#author("2021-04-18T16:49:18+09:00","","")
*呪文能力 [#r6b4e7b4]

呪文能力とは、[[呪文]]の処理中に解決される、その呪文が持つ[[能力]]である。
[[呪文]]が持つ[[能力]]のうち「[[常在型能力]]」でも「[[誘発型能力]]」でも「[[起動型能力]]」でもない[[能力]]が該当する。

[[呪文]]のみが持つ[[能力]]のため、専用の[[ルール]]が存在する。
-呪文能力は、呪文を唱えてから解決するまでの間に処理される能力。その呪文が持つ全ての呪文能力を上から全て実行することが呪文能力の[[解決]]であり、[[呪文]]の処理である。
-単一の呪文能力が複数の[[効果]]を持つ場合、書かれている順に実行する。ただし、全文を読んでから行うこと。これは[[自己置換効果]]等の後続の文章が前の内容を補足している場合があるため。
-呪文が複数の呪文能力を持つ場合、上のものから実行する。
-呪文能力が[[モード]]を持つ場合、[[唱える]]段階で選択する。
-呪文能力を実行している間は呪文の解決中であるため、他の能力の解決が割り込むことはない。それが[[S・トリガー]]や[[S・バック]]だったとしても、いま実行中の呪文能力が最優先される。
--これは呪文の解決中に他の呪文の解決を禁止するだけで、唱えることまで禁止するものではない。

[[誘発型能力]]や[[起動型能力]]と異なり呪文能力自体は[[解決]]されない。呪文能力は[[呪文]]の[[解決]]という形で[[効果]]を生成する。

[[呪文]]以外の[[カード]]の[[cip]]と呪文能力は根本的に異なり、前者は[[プレイ]]と[[誘発型能力]]が別々のものになっている。
例えば[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]が同時に2体出るとき、[[バトルゾーン]]に出ることによって[[cip]]がトリガーし、2体出るまで解決は待機され、それから相手[[クリーチャー]]を[[破壊]]する。一方、[[《デーモン・ハンド》]]を同時に2つ[[唱える]]ときは、一方の効果を最後まで解決し、相手の[[クリーチャー]]を[[破壊]]してから2枚目を[[唱える]]ことになる。
[[S・トリガー]]を複数使う際や、[[《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》]]の[[能力]]を使う際は注意が必要。

-呪文能力の中に別の[[呪文]]を[[唱える]][[能力]]があった場合、新たに唱えた[[呪文]]の[[能力]]を先に実行する。
例えば、[[《ジャッジメント・タイム》]]の[[能力]]で[[《王立アカデミー・ホウエイル》]]を唱えた場合、[[カード]]を3枚引いた''後で''[[《ジャッジメント・タイム》]]は自身の[[能力]]により[[山札送り]]になる。

-あくまで[[呪文]]の解決中に実行される能力が呪文能力である。ただし、呪文が呪文能力以外の能力を持つこともある。[[唱える]]ための[[誘発型能力]]である[[S・トリガー]]や[[革命0トリガー]]、[[《超次元ごっつぁん・ホール》]]や[[《完全防御革命》]]などの[[捨てる]]ことをコストとする[[能力]]などは呪文能力ではない。

-呪文能力は呪文が解決される結果、実行される処理にすぎない。

**参考 [#yc02c55c]
-[[用語集]]
-[[呪文]]
-[[能力]]

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