#author("2020-07-28T13:45:30+09:00","","")
#author("2020-08-29T16:52:44+09:00","","")
*《&ruby(おによ){鬼寄};せの&ruby(じゅつ){術};》 [#e00c4469]

|鬼寄せの術 R 闇/火文明 (2)|
|呪文:鬼札王国|
|自分のシールドを1つ選び、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。|
|このターン、次に召喚する自分の闇または火のクリーチャーの召喚コストを最大4少なくしてもよい。ただし、コスト0以下にならない。|

[[DMEX-10]]にて登場した[[闇]]/[[火]]の[[鬼札王国]][[呪文]]。

[[シールド回収]]と、闇か火のクリーチャーを実質2[[コスト軽減]]する能力を持つ。

殿堂入りカードである[[《フェアリー・ギフト》]]と同等のコスト軽減効果があり、非常に強力。
しかし闇か火のクリーチャーしかコストを下げることができず、このカードの発動に闇火の2色マナを要求される。この時、踏み倒すクリーチャーが[[単色]]だったとしても[[召喚]]に1マナかかる為、効力を発揮するのはどんなに早くても3ターン目以降と使用条件が厳しく調整されている。
その性質上、コスト2軽減の恩恵を受けるのは単色であれば5コスト、多色になればもっと高いコストになる(文明の数コストを支払うルールから)ため、[[ウィニー]]の多いデッキには向かない。

[[シールド回収]]に関しても、[[《フェアリー・ギフト》]]ではネックだった手札消費の激しさを緩和するため、無理に[[S・バック]]や[[鬼タイム]]、[[革命]]などの発動を狙わなくても、十分[[メリット]]として機能することが多い。いざという時に、手札に召喚したいクリーチャーがない場合、シールドからそれを回収する賭けに出ることもできる。

**他のカード・デッキとの相性 [#ob0758af]
-順当に[[【赤黒ジャオウガ】]]に採用する場合、[[《「非道」の鬼 ゴウケン齋》]]を最速で3ターン目に[[召喚]]できる。早ければ4ターン目には[[タップイン]]状態を生み出せるようになるため、[[《「貪」の鬼 バクロ法師》]]のような[[シールド回収]]能力持ちも使いやすくなる。

-[[《MEGATOON・ドッカンデイヤー》]]との組み合わせも考えられる。[[GR召喚]]の[[種]]となる[[手札]]の消費を抑えた上で、3ターン目に召喚できるようになる。ただ、早出しするとそれだけ重量級マナドライブの条件を満たせなくなるため、もし早出しを軸とするならこれまでの[[【ドッカンデイヤー】]]とは異なる、[[マナドライブ]]に依存しない構築に一新する必要がある。条件の軽い[[《ソニーソニック》]]なら何とか早出しとマナドライブを両立できそうであり、[[《“魔神轟怒”ブランド》]]も展開しさえすれば[[超天フィーバー]]を達成できるので候補に挙がるだろう。
--事前の手札補充無しで最速召喚を狙う場合、そもそも《“魔神轟怒”ブランド》の超天フィーバーの達成に必要な召喚を行うためのディスカードに使われる手札が足りなくなる。その[[《一なる部隊 イワシン》]]によるディスカード促進を行えば何とか1ターンに5体以上火のクリーチャーをGR召喚することはできる。[[《一なる部隊 イワシン》]]を集めるための[[火]]の[[手札交換]]は必要だろう。3ターン目に召喚するにこのカードと《MEGATOON・ドッカンデイヤー》本体をプレイするための[[火]][[マナ]]2枚、[[闇]][[マナ]]1枚が必要なので、最速召喚を狙うなら[[《海底鬼面城》]]を[[要塞化]]しないこと。
--事前の手札補充無しで最速召喚を狙う場合、そもそも《“魔神轟怒”ブランド》の超天フィーバーの達成に必要な召喚を行うためのディスカードに使われる手札が足りなくなる。その点[[《一なる部隊 イワシン》]]によるディスカード促進を行えば何とか1ターンに5体以上火のクリーチャーをGR召喚することはできる。[[《一なる部隊 イワシン》]]を集めるための[[火]]の[[手札交換]]は必要だろう。3ターン目に召喚するにこのカードと《MEGATOON・ドッカンデイヤー》本体をプレイするための[[火]][[マナ]]2枚、[[闇]][[マナ]]1枚が必要なので、最速召喚を狙うなら[[《海底鬼面城》]]を[[要塞化]]しないこと。

-もし通常の[[【4色ドッカンデイヤー】>【ドッカンデイヤー】#dokkan4c]]で使うことを前提にするなら、終盤の1つの[[ターン]]中にメタカードを処理してからこれで走り出すようにすると良い。通常はメタカードを除去した後だとマナが足りなくてターンを渡さざるを得ない場合が多いが、これを使うと余ったマナで[[ソリティア]]を始動することができる。

-[[【モルト NEXT】]]でも[[闇]]が入るなら、思い切って[[《メンデルスゾーン》]]を抜いてこれを[[4枚積み]]にし、[[《フェアリー・ギフト》]]、[[《スクランブル・チェンジ》]]も併せて2[[コスト軽減]]呪文6枚体制にするのも手。[[《メンデルスゾーン》]]が2ターン目に[[事故]]を起こすのが気になるようであれば一考の余地はある。[[マナブースト]]は[[《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]に任せておけば、4ターン目には[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]を[[着地]]させられる。
--その場合、ほぼ使い勝手がほぼ同じで色事故の無い[[《ドギラゴン・エントリー》]]が対抗馬に上がるだろう。こちらは[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]][[《龍覇 グレンモルト》]]を2[[コスト軽減]]でき、[[コスト踏み倒しメタ]]に引っかからないメリットがある。
--ただ、このカード自体火のドラゴンではなく、登場時点で[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]が入る構築が少なくないと考えると、5マナで《超戦龍覇 モルト NEXT》を出しても[[龍マナ武装]]が達成できないことになりがち。いっそのことコスト軽減先を[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]にして妨害を挟むことで龍マナ武装を達成するまでの猶予を作るというのが考えられる。

-[[【赤黒レッドゾーン】>【レッドゾーン】#RedBlack]]に投入するのもいい。手札消費が激しい【レッドゾーン】の貴重な[[手札補充]]手段となり、コスト5の[[《轟速 ザ・マッハ》]]も3マナで出してさらなる[[手札補充]]ができるのは嬉しい。さらに相手の[[コスト踏み倒しメタ]]が立っている時に、[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]や[[《熱き侵略 レッドゾーンZ》]]を[[侵略]]せずに4マナで召喚するというプランもとれる。自然が入ってしまうが、[[効果バトル]]を行える[[《暴走 グロール/カルド・コバーン》]]も採用して、より[[コスト踏み倒しメタ]]に強い構築に仕立て上げることもできる。

-色的に[[【グレンモルト】]]にも合う。2ターン目に[[《一撃奪取 トップギア》]]などの[[コスト軽減]]持ちを立て、3ターン目にこの呪文を唱えて[[《龍覇 グレンモルト》]]を早出しし、一気に総[[攻撃]]して[[《銀河大剣 ガイハート》]]の[[龍解]]を狙おう。

-懐かしい物では[[《ギガクローズ》]]がある。[[《スニーク戦車 オーリー/トゲ玉・キャノンボール》]]と組ませ、最速3ターン目の[[オールハンデス]]が決まればもはや絶望的である。

-[[《デュアルショック・ドラゴン》]]ら、[[S・バック]]持ち[[クリーチャー]]とは実は相性があまり良くない。[[S・バック]]の[[クリーチャー]]は''[[召喚]]''扱いである為、[[コスト軽減]]が[[S・バック]]で[[召喚]]した[[クリーチャー]]に乗ってしまい、[[コスト軽減]]が無駄になってしまう。

**環境において [#lc33593a]
登場後の[[十王篇環境]]では期待されたほどの活躍はしていない。やはり[[GR召喚]]系統のデッキにおいて[[重量級]][[マナドライブ]]とアンチシナジーであるという点が響くのである。
また、[[【モルト NEXT】]]でも既に[[《爆流忍法 不死鳥の術》]]という早出し手段の対抗馬が存在している。

**その他 [#sef8fa63]
-元ネタは、「[[児雷也>《「忍」の鬼 ジライヤ齋》]]豪傑譚」に出てくる「口寄せの術」。[[忍者>シノビ]]が手なずけた動物を印で呼び出す術の事である。この場合、鬼タイムの発動、鬼札王国を呼び寄せるという意味で使われているのだろう。
--自身の血を必要とすることから漫画作品「NARUTO」の口寄せの術もモチーフになってるのかもしれない。
・因みに口寄せの本来の意味は死者の呼び寄せなので[[リアニメイト]]の方が近い。

-ウィザーズ日本支部代表の真木考一郎氏の、[[DMEX-10]]のカードを紹介するツイートの中で、なんと[[火文明>火]][[単色]]になった《鬼寄せの術》の画像が公開されるというハプニングが発生した(現在は修正済み)。そのため、開発段階では[[火]][[単色]]にするといったアイデアもあったのだろうと推測される。

-アニメ『デュエル・マスターズ キング』第3話にて、[[鬼札 アバク]]が使用。[[ギャラクシールド]]で[[鬼タイム]]を脱した[[キラ]]に対し、[[シールド回収]]を利用して再び[[鬼タイム]]に突入。二重の[[コスト軽減]]を活かして[[《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]を呼び出し、逆転につなげた。

**関連カード [#u62b1d84]
-[[《斬斬人形コダマンマ》]]
-[[《フェアリー・ギフト》]]
-[[《スクランブル・チェンジ》]]

-このカードに描かれいカード
-このカードに描かれているカード
--[[《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#g50fd440]
-[[DMEX-10]]&br;'''[[デモニオ]]に伝わる鬼巻物には、自身の[[血>シールド]]と引き換えに巨漢を呼び出す秘術が記されている。'''
-[[プロモ>プロモーション・カード(第16期〜第20期)]](P49/Y19)&br;'''[[鬼札王国]]の者たちには、仲間という考え方ではない。ただ弱い者は強い者に従うべきという[[ジャオウガ>《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]の理念があるだけだ。'''

**収録セット [#tc433c96]
-illus.[[IWAO]]
--[[DMEX-10 「W王国ドッキングパック 鬼札王国&不死樹王国」>DMEX-10]](12/42)
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[プロモーション・カード>プロモーション・カード(第16期〜第20期)]](P49/Y19)

**参考 [#ue31870e]
-[[鬼札王国]]
-[[シールド回収]]
-[[コスト軽減]]
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公式Q&A
>Q.''《鬼寄せの術》''は、自分のシールドが1つもない時でも唱えられますか?
Aはい、唱えられます。シールドが1つもない時は1番目の能力は不発になり、2番目の能力のみ解決することになります。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33478]]

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