#author("2021-10-09T22:47:07+09:00","","")
*出せない [#j8886f02]

1.ルールによる禁止事項のこと。
進化クリーチャーの進化元が存在していない状況(デッキ進化や手札進化など、召喚手順の中で条件を満たすか否か決定する場合を除く)が該当する。

2.カードテキストにある「出せない」のこと。
ルールに影響を及ぼす[[継続的効果]]であり、1.に加えて指定されたオブジェクトの移動が禁止される。
十王篇までは、「バトルゾーンに出せない」というテキストだったが、[[王来篇]]からは「出せない」と簡略化されている。

**ルール(2021年4月14日以降) [#ge31637d]
-出せない状況の[[クリーチャー]]は[[召喚]]されず、コストを支払うこともできない。
--''ただし、特定のゾーンを「[[離れない]]」効果によって結果的に出せない場合は、召喚することができる。''
例:[[《封鎖の誓い 玄渦》]]の効果で、クリーチャーが墓地から離れない場合でも、結果的に出ないが召喚をすることはできる。

-[[S・トリガー]]や[[S・バック]]、[[サバキZ]]などの''[[召喚]]する[[能力]]の『[[使用宣言]]』はできる''。ただし、[[効果]]の解決までに出せない状況が解消されていなければ、''[[クリーチャー]]の[[召喚]]は不発に終わる''。
--[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]の[[能力]]で[[コスト]]3以下の[[クリーチャー]]が出せない時に、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]と[[《スパイラル・ゲート》]]の「[[S・トリガー]]」の使用宣言をし、先に[[《スパイラル・ゲート》]]を唱えて[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]を[[手札]]に戻したなら、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を[[召喚]]できる。
--ややこしいが、[[召喚]]できない状態では[[S・トリガー]]や[[S・バック]]の使用宣言すらできないため、混同しないように注意。

-クリーチャーの[[ギャラクシールド]]は、出せない状態ではその能力を使えない。出せない状態では[[召喚]]できないことから、[[召喚]]コストを支払う代わりに使う能力も使えない((2021年4月14日の裁定変更前は、バトルゾーンに出せなくても[[召喚]]コストを支払うことができたため、シールドゾーンに置くことができた。同変更により、バトルゾーンに出せないなら[[召喚]]コストを支払えないことになり、シールドゾーンに置くことはできなくなった。))。

//「出せない」状況でも侵略や革命チェンジの使用宣言は可能です。侵略や革命チェンジの使用宣言は「使用宣言が必要な誘発型能力」(総合ルール603.2e)であり、これらの「誘発型能力の使用宣言は、カードの使用宣言とは異なります」(総合ルール603.2f)。「召喚に関する裁定変更のお知らせ」では確かに「クリーチャーをバトルゾーンに出せない状況では、クリーチャー・カードを使用することができない」とありますが、ここにおける「カードの使用」は総合ルール601以下で定められるものであり、「使用宣言が必要な誘発型能力」の「使用宣言とは異なります」。よって「出せない」状況でも侵略や革命チェンジの使用宣言は可能です。例えば革命0トリガーもまた「使用宣言が必要な誘発型能力」であるため侵略や革命チェンジと同じ扱いであり、「出せない」状況で侵略や革命チェンジの使用宣言が出来ないとするのは、この直後の文にある《ボルシャック・ドギラゴン》や《ミラクル・ミラダンテ》が使用宣言可能であるとする文と矛盾します。

-結果として「[[召喚]]せずに[[出す]][[能力]]」である[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]や[[《ミラクル・ミラダンテ》]]の[[革命0トリガー]]は、出せない状態でも[[使用宣言]]含めて使える。
--革命0トリガーは「このクリーチャーを手札から見せてもよい。」の部分が効果の出だしであり、クリーチャーを出すのはその結果発生する効果という扱い。「出せない」の対象外となる。クリーチャーを出せない状況で[[《暗黒鎧 ザロスト》]]の能力により、シールドを墓地に置くだけならできる裁定と同様である。

-カードの下に、バトルゾーン以外のゾーンにカードを置く行為は、バトルゾーンに出す扱いにはならないため、「出せない」の効果の対象にならない。
--[[《超九極 チュートピア》]]がいる時でも、[[マナ進化]]や[[墓地進化]]などで、手札以外のゾーンにあるクリーチャーを[[進化元]]に持ってくることができる。

-[[S級侵略[宇宙]]]、[[S級侵略[轟速]]]、[[SSS級侵略[天災]]]の能力で、バトルゾーンのカードが別のカードの上に置く効果は、出せない効果の影響を受けない。バトルゾーンを移動するのは、バトルゾーンを出る扱いにはならないからである。

**その他 [#dcde52ee]
-2021年4月14日の裁定変更前は出せないクリーチャーも召喚できた。
--これにより、バトルゾーンにクリーチャーが出ることはないが、召喚したことによって起こるイベントが発生することがあった。具体的には[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の封印を外すことや[[【ケドケドベラドマイ】]]などのコンボがある。変更後は「クリーチャーをバトルゾーンに出せない」=「クリーチャー・カードを使用することができない」と定義された結果、召喚そのものが不発となる扱いになり、それらができない挙動となる。

-[[《検問の守り 輝羅》]]など、''カードを''出せないという効果も存在する。この場合、[[フィールド]]などの[[カードタイプ]]や[[封印]]も対象となる。
--カードの下に置く場合は「出す」という扱いではないので、カードを出せない効果で規制されない。


**参考 [#obe194b9]
-[[プレイ]]
-[[着地置換効果]]
-[[召喚]]
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公式Q&A
>Q.''《ジェイ-SHOCKER》''の「Jトルネード」でコスト6のジョーカーズを手札に戻しました。次のターン、相手が[[《りんご娘はさんにんっ娘》>《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》]]を唱えた場合、効果で[[《スゴ腕プロジューサー》>《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》]]をバトルゾーンに出すことは出来ますか?
A.はい、バトルゾーンに出すことが出来ます。クリーチャーをバトルゾーンに出す際、ツインパクトカードであってもクリーチャー側のコストのみが参照されます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32999]]

>Q.''《ジェイ-SHOCKER》''の「Jトルネード」でコスト2のジョーカーズを手札に戻しました。次のターン、相手は[[《卍 新世壊 卍》]]の下にコスト2の魔道具を持つ呪文を置くことが出来ますか?
A.はい、置くことが出来ます。カードの下にカードを置く行為は''《ジェイ-SHOCKER》''の能力で制限されません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32998]]

>Q.相手の''《ジェイ-SHOCKER》''の効果で、自分はコスト4のクリーチャーをバトルゾーンに出せなくなっています。この状況で[[《暗黒鎧 ザロスト》]]の「自分のターンのはじめに」の能力を使えますか?
A.はい、使えます。ただし、シールドを墓地に置くことはできても、[[《暗黒鎧 ザロスト》]]をバトルゾーンに出すことはできません。
「そうしたら」とある能力の後半部分を行うことが禁止されていても、前半部分を行うことが禁止されていなければ、能力を使いはじめることはできます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33476]]

>Q.相手の手札は3枚です。相手の[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]が攻撃し、自分のシールドを3枚ブレイクした際、自分は[[《終末の時計 ザ・クロック》]]と[[《スパイラル・ゲート》]]の「S・トリガー」を宣言しました。先に[[《スパイラル・ゲート》]]を唱えて''《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》''を手札に戻してから[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を召喚できますか?
A.はい、召喚できます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34198]]

>Q.相手の手札は3枚です。相手の[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]が攻撃し、自分のシールドを3枚ブレイクした際、自分は[[《終末の時計 ザ・クロック》]]と[[《ゴースト・タッチ》>《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》]]の「S・トリガー」を宣言しました。先に[[《ゴースト・タッチ》>《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》]]を唱え、相手の手札を1枚捨てさせてから[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を召喚できますか?
A.はい、召喚できます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34199]]

>Q.バトルゾーンに自分の[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]があり、相手は[[《封鎖の誓い 玄渦》]]が1体います。自分が墓地にいる[[《恒河沙 ベゴマ壊ン》]]の「ムゲンクライム」能力を使用する場合、[[《封鎖の誓い 玄渦》]]の能力でバトルゾーンに出すことはできませんが、コマンドを持つ闇のクリーチャーを召喚したことによって、封印を1つ外しますか?
A.はい、封印を外します。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34243]]

>Q.相手は[[《ジェイ-SHOCKER》]]のJトルネード能力でコストが7のジョーカーズ・クリーチャーを手札に戻しました。自分は、次の相手のターンのはじめまでコスト7のカードを''バトルゾーンに出せません''が、コストが7の[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の「革命0トリガー」能力の宣言はできますか?
A.はい、宣言できます。山札の上から1枚目がコスト7以外の火の進化ではないクリーチャーだった場合、そのクリーチャーをバトルゾーンに出し、[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]は手札に残ります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39324/]]

>Q.[[《検問の守り 輝羅》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分のクリーチャーに封印は付きますか?
A.いいえ、付きません。バトルゾーンにあるカードの上に置くことは、カードを出すことです。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39669/]]

>Q.[[《検問の守り 輝羅》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は[[《時空工兵タイムチェンジャー》]]を使って、山札から進化クリーチャーの下にカードを重ねられますか?
Aはい、重ねられます。
カードの下にカードを置いても、そのカードはバトルゾーンに出たことになりません。ですので、[[《検問の守り 輝羅》]]がいても問題なく進化クリーチャーの下にカードを重ねられます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39671/]]