#author("2023-06-03T01:13:06+09:00","","")
#author("2023-06-05T03:50:05+09:00","","")
*多色cipサイクル [#iadd46ea]
//サイクルのカード以外の記述がサイクル10体に都度行われる事態の回避目的で作成。
//公式的な名称もないため、汎用性の高いページ名で調整。
//DM-10と26に限定してしまうと今後多色cipサイクルが別途誕生した時にややこしくなります。
[[cip]]を持つ[[多色]][[クリーチャー]]で構成される[[サイクル]]。
[[cip]]を持つ[[多色]][[クリーチャー]]は多数存在するが、当ページでは[[DM-10]]&[[DM-26]]で登場した[[サイクル]](クリーチャー10体)について取り扱う。

**一覧 [#r17e7476]
-[[DM-10]]の[[友好色]][[サイクル]]。レアリティは一律[[アンコモン]]。
--[[《電脳聖者エストール》]]
--[[《腐敗電脳アクアポインター》]]
--[[《腐敗勇騎ガレック》]]
--[[《無頼勇騎ウインドアックス》]]
--[[《無頼聖者スカイソード》]]

-[[DM-26]]の[[対抗色]][[サイクル]]。レアリティは一律[[コモン]]。
--[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]
--[[《腐敗聖者ベガ》]]
--[[《勇騎聖者ジェット・アール・イー》]]
--[[《電脳勇騎マグナス》]]
--[[《無頼電脳スプラッシュアックス》]]

**特徴 [#g9f28d8b]
これらはすべて2色の[[コスト]]5、[[パワー]]2000で統一されている。
また、[[文明]]ごとに[[種族]](とそれに付随する冠詞)と[[cip]]の内容が固定されており、2つ持つ[[文明]]がどれなのかで性能が決まってくる。

それぞれの文明に対する種族・効果は以下の通り。
|文明|冠詞|種族|効果|h
|[[光]]|聖者|[[イニシエート]]|[[シールド追加]]|
|[[水]]|電脳|[[リキッド・ピープル]]|[[シールド確認]]|
|[[闇]]|腐敗|[[ゴースト]]|[[ランダムハンデス]]|
|[[火]]|勇騎|[[ヒューマノイド]]|[[ブロッカー破壊]]|
|[[自然]]|無頼|[[ビーストフォーク]]|[[マナブースト]]|

-[[cip]]は2つ持つわけではなく、1つの[[cip]]で2種の[[効果]]を発揮する。そのため実際のテキストに書いてある順番で処理しなければならない。

-5種の[[効果]]のうち、光文明の[[シールド追加]]はコストパフォーマンスに優れている。他の文明が[[《ゴースト・タッチ》]]や[[《クリティカル・ブレード》]]、[[《フェアリー・ライフ》]]などの2コスト呪文相応の効果であることに対し、こちらはコスト6の[[《ミステリー・ブレス》]]相応の効果である。[[《雷雲の守護者ラーザ・ベガ》]]などのように黎明期は[[シールド追加]]のコストが過剰に高く見積もられていたことを考慮しても、コスト5の[[《フェザン・ルーラー》]]と同等の能力となりパフォーマンス面はやはり優れている。
--[[《フェザン・ルーラー》]]は[[コモン]]ではあるものの当サイクルの登場から10年以上経つ2018年に収録されたカードであり、[[インフレ]]が進んだ時代でもなお当サイクルの[[シールド追加]]のコストパフォーマンスが優れていることが分かる。
--一応、強制効果で山札を減らす効果であるため、調子に乗って使いすぎるとライブラリアウトになってしまうというデメリットはある。

-一方で[[水]]の[[シールド確認]]は突出して[[コストパフォーマンス]]が低い。[[《マインド・サーチ》]]や[[《堕呪 ウキドゥ》]]の存在を考えると、シールド確認は1コスト以下程度の効果である。
--[[水]]といえば[[ドロー]]が入りそうだが、そうでないのは当時全盛を誇った[[《アクアン》]]を更に大幅に強化してしまうのを防ぐ狙いがあったのだろう。また、[[闘魂編環境]]において[[水]](特に[[《サイバー・ブレイン》]]などの[[ドロー]][[カード]])による[[トップメタ]]支配があったことで、新たに強力な[[ドロー]]持ちが生まれるのを避けたものと考えられる。
---[[《飛散する斧 プロメテウス》]]や後述の[[デュエル・マスターズ プレイス]]版ではこの点が改められている。
--[[DMEX-01]]版[[《無頼聖者スカイソード》]]の[[フレーバーテキスト]]は、水文明のこの能力を皮肉ったもの。

-冠詞の順序には10種すべてに共通する法則性があり、優先度は「腐敗→無頼→電脳→勇騎→聖者」となっている。腐敗は他の冠詞より先に付き、聖者は他の冠詞より後に付く。
//**環境において [#dfbfe346]
//ぎっしり書ける人いたらお願いします😭
***友好色サイクル [#ed4aa368]
[[《腐敗勇騎ガレック》]]、[[《無頼勇騎ウインドアックス》]]、[[《無頼聖者スカイソード》]]の3体は汎用性が高く、色の合う様々なデッキで採用されるようになった。

-[[《腐敗勇騎ガレック》]]は[[ビートダウン]]系のデッキや[[【ボルメテウスコントロール】]]での採用が主。
-[[《無頼勇騎ウインドアックス》]]は[[ビートダウン]]系のデッキでの採用が主。[[《青銅の鎧》]]→[[《無頼勇騎ウインドアックス》]]→[[《無双竜機ボルバルザーク》]]の流れは[[【ボルバルステロイド】]]などで頻繁に見かけられた光景。
-[[《無頼聖者スカイソード》]]は[[ビートダウン]]系でも[[コントロール]]共に一定の需要を得ていた。

[[《電脳聖者エストール》]]、[[《腐敗電脳アクアポインター》]]の2体については水の[[シールド確認]]の使い勝手の悪さから、環境での目立った活躍は見られなかった。種族を活かそうとしても[[《電脳聖者タージマル》]]や[[《腐敗電脳メルニア》]]が存在していたことも向かい風。

***対抗色サイクル [#yd1df5fc]
[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]、[[《腐敗聖者ベガ》]]の2体が[[コントロール]]系デッキを中心に活躍することになる。cipで[[ハンデス]]を行えるこの2体は同じ[[DM-26]]で収録された[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]の進化元としても優れていた。

[[DM-10]]の友好色サイクル同様、水文明を含む[[《電脳勇騎マグナス》]]と[[《無頼電脳スプラッシュアックス》]]は種族の組み合わせこそ固有のものであったものの、[[シールド確認]]の使い勝手の悪さから環境での目立った活躍は見られなかった。

[[《勇騎聖者ジェット・アール・イー》]]については水文明を含まないが、[[ブロッカー破壊]]と[[シールド追加]]の噛み合いの悪さから、同じく水を含まない他5体と比較すると使い勝手の悪さが目立った。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]において [#v664f86d]
TCG版同様、[[DM-10]]の[[友好色]][[サイクル]]の5体が[[DMPP-03]]で登場した。レアリティは一律[[レア]]。
光の[[シールド追加]]は5つ以下の場合に限定される下方修正が入り、水の[[シールド確認]]は[[ドロー]]への変更となった。

[[DM-26]]の[[対抗色]][[サイクル]]の5体は[[DMPP-09]]で登場した。[[レアリティ]]は同じく一律[[レア]]。[[New Division]]においては、友好色サイクルが使えなくなるので、入れ替わる形での登場となった。
//友好色サイクルスタン落ちは公式生放送で明言されている

[[サイクル]]のうち8体はコラボイベントにて[[プライズ]][[カード]]が作られている。
-ロックマンエグゼコラボ
--[[《電脳聖者エストール》]]→[[ロックマン>《ロックマンエグゼ&勝太》]]
--[[《腐敗勇騎ガレック》]]→[[フォルテ>《勇騎恐皇フォルテ》]]
-第1回にじさんじコラボ
--[[《無頼聖者スカイソード》]]→[[月ノ美兎]]
--[[《無頼勇騎ウインドアックス》]]→[[本間ひまわり]]
--[[《腐敗電脳アクアポインター》]]→[[葛葉]]
-第2回にじさんじコラボ
--[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]→[[加賀美ハヤト]]
--[[《腐敗聖者ベガ》]]→[[夜見れな]]
--[[《無頼電脳スプラッシュアックス》]]→[[葉加瀬冬雪]]

-[[《電脳勇騎マグナス》]][[《勇騎聖者ジェット・アール・イー》]]の2体はコラボプライズ化していない。
-[[《電脳勇騎マグナス》]]、[[《勇騎聖者ジェット・アール・イー》]]の2体はコラボプライズ化していない。

***環境において [#ja80a8dd]
[[《無頼勇騎ウインドアックス》]]、[[《勇騎聖者ジェット・アール・イー》]]、[[《電脳勇騎マグナス》]]]、[[《無頼電脳スプラッシュアックス》]]は[[ビートダウン]]、それ以外は[[コントロール]]よりのデッキに採用された。
[[《無頼勇騎ウインドアックス》]]、[[《勇騎聖者ジェット・アール・イー》]]、[[《電脳勇騎マグナス》]]、[[《無頼電脳スプラッシュアックス》]]は[[ビートダウン]]、それ以外は[[コントロール]]よりのデッキに採用された。
特に[[《腐敗電脳アクアポインター》]]は[[【除去サファイア】>【除去サファイア】 (デュエプレ)]]や[[【ボルバルザーク】>【ボルバルザーク】 (デュエプレ)]]等、[[《勇騎聖者ジェット・アール・イー》]]は[[【驚天トリガービート】>【驚天トリガービート】 (デュエプレ)]]と[[【ガントラビート】>【ガントラビート】 (デュエプレ)]]に採用されたため、TCGの時と比べて活躍に恵まれたと言えるだろう。

**その他 [#p84436ed]
-[[DM-10]]の5体については[[《電脳聖者タージマル》]]など同種族のクリーチャーがそれぞれ登場している。ただし、それらのクリーチャーの効果はサイクルのような関係にはなっていない。
--[[DM-26]]ではそのような位置関係のクリーチャーは収録されなかった。

-環境での活躍が反映された影響か、サイクル10体のうち水文明を含まない6体(汎用性が高くない[[《勇騎聖者ジェット・アール・イー》]]含む)についてはある程度の再録歴がある。一方、水文明を含む4体については2020年になっても再録が行われていない。
--[[《電脳聖者エストール》]]のみは[[DMC-16]]で1度だけ再録されているが、[[DM-10]]の発売からわずか2ヶ月後の再録であることから誤差に近い。

-[[《封魔魂具バジル》]]や[[《闘竜麗姫アントワネット》]]など、[[pig]]で片方の文明の[[能力]]を使用できる多色pigサイクルも[[DM-24]]([[友好色]])および[[DM-26]]([[敵対色]])で登場した。こちらは[[コスト]]や[[パワー]]、文明ごとの[[種族]]などが統一されていない。

**関連サイクル [#p165ef42]
-[[DMRP-18]]で登場した[[DM-26]]のリメイク[[サイクル]]。
こちらもそれぞれの文明に応じた能力を持っている。
--[[《腐聖 ベガ-2》]]
--[[《勇聖 アールイ-2》]]
--[[《電勇 マグナス-2》]]
--[[《無電 スプラ-2》]]
--[[《腐頼 ルマウス-2》]]

**参考 [#w7a010aa]
-[[用語集]]
-[[cip]]
-[[多色]]
-[[サイクル]]

&tag(用語集,多色,cip,サイクル);