#author("2023-10-15T04:16:58+09:00","","")
*ドローソース [#t08aaa32]

カードを[[ドロー]]する[[能力]]を持つ[[カード]]の俗称。

例を挙げると[[《サイバー・ブレイン》]]など、広義では[[《アクア・ハルカス》]]なども含む。また、その[[カード]]が[[呪文]]の場合は「[[ドロースペル]]」と呼ばれることもある。

|サイバー・ブレイン UC 水文明 (4)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分の山札からカードを3枚まで引く。|

そもそも一般的にデュエマでは終盤になる程[[カード]]を消費することにより、[[手札]]が枯渇する。そのため、「[[手札]]が枯渇する前に殴り切る」という[[コンセプト]]の[[【速攻】]]以外の全ての[[デッキタイプ]]には何らかの[[ドロー]]や[[手札補充]]を行う[[カード]](またはそれに準ずる[[ハンドアドバンテージ]]をとれる[[カード]])がないと[[息切れ]]して動けなくなる。それを考慮してソース(source:根源、源)という表現が使われている。

ただし、1ターンの価値がかなり重くなってきた時点で、ドローソースに手番を割くのが後手に回る場面も増えてきている。ある時期から[[《エナジー・ライト》]]や[[《王立アカデミー・ホウエイル》]]といった手札補充するだけのカードは採用枚数を減らす、そして全く採用しない方針へと変化していった。

それでも手札を使うゲームであることには変わりないため、手札を維持できる[[キャントリップ]]ないしはそれに類する効果を使ったり、カード自体がドローソース以外の役割も兼任しているものを使う工夫で受け継がれている。

なお、例外的に高速化した環境でもドローソースに手番を割くデッキタイプも存在するが、これは''ドローソースを使うという遅れを、増えた手札で逆転して勝利に貢献できる''ためである。[[《T・T・T》]]を入れる[[【鬼羅.Star】]]、[[《サイバー・ブレイン》]]を採用する[[【青黒赤緑邪王門】]]や[[【星龍ライベルモット】]]、ほぼすべての[[【ヘブンズ・ゲート】]]、[[殿堂入り]]で消滅したが[[【グルメ墓地ソース】]]、いずれも手札が潤沢にあると即死盤面を形成できる部分が共通している。

-ドローソースの弱点は、コストを支払って使うターンには別のカードを使うマナがなくなるのが一般論だが、[[《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》]]は[[G・ゼロ]]で、[[《海底鬼面城》]]がコスト1で複数枚の手札補充ができてしまう。その特徴もありどちらも[[殿堂入り]]した。
--[[殿堂入り]]ではないが[[《カンゴク入道》]]も普通の打点として使えるコスト2のクリーチャーが、[[シールド回収]]で複数枚の手札補充ができるということが高性能な理由となっている。

-[[《コアクアンのおつかい》]]や[[《セブ・コアクマン》]]などは厳密には[[ドロー]]に該当しない[[手札補充]]だが、[[山札]]から[[手札補充]]するという性質は変わらないのでドローソースとして扱われることが多い。
--これらの[[カード]]を使う場合には[[《ベニジシ・スパイダー》]]や[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]など[[ドロー]]にしか反応しない効果を回避できたり利用できなかったりするので気をつけよう。

-[[ハンデス]]デッキが新旧問わずドローソースを持っていることが多いのは、[[ハンデス]]によって強引にドローソースを使う猶予を作り出し、[[フィニッシャー]]や次なる[[ハンデス]]を引くためにドローソースを使っている。かつては[[《コアクアンのおつかい》]]がポピュラーで、環境の変化で[[《ナーガの海黒環》]]のように複数の役割を持つカードを優先するようになったのはその他のデッキと共通。

-[[ビッグマナ]]は、マナさえ伸ばしておけば大きくアドバンテージを稼げる重量級カードを[[今引き]]することで「手札が少なく選択肢が少ない」という問題を解決できるため、最低限しかドローソースを入れない場合もある。運任せというわけではなく、デッキに入れてある打開札の濃度が高いため成功率が確保されている。

-[[《ハッスル・キャッスル》]]や[[《口寄の化身》]]など、[[自然]]のドローソースは[[クリーチャー]]を呼び水にしていることが多い。

-ドローソースとは似て非なるものに、手札を増やさないタイプの[[サーチ]]や[[手札交換]]がある。それらはコンボパーツを集めるために山札を掘り進めているか、[[墓地利用]]の下準備をしている。
--こちらも同様に「(Aする)という遅れを、増えた(B)で逆転して勝利に貢献できる」目的で使われる。[[《エナジー・ライト》]]よりも[[《エマージェンシー・タイフーン》]]や[[《終焉の開闢》>《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]を優先する[[【墓地ソース】]]や[[【カリヤドネループ】]]はその一例。

**主なドローソース [#e8345595]
-[[《サイバー・ブレイン》]]
//-[[《アストラル・リーフ》]]
//-[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]
//-[[《エナジー・ライト》]]
//-[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]
//-[[《口寄の化身》]]
//-[[《邪魂創世》]]
//-[[《魔弾オープン・ブレイン》]]
//-[[《ハッスル・キャッスル》]]
-[[《海底鬼面城》]]([[殿堂入り]])
//-[[《知識の精霊ロードリエス》]]
//-[[《超電磁コスモ・セブ Λ》]]
//-[[《ガチンコ・スロット》]]
//-[[《アクア・ティーチャー》]]
//-[[《クアトロ・ブレイン》]]
//-[[《ガールズ・ジャーニー》]]
-[[《プラチナ・ワルスラS》]]
-[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]
//-[[《王立アカデミー・ホウエイル》]]
-[[《天啓 CX-20》]]
-[[《サザン・エー》]]
-[[《T・T・T》]]
-[[《ブレイン・スラッシュ》]]
-[[《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》]]
など

**「引く」効果ではない広義のドローソース [#p19155f2]
-[[《ストリーミング・シェイパー》]]([[殿堂入り]])
-[[《デビル・ドレーン》]]([[殿堂入り]])※シールドゾーンから手札に加える
-[[《アクアン》]]([[殿堂入り]])
-[[《進化設計図》]]
-[[《巨大設計図》]]
--[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]([[殿堂入り]])
-[[《コアクアンのおつかい》]]
-[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]
-[[《セブ・コアクマン》]]
-[[《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》]] ([[殿堂入り]])
-[[《ストリーミング・Re:チューター》]]
-[[《神の試練》]]([[殿堂入り]])
-[[《フォーチュン・ドンキッキー》]]
-[[《五番龍 レイクポーチャー ParZero》]]
など

**参考 [#g94a22cc]
-[[用語集]]
-[[ドロー]]
-[[ドロースペル]]
-[[手札補充]]
-[[キャントリップ]]

&tag(用語集,手札補充,ドロー,タグ未設定);