#author("2022-12-25T23:59:05+09:00","","")
*デュエパーティー [#oa7166a6]

公式によってルールが整備された[[多人数戦]][[フォーマット]]の一つ。
プレイヤー有志が[[Magic:The Gathering]]の[[統率者戦>http://mtgwiki.com/wiki/統率者戦]](旧称:EDH)を基に作っていた独自フォーマットをもとに公式が策定した。
[[カジュアル]]向きのルールになっている。

以下では、公式がリリースしている「[[デュエパーティーの推奨ルール (β版)>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/dhueparty/]]」に従ってルール説明を進めるが、これはあくまでも「推奨ルール」でしかなく、プレイヤー間で合意が取れればルールの変更追加が許容される。

**デッキ構築時のルール [#f7b7267c]
デッキは、60枚(後述する「[[パートナー]]」を含む)の[[ハイランダー]]([[4枚より多くデッキに入れることができる]]カードは複数枚投入可)で構築する。
デッキに入れられるカードは[[殿堂レギュレーション]]下の[[オリジナル]]に準ずるほか、カードの[[文明]]について後述の制限が設けられる。

デッキを構築するにあたり、コスト5以上のクリーチャー1枚を「[[パートナー]]」に指定する。
-コスト5以上のクリーチャー面を持つ[[ツインパクト]]のカードをパートナーに指定できる。

デッキに入れられるカードは、「パートナーが持っている文明以外の文明を含まないカード」に限られる。
-ツインパクトのカードをパートナーに指定した場合、カード全体の文明を見る。

-例1:[[《我我我ガイアール・ブランド》]]をパートナーに指定した場合は、火[[単色]]・[[無色]]のカードのみをデッキに入れられる。
-例2:[[《偽りの名 iFormula X/クリスティナ・フォール》]]をパートナーに指定した場合は、光単色・水単色・光/水の[[多色]]・無色のカードのみをデッキに入れられる。
-例3:[[5色レインボー]]のカードをパートナーに指定した場合は、すべての文明(無色含む)のカードをデッキに入れられる。

**デュエル時のルール [#o5293994]
-初期手札6枚・初期シールド6枚でゲームを開始する。
-最初に行動するプレイヤーも[[ドローステップ]]にカードを1枚引く。
-能力や[[攻撃]]の対象は自由に選べる。
-同名カードは、各プレイヤー、1ターンに1体までしか[[召喚]]できない。
-[[特殊勝利]]・[[特殊敗北]]・[[追加ターン]]を得る効果は[[無視]]する。
--例えば[[《正体不明》]]は、[[コスト踏み倒し]]は通常通り行うが、相手に追加ターンを与える効果は適用されない。

***パートナーとパートナーゾーン [#r759fedb]
-ゲーム開始時にパートナーとして選んだカードを「[[パートナーゾーン]]」に置く。
-パートナーゾーンにあるカードは、手札にあるかのように召喚できる。
--原則として、召喚タイミングは[[メインステップ]]時で、[[召喚コスト]]を支払う必要もある。
--[[キリフダッシュ]]や[[ニンジャ・ストライク]]のような、手札にあるときに召喚できる能力を使うことができる。
---召喚以外の用途でパートナーゾーンのカードを用いることはできない。例えば、[[革命チェンジ]]は召喚ではないため使えない。
[[S-MAX進化]]の[[ディスカード]]なども召喚以外に関しては手札にあるものとみなさないので、使えない。
--[[ツインパクト]]のカードをパートナーにした場合、パートナーゾーンから呪文は唱えられない。

-パートナーが[[バトルゾーン]]以外に置かれた時、マナゾーンからカード1枚選び、山札の一番下に置くことで、パートナーをパートナーゾーンに戻すことができる。
--この処理は、[[サイキック・クリーチャー]]がバトルゾーンを離れた時に[[超次元ゾーン]]に戻るのと類似した処理である。
そのためほかのカードの効果処理に割り込んで戻すことができ、「ゾーンを[[離れない]]」能力も無視できる。

***プレイヤーの敗北 [#zdaea19d]
-敗北したプレイヤーのカードは直ちにゲームから除外され、[[待機]]中の効果は消滅する。
ゲームから除外されることで能力や効果が発動・適用されることはない。
-敗北したプレイヤーが[[ターン・プレイヤー]]だった場合は、直ちに[[ターン終了ステップ]]に移行する。
-敗北したプレイヤーの次のターンまで継続する継続的効果は、敗北したプレイヤーの1つ前のプレイヤーのターン終了時まで継続する。
--A→B→C→Dとターンを進めている中で、「Cのターン開始時まで」継続する効果が適用された状態でCが敗北した場合、Bのターン終了時まで当該効果が残る。

***プレイヤーを指すテキストについて [#hb39ffdf]
-自分以外のすべてのプレイヤーが「[[相手]]」となる。
-原則として、[[常在型能力]]が生成する[[置換効果]]以外の[[継続的効果]]の「相手」という文言は、自分以外のすべてのプレイヤーが効果を受ける。
--自分の[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]がいる時に、非多色呪文を唱えられるのは自分のみ。
-原則として、上記以外の能力の「相手」という文言は自分以外のプレイヤーを1人選んで、選ばれたプレイヤーが効果を受ける。
--自分の[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]が出た時に、非多色クリーチャーを破壊できるのは、選んだプレイヤー1人だけ。
-「相手」という文言が1つの効果テキスト中に複数回登場する場合、それらはすべて同じプレイヤーを指す。
--[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]が出た時に、破壊するクリーチャーと[[ランデス]]するマナは同じプレイヤーから選ぶ。
--複数回使える[[モード]]は、「▶」以下のテキストを1回実行するたびに1人のプレイヤーを選ぶ。
---[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]の[[ハンデス]]・[[パワー]]低下は異なるプレイヤーを選んでよい。
-「相手に見せる」という文言は、すべてのプレイヤーに見せる必要がある。

-「[[各プレイヤー]]」という文言は、すべてのプレイヤーが効果を受ける。
--[[《ホワイト・スワン》]]が出た時、プレイヤー全員がシールド化する。
--[[《マンハッタンの心絵》]]の出た時の能力は、前半のクリーチャーを2体選ぶ能力は「相手」を選ぶが、後半の選ばなかったクリーチャーを[[マナ送り]]にする能力は「各プレイヤー」なので、自分のクリーチャーが選ばれなかったプレイヤーはすべてのクリーチャーをマナ送りする。

***シールド枚数を参照する能力について [#y5ecb51b]
-[[鬼タイム]]と[[ラビリンス]]については、各プレイヤーを見て、関係が成立しているか判定される。
--例:自分のシールドが5枚、プレイヤーAのシールドが1枚、プレイヤーBのシールドが2枚、プレイヤーCのシールドが6枚の場合、[[鬼タイム]]と[[ラビリンス]]の判定は表のとおりとなる。
|プレイヤー|シールド数|鬼タイム|ラビリンス|h
||CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|自分|5|-|-|
|プレイヤーA|1|〇|〇|
|プレイヤーB|2|×|〇|
|プレイヤーC|6|×|×|
-自分もしくは自分のクリーチャーだけに適用される効果の場合、少なくとも1人のプレイヤーと関係が成立していれば能力が使える。
--[[《大迷宮亀 ワンダー・タートル》]]の出た時の能力は、だれか1人でも自分よりもシールドの少ないプレイヤーがいれば発揮し、それ以外のプレイヤーからの除去からの耐性も得る。
-相手に適用される効果を含む場合、関係が成立している相手のみに効果が適用される。
--[[《正義の煌き オーリリア》]]の効果でコスト5以下の呪文が唱えられなくなるのは、上記の例ではABのみ。
--[[《襲来、鬼札王国!》]]の両方の効果が使えるのは、上記の例ではAのクリーチャーを破壊する時のみ。
***攻撃について [#e53c7de6]
-[[アタックトリガー]]で相手を選ぶ際は、攻撃対象以外のプレイヤーを選べる。
-「相手のクリーチャーが攻撃する時」は、自分以外のプレイヤーが攻撃される時でも誘発する。
-攻撃先を変更する能力は、自分または自分のクリーチャーが攻撃されている時のみ使える。

***効果の解決について [#v42b2dd7]
-待機された効果は、ターンプレイヤーのものからターン順に解決する。

**外部リンク [#fa22027a]
-[[デュエパーティー>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/dhueparty/]]
-[[クリエイターズ・レター Vol.46>https://dm.takaratomy.co.jp/cls/creatorsletter46/]]
-[[DMGP2022 :特集!デュエパーティー>https://dm.takaratomy.co.jp/coverage/dmgp2022b_dmparty/]]

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