#author("2023-12-10T11:01:43+09:00","","")
#author("2023-12-10T11:16:35+09:00","","")
*どこからでも [#v5df9ca8]

デュエル・マスターズにおいて、[[誘発]]条件や[[置換効果]]条件に用いられ、発生源が自身の場合移動先でトリガーするという特例のルールが適用される。
デュエル・マスターズにおいて、[[誘発]]条件や[[置換効果]]条件に用いられ、ごく少数のカードにか見られない。

ごく少数のカードにか見られず、さらにそのほとんどが「どこからでも墓地に置かれた(置かれる)時」となっている。
発生源が自身で「どこからでも墓地に置かれた(置かれる)時」である場合、移動先の墓地でトリガーするという特例のルールが適用される。

明確な決まりではないが、このテキストを持つのは[[アウトレイジ]]が比較的多い。

*自身以外のカードを「どこからでも」で監視するカード [#iba7e808]
[[《墓地の儀》]]の[[リンク]]条件、[[《邪杯と魔術の決断》]]の[[コスト軽減]]条件など、「どこからでも」と書かれていないものでも、事実上どこからでもと同じ挙動である。
**[[誘発型能力]] [#b8d38367]

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-相手の墓地にカードが置かれた時
--[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]
--[[《「無月」の頂 $スザーク$》]]
--[[《イカズチ邪姫 <アレフ.鬼>》]](自分のターン限定)

-「手札以外メタ」と呼ばれるカード群
--[[《U・S・A・BRELLA》]]など
-自分の他の、[[カードタイプ]]がクリーチャーのカードが自分の墓地に置かれた時
--[[《誇り高き破壊者 ムスタング》]]
--[[《紅き血の テスタ・ロッサ》]]

以下は手札以外メタを除いたもの
-手札以外から、相手のマナゾーンにカードが置かれた時
--[[《倍返し アザミ》]]

-[[《誇り高き破壊者 ムスタング》]]
-[[《紅き血の テスタ・ロッサ》]]
-[[《倍返し アザミ》]]
-[[《神々の地 ディオニソス》]]
-[[《ZEROの急襲 フォールアウト》]]
-[[《イカズチ邪姫 <アレフ.鬼>》]]
-[[《「無月」の頂 $スザーク$》]]
-[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]
-ターン中のイベント参照
--[[《ZEROの急襲 フォールアウト》]]

**自身以外のカードに、墓地以外のゾーンへの移動で反応する「どこからでも」とあるカード [#ma626cca]
-手札以外から、バトルゾーンに出る時
**[[常在型能力]] [#o29a9383]
-手札以外のどこからでもバトルゾーンに出る時
--「手札以外メタ」と呼ばれるカード群
---[[《U・S・A・BRELLA》]]など

-手札以外から、相手のマナゾーンにカードが置かれた時
--[[《倍返し アザミ》]]
-自分の他の、[[カードタイプ]]がクリーチャーのカードが自分の墓地に置かれる時
--[[《神々の地 ディオニソス》]]

**その他 [#f3604447]
-上のまとめは、実際にカードテキストに「どこからでも」を持つもののみを集めている。
--[[誘発型能力]]では[[《墓地の儀》]]の[[リンク]]条件、[[常在型能力]]では[[《邪杯と魔術の決断》]]の[[コスト軽減]]条件など、「どこからでも」と書かれていないものでも、事実上「どこからでも」と同じ挙動である。

-テキストの用語ではないが、効果を分析すると「(一部のゾーン以外なら)どこへでも」で反応するカードもある。[[《気高き魂 不動》]]はバトルゾーンから自分のクリーチャーが墓地以外のどこへでも置かれようとした時、[[置換効果]]でバトルゾーンにとどまる。

//↓これは自身に反応
//-手札以外から、マナゾーン以外のゾーンに置かれる時
//--[[《2番ウッドのタイガーくん》]]

*このカードがどこからでも墓地に置かれた(る)時 [#z0e8fdfb]

破壊された時([[pig]])の上位互換……と思いきや色々と差異がある。
以下は単なる表記ゆれにすぎない。
-「このクリーチャーがどこからでも''自分の''墓地に置かれた時」
-「この(''クリーチャー''/''呪文'')がどこからでも墓地に置かれた時」

**ルール [#kbf2720f]
***「破壊された時」との差異 [#ka5d2b16]
テキスト通り、この能力は[[墓地]]に置かれた時に墓地で誘発する。破壊された時([[pig]])は[[破壊]]されることが確定した時に[[バトルゾーン]]で誘発する能力であるため、以下の差異が生じる。

''「破壊された時」のテキストでは誘発しない、以下の状況で誘発する。''
-能力が[[無視]]されているこのカードが、墓地に置かれた場合。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40024/]])
-[[進化クリーチャー]]の下に置かれていたこのカードが、進化クリーチャーの破壊に伴って墓地に置かれた場合。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31622/]])
-進化クリーチャーの下に置かれていたこのカードが、[[カード指定除去]]により墓地に置かれた場合。
-[[封印]]としてクリーチャーの上に[[裏向き]]で置かれていたこのカードが、封印外しにより墓地に置かれた場合。
--[[バトルゾーン]]の進化元や封印は特性を参照できないが、バトルゾーンから墓地に置かれることにより、特性を参照できるようになるため。

''「破壊された時」のテキストでは誘発していた、以下の状況で誘発しない。''
-「このクリーチャーがどこからでも墓地に置かれた時」の能力を持つクリーチャーを選んだ[[《アカシック・パラレル》]]などが、破壊された場合。
--「選んだクリーチャーになる」能力はバトルゾーンでのみ有効であり、破壊され墓地に置かれたクリーチャーはあくまでも《アカシック・パラレル》であるため。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40909/]])

''「破壊された時」のテキストでは不利益が生じていた、以下の状況で不利益が生じない。''
-[[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]の[[特殊勝利]]能力を発動させずに除去することができる。
-[[《勝熱英雄 モモキング》]]などが持つ「''クリーチャーの能力''によって、[[相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない>アンタッチャブル]]」を貫通して選ぶことができる。
--このようなテキストで見られる「クリーチャーの能力」は「バトルゾーンのクリーチャーの能力」に限定される裁定が存在するため([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39639/]])。

***「このクリーチャーがどこからでも墓地に置かれ''る''時」との差異 [#ka219631]
「このクリーチャーがどこからでも(自分の)墓地に置かれ''る''時」の能力は、多くが[[置換効果]]による[[山札回復]]能力である。したがって同じ山札回復能力である[[《永遠の少女 ワカメチャ》]]と比較して説明する。

山札にこれらのカードが1枚だけある状態で[[《ヴォルグ・サンダー》]]が使われた場合、それぞれ以下のように作用する。
-「置かれる時」:「置かれる時」のカードを実際に墓地に置くことなく、山札を回復する。山札の枚数が0枚になるタイミングは発生しない。
-《ワカメチャ》:《ワカメチャ》を実際に墓地に置く。その結果、山札の枚数が0枚になるため、能力が誘発する前に[[ライブラリアウト]]により敗北する。

一方で、「置かれる時」の能力は[[置換効果]]であるため、置換効果により山札を破壊する[[《S級宇宙 アダムスキー》]]の場合、「置かれる時」の能力では山札回復できないが、《ワカメチャ》は山札回復できる。

**備考 [#c25a0ca3]
-「どこからでも」はほとんどが墓地送りに反応するが、[[《2番ウッドのタイガーくん》]]は[[マナ送り]]に反応する数少ないカードである。

-[[《黙示王機エーフェックス》]]のサイクルは、その誘発条件に合致する場面では、必ず[[進化元]]として使用されており、文字通り読むと''[[進化クリーチャー]]の下は[[特性]]が[[無視]]されるため、誘発できない''ことになってしまう。したがって、「どこからでも」とは書かれていないが、例外的に墓地でトリガーする能力としてプレイヤーの間で処理されている。

**その他 [#a0be60d4]
-[[最初期に登場したカード>《闇侯爵ハウクス》]]には、「バトルゾーンから''墓地に置かれた時''」というテキストが存在していた。それらのカードには「このカードがどこからでも墓地に置かれた時」と同様、進化元から墓地に置かれても誘発するとの裁定が出ていた時期がある。
--現在では「破壊された時」にエラッタされている。
-[[《妖蟲闘竜サモハン》]]などの「このカードが''墓地に置かれた時''、それが墓地に置かれる直前に進化クリーチャーの下にあった場合、カードを1枚引いてもよい」は、進化クリーチャーの下にあった場合に限ってこの能力と同じように処理できる。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/37361/]])
-[[メガ・ラスト・バースト]]は[[注釈文]]が「このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または''墓地に置かれた時''、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい」であるが、進化元や封印のため能力が無視されている場合は誘発しない裁定である([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43769/]])。「このクリーチャーが''離れて''」で始まる注釈文なため、[[離れた時]]と同様にバトルゾーンで誘発する能力という裁定だと考えられる。


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[[公式Q&A]]

''「置かれる時」との差異''

>Q.[[《一なる部隊 イワシン》]]の、「どこからでも自分の墓地に置かれた時」と「どこからでも自分の墓地に置かれる時」という書き方の違いは何ですか? (更新日:2017.11.14)
A.「どこからでも自分の墓地に置かれた時」の場合は墓地に置かれてから効果を発揮しますが、「どこからでも自分の墓地に置かれる時」の場合は、元々あったゾーンで効果を発揮する点が違います。。例えば後者の場合、バトルゾーンにある進化クリーチャーの下にあり、それがバトルゾーンで破壊されて墓地に置かれる時、進化クリーチャーの下にあるのでその特性は無視され、効果を使う事はできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31623/]](2019.7.2)

''バトルゾーンで能力が無視されている場合''

>Q.《∞龍 ゲンムエンペラー》がバトルゾーンにいる状況で、バトルゾーンにいる《一なる部隊 イワシン》が破壊された場合、「どこからでも墓地に置かれた時」の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。「どこからでも墓地に置かれた時」の能力は「破壊された時」とは異なり、元あったゾーンの状態に関わらず、墓地に置かれたタイミングでトリガーします。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40024/]](2021.8.6)

>Q.《あたりポンの助》の「出た時」の能力で《疾封怒闘 キューブリック》を選んでいる状況です。この状況でバトルゾーンにいる《疾封怒闘 キューブリック》が破壊された場合、「どこからでも墓地に置かれた時」の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。「どこからでも墓地に置かれた時」の能力は「破壊された時」とは異なり、元あったゾーンの状態に関わらず、墓地に置かれたタイミングでトリガーします。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40026/]](2022.2.18)

''進化元の状態で墓地に置かれた場合''

>Q.このカードがバトルゾーンにある進化クリーチャーの下にある時、進化クリーチャーが破壊され、墓地に置かれました。この時《一なる部隊 イワシン》の能力は使えますか?(更新日:2017.11.14)
A.使えます。《一なる部隊 イワシン》の能力はどこからでも墓地に置かれた時に使えるので、進化クリーチャーの下にある状態で墓地に置かれても、問題なく能力を使う事ができます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31622/]](2019.7.2)

''山札から墓地に置かれた場合''

>Q.[[《D2M マグラカヅラ》]]の最後の能力は山札から墓地に行った時も使えますか?
A.はい、使えます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/37871/]]

>Q.自分の山札をすべて墓地に置いた時、《永遠の少女 ワカメチャ》が含まれていました。墓地をシャッフルして山札にすれば負けませんか?
A.いいえ、この効果は置き換え効果ではないので、山札がなくなった瞬間に負けになります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31663/]](2019.7.2)

''「クリーチャーになる」能力で一時的に特性が変更されているクリーチャーが墓地に置かれた場合''

>Q.《アカシック・パラレル》の「出た時」の能力で、相手の《一なる部隊 イワシン》を選びました。
この《アカシック・パラレル》を破壊した時、自分はその「このクリーチャーがどこからでも墓地に置かれた時」の能力を使えますか?
A.いいえ、使えません。「どこからでも墓地に置かれた時」の能力は「破壊された時」と異なり、墓地に置いた時にトリガーする能力です。破壊された時点では《一なる部隊 イワシン》でしたが、墓地に置いたのは《アカシック・パラレル》ですので、「どこからでも墓地に置かれた時」の能力もトリガーしません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40909/]](2022.2.18)

''ゾーンを複数回移動する場合''

>Q.自分の[[《怒流牙 佐助の超人》]]の「出た時」の能力で[[《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》]]を捨てて、その後マナゾーンに置きました。この「墓地に置かれた時」の能力は、解決できますか?
A.はい、解決できます。呪文能力にある誘発型能力も、墓地に置いた時点でトリガーし、解決します。
(総合ルール 603.2)
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39410/]](2021.2.19)

''その他''

>Q.相手の《疾封怒闘 キューブリック》の「このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時」の能力で、自分の《ケンゲキオージャ ~究極火焔~》がバトルゾーンから手札に戻される際、「相手の呪文またはバトルゾーンにある相手のクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが離れる時」の能力で自分はゲームに勝ちますか?
A.いいえ、ゲームに勝ちません。「このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時」の能力は、「破壊された時」と異なり、墓地でトリガーする能力ですので、バトルゾーンにあるクリーチャーの能力として扱いません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40957/]](2022.2.18)

>Q.《帝神龍装 ティーゾリス》が持つ「自分のクリーチャーが破壊された時〜」の能力で、《爆撃男》が持つ「このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時」の能力を2回使うことは出来ますか?
A.《爆撃男》がバトルゾーンで破壊されていた場合は2回使うことが出来ます。手札や、バトルゾーンにあるカードの下から墓地に置かれた際には《帝神龍装 ティーゾリス》の能力は使えません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33064/]](2019.12.20)

&tag(用語集,誘発条件,どこからでも墓地に置かれた時,このカードがどこからでも墓地に置かれた時);