]とも違い、あちらは攻撃という行為そのものを強いるが、こちらは攻撃はしなくてもいいが攻撃対象は選べない。
-[[攻撃強制]]とも違い、あちらは攻撃という行為そのものを強いるが、こちらは攻撃はしなくてもいいが攻撃対象は選べない。
--どちらも、「[[可能であれば攻撃する]]」というテキストが使われることが多いため、文脈でしっかりと見分ける必要がある。

**種類 [#b3e558da]

***このクリーチャーが攻撃する時、可能なら相手プレイヤーを攻撃する [#j980cc1d]
攻撃する/しないはプレイヤーが選ぶことができるが、攻撃する場合は相手プレイヤーを攻撃しなければならない。
上記の「可能なら毎ターン、相手プレイヤーを攻撃する。」の任意版であり、プレイヤーへの攻撃が禁止された状態ではそちらと同じ挙動となる。
**テキストの表記 [#b3e558da]

***このクリーチャーが攻撃する時、可能であれば〇〇を攻撃する [#j980cc1d]


|The ジョギラゴン・アバレガン MAS 無色[ジョーカーズ] (6)|
|GRクリーチャー:マスター・ドラゴン/ジョーカーズ/ワンダフォース 4000+|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1つブレイクする。|
|このクリーチャーが攻撃する時、可能なら相手プレイヤーを攻撃する。|
|超天フィーバー:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計8枚以上あれば、このクリーチャーのパワーを+10000し、「T・ブレイカー」を与える。|
|超超超天フィーバー:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計20枚以上あれば、自分のジョーカーズすべてのパワーを+10000し、「ワールド・ブレイカー」を与える。(「ワールド・ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクする)|

***攻撃クリーチャーは、可能であれば◯◯を攻撃する。 [#lec9752e]
相手の[[クリーチャー]]の攻撃目標を限定させる。なお、この[[能力]]は''攻撃すること自体は強制しない''。詳細は後述。
|ドンジャングルS7 SR 自然文明[ジョーカーズ] (8)|
|クリーチャー:ジョーカーズ 8000+|
|マッハファイター|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワー7000以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。|
|バトル中、このクリーチャーのパワーを+6000する。|
|相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。|

登場当時は「相手の''攻撃''クリーチャーは、可能であれば〜を攻撃する」という、強制攻撃と紛らわしいテキストであった。
***[[攻撃クリーチャー]]は、可能であれば◯◯を攻撃する。 [#lec9752e]

上記の「このクリーチャーが攻撃する時、可能であれば〇〇を攻撃する」と全くの同義。
テキストが紛らわしく、[[攻撃強制]]と混同しがちなので注意。
開発がこれらの区別に試行錯誤しているのか、[[エピソード2]]頃から[[テキスト]]が時折変更されており、登場時期によって表記がバラバラである。

|戦いの化身(バトル・トーテム) R 自然文明 (5)|
|クリーチャー:ミステリー・トーテム 4000|
|このクリーチャーがバトルゾーンにある間、相手の攻撃クリーチャーは、可能であればミステリー・トーテムを攻撃する。|

|陽動の面(デコイ・スタイル) ヒッヒー UC 自然文明 (2)|
|クリーチャー:ビーストフォーク號 2000|
|相手のクリーチャーが攻撃する場合、可能であればこのクリーチャーを攻撃する。|

|瞬撃の大地 ザンヴァッカ R 自然文明 (8)|
|クリーチャー:ガイア・コマンド 5000|
|S・トリガー|
|ガードマン|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、タップしてもよい。|
|相手のクリーチャーは、もし攻撃するのであれば、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。|

|獣軍隊X ゲリラフガン VR 自然文明 (7)|
|クリーチャー:ゲリラ・コマンド/イニシャルズ 7000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーをタップしてもよい。|
|相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。|
|自分のマナゾーンにカードが6枚以上あれば、自分のシールドゾーンにあるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える。|
|このクリーチャーが破壊された時、自然のコスト6以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。|

**[[攻撃強制]]能力とのテキストの見分け方 [#b35b56e9]

**攻撃誘導と[[強制攻撃]]能力を併せ持つもの [#l6743136]
「[[攻撃クリーチャー]]は、可能であれば◯◯を攻撃する」、「クリーチャーが攻撃する時、可能であれば◯◯を攻撃する」は、攻撃誘導系の能力である。

「''クリーチャーは''、可能であれば攻撃する」等と書いてあれば[[攻撃強制]]系の能力である。

***このクリーチャーは、可能なら毎ターン、相手プレイヤーを攻撃する。 [#l8f03069]
基本的には一番上と同じ。相手プレイヤーしか攻撃できないので条件はさらに厳しい。
[[《チャケの応援》]]等の攻撃対象制限や「攻撃クリーチャーは、可能であれば◯◯を攻撃する。」能力によって相手プレイヤーに攻撃ができない状態ならば、指定された攻撃対象か相手プレイヤー好きなほうを選んで攻撃できる((ロールモデルタイガーQAより<<https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34009/>>))。
**ルール [#q5b36f2b]

|“乱振(ランブル)”舞神(マシン) G・W(ダブル)・D SR 火文明 (6)|
|クリーチャー:ビートジョッキー 5000|
|B・A・D2|
|スピードアタッカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。|
|このクリーチャーは、可能なら毎ターン、相手プレイヤーを攻撃する。|
|自分のクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引く。|
-攻撃する/しないはプレイヤーが選ぶことができるが、攻撃する場合は指定された対象を攻撃しなければならない。
「可能なら毎ターン、〇〇を攻撃する。」の任意版であり、対象への攻撃が禁止された状態ではそちらと同じ挙動となる。

***相手のクリーチャーは可能であれば◯◯を攻撃する。 [#i20576f4]
相手[[クリーチャー]]に[[攻撃]]を強制させる上に[[攻撃]]先も指定させる[[能力]]。
後述の「攻撃クリーチャーは、可能であれば◯◯を攻撃する」との融合版と言える。
ただし[[攻撃]]先が[[アンタップ]]されている、などで[[攻撃]]できない状態であれば[[攻撃]]しなくてもよいケースがほとんどなので、一概に先の攻撃強要よりも強いとは限らない。
-「可能であればクリーチャーを攻撃する」と書かれていても、クリーチャーがアンタップされているなどして、ルール上攻撃できないのであれば、当然攻撃する必要はない。もちろん、[[アンタップキラー]]や[[マッハファイター]]などの効果で、アンタップしているクリーチャーを攻撃できるなら話は別。

|龍神ヘヴィ P 闇文明 (5)|
|クリーチャー:ゴッド/ドラゴン・ゾンビ 5000+|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、カードを1枚引き、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。|
|G・リンク《破壊神デス》または《龍神メタル》の左横|
|このクリーチャーがリンクしている時、相手のクリーチャーはこのクリーチャーを可能であれば攻撃する。|
-「[[攻撃できない]]」効果を受けていればそれを優先する。
--クリーチャーを攻撃できない[[《南海の捜索者 モルガラ》>《南海の捜索者 モルガラ/トリプル・ブレイン》]]は、[[《ドンジャングルS7》]]の攻撃誘導効果を受けずに、相手プレイヤーを攻撃できる。

|超獣軍隊 ゲリランチャー SR 自然文明 (6)|
|進化クリーチャー:ゲリラ・コマンド/侵略者 11000|
|進化−自分の自然のクリーチャー1体の上に置く。|
|侵略−自然のコマンド|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーが、相手のターン中にタップしていて、そのターンまだ攻撃されていなければ、相手のクリーチャーは可能ならこのクリーチャーを攻撃する。|
-「可能であればクリーチャーを攻撃する。」と「可能であれば相手プレイヤーを攻撃する。」の両方の効果が適用されている時、攻撃側のプレイヤーが好きな効果を適用できる。
--相手のタップされている[[《ドンジャングルS7》]]がいる時に、自分の[[《The ジョギラゴン・アバレガン》]]が攻撃する時、[[《ドンジャングルS7》]]か相手のプレイヤーのどちらを攻撃するかは、自分が決めることができる。


**参考 [#lf692d1a]
-[[用語集]]
-[[攻撃]]
-[[ガードマン]]
-[[ダイヤモンド状態]]
-[[攻撃できない]]