#author("2022-02-17T17:36:58+09:00","","")
#author("2022-02-19T06:09:54+09:00","","")
-[[変身(キーワード処理)>#keyword]]
-[[変身(俗称)>#etc]]

*&ruby(へんしん){変身};(キーワード処理) [#keyword]
クリーチャーが本来とは異なるクリーチャーに変化すること。
[[デュエル・マスターズ プレイス]]に[[キーワード処理]]として存在する。

|アクア・パリン P 水文明 (6)|
|クリーチャー:リキッド・ピープル 1000|
|S・トリガー|
|バトルゾーンに出た時、他のクリーチャーすべてを、ランダムなスーパーレアのクリーチャーに変身させる。|

基本的に[[コスト]]を支払ったり、[[バトルゾーン]]に出る条件をチェックしたりすることなく特定の[[クリーチャー]]に成り代わることができる。強力な[[クリーチャー]]に変身できれば、場合によっては単なる[[コスト踏み倒し]]以上の[[コストパフォーマンス]]を発揮できる。
一方で[[バトルゾーン]]に出るわけではないため[[cip]]が発動しないなど、直接変身先の[[カード]]を出すよりも一癖ある処理となり、本来あるメリット[[能力]]などもなくなってしまう可能性がある。

**デュエル・マスターズ プレイスでの仕様 [#kc20234a]
-含まれるカードが1枚であっても進化クリーチャーに変身することは可能である。もしそうなった場合、進化元がない状態でバトルゾーンに着地する形となる。
--変身前のクリーチャーに進化元を含んでいた場合、進化元だったカードはそのゲーム中消滅する。
-変身したカードは、そのゲーム中は別のゾーンに移動しても変身後のカードとして扱う。複数回変身した場合は最後になったカードとして扱う。
-変身先のクリーチャーの[[cip]]は発動しない。
-変身前のクリーチャーの位相([[タップ]]状態か[[アンタップ]]状態か)は変身後のクリーチャーに引き継がれる。
-[[召喚酔い]]するクリーチャーに変身した場合、変身した時点で[[召喚酔い]]になる([[召喚酔い]]の情報は引き継がれない)。
--[[召喚酔い]]しないクリーチャー([[進化クリーチャー]]や「[[スピードアタッカー]]」を持つクリーチャーなど)に変身した場合、[[召喚酔い]]はしない。[[アンタップ]]しているなら[[攻撃ステップ]]に攻撃できる。
-変身前の[[継続的効果]]は引き継がれない。
-変身前のクリーチャーが[[クロス]]していた[[クロスギア]]は全て外される。

**その他 [#z52a5a7a]
-この[[キーワード処理]]の初出は[[ボスバトル]]。後に登場した[[レジェンドバトル]]でも変身の効果が採用されることもあった。
--[[レジェンドバトル]]「絆の決闘者」では小湊るう子の[[《連珠の精霊アガピトス》]]がバトルゾーンに出た時、プレイヤーのクリーチャーをすべて[[《予言者クルト》]]に変身させる。
--レジェンドスキル「れなのマジックショー」では、指定ターンの終わりにすべてのクリーチャーをランダムなスーパーレアクリーチャーに変身させる。

*&ruby(へんしん){変身};(俗称) [#etc]
[[《電磁無頼アカシック・サード》]]などが持つ「(対象の)クリーチャーになる」という[[能力]]の俗称。
こちらはTCG版に存在する。

|電磁無頼アカシック・サード R 水/自然文明 (2)|
|クリーチャー:サイバーロード/ビーストフォーク 1000|
|このクリーチャーがバトルする時、自分の山札の上から、クリーチャーが出るまでカードを表向きにする。そのターンの終わりまで、このクリーチャーは、表向きにされたクリーチャーになる。表向きにしたカードをすべて自分の墓地に置く。|

|アカシック・パラレル R 水文明 (4)|
|クリーチャー:サイバーロード 1000|
|このクリーチャーが出た時、または自分のターンのはじめに、相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の相手のターンの終わりまで、このクリーチャーはその選んだクリーチャーになる。|

**ルール [#a6da820d]
-「クリーチャーになる」という[[継続的効果]]によって、別のクリーチャーとして扱う。「クリーチャーになる」という効果が働いている間は、[[特性]]すべて([[カード名]]、[[コスト]]、[[文明]]、[[パワー]]、[[種族]]、[[能力]]、[[カードタイプ]]など)は変身先のものだけを参照する。
--変身したクリーチャーを進化させた場合、「○○というクリーチャーになる」という[[継続的効果]]を引き継いだ進化クリーチャーとして出る。その結果、変身先として指定したクリーチャーがバトルゾーンに出た時と同じ処理が行われる。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33288/]]

-[[バトルゾーン]]に出すわけではないので、[[cip]]は使えない。同じ理由で[[コスト踏み倒しメタ]]も反応しない。

-[[進化クリーチャー]]を対象とする場合、正当な[[進化元]]がなくても変身できる。
--[[進化クリーチャーの下]]に[[カード]]を置く[[効果]]を使うとき、[[進化クリーチャー]]に変身した[[クリーチャー]]の下にもカードを置くことができる。変身が解けた後、そのカードは下に残ったままになる。そのクリーチャーが[[バトルゾーン]]を離れたときは、通常の[[進化クリーチャーの下]]と同様、同じゾーンに移動する。

-[[破壊された時>pig]]や[[離れた時]]は、[[過去の状態を見る]]ルールから、変身中に誘発するならば使用できる。ただし、離れた瞬間に、また元のクリーチャーに戻る。

-変身元のクリーチャーがバトルゾーンに出たターン中に変身した場合、変身後のクリーチャーは[[召喚酔い]]になったままである。ただし、[[進化クリーチャー]]や[[スピードアタッカー]]など[[召喚酔い]]しないクリーチャーに変身していた場合は[[召喚酔い]]しない。

-総合ルール511.1.より、「ターンの終わりに」という能力の[[待機]]や[[解決]]のタイミングは、「ターンの終わりまで」の効果が継続している。したがって、[[《電磁無頼アカシック・サード》]]や[[《アカシック・パラレル》]]で変身が終わる直前に誘発する能力を持つクリーチャーに変身していても、問題なくその能力を使うことができる。

-変身はそのオブジェクトであることは維持したまま、「○○クリーチャーになる」という[[継続的効果]]によって別のクリーチャーとなる。そのため、[[《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》]]等の[[継続的効果]]や、その他[[呪文]]等で味方に[[能力]]を付与させる[[効果]]は、変身しても失効しない。
--自分のターン、相手の[[《異端流し オニカマス》]]がいる時に、自分が[[コスト踏み倒し]]で[[《アカシック・パラレル》]]を出して[[cip]]で変身させた場合、相手の[[《異端流し オニカマス》]]の能力で変身後の《アカシック・パラレル》を手札に戻すことができる。

-[[ゴッド]]に変身する場合、対になる[[ゴッド]]があっても[[G・リンク]]することができない。
[[G・リンク]]は、''カードがゾーンに置かれる際、その状態を変更させる[[状態定義効果]]''であるため、出る以外のタイミングでリンクさせることはできない。

-クリーチャーがバトルゾーンで[[横跳び]]可能なカードに変身していた場合、一番上のカードとして移動しつつ変身の[[継続的効果]]を保持できるだけではなく、下にあったカードは[[再構築]]の結果、変身の[[継続的効果]]を引き継ぎ、そのクリーチャーも変身していることとなる。
--[[このQ&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40847/]]を参照のこと。ただし、[[《電磁無頼アカシック・サード》]]や[[《アカシック・パラレル》]]には本来下にクリーチャーがないので実現はできない。変身中の《サード》や《パラレル》を進化させて「下にカードがある[[《SSS級天災 デッドダムド》]]に変身したクリーチャー」になるか、[[進化クリーチャー]]という[[特性]]を得ている間に[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]などで手を加える必要がある。

**その他 [#t2acb720]
-こちらの変身は[[継続的効果]]によって指定されたカードとして扱うという裁定であり、デュエプレの変身とは仕様が異なる。
--なお、デュエプレの[[《電磁無頼アカシック・サード》]]では処理が[[入れ替える]]に取って変わられている。

-変身能力を持つカードは長らく[[《電磁無頼アカシック・サード》]]の1枚のみであったが、《アカシック・サード》登場から約17年の時を経て2枚目となる[[《アカシック・パラレル》]]が登場した。どちらも「[[アカシック計画]]」に関連するカードという共通点を持つ。

**参考 [#oedd78eb]
-[[用語集]]
-[[デュエル・マスターズ プレイス]]
-[[《アクア・パリン》]]

-[[《電磁無頼アカシック・サード》]]
-[[《アカシック・パラレル》]]
-[[退化]]

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