#author("2020-07-22T17:54:23+09:00","","")
#author("2020-08-24T12:15:41+09:00","","")
*効果 [#ydff8c3d]
[[能力]]によってゲームにもたらされる影響のこと。
総合ゲームルールでは「カードの使用や能力の結果としてゲーム内で起こる出来事」と書かれている。

能力によってゲームにもたらされる「影響」のこと。

[[カード]]が持っている[[能力]]は、そのテキストに従って何らかの効果を生成する。

以下に''効果''の一例を示す　　''※太字部分が効果''
カードが持っている能力は、そのテキストに従って何らかの効果を生成する。
以下に''効果''の一例を示す。（''太字''部分が効果）
-[[《エナジー・ライト》]]によって''[[カード]]を[[引く]]こと''
-[[《デーモン・ハンド》]]によって''[[クリーチャー]]を[[破壊]]すること''
-[[《予言者マリエル》]]によって''クリーチャーが[[攻撃できない]]こと''
-''[[《不死身のブーストグレンオー》]]が[[破壊されない]]こと''

ただし、状況によっては効果の生成の前後でゲームの状態に変化がない場合もある。例として、[[バトルゾーン]]にクリーチャーがいない状況での[[除去]]があてはまる。

総合ゲームルールでは、効果は「カードの使用や能力の結果としてゲーム内で起こる出来事」と書かれている。
なお、「攻撃できない効果」を[[無視する]][[《ダイヤモンド・ソード》]]が「[[召喚酔い]]ルール」も無視できたり、「クリーチャーがバトルゾーンに出ることによって起こる効果」を無視する[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗／轟破天九十九語》]]が「コマンドが出た時に[[封印]]を[[外す]][[状況起因処理]]」も無視できたりするが、これは注釈文に合わせたためであり、ルール上は能力によって生じたもの以外は効果に該当しない。本来ならば、それらはテキストの修正が必要である。

「攻撃できない''効果''を[[無視する]]」[[《ダイヤモンド・ソード》]]が効果ではない召喚酔いルールも無視できたり、クリーチャーがバトルゾーンに出ることによって起こる効果はすべて無視する[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗／轟破天九十九語》]]がコマンドが出た時に[[封印]]を[[外す]][[状況起因処理]]も無視できたりするが、これは注釈文に合わせたためであり、ルール上は能力によって生じたもの以外は効果に該当しない。本来ならば、それらはテキストの修正が必要である。

**ルール [#s87c2d41]
効果が実行不可能な行動を要求している場合、可能な部分だけを実行する。「[[空撃ち]]」のページも参照。
-効果が実行不可能な行動を要求している場合、可能な部分だけを実行する。「[[空撃ち]]」のページも参照。

効果は、元のテキストにて明記されている場合や他のゾーンにしか適用できない場合を除き、[[バトルゾーン]]のみに影響する。
-効果は基本的に[[バトルゾーン]]のみに影響する。テキストで明記されている場合や他のゾーンにしか適用できない効果の場合はそちらが優先される。

すべての効果は重複できるが、[[W・ブレイカー]][[能力]]の効果のように重複が意味を成さないものもある。
-すべての効果は重複できる。なお、[[W・ブレイカー]][[能力]]の効果のように重複が意味を成さないものもある。

**能力と効果の違い [#s26a77e4]
カードが持つのは能力であり、効果はそこから生成されるものである。カードが持っているテキストは「効果」ではない。
よって、「（カードが）効果を持っている」という表現は基本的には不適切である。
***能力と効果の違い [#s26a77e4]
''カードが持つのは「能力」であり、効果ではない。''

呪文が持っているのものも[[呪文能力]]であり、効果ではない。よくカードのテキストに「呪文の効果」と書かれているが、正確には呪文能力の処理(呪文の解決)によって発生している効果のことを指している。より厳密に表記するならば「呪文による効果」等が適切である。
効果は、ゲーム中に能力が解決されてから、または[[常在型能力]]が条件を満たした瞬間から始めて発生することになる。
例えば、「このクリーチャーはブロックされない」という''能力''テキストが書かれているクリーチャーは、バトルゾーンに出て初めて「ブロックされない」''効果''を受けることになる。

「[[置換効果]]を持つ」という表現がされることもあるが、これも正確には「置換効果を生成する能力を持つ」が正しい。
よって、「（カードが）効果を持つ」等という表現は基本的に不適切であり、正確には「その効果を生成する能力を持つ」が正しい。

……が、[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]のVer.1.17では、「効果を持つ」という表現が一部に見受けられる（101.5b、206.3、206.4、609.4など）。
しかし、[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]のVer.1.17でも、「効果を持つ」という表現が一部に見受けられる((101.5b、206.3、206.4、609.4など))。
また、よくカードのテキストに「呪文の効果」と書かれているが、正確には呪文能力の処理（呪文の解決）によって発生している効果のことを指している。厳密に表記するならば「呪文による効果」等となる。

-効果はゲーム中に能力が解決されたこと、または[[常在型能力]]が条件を満たした瞬間から始めて発生することになる。
例えば、「このクリーチャーはブロックされない」という能力テキストが書かれてあるクリーチャーは、バトルゾーンに出て初めて「ブロックされない」効果を持つことになる。
-ちなみに日本で一番有名と思われる遊戯王OCGでは、まさに能力の事を指して「効果」と呼んでいるので、そこから誤解が生じている可能性もある。

***待機するのは能力か効果か [#z3c13b8c]
上記の通り能力はクリーチャーが持つもの、効果はそれによってもたらされる影響の事なのだが、その中間である「能力によって誘発し、待機し、解決によって効果をもたらすもの」について、それを「能力」と呼ぶのか「効果」と呼ぶのかについては定まっていない。

[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]のVer.1.17では、「能力が誘発（112.3f、114.3など）」「効果が誘発（111.2a、114.4など）」「能力が待機（603.3bなど）」「効果が待機（506.3、507.2dなど）」「能力を解決（605など）」「効果を解決（101.4a、111.2aなど）」と、上記の「効果を持つ」と同様に表記揺れしている。
[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]のVer.1.17では、「能力が誘発((112.3f、114.3など))」「効果が誘発((111.2a、114.4など))」「能力が待機((603.3bなど))」「効果が待機((506.3、507.2dなど))」「能力を解決((605など))」「効果を解決((101.4a、111.2aなど))」と、上記の「効果を持つ」と同様に表記揺れしている。

-一応、元となる[[Magic：The Gathering]]では、「誘発し、待機し、解決するもの」はオブジェクトの一種であり、「能力」と呼ぶ（これはカードが持つ「能力」とは別の意味に当たる）。
-一応、元となる[[Magic：The Gathering]]では、「誘発し、待機し、解決するもの」はオブジェクトの一種であり「能力」と呼んでいる。ただし、これはカードが持つ「能力」とは別の意味に当たる。

**その他 [#yc194219]
[[ソリティア]]を行っている最中に処理待ちの[[効果]]を忘れて正しく実行することができなくなった場合、それが大きくゲームの流れに影響するなら反則負けになる。このような状況になった場合、当該[[プレイヤー]]がその[[ゲーム]]の[[投了]]を行うのが実際の対応としてしばしば取られる。
[[ソリティア]]を行っている最中に処理待ちの[[効果]]を忘れて正しく実行することができなくなった場合、それが大きくゲームの流れに影響するなら反則負けになる。
このような状況になった場合、当該[[プレイヤー]]がその[[ゲーム]]の[[投了]]を行うのが実際の対応としてしばしば取られる。

//[[公式ページ>デュエル・マスターズ公式HP]]では[[クリーチャー]]も[[呪文]]も「特殊[[能力]]」とされている。


**参考 [#o9ca0c77]
-[[用語集]]
-''効果''
--[[単発的効果]]
--[[継続的効果]]
--[[置換効果]]
---[[置換効果(狭義)>置換効果#narrow]]
---[[自己置換効果]]
-[[能力]]
--[[常在型能力]]
--[[トリガー能力]]
--[[起動型能力]]
-[[トリガー]]
-[[待機]]
-[[解決]]