#author("2021-03-31T00:59:19+09:00","","")
#author("2021-08-09T14:27:00+09:00","","")
*【ドリアンロックロマノフ】 [#be4eca84]

[[《ロイヤル・ドリアン》]]などで[[《邪神R・ロマノフ》]]を剥がす、[[退化]]を利用した[[コンボデッキ]]。
//「消滅」したわけではないので修正しました。自分の再構築ルールの認識が間違っていた場合再修正します

|邪神R(ロック)・ロマノフ P 闇/火文明 (8)|
[[超無限墓地進化]]だと、[[退化]]した場合に好きな数のクリーチャーで[[再構築]]できたことを利用したデッキだが、[[2021年3月16日ルール改訂]]により《R・ロマノフ》の上から最も近い1体しか残すことができなくなりこのデッキタイプは消滅した。

[[2021年3月16日ルール改訂]]以降の型は[[【超無限墓地退化】]]を参照。

|邪神R・ロマノフ P 闇/火文明 (8)|
|進化クリーチャー:ゴッド/ダークロード/ナイト 9000+|
|超無限墓地進化−クリーチャーを1体以上自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。|
|W・ブレイカー|
|トライ・G・リンク《邪神M・ロマノフ》の右横または《邪神C・ロマノフ》の左横、またはその間。|

|ロイヤル・ドリアン R 自然文明 (5)|
|クリーチャー:ワイルド・べジーズ 1000|
|S・トリガー|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるすべての進化クリーチャーの一番上のカードを、持ち主のマナゾーンに置く。|

[[《邪神R・ロマノフ》]]が、[[墓地]]の[[クリーチャー]]であれば何でも[[進化元]]として利用できる[[超無限墓地進化]]であり、[[退化]]からの[[再構築]]によって好きな[[クリーチャー]]を残せることを利用したデッキである。
かつては数も組み合わせも自由に残すことができたが、[[2021年3月16日ルール改訂]]により《R・ロマノフ》の上から最も近い1体しか残すことができなくなったため方針の大きな転換を余儀なくされた。

**主要カード [#pf9ea160]
|[[《邪神R・ロマノフ》]]|退化元|
***当時の立ち回り [#y918ea73]
[[墓地肥やし]]を行いつつ[[《魔光蟲ヴィルジニア卿》]]で[[《邪神R・ロマノフ》]]を出す。これにより、下に大量にカードがある進化クリーチャーを用意できる。
続けて[[《ロイヤル・ドリアン》]]などにより[[《邪神R・ロマノフ》]]を剥がすことで一気に大量の[[クリーチャー]]を並べることができる。
このような芸当ができるのは、[[《邪神R・ロマノフ》]]が[[超無限墓地進化]]なので、好きな形で[[進化元]]を再構築できるためである(0体を選択することも可能)。

2014年1月以前は[[退化]]によって[[バトルゾーン]]に残った[[進化元]]は[[召喚酔い]]しないことになっていたが、現在では[[進化クリーチャー]]が出たのと同じ[[ターン]]に[[退化]]した場合は[[召喚酔い]]することになっており、[[ルール]]による[[召喚酔い]]を解消するには[[《邪神R・ロマノフ》]]が最低1ターン生き延びる必要性がある。したがって一気に勝負をつけたい場合には[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]などの[[常在型能力]]による[[スピードアタッカー]]の[[付与]]が不可欠となる。


[[コスト]]の高いクリーチャーを豪快に並べることができるが、[[《解体人形ジェニー》]]などの[[ピーピングハンデス]]一発で計画が崩れてしまったり、[[《邪神R・ロマノフ》]]が即[[除去]]されるとコンボが成立しないなど、穴も多い。かと言って主要パーツが多い上に[[《カラフル・ダンス》]]で対策カードが落ちてしまう可能性が高く、[[文明]]もあまり増やしたくないため[[《光器クシナダ》]]などの対策カードは入れにくい。
また、予想外の大量の[[シノビ]]などで耐えられて返しのターンに[[全体除去]]を喰らった場合も立て直しが難しくなる。
総じて[[ファンデッキ]]向きのデッキであろう。

呼び出すクリーチャーの[[文明]]は気にしなくていい。実用性を考えるなら[[S・トリガー]]を防ぐ[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]や返しの全体除去を防ぐ[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]、進化でも出せることに着目して[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]などが挙がるだろうが、それ以外にファンデッキ故の面白さを追求した自分好みのカードを入れてもいいだろう。

**主要カード [#o5a27860]
|[[《邪神R・ロマノフ》]]|核となるパーツ|
|[[《母なる星域》]]|↑を早期に呼び出す|
|[[《魔光蟲ヴィルジニア卿》]]|~|
|[[《ロイヤル・ドリアン》]]|《R・ロマノフ》を退化させるカード|
|[[《ロイヤル・ドリアン》]]|核となるパーツ|
|[[《センジュ・スプラッシュ》]]|~|
|[[《シャドーウェーブ・サイクロン》]]|~|
|[[《カラフル・ダンス》]]※|有力な墓地肥やし|
|[[《カラフル・ナスオ》]]|~|
|[[《カラフル・ダンス》]]※|最も有力な墓地肥やし|
|[[《エマージェンシー・タイフーン》]]|ドローと墓地肥やしを一気に行う|

**候補カード [#s4ce22fd]
**候補カード [#e4d14e13]
|[[《プロジェクト・ゴッド》]]|カラフル・ダンスには劣るが有力な墓地肥やし|
|[[《プライマル・スクリーム》]]|墓地肥やしと墓地回収を同時に行える|
|[[《剛力防機シュビルパンチ》]]|R・ロマノフを守ることが出来る|
|[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]|墓地肥やし・コンボパーツ集めを1枚でこなせる。前者は擬似ピーピングハンデスも|
|[[《起源神エレクトロン》]]|~|
|[[《生命と大地と轟破の決断》]]※|《ヴィルジニア卿》と《ドリアン》を一度に呼び出せる|
|[[《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]|呪文面は墓地肥やし&墓地回収、クリーチャー面は相手のメタクリーチャーの除去|
|[[《埋葬虫ベリアル・ワーム》]]|毎ターン2枚墓地を増やせる|
|[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]|墓地肥やし・コンボパーツ集め・擬似ピーピングハンデスをこれ一枚で出来る|
|[[《起源神エレクトロン》]]|墓地肥やし・コンボパーツ集めを同時に出来る|

**このデッキの動き [#df44b503]
[[墓地肥やし]]を行いつつ[[《魔光蟲ヴィルジニア卿》]]で[[《邪神R・ロマノフ》]]を出す。これにより、下に大量にカードがある進化クリーチャーを用意できる。
続けて[[《ロイヤル・ドリアン》]]などにより[[《邪神R・ロマノフ》]]を剥がし、すぐ下の[[クリーチャー]]1体を場に残す。
要するに[[【墓地退化】>【青黒退化】]]デッキの派生であるのだが、あちらが一連の動きにかかる[[コスト]]が軽い分退化先の文明が限定されていたのに対し、こちらは手間こそ大きいものの[[種族]]や[[文明]]を問わず場に残すことができる。

このコンボの大きな特徴は、「''好きな種類・枚数の[[クリーチャー]]を[[進化元]]のように下に持つ1体の[[クリーチャー]]''」を作り出せるという点にある。
それでどのような結果になるか、という具体例としては以下の通り。
-[[《究極銀河ユニバース》]]・[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]
--それぞれ[[メテオバーン]]、[[メガメテオバーン10>メガメテオバーン6]]で即座に[[勝利>エクストラウィン]]できる。[[フェニックス]]なので[[《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》]]でも[[同じことができる>【ジュヴィラユニバース】]]が、[[光]]を足さなくてよいのが利点。
-[[《聖霊龍王 ジーク・キャヴァリエ》]]
--《ジ・エンド・オブ・ユニバース》と同じく[[メテオバーン]]で即勝利。ルール変更により[[《守護聖天タテブエ・ヤッホー》]]を間に挟む必要がなくなった
-[[《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》]]・[[《蒼世神 ADAM》]]・[[《死神の魔龍虫ビャハ》]]
--必要枚数の多い[[メテオバーン]]を即座に発動可能。上記3種と違ってそのまま勝利に直結するわけではないが、これらのカードの[[ファンデッキ]]を組む際のギミックとしては一考に値する。
-[[《神核アトム》]]
--[[アタックトリガー]]で[[除去]]・[[リアニメイト]]できる範囲が大幅に広がる。[[進化元]]として使用する数と[[リアニメイト]]したい[[クリーチャー]]の枚数バランスがかなりタイトな上に''別途[[召喚酔い]]の解消手段が必要になる''([[再構築]]時には[[G・リンク]]ができないため)が、それでも6体リンクを目指すよりは構築の幅もリターンも大きい。

この他にも[[《卍堕呪 ゾグジグス》]]で[[ドロー]]・[[バウンス]]・[[呪文]][[ロック]]の幅を広げたり、[[《双流星キリン・レガシー》]]で[[単色]][[クリーチャー]]を増殖したりと、アイデア次第でやれることは非常に多い。

なお、ルール変更前は[[墓地肥やし]]カードと[[再構築]]で大量展開したい[[クリーチャー]]をそれぞれ用意する必要があったが、変更後は[[フィニッシャー]]1体さえ用意できればあとは[[墓地肥やし]]に使用した[[クリーチャー]]をそのまま疑似[[進化元]]として再利用でき、デッキスロットを圧縮しやすい。
従って、[[墓地肥やし]]に使用するカードは可能な限り[[クリーチャー]]で固めたい。その点[[呪文]]として使用後は即座に[[墓地]]に行く[[ツインパクト]][[クリーチャー]]は非常に相性が良く、特に[[《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]は[[墓地肥やし]]・[[墓地回収]]に加え相手の[[コスト踏み倒しメタ]][[クリーチャー]]の[[除去]]まで熟せるので便利。

総じて、「実質の大量リアニメイト」だったかつてのような派手さは無くなったが、その分独創性とロマン具合は非常に強くなったと言える。
通常では考えられないような構成枚数の[[クリーチャー]]も作り出せるので、ファンデッキとして振り切って面白さを追求した自分好みのカードを入れてみてもいいだろう。

**弱点 [#df44b503]
爆発力を[[墓地]]の枚数に依存するため、当然ながら[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]等の[[墓地利用メタ]]は天敵。
要求パーツの多い[[コンボデッキ]]の常として、[[ハンデス]]、特に[[《解体人形ジェニー》]]の様な[[ピーピングハンデス]]にも非常に弱い。
また、大量[[墓地肥やし]]を行う割に主要パーツが多く代替も利かないので、それらが一緒に墓地に落ちてしまうだけでコンボ成立が難しくなる可能性がある。
退化元である《R・ロマノフ》自身もパワー9000の[[準バニラ]]にすぎないため、1ターンでコンボを完成できなかった場合に返しのターンで除去されるのも辛い。
そして必要パーツの多さから、これらに対する対策カードも搭載し難い。
あくまで[[ファンデッキ]]として割り切ろう。

**遍歴 [#b63867cb]
比較的マイナーな[[コンボデッキ]]ながら、裁定やルールの変更によって幾度か構築の傾向が大きく変わっている。
-成立当初は[[退化]]によって[[バトルゾーン]]に残った[[進化元]]は[[召喚酔い]]しないことになっていた。
--そのため、とにかく強力な[[ファッティ]]を豪快に並べそのまま一気に攻め込むという、大量展開&[[1ショット>1ショットキル]]タイプの[[コスト踏み倒し]]コンボであった。

-2014年1月の裁定変更により、[[進化クリーチャー]]が出たのと同じ[[ターン]]に[[退化]]した場合、進化元が非進化クリーチャーの場合[[召喚酔い]]することになった。
--これにより、[[再構築]]で[[進化クリーチャー]]や[[スピードアタッカー]]を展開する場合を除き、[[ルール]]による[[召喚酔い]]を解消する手段を別途用意する必要ができた。《R・ロマノフ》を最低1ターン生き延びさせるか、[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]などの[[常在型能力]]で[[スピードアタッカー]]の[[付与]]するかの2通りとなるが、概ね後者の手段を取られることが多かった。
//ヴィルジニアの効果は「召喚」ではなく、ドリアンの効果は「バトルゾーンに出す」ですらありません。

-[[2021年3月16日ルール改訂]]により、[[再構築]]時に残せる[[クリーチャー]]が1番上の1体だけになった。
--そのため、かつての立ち回りでは[[【青黒退化】]]の大幅な下位互換になってしまう事態が発生。あちらと比した際のアイデンティティが崩壊し、このデッキタイプ自体の消滅も危ぶまれたが、上記の通りクリーチャーの構成要素を自由自在に組み立てることができるようになったため、そちらの方面での研究がなされることなった。

**[[2021年3月16日ルール改訂]]以前の【ドリアンロックロマノフ】 [#e3ab97db]
【ドリアンロックロマノフ】は大量の進化元を残せる点で有名ではあったがルール改訂によりデッキの動き方が変わった為以下は以前の動き方である。

#region2(展開){{
#include(【ドリアンロックロマノフ】/2021年3月16日ルール改訂以前,notitle)
}}

**参考 [#w0e9348b]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/コスト踏み倒しコンボ]]
-[[デッキ集/1ショットキル]]
-[[《邪神R・ロマノフ》]]
-[[《ロイヤル・ドリアン》]]
-[[退化]]
-[[召喚酔い]]
-[[【超無限墓地退化】]]

&tag(デッキ);
&tag(デッキ集,コスト踏み倒しコンボデッキ,1ショットキルデッキ,退化デッキ);