#author("2022-10-15T07:02:24+09:00","","")
#author("2024-04-05T19:22:27+09:00","","")
*《&ruby(やみさんぼう){闇参謀};グラン・ギニョール》 [#d87dd5c3]

|闇参謀グラン・ギニョール P 水/闇文明 (8)|
|クリーチャー:デーモン・コマンド/チーム零 4000|
|''S・トリガー''(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)|
|''<ムゲンクライム>2''(自分のクリーチャーを2体タップし、[水/闇(2)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)|
|このクリーチャーが出た時、次のうちいずれか1つを選ぶ。|
|▶他のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。|
|▶自分の山札の上から2枚を墓地に置き、その後、そのうちのどちらか1枚を手札に戻してもよい。|

[[DMBD-22]]で登場した[[水]]/[[闇]]の[[デーモン・コマンド]]/[[チーム零]]。

[[S・トリガー]]と[[ムゲンクライム]]2を持ち、[[cip]]で他の[[クリーチャー]]1体を[[バウンス]]するか2枚の[[墓地肥やし]]を行いつつその中から1枚を[[墓地回収]]するかのどちらかを選択する。

[[コスト]]8と一見すると重すぎるが、条件の緩い[[ムゲンクライム]]2に加えて[[S・トリガー]]まで持つため、気になることは少ない。むしろその高い[[名目コスト]]から、[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]等の制限をすり抜けられ、コスト参照で強化されるカードと組み合わせて使いやすい。
[[コスト]]8と一見すると重すぎるが、条件の緩い[[ムゲンクライム]]2に加えて[[S・トリガー]]まで持つため、気になることは少ない。むしろその高い[[名目コスト]]から、[[《テック団の波壊Go!》]]の全体バウンスや[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]の召喚ロック等の制限をすり抜けられ、コスト参照で強化されるカードと組み合わせて使いやすい。[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]による詰み盤面も回避できる。

[[cip]]の[[モード]][[能力]]は、クリーチャーの除去や、墓地肥やし兼墓地回収をこなせるということもあって、中盤から終盤まで腐らないという便利さがある。
前者は、[[S・トリガー]]との組み合わせで[[《アクア・サーファー》]]のようにも使えるが、[[ムゲンクライム]]による低コストでの除去としても機能する。
後者は、墓地に置いたカードの中から手札に戻すということなので、[[《巡霊者メスタポ》]]のような山札の確認を封じる能力に影響されない。

-[[バウンス]]は[[強制]]である為、こちらの[[モード]]を選んでしまうと、戻したくない[[クリーチャー]]しか[[バトルゾーン]]にいないという状況が起こりうる。
-[[墓地肥やし]]のほうは一見[[強制]]に見えるが、[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]の裁定変更により、「Aし、その後、Bしてもよい」というテキストは[[《極仙龍バイオレンス・サンダー》]]などと同じく前半含め[[任意]]として扱う。[[バウンス]]でクリーチャーを選びたくなく、さらに[[ライブラリアウト]]が心配な場合は後者を選びつつ効果を使用しなければ良い。
-[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]の[[裁定変更>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31654]]に倣い、「Aし、その後、Bしてもよい」という[[効果]]は一連の処理全体を[[任意]]として扱う。
--2番目の[[モード]]を選んで[[任意]]の処理を実行しないことで、「[[cip]]の[[解決]]時に何もしない」ことが可能。
--[[墓地肥やし]]した場合は、必ずそのうち1枚を[[墓地回収]]することになる。

パワーは4000あるが、これは[[《奇天烈 シャッフ》]]と相討ちになるライン。そのため、相手がそちらを使っての[[ビートダウン]]を行っている時に捲れば、そちらによる[[ロック]]を[[殴り返し]]で解除できる。

総じて、除去や[[墓地肥やし]]など[[【青黒ゲンムエンペラー】]]には足りなかった部分を補ってくれるカードと言える。
このクリーチャーが出た後は準バニラに近いものとなるので、[[スーサイド]]で墓地送りして[[cip]]の再発揮を狙うか、[[ムゲンクライム]]や[[フシギバース]]といった能力の種にするのが望ましい。

また、[[コマンド]]であることを活かし、[[【青黒緑デッドダムド】]]や[[青]]入りの[[【ドルマゲドンX】]]に投入するのもよいだろう。前者では薄い[[受け]]を補いつつ[[cip]]で[[《天災 デドダム》]]や[[《解体人形ジェニー》]]を再利用でき、後者ではわずか2マナの疑似[[墓地召喚]]により[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の[[封印]]を剥がすといったことができる。

**環境において [#uc701ff8]
登場早々[[【青黒闇王ゼーロ】]]や[[【青黒緑ゼーロベン】]]で活躍。
登場前これらのデッキの弱点であった、[[メタ]][[クリーチャー]]に弱い、受けが弱い、といった弱点を補いながら、2マナで[[墓地肥やし]]と[[手札補充]]もこなせ、安定性や対応力を大幅に向上させた。

リソースを稼ぐ動きで自然とムゲンクライム元を用意できるため、[[【青黒緑デッドダムド】]]に採用される場合もある。わずか2マナで[[《禁断機関 VV-8》]]の封印外しができるのも大きい。コスト8のクリーチャーを手軽に召喚扱いで出せることから、[[《追憶人形ラビリピト》]]との組み合わせも結果を残した。

[[【青黒ゲンムエンペラー】]]や[[【青黒緑ゲンムエンペラー】>【青黒ゲンムエンペラー】#wec0d5d6]]といったムゲンクライム軸のデッキでも使われる。若干運は絡むが【青黒緑ゲンムエンペラー】の場合3ターン目の[[《キユリのASMラジオ》]]からアンタップインでのマナブーストクリーチャー2体捲りで一気にムゲンクライムを発動することができ、そのまま4ターン目に[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]着地というパターンも。

[[【ガイアハザード退化】>【5色ガイアハザード退化】]]には[[スター>スター進化]][[退化]]手段としても使われる。[[《次元の霊峰》]]でサーチできるため見た目以上に取り回しが良い。

[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]でも[[《母なる星域》>《幻緑の双月/母なる星域》]]を[[唱える]]際のサポートとなる[[除去]]として入る場合がある。特に[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]との組み合わせができる[[アドバンス]]で顕著。[[DM23-EX2]]期時点では[[《とこしえの超人》]]や[[《若き大長老 アプル》]]といった[[マナ]]利用[[メタ]]が主な仮想敵となる。

[[【青黒COMPLEXコントロール】]]に採用される場合もある。[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]など低[[コスト]]をある程度採用する上に[[カウンター]]札が充実している関係上[[ムゲンクライム]]元には困らず、2コストで[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]をカード1枚分育てられるのが大きい。自軍盤面さえある程度無事なら、[[【青黒魔導具】]]対面での[[《ガル・ラガンザーク》]]による詰み盤面回避にも役立つ。
2024年2月に入ると[[青黒緑]]基盤で組まれた、[[メタ]][[カード]]や[[足止め>攻撃もブロックもできない]]、除去で[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]を育てる【青黒緑COMPLEX】なるデッキでも結果を残すようになった。

[[【トリガービート】]]でも防御性能や[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]への[[侵略]]の芸、いざという時はカウンターで並べたクリーチャーで[[ムゲンクライム]]を狙えることから、主要パーツとして採用される。メインデッキに2割から3割程度は文明に闇が入り、水マナもメインデッキの2割程度は固いため、文明の支払いには困りづらい。
**他のカード・デッキとの相性 [#h0c1fb5e]
-低い[[実質コスト]]で場に出せる高[[マナコスト]]のクリーチャーという事で[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]と好相性。[[《終末の監視者 ジ・ウォッチ》]]や[[《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》]]に繋げて相手を制圧するのが1つの使い方。

-低い[[実質コスト]]で[[召喚]]できる[[デーモン・コマンド]]なので、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]を採用した[[【ターボドルバロム】]]とも好相性。勿論[[《悪魔神バロム・クエイク》]]などのフィニッシャー格の進化デーモン・コマンドを[[【青黒闇王ゼーロ】]]の機構で呼び出すという手もある。
**その他 [#a4827875]
-[[ゼーロ]]の執事[[ギニョール]]本人である。
-漫画、アニメに登場した[[ゼーロ]]の執事である[[ギニョール]]がカード化された。

-「グラン・ギニョール(Grand Guignol)」とは、20世紀末まで存在したパリの劇場のこと。グロテスクな恐怖残酷劇を持ち味としており、そこから転じて同劇場が行ったような芝居のジャンル全体を総称してグラン・ギニョールとも呼ぶ。

-[[コマンド]][[S・トリガー獣]]としては[[バウンス]]とはいえ初の[[確定除去]]持ちである。このカードの登場以前は[[効果バトル]]や[[選ばせ除去]]程度しかなかった点を鑑みると、[[コスト]]8の[[多色]]ではあるがブレイクスルーの如き[[インフレ]]が表出した1枚といえる。
--非[[クリーチャー]]も含めると[[《ヴィオラの黒像》]]に次ぐ2枚目となる。
**関連カード [#j8901152]
-[[《アクア・サーファー》]]

**収録セット [#we0fc41c]
-illus.[[douzen]]
--[[DMBD-22 「クロニクル・ダークサイド・デッキ 「零誕」」>DMBD-22]](16/25)
--[[プロモーション・カード>プロモーション・カード (第21期〜第25期)]](P49/Y22)

**参考 [#ka71908a]
-[[デーモン・コマンド]]
-[[チーム零]]
-[[S・トリガー]]
-[[S・トリガー獣]]
-[[ムゲンクライム]]
-[[cip]]
-[[モード]]
-[[除去]]
-[[バウンス]]
-[[墓地肥やし]]
-[[墓地回収]]

-[[ギニョール]]

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