#author("2022-05-19T14:49:57+09:00","","")
#author("2022-05-19T15:54:34+09:00","","")
*スター&ruby(しんか){進化}; [#pc1616a9]

[[DMSD-17]]で登場した[[スター進化クリーチャー]]のみが持つ[[能力語]]。

|ボルシャック・大和・モモキング KGM 火文明[ジョーカーズ] (6)|
|スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/アーマード・ドラゴン/レクスターズ 7000+|
|''スター進化'':レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)|
|''パワード・ブレイカー''(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その2枚のコストの合計よりコストが小さい相手のクリーチャーを1体破壊する。|
|攻撃中、このクリーチャーのパワーを、自分の墓地にある火のカード1枚につき+2000する。|

[[進化]]方法は通常のものと同じだが、[[バトルゾーン]]を離れる時は[[置換効果]]で一番上のカードのみが離れる。[[《太陽王ソウル・フェニックス》]]の効果に似ているが、こちらは置換効果なので、[[《神羅スカル・ムーン》]]などの置換効果による除去には効果がない。

[[除去]]されても[[進化元]]を残せるため、[[除去]]された際の[[ディスアドバンテージ]]が少なく済む。
基本的には[[進化]]の上位性能といえるが、[[革命チェンジ]]が必ず失敗するため、クリーチャーによってはこの点が大きな難点となりえる。

**ルール [#n7120025]
-[[除去]][[耐性]]は[[置換効果]]である。適用の有無は[[置換効果]]のルールや裁定に準ずる。

-[[NEO進化]]の「(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)」の括弧書きと同じく、スター進化の「(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)」は、[[特殊タイプ]]としての性質を括弧書きしたものである。そのため、スター進化[[能力]]が[[無視]]されていても、離れる時には[[置換効果]]が発動する。
--2021/06/25付のよくある質問の更新にて明記された([[ソース>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39833/]])。その発表前には[[《伝説の禁断 ドキンダムX GS》]]や[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]などによる能力の無視をスター進化メタと誤解して考察する人もいた。

-おそらく、[[スター進化クリーチャー]]の[[構成カード]]が1枚の状態([[進化元]]もおらず、[[オーラ]]も付いていない状態)で離れる場合も、スター進化能力による[[置換効果]]で離れると思われる。これはスター進化の置換効果は、「下のカードがバトルゾーンにとどまる」効果ではなく、「一番上のカードだけが離れる」効果だからである。例え、構成カードがスター進化クリーチャー1枚であったとしても、一番上のカードであることには変わらないだろう。
--もしそうなら、[[スター進化クリーチャー]]の[[構成カード]]が1枚の状態の時でも、[[革命チェンジ]]は不発に終わることになる。これは[[エターナル・Ω]]を持つクリーチャーの[[革命チェンジ]]も失敗するのと同じ理由で、結果的に[[クリーチャー]]・[[オブジェクト]]がすべて手札に戻ることになっても、それが置換効果によって手札に戻るのであれば、革命チェンジ能力によって手札に戻ったことにはならないためである。

-[[オーラ]]は[[クリーチャー]]の上に重ねて置かれるため、[[オーラ]]が付いた[[クリーチャー]]を[[進化元]]にした場合、「一番上のカード」は付いている[[オーラ]]になり、一番上に付いた[[オーラ]]を[[置換効果]]の対象にできる。
[[オーラ]]が付いた[[クリーチャー]]を[[進化元]]にすれば、引き継いだ[[オーラ]]の枚数だけ[[除去]][[耐性]]を得る。

-複数枚で構成される[[クリーチャー]]のうち一部のカードがバトルゾーンを離れることになった場合、そのときの状態によってクリーチャーとしてバトルゾーンを離れるか、カードとして離れるかが判定される。(総合ルール 109.2b)
--スター進化の耐性が発揮されたら、[[オーラ]]が一番上ではないのなら、「クリーチャーとしてゾーン移動」を行う。オブジェクトとしての[[クリーチャー]]はバトルゾーンに残ったままになるが、「[[破壊]]された時」などの[[能力]]は問題なく誘発する。

**その他 [#g4d72e88]
-あるクリーチャーを元にして別のクリーチャーとなり、離れるかわりに元のクリーチャーに戻るというのは、[[解除]]や[[龍回避]]のようでもある。

-スター進化クリーチャーの進化条件「(種族指定)または(文明指定)クリーチャー」は、[[《希望のジョー星》]]の存在下でも進化を邪魔されたくないデザインと思われる。
--おそらく、TCG版では初となるその進化条件である。なお、デュエプレで先に「多色クリーチャーまたはドラゴン」の[[《極仙龍バイオレンス・サンダー》]]が登場していた。
--現状は進化条件が「[[レクスターズ]]または(有色の文明指定)クリーチャー」のため、[[無色]]の[[ジョーカーズ]]は元となったクリーチャーから[[進化]]することができない。(例:[[《ガヨウ神》]]と[[《ガヨウ神 <シューマッハ.Star>》]])

-[[タップ]]したスター進化クリーチャーは、[[《無限掌》]]や[[《王来英雄 モモキングRX》]]の[[シンカパワー]]からの攻撃で[[アタックトリガー]]連発の的になりやすいので注意。有限の除去耐性なため、自身が生き残れる見込みもない。

-[[DMRP-19]]では、[[侵略]]を持つ[[スター進化クリーチャー]]が登場。進化元を残す[[スター進化]]と自己[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]能力はとても相性が良く、除去されても[[墓地回収]]や[[マナ回収]]札等のコストだけで復活でき、特に[[バウンス]]相手なら消費無しで場に戻せる。&br;逆に自分からバウンスする事で低コストで[[cip]]を使い回すといった使い方も可能。

-デザインの原型は[[Magic:The Gathering]]のキーワード能力「覇権」と思われる。
元々覇権そのものがデュエマなどの進化システムをMtGに輸入したものなので、スター進化はさらに逆輸入となる。

-[[背景ストーリー]]においては「英雄の力を身にまとう能力」と説明されている。
[[フレーバーテキスト]]上では敵対するクリーチャーからの攻撃を、身にまとった英雄の魂が身代わりになって防ぐような描写がなされており、「[[バトルゾーン]]を離れる場合、1番上のカードのみが離れる」[[除去]][[耐性]]は、背景ストーリーでのこの描写が反映されていると思われる。

-アニメではスター進化の際、[[進化元]]と[[スター進化クリーチャー]]が向かい合って咆哮し、カードが切り結んで重なる演出がある。一部のクリーチャー(例:[[《王来英雄 モモキングRX》]],[[《「正義星帝」》]],[[《"罰星怒"ブランド》]])はスター進化する際にその[[スター進化クリーチャー]](例:[[《ボルシャック・モモキングNEX》]],[[《「正義星帝」〈鬼羅.Star〉》]],[[《我我我ガイアール・ブランド》]])への進化プロセスが公開されていたが、番組後期からは尺の都合か、モモキング以外はあまり見られなくなった。
-アニメではスター進化の際、[[進化元]]と[[スター進化クリーチャー]]が向かい合って咆哮し、カードが切り結んで重なる演出がある。一部のクリーチャー(例:[[《王来英雄 モモキングRX》]],[[《「正義星帝」》]],[[《“罰星怒”ブランド》]])はスター進化する際にその[[スター進化クリーチャー]](例:[[《ボルシャック・モモキングNEX》]],[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]],[[《我我我ガイアール・ブランド》]])への進化プロセスが公開されていたが、番組後期からは尺の都合か、モモキング以外はあまり見られなくなった。

-スター進化の実装に伴い、退化ギミックのルールは2021年3月16日付で大幅に改変されることとなる。詳しくは[[退化]]と[[再構築]]の頁を参照。
--スター進化のお披露目時には[[2021年3月16日ルール改訂]]については告知されておらず、[[退化]]ギミックの強化として考えられていた。
[[《ブレードグレンオー・マックス》]]などを進化元にスター進化し、[[《バッドドッグ・マニアクス》]]などを使って一番下の進化元として残すことが考えられていたがルール変更によって不可能になった。
--その後、[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]が登場したことによって、スター進化を使った[[退化]]戦術が現実的なものとなった。

-次のシリーズでは[[S-MAX進化]](読み:スターマックスしんか)が登場した。クリーチャーとしての性質は大きく変わっている。
--イメージとしては、プレイヤーを進化元にバトルゾーンに出て、自身は除去耐性を持たないがプレイヤーが負けるのを[[置換効果]]で防いでくれるというもの。

**参考 [#h7c0937c]
-[[用語集]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[スター進化クリーチャー]]
-[[《ボルシャック・大和・モモキング》]]

#include(進化の一覧,notitle)

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[[公式Q&A]]

>Q.「スター進化」とは、どういう能力ですか?
A.バトルゾーンを離れる際、かわりに一番上のカードのみが離れる能力です。下にある進化元となったクリーチャーは、バトルゾーンに残ります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39572]]

>Q.「スター進化」はどうやって使いますか?
A.通常の進化クリーチャーと同様です。指定された種族か文明のクリーチャーの上に重ねてバトルゾーンに出します。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39571]]

>Q.[[《テック団の波壊Go!》]]の「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」の効果を使う場合、[[《コッコ・ルピア GS》]]から「スター進化」している[[《ボルシャック・モモキング》]]はどうなりますか?
A.進化元の[[《コッコ・ルピア GS》]]がバトルゾーンに残り、[[《ボルシャック・モモキング》]]だけが手札に戻ります。[[《テック団の波壊Go!》]]の効果により[[《コッコ・ルピア GS》]]と[[《ボルシャック・モモキング》]]の両方が手札に戻ろうとしますが、[[《ボルシャック・モモキング》]]が持つ「スター進化」の置換効果によって[[《コッコ・ルピア GS》]]はバトルゾーンに残ります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39561]]

>Q.オーラの付いた火のGRクリーチャーの上に[[《ボルシャック・大和・モモキング》]]が「スター進化」しました。この[[《ボルシャック・大和・モモキング》]]がバトルゾーンを離れる場合、どうなりますか?
A.かわりに、付いていたオーラが離れます。「スター進化」の置換効果で離れるのは、そのクリーチャーの構成カードのうち一番上にあるカードです。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39568]]

>Q.スター進化クリーチャーである[[《ボルシャック・大和・モモキング》]]が攻撃する時、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]の「革命チェンジ」を宣言しました。この場合、「入れ替える」ことはできますか?
A.いいえ、できません。「革命チェンジ」のような入れ替える効果は、入れ替わるクリーチャーを構成するカードがすべて手札に戻らない状況では実行されません。
この場合、「スター進化」の置換効果により[[《ボルシャック・大和・モモキング》]]のみが離れ、進化元のクリーチャーが残ることになるので、入れ替えは失敗し、結果的に[[《ボルシャック・大和・モモキング》]]はそのまま攻撃を継続します。(総合ルール 701.26.)
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39567]]

>Q.自分のリンクしている[[《龍神ヘヴィ》]][[《龍神メタル》]]がバトルゾーンにいる状況で、その上に[[《ボルシャック・モモキング》]]を進化してバトルゾーンに出しました。この一番上の[[《ボルシャック・モモキング》]]のみが離れ、再構築により進化元のクリーチャーが残る際、下のカードはリンクしたままですか?
A.いいえ、どちらか片方のクリーチャーのみがバトルゾーンに残ります。[[《ボルシャック・モモキング》]]を出した時点で、進化元に置くカードの順番を決定する必要があります。[[《ボルシャック・モモキング》]]が離れて再構築が行われる際、重ねた[[《龍神ヘヴィ》]]と[[《龍神メタル》]]のうち、上に置いた方がクリーチャーとしてバトルゾーンに残り、もう一方はその下に重ねられたままになります。&br;(総合ルール 801.1b((複数のカードを進化元として進化クリーチャーをバトルゾーンに出す場合、進化元となるカードを好きな順番で、その進化クリーチャーの下に重ねて置きます。)))
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40121]]

>Q.相手の[[《神羅スカル・ムーン》]]の「破壊される時」の置換効果によって自分の[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]が破壊される場合、「''スター進化''」の効果で進化元のクリーチャーをバトルゾーンに残せますか?
A.いいえ、残せません。置換効果は各イベントにつき1回しか適用されません。[[《神羅スカル・ムーン》]]の置換効果に対して、更に「''スター進化''」の置換効果を適用することはできないので、[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]は通常通り破壊され、進化元のカードごと墓地に置かれます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40287]]

>Q.バトルゾーンに自分の[[《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]と[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]がいます。&br;[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]が破壊される時、[[《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]の能力によって与えられた「エターナル・Ω」と、「''スター進化''」の置換効果はどちらが優先されますか?
A.[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]の持ち主がどちらの置換効果を適用するか選べます。&br;「''スター進化''」を適用した場合、[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]のみが墓地に置かれ、進化元のクリーチャーはバトルゾーンに残ります。「エターナル・Ω」を適用した場合、[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]とその進化元を含む構成カードがすべて、手札に戻ります。&br;置換効果は各イベントにつき1回しか適用されないので、両方を適用することはできません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40288]]

>Q.相手の[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は[[《デンジャデオン <ラグマ.Star>》]]をバトルゾーンに出しました。「出た時」の能力をかわりに相手が使いますが、その能力でこの[[《デンジャデオン <ラグマ.Star>》]]を選んだ場合、「''スター進化''」によって一番上の[[《デンジャデオン <ラグマ.Star>》]]のみがマナゾーンに置かれますか?
A.いいえ、進化元も含めて構成カードすべてがマナゾーンに置かれます。[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]の置換効果で選ばれた自分のクリーチャーの「離れる時、かわりに」のような置換効果は適用できません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40255]](2021.9.24)

>Q.自分の[[《激沸騰!オンセン・ガロウズ》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は[[《エヴォ・ルピア》]]を召喚してバトルゾーンに出しました。[[《エヴォ・ルピア》]]の「出た時」の能力で[[《オクトーパ <カーネル.Star>》]]を重ねた後、[[《激沸騰!オンセン・ガロウズ》]]の「水または火のクリーチャーを召喚した時」の能力で[[《オクトーパ <カーネル.Star>》]]を山札の一番上に表向きで置く際、「''スター進化''」の置換効果で一番上のカードだけを山札の上に置きました。その後、山札の上に置かれた[[《オクトーパ <カーネル.Star>》]]はバトルゾーンに出せますか?
A.はい、出せます。出す際、適正に進化できるクリーチャーの上に重ねる必要があります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40168]](2021.9.24)

>Q.[[《ボルメテウス・モモキング》]]に[[《爆龍覇 リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》]]の呪文側を唱えて、効果で[[《銀河大剣 ガイハート》]]を装備しました。この[[《ボルメテウス・モモキング》]]がバトルゾーンを離れる場合、「''スター進化''」の置換効果でかわりに離れる「一番上のカード」は、装備されている[[《銀河大剣 ガイハート》]]ですか?
A.いいえ、離れるのは[[《ボルメテウス・モモキング》]]です。ドラグハート・ウエポンはクリーチャーの構成カードではないので、一番上のカードは変わらず[[《ボルメテウス・モモキング》]]であるためです。再構築でクリーチャーが残った場合、装備していた[[《銀河大剣 ガイハート》]]も装備したまま残ります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40381]](2021.10.22)

&tag(用語集,能力語,スター進化,進化,離れる時,置換効果,除去置換効果,耐性,退化);