#author("2021-08-10T22:39:00+09:00","","")
*《&ruby(まこうおうき){魔光王機};デ・バウラ&ruby(はく){伯};》 [#c8c58f06]

|魔光王機デ・バウラ伯 R 光文明 (4)|
|クリーチャー:グレートメカオー/ナイト 4000|
|ブロッカー|
|このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、呪文を1枚、自分の墓地から手札に戻してもよい。|

[[DM-28]]で登場した[[光]]の[[グレートメカオー]]/[[ナイト]]。

相手[[プレイヤー]]を[[攻撃できない]][[ブロッカー]]で、[[cip]]により自分の[[墓地]]から[[呪文]]を1枚[[サルベージ]]する。

貴重な[[呪文]][[サルベージ]]でありながら、4[[コスト]]・[[パワー]]4000・[[ブロッカー]]と優秀な基礎スペックを持つ。単純な[[コスト論]]では[[《暁の守護者ファル・イーガ》]]等と互角ではあるが、同[[コスト]]の[[《天雷霊騎サルヴァティ》]]や[[《黙示聖者ファル・レーゼ》]]と見比べると頭一つ上回る[[コストパフォーマンス]]。

[[《暁の守護者ファル・イーガ》]]と比較して4[[コスト]]であるのは非常に大きく、初動の[[《フェアリー・ライフ》]]や[[《エナジー・ライト》]]と[[マナカーブ]]を形成し、中盤へつなぐ潤滑油としても重宝された。[[パワー]]が高いため[[火力]]を受けにくく、[[ブロッカー]]を持つため序中盤の[[ビートダウン]]への対策にもなる。

[[ナイト]]であるため[[ナイト・マジック]]を発動要員となることも出来、[[【ナイト】]]の中核となる存在である。中でも[[《魔弾ソウル・キャッチャー》]]とは強い[[シナジー]]を形成し、お互いを[[サルベージ]]し続けることで粘り強く盤面を支えた。[[【ナイト】]][[デッキ]]以外の[[【除去コントロール】]]にも、[[《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》]]や[[《魔弾ストリーム・サークル》]]などと共に出張した。

[[呪文]][[サルベージ]]の中では高い[[グッドスタッフ]]性を備えており、[[DM-28]]の[[カード]]の中でも屈指の汎用性を持つ[[カード]]である。序中盤を潤滑油として動きを繋ぎ、[[ブロッカー]]で[[ビートダウン]]を耐えしのぎ、後半をリソース回収と広い選択肢によって力強く支える。総合的に、持久性に優れたカードであるといえる。

しかし高速化して以降の[[環境]]下では持久力は求められにくく、[[デッキ]]回転を重要視するものがほとんどである。同時に、[[能力]]が[[呪文]][[サルベージ]]でないにせよ、[[カードパワー]]の高い潤滑油も多く登場しているため、[[環境]][[デッキ]]で採用されることはそうそうなくなった。

とはいえ高い汎用性を持つことは確かであり、少なくとも覚えておいて損のない[[カード]]だろう。
また、[[【ボルメテウスコントロール】]]などの[[ハイランダー]]や[[ファンデッキ]]では採用されている。

**環境において [#c6274a23]
[[DM-28]]に登場するとその汎用性が注目を集め、主に[[コントロール]]、[[グッドスタッフ]]、[[コンボデッキ]]等で採用された。[[ファンデッキ]]など[[環境]]デッキ以外でも多くの採用余地があったため、需要は非常に高く、[[レア]]であるのもあって集めるのが難しい[[カード]]の1つであった。


[[戦国編環境]]・[[神化編環境]]で[[グッドスタッフ]]や[[コントロール]][[デッキ]]が活躍出来た背景には《魔光王機デ・バウラ伯》 の存在があり、[[【ギャラクシーコントロール】]]や[[【ゼン&アク】]]、[[【キング・アルカディアス】]]、[[【ロマネスクリアニメイト】]]、[[5色]]、[[【ナイト】]]などの[[デッキ]]達を、その汎用性と持久力をもって支え続けた。

需要の高さから[[DMC-57]]で3枚収録され、多くのプレイヤーに流通していった。またそちらの[[構築済みデッキ]]の完成度が非常に高かったため、[[DMC-57]]を練り込んだ[[【ゼン&アク】]]も[[公認大会]]に見られた。

主に[[グッドスタッフ]]や[[コントロール]]に投入されたことから様々な[[カード]]と組み合わされ、トリックプレイも演じられた。以下例として
-《魔光王機デ・バウラ伯》を[[《魂と記憶の盾》]]で[[シールド]]に埋め、[[ブレイク]]された《魔光王機デ・バウラ伯》で[[《魂と記憶の盾》]]を[[サルベージ]]することで、[[ダイレクトアタック]]を防ぎ続ける。
-[[《インフェルノ・サイン》]]と《魔光王機デ・バウラ伯》で[[リアニメイト]]と[[サルベージ]]し合うことで、[[チャンプブロック]]し続ける。
-[[《魔弾ストリーム・サークル》]]や[[《魔弾ソウル・キャッチャー》]]で《魔光王機デ・バウラ伯》を回収しループすることで、[[ナイト・マジック]]分の[[アドバンテージ]]を稼ぎ続ける。
-[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]や[[《ハッスル・キャッスル》]]のある状況下で、《魔光王機デ・バウラ伯》を[[《母なる大地》]]や[[《母なる紋章》]]で出し入れすることで[[ドロー]]をし続ける。

などがあり、効率こそ悪いが消費せずに[[アドバンテージ]]を稼ぎ続けることが出来た。非常にプレイングが多岐にわたる[[カード]]であり、玄人にも好まれた。

[[覚醒編]][[環境]]以降は[[超次元]][[呪文]]を[[サルベージ]]する[[カード]]として重宝された。[[【白青黒超次元】]]への採用率はいまいちであったものの、[[超次元]]を使った[[グッドスタッフ]]や[[コントロール]]の中で採用されていった。

[[エピソード1]]ではライバルとなる[[《黙示護聖ファル・ピエロ》]]が登場し、自前で[[自壊]]能力を持つことから[[《超次元リバイヴ・ホール》]]と高いシナジーを発揮。[[【青黒ハンデス超次元】]]では主にそちらが採用された。
[[エピソード2]]以降は[[ゼニス]]がレイトゲームを支配するようになり、《魔光王機デ・バウラ伯》を採用するような[[デッキ]]達は[[環境]]から姿を消していった。

これ以降も全く採用余地がない訳ではないが、高速化した[[環境]]は持久性を武器とする《魔光王機デ・バウラ伯》とは相性が悪い。
また、潤滑油としても[[サルベージ]]はあくまでリソースの回収であり、[[ゲーム]]を加速させる効果はない。3,4ターン目に[[切り札]]が飛んでくるような状況下では、より能動的な[[カード]]を使って勝ち筋に近づきたいというのが本音である。
同じような立場の[[カード]]として[[《スペース・クロウラー》]]や[[《白骨の守護者ホネンビー》]]が挙げられる。

**その他 [#v43a78fa]
-[[《ヘブンズ・ゲート》]]で出すと、[[cip]]で即[[サルベージ]]が可能。同じことは[[《真実の名 バウライオン》]]にも言える。

-[[ナイト]]軸でなくても[[フルクリーチャー]]以外の[[デッキ]]なら活躍が見込める。[[殿堂入り]]した[[《魂と記憶の盾》]]や[[《インフェルノ・サイン》]]を[[回収]]できるとなおよい。

-同じ[[能力]]を持つ[[ナイト]]に[[《天雷霊騎サルヴァティ》]]がいる。こちらは[[ブロッカー]]である事が利点であり、あちらの利点は[[S・トリガー]]がついている事だろう。
他にも[[《奇石 ルービク》]]等の[[類似カード]]が存在するためデッキに応じて使い分けが重要になった。

-その汎用性や[[レアリティ]]の関係から、かつては高額[[カード]]として名を馳せたが、度重なる[[再録]]により価格も落ち着いた。

-元ネタはスペインの王族であるフランシスコ・デ・パウラ・デ・ボルボーンだろう。

-[[DMD-08]]に[[《真実の名 ''バウラ''イオン》>《真実の名 バウライオン》]]、[[DMX-13]]で[[《''デ・バウラ''・チャージャー》>《デ・バウラ・チャージャー》]]、[[DMX-15]]にて[[《''バウラ''のサトリ ビョーク》>《バウラのサトリ ビョーク》]]、[[DMR-13]]では[[《白壁の精霊龍 ヌーベル・''バウラ''》>《白壁の精霊龍 ヌーベル・バウラ》]]が登場した。この[[クリーチャー]]の知名度がうかがえる[[カード]]たちであるが、[[《白壁の精霊龍 ヌーベル・バウラ》]]のスペックはどちらかというと[[《雷電の求道者ラ・ビュー》]]の方に近い。

-漫画「SX」では[[ミカド>神月 ミカド]]が[[勝舞>切札 勝舞]]戦で使用。[[《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》]]の[[攻撃]]を[[ブロック]]した。尚、[[呪文]]の[[回収]]については描写されていない。

-漫画「Duel Mastes Rev.」にて、折原 美音が荻原 連炎戦で使用。[[《プライマル・スクリーム》]]で[[墓地]]に落ちた[[《炎獄スマッシュ》]]を[[回収]]した。

-アニメ「ビクトリーV3」では茶風林演じる太めの紳士が、''会計の際に支払った現金を[[サルベージ]]''して無銭飲食をするのに利用されていた。
他には[[覆面デュエリスト]]が[[勝太>切札 勝太]]戦で使用。[[《転々のサトリ ラシャ》]]の[[cip]]で[[タップ]]し、[[《神聖斬 アシッド》]]の[[能力]]で[[破壊]]された。

**関連カード [#z8502b0a]
-[[《デ・バウラ・チャージャー》]]
-[[《真実の名 バウライオン》]]
-[[《バウラのサトリ ビョーク》]]
-[[《白壁の精霊龍 ヌーベル・バウラ》]]
-[[《王機 バウラ-1》]]

-[[《暁の守護者ファル・イーガ》]]
-[[《黙示聖者ファル・レーゼ》]]
-[[《天雷霊騎サルヴァティ》]]
//-[[《黙示護聖ファル・ピエロ》]]
//-[[《神託の守護者ミント・シュバール》]]
//-[[《未来の玉 ダンテ》]]
//-[[《ミラクルコンビ ファソラ24&シド24》]]
//-[[《奇石 ルービク》]]
//リメイク元や元ネタ繋がりのカードがあれば貼ってください。

**[[フレーバーテキスト]] [#s4604b10]
-[[DM-28]]、[[DMC-64]]&br;'''[[ナイト]]が魔弾を撃つ時、聖なる翼がその魔銃より吹き上がる。'''
-[[DMX-01]]&br;'''[[超次元の時代>サイキック・クリーチャー]]が訪れようとも、気高き騎士の名声は揺るがない。'''
-[[DMX-02]]&br;'''知は有効に使うものだよ。 ――魔光王機デ・バウラ伯'''
-[[DMD-12]]&br;'''[[ナイト]]の力は今もなお受け継がれる。'''
-[[DMEX-03]]&br;'''[[ファンキー>ファンキー・ナイトメア]]だか、[[ダーク>ダーク・ナイトメア]]だか知らないが、オレ様たちが元祖[[ナイト]]だ! ― 魔光王機デ・バウラ伯'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P49/Y11・[[MODE→CHANGE]])&br;'''伝説の戦国武闘会から、あの男が帰ってきた!'''
-[[レアキラーズパック Vol.2>集めて交換!! レアキラーズパック Vol.2]](P38/Y15・[[アルトアート]])&br;'''何度参加しても楽しい!それが[[デュエ祭]]!!'''


**収録セット [#m344a3ad]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[D-Suzuki]]
--[[DM-28 「戦国編(バトル・ギャラクシー) 第1弾」>DM-28]]
--[[DMC-64 「コロコロ・レジェンド・7 ムービー・ダイナマイト」>DMC-64]]
--[[DMX-01 「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」>DMX-01]]
--[[DMX-02 「デッキビルダーDX ハンター・エディション」>DMX-02]]
--[[DMD-12 「禁断の変形デッキ オラクルの書」>DMD-12]]
--[[DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」>DMD-24]]
--[[DMEX-03 「ペリッ!!スペシャルだらけのミステリーパック」>DMEX-03]]
--[[鬼アツ!キラッキラ黄金(ゴールデン)パック!! Vol.2]] (P49/Y11)
--[[集めて交換!! レアキラーズパック Vol.2]] (P38/Y15)
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[DMC-57 「ザ・ゴッド・キングダム」>DMC-57]]

**参考 [#z96d57b2]
-[[グレートメカオー]]
-[[ナイト]]
-[[ブロッカー]]
-[[攻撃できない]]
-[[cip]]
-[[呪文]]
-[[墓地回収]]

-[[MODE→CHANGE]]
-[[アルトアート]]

&tag(クリーチャー,光文明,白単,単色,コスト4,グレートメカオー,ナイト,パワー4000,ブロッカー,相手プレイヤーを攻撃できない,攻撃できない,cip,墓地回収,呪文回収,・,R,レア,D-Suzuki,Mikio Masuda);