#author("2020-01-22T01:25:03+09:00","","")
*切札勝舞はマジック・ザ・ギャザリングを使いつづける [#p870da63]

コロコロアニキ2018年秋号より連載された漫画で、[[勝舞]]の原作漫画のifストーリーを描いたもの。

原作では、序盤は[[Magic:The Gathering]](以下MtG)を扱った漫画であったが、1章の[[白凰]]との最終戦から[[デュエル・マスターズ]](以下DM)カードを使用した漫画へとシフトした。

しかし本作では、その白凰との最終戦の前に、主人公の[[切札 勝舞]]がDMではなくMtGを続ける事を選んだ世界戦として、別の新たなストーリーが展開される。
さらに、原作とは打って変わってギャグ漫画になっているのも大きな特徴。あのかつてのラスボスであった[[ザキラ]]ですら、ギャグ化しており、「マジック・ザ・ギャザリング」を「マジンガー・ギャルソン」と言うボケまでかましている。

本作では、DMというカードゲームの概念はたびたび出てくるが、勝舞がMtGをやり続けたことによって、ほとんど誰もやらないカードゲームへと廃れている。そのため、最初は原作通りDMを続けていた白凰も結局MtGに戻ってきており、[[ザキラ]]もMtGで世界を征服することになった。

ギャグ漫画ではあるものの、MtGの有名プレイヤーであり、現在ではMtGを制作・販売しているウィザーズ・オブ・ザ・コースト社社員の金子真実氏がアドバイザーに付いているため、デュエル内容はしっかりしたものになっている。そして、カードプールは当時ではなく、現在のものに準拠している。さらに、わかりやすさを重視してか複雑なコンボなどは一切なく、MtGのルールを殆ど知らない読者でも安心して楽しむことができる。

まさかのIfストーリーであるため、連載発表がなされた当時から反響は大きく、作中の勝舞の「D・Mに手を出すのやめる!!カードゲームで死にたくないからな。」という発言は、さっそくネタになった。

間違えやすいが、「切札勝舞はマジック・ザ・ギャザリングを使いつづける」は誤り。(「マジック」と「ザ」の間は「・」ではなく「:」である。)