#author("2020-11-19T08:33:48+09:00","","")
*ビビッドロー [#t9812864]

|<ビビッドロー>[文明(X)](自分のターン中、攻撃の前にこの(カードタイプ)をドローした時、表向きにしてもよい。そうしたら、このターンこの(カードタイプ)を[文明(X)]支払って召喚して(唱えて)もよい)|

[[DMRP-15]]で登場した[[キーワード能力]]。

自分の[[ターン開始ステップ]]から[[メインステップ]]の間に、「ビビッドロー」を持つカードを引いた時、引いたそのカードを公開することで、[[メインステップ]]中[[代替コスト]]により通常より少ないマナで使うことができる。
つまるところ「引いたターン中のみ自身が[[コスト軽減]]される」という能力である。

|メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ KGM 水/火 (7)|
|クリーチャー:フェニックス/美孔麗王国 12000|
|<ビビッドロー>[水/火(5)](自分のターン中、攻撃の前にこのクリーチャーをドローした時、表向きにしてもよい。そうしたら、このターンこのクリーチャーを[水/火(5)]支払って召喚してもよい)|
|スピードアタッカー|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを3枚引く。|
|このクリーチャーはブロックされない。|
|このクリーチャーの攻撃中、自分の手札の枚数以下のコストを持つクリーチャーを、相手はバトルゾーンに出せない。|

|「祝え!この物語の終幕を!」 R 水/火 (6)|
|呪文:美孔麗王国|
|<ビビッドロー>[水/火(4)](自分のターン中、攻撃の前にこの呪文をドローした時、表向きにしてもよい。そうしたら、このターンこの呪文を[水/火(4)]支払って唱えてもよい)|
|カードを1枚引く。その後、水または火のコスト7以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。このターンの終わりに、そのクリーチャーを山札の上に置く。|

重要なのは、「アンタップマナを残したままクリーチャーで攻撃すれば、攻撃前に1枚引けて、そのタイミングでマナを支払えば引いたカードをプレイできる」''という能力ではない''という点である。

**ルール [#y43621a6]
説明が特殊で、非常に紛らわしいが、公開した瞬間と、マナコストを支払うタイミングは別である。そして、前述した通り、[[メインステップ]]にカードを使う時に発動する能力である。

-「…してもよい。そうしたら、〜」という[[コスト]]を支払うタイプの能力の書式だが、「表向きにする」という[[コスト]]に加え、''そのターン中、表向きにさせておく(表向きで[[待機]]させておく)''ことも要求される能力である。

-「攻撃の前」とあるが''[[アタックトリガー]]および[[攻撃ステップ]]に使う能力でもなく、表向きにしたらその次に[[攻撃]]しなければならないわけでもない''。[[《“T-風”戦車 ガンデルン》]]と同じく「[[ステップ]]」という用語を使わずにそれを表現しているだけである。

-「ビビッドロー」という能力そのものには''ドローする効果はない''。[[ドローステップ]]やカードの効果で行ったドローに反応する能力である。

-上述の通り''ドローして公開した瞬間にすぐ使わないといけない、というわけではない。''表向きにさえしておけば[[メインステップ]]中いつでも代替コストで使用することが可能。例えば[[ドローステップ]]の[[今引き]]で公開した際にはマナが足りなくても、マナチャージしてから改めて使用することは可能である。[[《フェアリー・ギフト》]]など別のカードを使ってから、公開したカードを使ってもよい。

-ビビッドローを持たないカードを引いた場合には、この能力はトリガーしない。
--この能力が使われる可能性があるため、お互いのプレイヤーは現在の手札と今から引くカードを厳密に区別する必要性がある。
//↑「トリガーしなくても使われる可能性がある」とは、どう言う状況でしょうか。

-[[ドロー]]した時にしか[[トリガー]]しないため、この[[能力]]を持つ[[カード]]を[[サーチ]]によって[[手札]]に加えた場合、ビビッドローは[[トリガー]]しない。


-ビビッドローで手札を表向きにするという効果が働いている間に、「手札を見ないで選ぶ」という効果が発動しても、ビビッドローの効果は継続する。
//--[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]のQ&Aから、一時的に裏面を見せて選ばせることになると思われるが、それが終わって手札にビビッドローを宣言したカードが残っている場合、表向きに戻しても良いのか。あるいはゾーンこそは移動してないものの裏向きにした時点で「表向きにしてもよい」という効果は消滅するのか。という問題である。

//削除させて頂きました。
//消すメリットがないので復活
//上記内容は不安を煽る要素でしか無いので、不要かと思われます。
//また、下記にある通り、ビビッドローは《黒ひげ危機一発》と同様「このカード=このカード名を持つカード」の扱いをするデザインですので『一度でも「裏向き」にした時点で使えなくなる。』ということはありえません。
//↑セルフ殿堂入りがなくなった《黒ひげ》デザインというソース、同じカード名全体が対象となるソース、裏向きにしても効果は失われないソースをお願いします。少なくとも公式のよくある質問には書かれていませんが。
//↑未発売のカードの扱いにムキになりすぎ。よくある質問が更新されるのを待てばいいじゃないですか。

//-「裏向きのカードを表向きにする」というコストを支払ったのであれば、その後裏向きに戻しても、手札というゾーンから離れない限り「そうしたら、このターン〜」の効果は継続するはずである。
//--よって、表向きにしたカードを使うまでの間、表向きで保持しておく必要はない。普段通り、引いたカードは手札として相手に見せないように持っておける。
//---ただし、不正防止の観点で、使うまでの間にあえて対戦台に表向きにして置くことはかまわない。[[《ロジック・サークル》]]で、山札の一番上に[[サーチ]]したカードを表向きに置く類例も存在する。
//
//-[[《龍装者 バルチュリス》]]の裁定より、ビビッドローを持つカードが[[ランダムハンデス]]された場合、そのビビッドローと区別ができないカードすべてが効力を失うと思われる。
//--その理由は「捨てられたカードは、公開していない手札の中にあったものなのか、実際に公開していたカードなのか、誰も証明ができない」ためである。[[イラスト]]違いなど、論理的に証明ができる場合なら効力は失われない。
//
//…と様々な憶測が飛んでいるが[[《黒ひげ危機一発》]]のデザイン通り、上記のような処理をする必要はない。
//どういう意味で《黒ひげ》と同じなの?

**テクニック [#rceac512]
何も考えず軽減効果を最速で使用するには[[今引き]]に期待することになるので安定感は極めて低い。そのため、[[《ブレイン・ストーム》]]のような[[ドロー]]と[[山札操作]]を兼ねるカードと組み合わせるのがいい。…と言いたいところだが、ビビッドロー能力で軽減できるのは1、2コスト程度なので、山札操作をするよりも、普通に正規コストを払って使うことを前提に考えて、ビビッドローが使えればラッキーくらいの感覚で、[[自然]]を入れて[[マナブースト]]した方が動きが安定する。

また、ビビッドローを使うたびに、[[山札操作]]をしていては[[テンポアドバンテージ]]の損失に繋がってしまうため、これではせっかくの[[コスト軽減]]の恩恵が減っていく。また、最序盤ではビビッドローを以ってしてもコストが足りないことはあるため、いつドローしても能力を使えるようにするという意味でもマナブーストは有効である。

//そもそも、ビビッドローという能力じたいが[[十王篇環境]]では敬遠される能力であり、この能力持ったカードでそれなりに環境で使われているのは、[[《「祝え!この物語の終幕を!」》]]、[[《傾奇黙劇 アルレキヰノ》]]、[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]、[[《混沌紳士 トリックスタァ》]]くらいだが、それらも普通に[[手打ち]]で使われたり、[[コスト踏み倒し]]されることが多い。

山札操作はせずに、[[《海底鬼面城》]]、[[《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》]]などの[[置きドロー]]を使って、[[手札補充]]をしながらビビッドローの発動確率を上げる構築が主流になってきている。

**その他 [#s368ee81]
-表向きと裏向きのカードが混ざった状態で手札として扱うのは難しいため、使うまでの間に対戦台に表向きにして置いておくほうがいいだろう。

-カードテキストではごく一部でしか「[[ドロー]]」という単語は使われていなかった([[《海神ブルー・ポセイドン》]][[《サイコメトラー ヤミカバチ》]][[《奇天烈 ディーラー》]])が、この能力の登場により、多数のカードで「[[ドロー]]」という表記を見ることになるだろう。

-名前の由来は、「鮮やかな、躍動的な」という意味を持つ「ビビッド (vivid)」+「[[ドロー]]」。また、[[美孔麗王国]](ビックリおうこく)の能力であるため、大きな衝撃を受けた時の感情を表す「ビビッとくる」の意味も入ってると思われる。
--[[&color(white,#ff0000){%%%このような色%%%};>赤]]や[[&color(white,#0000ff){%%%このような色%%%};>青]]などの、非常に鮮やかな色は「ビビッドカラー」と呼ばれる。

-デザインの元になったのは[[Magic:The Gathering]]の能力「[[奇跡>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%A5%87%E8%B7%A1]]」。
あちらは事実上ターン開始時のドローで引いた時にしか誘発せず、引いた直後に使う必要があるが、その分コストの軽減幅が大きい。
--相手のターンに能動的に動くことが可能な[[Magic:The Gathering]]では、相手ターンにドローカードを使うことで「奇跡」を起こすことができる。そのため使用感は大きく異なる。

-効果が運任せで不安定なコンセプトに加え仮に当たっても[[《ミステリー・キューブ》]]や[[《ガチャンコ ガチロボ》]]のようにゲームエンド級のアドバンテージを得られる訳でもない事から、環境での使用率はあまり高くない。

//-公開してから使うまでに[[ランダムハンデス]]を受けて、どれがドロー時に公開したカードかわからなくなってしまうことへの対策は以下の通り。
//--手札の一部を公開したまま無作為にカードを選ぶ。具体的には、手札に番号を割り振り、乱数生成器(サイコロ、ルーレットなど)の数字で捨てるカードを決める。
//--[[使用宣言]]を済ませたカードには付箋などをスリーブの隙間に入れておく。
//--アート的な修正がなされた真正カードを使い、同名・同イラストカードでも区別できる状況にしておく。
//
//***「アート的な修正」 [#e9c2378f]
//[[デュエル・マスターズ競技イベント運営ルール]]に記載がある。
//
//>アート的な修正は認定イベントでも許容されうるが、その修正がカードのイラストを識別できなくしていたり、戦略上意味のある情報を含んでいたり、問題のあるイラストを含んでいたりしてはならない。
//
//許容されるアート的修正カードの例は「有名人のサイン入りカード」である。それを普通のカードとしてデッキに混ぜても、マーキング不正には当たらないだろうという考え方がある。
//ただし、表面へのサインか、完全不透明のスリーブ時の裏面へのサインに限られる。裏面にサインがあり、透明・半透明のスリーブだと、裏向きでもカードの内容が一目瞭然となるため不正となる。
//
//また、あるカードがそのイベントで使用できるかどうかを決定するのは、ヘッドジャッジである。
//アート的な修正のあるカードが、すべてのイベントで使用可能になるわけではないことには留意しておくこと。

**参考 [#n0796b45]
-[[用語集]]
-[[ドロー]]
-[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]
-[[《「祝え!この物語の終幕を!」》]]
-[[十王篇]]
-[[美孔麗王国]]
-[[【青赤ビビッドロー】]]
----
公式Q&A
>Q.''ビビッドロー''はどういう[[能力]]ですか?
A.自分の[[ターン]]中、[[攻撃ステップ]]に入る前に''ビビッドロー''を持つ[[カード]]を引いた時、[[表向き]]にしても良く、[[表向き]]にしている間''ビビッドロー''[[コスト]]で使用できる[[能力]]です。[[表向き]]にした後で使わなかった場合は、[[ターン]]の終了時に[[裏向き]]にし、[[手札]]に残ります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34082]]

>Q.''ビビッドロー''の[[能力]]で[[表向き]]にしていた[[カード]]を[[マナゾーン]]に置いたり、捨てたりした場合、その[[カード]]を[[手札]]以外の[[ゾーン]]から''ビビッドロー''[[コスト]]で使えますか?
A.いいえ、''ビビッドロー''の[[能力]]で[[表向き]]にしていた[[カード]]が[[手札]]以外の[[ゾーン]]に移動してしまった場合、それを''ビビッドロー''[[コスト]]で使うことはできません。
(総合ルール 400.5)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34083]]

>Q.[[《一撃奪取 トップギア》]]などが持つ、召喚コストを少なくする能力で[[《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》]]の''ビビッドロー''のコストを少なくできますか?
A.はい、召喚コストを少なくする能力で''ビビッドロー''を使うのに必要なマナコストを少なくできます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/34197]]

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