#author("2023-03-13T11:14:17+09:00","","")
*デュエパーティー [#oa7166a6]

公式によってルールが整備された[[多人数戦]][[フォーマット]]の一つ。
プレイヤー有志が[[Magic:The Gathering]]の[[統率者戦>http://mtgwiki.com/wiki/統率者戦]](旧称:EDH)を基に作っていた独自フォーマットをもとに公式が策定した。
[[カジュアル]]向きのルールになっている。

以下では、公式がリリースしている「[[デュエル・マスターズ デュエパーティールール Ver.1.00>https://dm.takaratomy.co.jp/img/dhueparty_rule_20230210.pdf]]」に従ってルール説明を進めるが、これはあくまでも「推奨ルール」でしかなく、プレイヤー間で合意が取れればルールの変更追加が許容される。

**デッキ構築時のルール [#f7b7267c]
デッキは、60枚の[[メインデッキ]](後述する「[[パートナー]]」を含む)の[[ハイランダー]]([[4枚より多くデッキに入れることができる]]カードは複数枚投入可)で構築する。
[[超次元ゾーン]]、[[超GRゾーン]]、[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]は使わない。
デッキに入れられるカードは基本的には[[殿堂レギュレーション]]下の[[オリジナル]]に準ずるほか、カードの[[文明]]について後述の制限が設けられる。

デッキを構築するにあたり、コスト5以上のクリーチャー1枚を「[[パートナー]]」に指定する。
-コスト5以上のクリーチャー面を持つ[[ツインパクト]]のカードをパートナーに指定できる。

「公式大会では使えません」と書いてあるだけのカードはデュエパーティーでは使用できる。
-[[《DECKY THE HALL》]]などの[[ホリデーカード]]等が該当する。裏面が赤いプロモカードの[[《ガルベリアス・ドラゴン》]]は「GBA ONLY」の表記なので対象外。

デッキに入れられるカードは、「パートナーが持っている文明以外の文明を含まないカード」に限られる。
-ツインパクトのカードをパートナーに指定した場合、カード全体の文明を見る。

-例1:[[《我我我ガイアール・ブランド》]]をパートナーに指定した場合は、火[[単色]]・[[無色]]のカードのみをデッキに入れられる。
-例2:[[《偽りの名 iFormula X/クリスティナ・フォール》]]をパートナーに指定した場合は、光単色・水単色・光/水の[[多色]]・無色のカードのみをデッキに入れられる。
-例3:[[5色レインボー]]のカードをパートナーに指定した場合は、すべての文明(無色含む)のカードをデッキに入れられる。

**デュエル時のルール [#o5293994]
-初期手札6枚・初期シールド6枚でゲームを開始する。
-最初に行動するプレイヤーも[[ドローステップ]]にカードを1枚引く。
-能力や[[攻撃]]の対象は自由に選べる。
-同名カードは、各プレイヤー、1ターンに1体までしかバトルゾーンに[[出せず>出す]]、[[使えない>使う]]。
--[[ツインパクト]]の場合、実際に使う/出す面のカード名のみを参照する。例えば、[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴聖》]]のクリーチャー面を出したターンに≪輪廻暴聖≫は唱えられるが、[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴炎》]]のクリーチャー面は召喚できず、出せない。
-[[特殊勝利]]・[[相手を敗北させる効果>特殊敗北]]・[[追加ターン]]を得る効果は[[無視]]する。
--例えば[[《正体不明》]]は、[[コスト踏み倒し]]は通常通り行うが、相手に追加ターンを与える効果は適用されない。
--自分が敗北する能力、ターンを飛ばす能力は無視されない。
-最後まで敗北せずに残っていたプレイヤーがゲームに勝利する。

***パートナーとパートナーゾーン [#r759fedb]
-ゲーム開始時にパートナーとして選んだカードを「[[パートナーゾーン]]」に置く。
-パートナーゾーンは「手札ではないがカードのプレイが可能なゾーン」と見なす。[[マナ召喚]]や[[墓地召喚]]と同じ挙動がルールとして許可されていると考えるとよい。
//-パートナーゾーンにあるカードは、手札にあるかのように召喚できる。
--原則として、召喚タイミングは[[メインステップ]]時で、[[召喚コスト]]を支払う必要もある。
--[[キリフダッシュ]]や[[ニンジャ・ストライク]]のような自己召喚能力も、ゾーン指定がなければ使う事ができる。
--[[革命チェンジ]]など「手札から」という指定のある能力や、[[《一王二命三眼槍》]]など「このクリーチャーが手札にあれば」誘発する能力は使用できない。
//--[[キリフダッシュ]]や[[ニンジャ・ストライク]]のような、手札にあるときに召喚できる能力を使うことができる。
//---召喚以外の用途でパートナーゾーンのカードを用いることはできない。例えば、[[革命チェンジ]]は召喚ではないため使えない。
//[[S-MAX進化]]の[[ディスカード]]なども召喚以外に関しては手札にあるものとみなさないので、使えない。
//「手札とみなす」ではなく「パートナーゾーンからの召喚が許可されている」。[[マナ召喚]]のイメージ
--[[ツインパクト]]のカードをパートナーにした場合、パートナーゾーンから呪文は唱えられない。

-パートナーが[[バトルゾーン]]以外に置かれた時、マナゾーンからカード1枚選び、山札の一番下に置くことで、パートナーをパートナーゾーンに戻すことができる。
--この処理は、[[サイキック・クリーチャー]]がバトルゾーンを離れた時に[[超次元ゾーン]]に戻るのと類似した処理である。
そのためほかのカードの効果処理に割り込んで戻すことができ、「ゾーンを[[離れない]]」能力も無視できる。

***プレイヤーの敗北 [#zdaea19d]
-敗北したプレイヤーのカードは直ちにゲームから除外され、[[待機]]中の効果は消滅する。
ゲームから除外されることで能力や効果が発動・適用されることはない。
-敗北したプレイヤーが[[ターン・プレイヤー]]だった場合は、直ちに[[ターン終了ステップ]]に移行する。
-敗北したプレイヤーの次のターンまで継続する継続的効果は、敗北したプレイヤーの1つ前のプレイヤーのターン終了時まで継続する。
--A→B→C→Dとターンを進めている中で、「Cのターン開始時まで」継続する効果が適用された状態でCが敗北した場合、Bのターン終了時まで当該効果が残る。

***プレイヤーを指すテキストについて [#hb39ffdf]
-自分以外のすべてのプレイヤーが「[[相手>プレイヤー]]」となる。
-原則として、[[常在型能力]]が生成する[[置換効果]]以外の[[継続的効果]]の「相手」という文言は、自分以外のすべてのプレイヤーが効果を受ける。
--自分の[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]がいる時に、非多色呪文を唱えられるのは自分のみ。
-原則として、上記以外の能力の「相手」という文言は、実際に相手プレイヤーに影響を与える直前で、自分以外のプレイヤーを1人選んで、選ばれたプレイヤーが効果を受ける。
--自分の[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]が出た時に、非多色クリーチャーを破壊できるのは、選んだプレイヤー1人だけ。
--効果を受ける前後で状況が変わらない相手を選ぶことは問題ない。例えばバトルゾーンに相手Aが出している[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]のみがある場合に、相手Bに《デーモン・ハンド》を唱え《レッド・ABYTHEN・カイザー》を選ばないことができる。
-「相手」という文言が1つの効果テキスト中に複数回登場する場合、それらはすべて同じプレイヤーを指すように効果を処理する。
--[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]が出た時に、破壊するクリーチャーと[[ランデス]]するマナは同じプレイヤーから選ぶ。
--[[ガチンコ・ジャッジ]]を行う際は、相手を1人選び行い、勝った場合に相手に影響を及ぼす際はガチンコジャッジの相手に影響が及ぶ。
--複数回使える[[モード]]は、「▶」以下のテキストを1回実行するたびに1人のプレイヤーを選ぶ。
---[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]の[[ハンデス]]・[[パワー]]低下は異なるプレイヤーを選んでよい。
--誘発条件とそれ以外の個所に「相手」という文言が登場する場合、それ以外の個所の「相手」は誘発条件の相手を選ぶ必要がある。
--「相手のターン中に相手が~した時」というテキストはターンプレイヤーと「~した」プレイヤーが同じである必要がある。
-「相手に見せる」という文言は、すべてのプレイヤーに見せる必要がある。

-「各プレイヤー」という文言が記されている効果と効果を受けるプレイヤーが記されていない効果は、プレイヤーを選ばず、すべてのプレイヤーが効果を受ける。
--[[《ホワイト・スワン》]]が出た時、プレイヤー全員がシールド化する。
--[[《マンハッタンの心絵》]]の出た時の能力は、前半のクリーチャーを2体選ぶ能力は「相手」を選ぶが、後半の選ばなかったクリーチャーを[[マナ送り]]にする能力は「各プレイヤー」なので、自分のクリーチャーが選ばれなかったプレイヤーはすべてのクリーチャーをマナ送りする。
--自分のみがクリーチャーを出している場合に[[《スパイラル・ゲート》]]を唱えた時、クリーチャーを出していない相手を選んでセルフバウンスを行わないことはできない。

***シールド枚数を参照する能力について [#y5ecb51b]
-誘発型能力と呪文能力の[[鬼タイム]]と[[ラビリンス]]、[[《グローリー・スノー》]]や[[《ライオネルの天宝》]]のような、相手との関係を見る能力については、各プレイヤーを見て、関係が成立しているか判定される。
--例:自分のシールドが5枚、プレイヤーAのシールドが1枚、プレイヤーBのシールドが2枚、プレイヤーCのシールドが6枚の場合、[[鬼タイム]]と[[ラビリンス]]の判定は表のとおりとなる。
|プレイヤー|シールド数|鬼タイム|ラビリンス|h
||CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|自分|5|-|-|
|プレイヤーA|1|〇|〇|
|プレイヤーB|2|×|〇|
|プレイヤーC|6|×|×|
--[[《襲来、鬼札王国!》]]の両方の効果が使えるのは、上記の例ではAのクリーチャーを破壊する時のみ。
-自分もしくは自分のクリーチャーだけに適用される効果、常在型能力の場合、少なくとも1人のプレイヤーと関係が成立していれば能力が使える。
--[[《大迷宮亀 ワンダー・タートル》]]の出た時の能力は、だれか1人でも自分よりもシールドの少ないプレイヤーがいれば発揮し、それ以外のプレイヤーからの除去からの耐性も得る。
--[[《正義の煌き オーリリア》]]の効果は、上記の場合ABとで関係が成立しているため、Cもコスト5以下の呪文を唱えられなくなる。

***攻撃について [#e53c7de6]
-[[アタックトリガー]]で相手を選ぶ際は、攻撃対象以外のプレイヤーを選べる。
-「相手のクリーチャーが攻撃する時」は、自分以外のプレイヤーが攻撃される時でも誘発する。
-攻撃先を変更する能力は、自分または自分のクリーチャーが攻撃されている時のみ使える。
-「[[可能ならこのクリーチャーを攻撃する>攻撃誘導]]」能力を持つクリーチャーがいる場合、他にプレイヤーがいても必ずそのクリーチャーを攻撃する。

***効果の解決について [#v42b2dd7]
-待機された効果は、ターンプレイヤーのものからターン順に解決する。
--A→B→Cの順にターンが進んでおりプレイヤーAのターンである時に、プレイヤーA・プレイヤーB・プレイヤーCの能力が待機した場合、プレイヤーAの能力→プレイヤーBの能力→プレイヤーCの能力の順に解決する。
-待機効果を解決中に新たに効果が待機した場合、未解決のものと合わせて改めてターン順に解決しなおす。
--A→B→C→Dの順にターンが進んでおりプレイヤーAのターンである時に、プレイヤーA・プレイヤーB・プレイヤーCの能力が待機した。
プレイヤーBの能力を解決中に新たにプレイヤーAの能力が待機した場合、新たに待機したプレイヤーAの能力→まだ解決していないプレイヤーBの能力→プレイヤーCの能力の順に解決する。
-置換効果は、ターンプレイヤーに近いプレイヤーの能力を適用する。

**外部リンク [#fa22027a]
-[[デュエパーティー>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/dhueparty/]]
-[[クリエイターズ・レター Vol.46>https://dm.takaratomy.co.jp/cls/creatorsletter46/]]
-[[DMGP2022 :特集!デュエパーティー>https://dm.takaratomy.co.jp/coverage/dmgp2022b_dmparty/]]

&tag(用語集,フォーマット,多人数戦);