#author("2023-04-20T09:27:49+09:00","","")
#author("2023-05-01T20:45:24+09:00","","")
*【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】 [#a6b1bf0e]
[[【青黒緑デッドダムド】]]や[[【青黒緑有象夢造】]]を源流としつつも、[[コマンド]]や[[侵略]]よりも[[《CRYMAX ジャオウガ》]]にデッキを寄せた型。[[《SSS級天災 デッドダムド》]]は入らないこともないが入れて1枚から2枚が殆どで、全抜きも珍しくない。[[【青黒緑有象夢造】]]とは[[《有象夢造》]]の有無で判別可能だが、単に[[【青黒緑有象夢造】]]に[[《CRYMAX ジャオウガ》]]を入れたものを【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】と指す場合があり、そうしたものとの区別は公式サイドですら曖昧になっている。

|SSS級天災 デッドダムド P 水/闇/自然文明 (8)|
|進化クリーチャー:トリニティ・コマンド/S級侵略者 11000|
|進化:自分の水、闇、または自然いずれかのクリーチャー1体の上に置く。|
|SSS級侵略[天災]:水、闇、または自然のコマンド(自分の水、闇、または自然のコマンドが攻撃する時、バトルゾーン、自分の手札、墓地、マナゾーンにあるこのカードをその上に重ねてもよい)|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地かマナゾーンに置く、または手札に戻す。|

|CRYMAX ジャオウガ KGM 闇文明 (7)|
|S-MAX進化クリーチャー:デモニオ/鬼レクスターズ 13000|
|''鬼S-MAX進化'':自分がゲームに負ける時、またはこのクリーチャーが離れる時、かわりに自分の表向きのカードを3枚破壊してもよい。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す)|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身のシールドゾーンにあるカードを3枚ずつ選び、残りを墓地に置く。|
|このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、その後、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。|

**主要カード [#nab8fc15]
|[[《CRYMAX ジャオウガ》]]|核。[[シールド焼却]]と強烈な[[アタックトリガー]]で一気に相手の盤面を奪う|
|[[《天災 デドダム》]]|[[ドロー]]、[[マナブースト]]、封印外し、[[侵略]]元を1体でこなす|

**候補カード [#h308536d]
#region2(クリーチャー){{
|[[《特攻人形ジェニー》]]|軽量[[ハンデス]]。[[クリーチャー]]なので[[サルベージ]]手段が豊富|
|[[《霞み妖精ジャスミン》]]|定番の初動。《ベラドンナ》に比べて[[単色]]なので事故の元になりにくいのが強み。|
|[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]|初動。[[自壊]]を伴う[[モード]]で[[ハンデス]]か[[マナブースト]]を選べる。|
|[[《電脳鎧冑アナリス》]]|初動。[[自壊]]を伴う[[モード]]で[[手札補充]]か[[マナブースト]]を選べる。役割的に5枚目以降の[[《地龍神の魔陣》]]|
|[[《桜風妖精ステップル》]]|クリーチャーの残る2コスト初動マナブースト|
|[[《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》]]|クリーチャーが残る上に《ステップル》と異なり除去された際のペナルティの無い2コストマナブースト/ささやかな防御札|
|[[《ベイB セガーレ》]]|1[[コスト]]の[[コスト踏み倒しメタ]]|
|[[《Disメイデン》]]|基本は5枚目以降の[[《天災 デドダム》]]|
|[[《Disジルコン》]]|[[cip]]で[[手札交換]]できる[[ブロッカー]]。[[マナ召喚]]も[[墓地召喚]]も可能。|
|[[《異端流し オニカマス》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]であり、[[フィニッシャー]]にも使える|
|[[《飛ベル津バサ「曲通風」》]]|[[山札]]確認[[メタ]]&[[G・ストライク]]&[[ジャストダイバー]]|
|[[《若き大長老 アプル》]]|[[マナ]]、[[墓地利用メタ]]&[[G・ストライク]]&[[ガードマン]]|
|[[《樹界の守護車 アイオン・ユピテル》]]|最速[[侵略]]元&[[メタ]]除去|
|[[《キャディ・ビートル》]]|相手[[ターン]]中[[マナ]]枚数より大きい[[コスト]]の相手クリーチャーは出ること自体を規制される|
|[[《龍素記号wD サイクルペディア》]]|呪文増幅、再利用の要|
|[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|[[水]]の定番の防御[[S・トリガー]]|
|[[《奇天烈 シャッフ》]]|呪文メタコマンド。ビート相手の遅延札としても|
|[[《とこしえの超人》]]|手札以外からの踏み倒しメタ。[[G・ストライク]]で受けにも。|
|[[《星空に浮かぶニンギョ》]]|[[マナブースト]]メタ|
|[[《闇参謀グラン・ギニョール》]]|[[S・トリガー]]か[[ムゲンクライム]]2 で出現 [[cip]]で[[バウンス]]or[[墓地肥やし]]&[[手札補充]]|
|[[《SSS級天災 デッドダムド》]]|[[除去]]や[[封印]]外し、[[侵略]]で[[ビートダウン]]。《デドダム》で墓地に置いても平気|
|[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]|2枚ドローとコスト軽減、速攻メタ。踏み倒しに反応も|
|[[《終末の監視者 ジ・ウォッチ》]]|相手の展開を許さないサブフィニッシャー|
}}
#region2(呪文){{
|[[《フェアリー・ライフ》]]|[[自然]]の定番初動[[マナブースト]]|
|[[《フェアリー・Re:ライフ》]]|新たな2コスト[[マナブースト]]カード。[[G・ストライク]]でささやかながら受けを兼ねる|
|[[《地龍神の魔陣》]]|[[青緑]]の[[G・ストライク]]持ち2コストブースト。中盤以降もサーチカードとして活躍する|
|[[《テック団の波壊Go!》]]|[[ウィニー]]に強烈に刺さる防御札|
|[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]|《デドダム》を[[リアニメイト]]。《デドダム》の能力で墓地に落としても使える。|
|[[《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]]|リソース確保と除去がこれ1枚に|
|[[《有象夢造》]]|手札交換、墓地肥やし、盤面整備を行えるカウンター札|
|[[《キユリのASMラジオ》]]|色マナ1つ支払いの4マナかつ手札1枚消費で2面展開|
|[[《生命と大地と轟破の決断》]]☒|コマンドを2体展開したり、《ヴェルデ》の代用になったりと器用な動きが可能に|
}}
#region2(ツインパクト){{
|[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]※|[[cip]]で[[宣言]][[コスト]]全[[バウンス]]/[[詠唱>唱える]]・[[召喚]][[ロック]]|
|[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]|[[MF>マッハファイター]]持ち侵略元/[[マナブースト]]兼[[墓地利用メタ]]|
|[[《学校男/ゾンビ・カーニバル》]]|[[スーサイド]]による[[墓地肥やし]]兼[[選ばせ除去]]/1種族[[墓地回収]]|
|[[《幻緑の双月/母なる星域》]]|手札から1マナブーストしてクリーチャーが残る。3コストで自軍の適当なクリーチャーを[[《CRYMAX ジャオウガ》]]と入れ替え。早期呼び出しやマナ管理の簡略化に|
}}
#region2(タマシード){{
|[[《ジャスミンの地版》]]|[[タップイン]]の[[マナブースト]]|
|[[《ヴィオラの黒像》]]|[[呪文メタ]]を受けない[[確定除去]]兼[[カウンター]]札。&br;[[《ドキンダム》>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]や[[《ドルマゲドン》>《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]などが狙い目|
|[[《空間型無限収納ストラトバッグ》]]|各ターン1回自身の[[カード]]が[[マナゾーン]]を離れた際に1[[マナブースト]]&br;相手の[[カード]]が[[バトルゾーン]]を離れる際[[マナ送り]]に変換できる。|
}}
#region2(フィールド){{
|[[《希望のジョー星》]]☒|[[ロック]]系[[スーパーサブ]]|
}}

**このデッキの回し方 [#w7899b59]
[[マナブースト]]したりコスト踏み倒しメタで相手を牽制したりしてから早期に[[《CRYMAX ジャオウガ》]]を立ててそのまま[[ワンショット]]する。

邪魔な[[コスト踏み倒しメタ]]は[[《樹界の守護車 アイオン・ユピテル》]]や[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]などの[[マッハファイター]]や[[火力]]で除去しよう。

**長所 [#f364fbcc]
他に打点が1体いる状況で7マナ出せれば[[《CRYMAX ジャオウガ》]]で即死を狙えるため、相手がコスト踏み倒しメタを除去した時にはもう相手は手遅れという場面が非常に多い。

[[《CRYMAX ジャオウガ》]]+[[《異端流し オニカマス》]]のセットは無対策の相手だと返すのが非常に難しい。

通常の構築の場合メインデッキに[[多色]]は3割から4割程度だが、[[《幻緑の双月/母なる星域》]]や[[《キユリのASMラジオ》]]のおかげで文明の管理は比較的楽。

[[【青黒赤緑邪王門】]]対面の場合、相手が[[《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]を増量していない場合は比較的簡単にコスト踏み倒しメタを積み上げて制圧できる。その場合は[[《CRYMAX ジャオウガ》]]が引けなくとも並べたコスト踏み倒しメタで雑に縛りながらワンショットするだけで勝てることも。
**短所 [#bb79f627]
[[《CRYMAX ジャオウガ》]]で自軍のシールド焼却を行うため、[[S・トリガー]]との相性は悪い。また[[メタビート]]というデッキの構成上、そもそも基本的に早期に攻められた時のための[[《終末の時計 ザ・クロック》]]と、能動的に使える上に他に自己コスト踏み倒し手段を持つ[[《闇参謀グラン・ギニョール》]]、そして[[G・ストライク]]以外は入りにくい。

基本的にコスト踏み倒しメタ大量採用型の場合、[[《若き大長老 アプル》]]と[[《異端流し オニカマス》]]がどれだけ刺さるかに勝敗が大きく左右される。それらを徹底的に対策しており、尚且つ早期決着のできるデッキは厳しい。

ある程度リカバリーは効くものの、[[全体除去]]は厄介。[[ドラゴン]][[基盤>マナ基盤]]や[[【青黒赤緑邪王門】]]で[[《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》]]を増量した型には手を焼く。

**環境において [#a512b6b7]
[[《CRYMAX ジャオウガ》]]登場当初はコマンドシナジーをある程度重視していた。[[《幻緑の双月/母なる星域》]]の呪文面で[[《CRYMAX ジャオウガ》]]を呼び出し、無理矢理4ターンキルを安定させる型も見られるようになっていた。初手に[[《CRYMAX ジャオウガ》]]、2コスト初動マナブースト、[[《天災 デドダム》]]、[[《幻緑の双月/母なる星域》]]、[[《幻緑の双月/母なる星域》]]の呪文面に宛がう適当なウィニーがあれば実現可能なフィニッシュ方法であり、しかも[[《CRYMAX ジャオウガ》]]は[[マナゾーン]]に置けるのが大きい。

[[DM22-SD1]]初期には[[《カンゼン邪器 <不明.鬼>》]]を[[《蒼狼の王妃 イザナミテラス》]]で呼び出す機構を備えており、[[《CRYMAX ジャオウガ》]]を軸にした型が(メインデッキの内2枚は非公開であったが、もしかすると[[《SSS級天災 デッドダムド》]]が全抜きされていたかもしれない)[[オリジナル]]で準優勝した。

[[DM22-BD1]]期には既に[[《CRYMAX ジャオウガ》]]がメイン[[フィニッシャー]]となっており、[[《SSS級天災 デッドダムド》]]を[[《地封龍 ギャイア》]]などの[[ロック]]や[[《百族の長 プチョヘンザ》]]などの[[タップイン]]により詰み盤面回避のために[[1枚積み]]されるにとどまるケースが激増。

2023年2月に入ると、2コスト以下のメタクリーチャーを16枚かそれに近い枚数投入した型(いわゆる【メタジャオウガ】)が流行。

『[[DMGP2022>公認グランプリ]]』成績上位者とDMPランキング2022年下期上位者合計32人を対象とした「DM最強位決定戦」([[アドバンス]]&[[オリジナル]])では予選のアドバンスで使用率3位タイとなる参加者31人中4人使用を記録。オリジナルでは使用率4位タイとなる参加者31人中3人使用を記録し、ベスト8に1人残った。

[[DM22-BD2]]・[[DM22-BD3]]期辺りから[[《終末の監視者 ジ・ウォッチ》]]に寄せた型である【青黒緑ジ・ウォッチ】が増加。2023年3月最終平日から4月初土日にかけては入賞31件中[[《CRYMAX ジャオウガ》]]不採用で[[《終末の監視者 ジ・ウォッチ》]]単採用の型が8件を数えた。一方で【メタジャオウガ】は4件にとどまるなど下火の傾向が見られたが、これはメタ対策をした[[【絶望神サガループ】]]が増えすぎて無力化されるケースが増えたためと見られる。

[[DM23-SD1]]・[[DM23-SD2]]発売1週間前には[[火]]の[[革命チェンジ]]やリソース系・除去系を足した【青黒赤緑ジ・ウォッチ】が結果を残した。

『[[DMGP2023-1st>公認グランプリ]]』Day1([[アドバンス]])では【青黒緑系】括りで予選通過者128人中6人使用と予選使用率8位を記録。『[[DMGP2023-1st>公認グランプリ]]』Day2([[オリジナル]])では予選通過者128人中4人が使用し、使用率10位タイを記録(同率に[[【白青赤ライオネル.Star】>【ライオネル.Star】]])。予選実績は然程ではなかったが、ベスト8と4位に1人ずつ残っている。[[《終末の監視者 ジ・ウォッチ》]]単採用の【青黒緑ジ・ウォッチ】括りではベスト128に3人残っている。


2023年のゴールデンウィーク辺りになると、高[[コスト]][[フィニッシャー]]への依存度を下げた[[【我我我ブランド】]]が増えたため、[[《キャディ・ビートル》]]を全抜きした代わりにこれを2枚積んだ型が散見されるように。同じ頃、メタクリーチャーを[[《とこしえの超人》]]4枚と[[《キャディ・ビートル》]]1枚まで減らした代わりに[[《幻緑の双月/母なる星域》]]と[[《電脳の女王 アリス/不埒な再侵入》]]を各4枚採用し、安定して4ターン目に[《CRYMAX ジャオウガ》]]を[[着地]]させることを狙った型が[[オリジナル]]の[[チャンピオンシップ]]で優勝した。
**参考 [#z3595871]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/ビートダウン]]
-[[中速]]
-[[ビートダウン]]
-[[コントロール]]
-[[《CRYMAX ジャオウガ》]]
-[[【青黒緑有象夢造】]]