#author("2022-10-02T15:38:31+09:00","","")
#author("2022-10-05T12:11:41+09:00","","")
*《&ruby(パーフェクト・カースマインド){邪杯と魔術の決断};》 [#q019eec2]

|邪杯と魔術の決断 VR 水/闇文明 (5)|
|呪文|
|このターン中に、カードがいずれかのプレイヤーの墓地に置かれていたら、この呪文を唱えるコストを2少なくする。|
|次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)|
|▶カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。|
|▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、自分の墓地にあるカード1枚につき、そのクリーチャーのパワーを-1000する。|
|▶コスト4以下のタマシードを1枚、自分の墓地から出す。|

[[DM22-RP1]]で登場した[[水]]/[[闇]]の[[呪文]]。

**概要 [#med3195c]
ターン中、どんな方法であれカードがどちらかの墓地に置かれていたら自己[[コスト軽減]]が発動する[[パーフェクト呪文]]。
[[墓地肥やし]]、[[破壊]]、[[捨てる]]・[[捨てさせる>ハンデス]]、[[唱えた後>唱える]]の呪文を墓地に置く、など様々なワンアクション済みの場合に3マナで唱えられる。

[[墓地肥やし]]、[[破壊]]、[[捨てる]]・[[捨てさせる>ハンデス]]、[[唱えた後>唱える]]の呪文を墓地に置く、など様々なアクションの後に3マナで唱えられる。

3種類のモードの組み合わせは以下の通り。

***①+① [#te63f08a]

累計4[[ドロー]]2[[ディスカード]]。疑似[[《魔弾ロマノフ・タイフーン》]]な手札の総量を増やせる[[手札交換]]となる。

ただし1度2枚引いてその時点で1枚捨て、もう1度2枚引いて1枚捨てるので、山札の上から3,4枚目にあったカードは2度目にしか捨てることはできない。

***①+② [#c0021b2d]

[[《エマージェンシー・タイフーン》]]の効果後に[[《虚∞龍 ゲンムエンペラー》]]の[[シンカパワー]]効果。

[[《龍装鬼 オブザ08号》>《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]とは違い[[カードタイプ]]不問でカウントできる。
[[パワー低下]]効果を発動する時点で、手札交換時に捨てた1枚を数えることができるので[[《魔弾ルナンド・ストライク》]]が一番近いか。
除去しつつ手札も整えられるのは[[《デモンズ・ライト》]]も彷彿させる。

***①+③ [#gcb923b3]
[[《エマージェンシー・タイフーン》]]の効果後にコスト4以下の[[タマシード]]を[[リアニメイト]]。
差し引き手札消耗なしにバトルゾーンにコスト4以下のタマシードを出せる。疑似的に手札から捨てたタマシードや元から墓地にあったタマシードに[[キャントリップ]](実際には[[墓地肥やし]]のオマケ付き)付与のようなアドバンテージとなる。

踏み倒しは墓地からだが、手札交換の最中に踏み倒し先を捨てることで、実質手札にあるタマシードでも着地可能。

博打になるが、手札にも墓地にもタマシードがない状態でも、手札交換で墓地に落とせる可能性がある。

***②+② [#i82e484c]
相手獣1体を自分の墓地のカード1枚につき-2000の[[パワー低下]]、もしくは2体選んでそれぞれに枚数×(-1000)。

***②+③ [#mb2aae3b]
[[パワー低下]]後に[[リアニメイト]]。

除去のモードが踏み倒しのモードより上にあるため、[[コスト踏み倒しメタ]]や[[墓地利用メタ]]を破壊してから踏み倒すという器用なこともできる。
[[《若き大長老 アプル》]]はパワー3000なので、②+③パターン使用時は《邪杯と魔術の決断》を唱える前に3枚以上[[墓地肥やし]]しておくのはスタートラインとなる。

***③+③ [#nbef7470]

2枚リアニメイト。

横並びは[[シビルカウント]]や[[ACEクリーチャー]]の媒介にも優れる。
[[シビルカウント]]や擬似シビルカウントの補助に優れる。
[[《ブレイン・コンチェルト》]]も相性が良い。

**他のカードとの相性 [#r81cb5af]
3ターン目に3マナで唱えるには、[[メインステップ]]までにマナを消費せずにカードを墓地に置く何らかのギミックが必要になる。
2ターン目に[[《十・二・神・騎》]]を[[ギャラクシールド]]で置いておいたり、3ターン目に[[《暗黒鎧 ザロスト》]]を起動したり、[[《人形の裏技ペット・パペット》]]など[[G・ゼロ]]呪文を使ったりが考えられる。
//[[《アクア・クリーナー》]]を出しておいたり、[[《ゾンビポンの助》]]を召喚して[[自壊]]させたり、

墓地の肥えていない3ターン目に唱えた場合も4枚掘れる手札交換なので追加のG・ゼロ呪文の補充も狙える。
墓地の肥えていない3ターン目に唱えた場合も4枚掘れる手札交換なので追加のG・ゼロ呪文の補充が狙える。

5マナ以上溜まってしまえば特別な工夫がなくとも、2マナ[[ハンデス]]+《邪杯と魔術の決断》や[[《天災 デドダム》]]([[墓地肥やし]]効果で達成)+《邪杯と魔術の決断》のようにいとも簡単に3マナ呪文として扱えるだろう。
小ネタとして、[[《♪面白き こともなき墓地を 面白く》]]と組み合わせたら合計5マナで[[墓地]]から[[詠唱]]できる。《面白き墓地》自体の汎用性の低さと、墓地の呪文利用は[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]と共通して[[《若き大長老 アプル》]]で封殺されてしまうのはご愛嬌。
5マナ溜まってしまえば、2コスト[[ハンデス]]+《邪杯と魔術の決断》や[[《天災 デドダム》]]([[墓地肥やし]]効果で達成)+《邪杯と魔術の決断》のように簡単に3マナ呪文として扱えるだろう。
-[[《♪面白き こともなき墓地を 面白く》]]と組み合わせると合計5マナで[[墓地]]から[[詠唱]]できる。《面白き墓地》自体の汎用性の低さと、墓地の呪文利用は[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]と共通して[[《若き大長老 アプル》]]で封殺されてしまうのはご愛嬌。

リアニメイトは[[タマシード]]でもある[[ACEクリーチャー]]もコスト4以下なら墓地から出せる。
そのほかに範囲内に入る中でも最も相性の良い1つとして[[《シラズ死鬼の封》]]が挙がる。この呪文を唱えつつそちらをリアニメイトすることで実質的に[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]のような使い勝手となる。

[[《深淵の支配者 ジャシン》]]はコスト4以下の[[タマシード/クリーチャー]]のため《邪杯と魔術の決断》でも出せ、自分のターン開始時に1枚[[墓地肥やし]]して自動で《邪杯と魔術の決断》を軽減する置物としても優秀。
墓地の枚数が多ければ[[パワー低下]]の射程も広がっていく。

基本的にこのカードはタマシードが横並びするデッキで使われることになるので、[[《ブレイン・コンチェルト》]]との相性は必然と良くなる。頭の片隅にそのことを覚えておいて損はない。

**環境において [#t162b73a]
登場早々[[【青黒緑ハンデス有象夢造】]]に居場所を見つけた。但し、そちらの[[デッキ]]において自己[[コスト踏み倒し]]の無い5コストの呪文は[[重い]]部類なので、終盤に[[《深淵の支配者 ジャシン》]]をリアニメイトするために[[1枚積み]]されるなど採用枚数を抑えた構築がメイン。[[タマシード]][[シナジー]]を利用する[[【青黒タマシードハンデス】]]でも使われ、こちらでは4枚積みされるケースがデフォルト。

**その他 [#zefeaff4]
**ルール [#zefeaff4]
-先に選択肢から2回選んでからそれぞれの[[効果]]を上の行に書かれたものから優先して実行していく。具体的には1つ目の選択肢で引いたカードを見てから2回目を判断することはできない。
--予め1つ目と3つ目を選んでおき、1つ目の効果処理により引いて捨てることで新たに墓地に確保できた[[タマシード]]を、3つ目の効果処理の際に出しても良い。同様に1つ目で自分の墓地にあるカードの枚数が増えれば、2つ目の[[パワー低下]]はその枚数で計算される。

**[[サイクル]] [#s27857fe]
[[DMRP-22]]以降に登場した多色[[パーフェクト呪文]][[サイクル]]。
-''《邪杯と魔術の決断》''
-[[《闘争と成長の決断》]]

**関連カード [#v715cc9f]
-[[《エマージェンシー・タイフーン》]]
-[[《魔弾ルナンド・ストライク》]]
-[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]](11A/20)

**収録セット [#je604e76]
-illus.[[otumami]]
--[[DM22-RP1 「ゴッド・オブ・アビス 第1弾 伝説の邪神」>DM22-RP1]](8/74)(11A/20)

**参考 [#j6d51736]
-[[墓地]]
-[[コスト軽減]]
-[[モード]]
-[[ドロー]]
-[[ディスカード]]
-[[手札交換]]
-[[パワー低下]]
-[[タマシード]]
-[[リアニメイト]]

-[[パーフェクト呪文]]

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[[公式Q&A]]

-1つ目の能力について

>Q.相手の[[《龍世界 ドラゴ大王》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は墓地から「アビスラッシュ」を持つクリーチャーを召喚しました。バトルゾーンに出る際に墓地に残りますが、自分が''《邪杯と魔術の決断》''を唱えるコストは2少なくなりますか?&br;類似例:[[《ナーガの海黒環》]]の「各ターン、はじめてカードが自分の墓地から離れた時」の能力
A.いいえ、唱えるコストは少なくなりません。保留状態になったカードが再度同じゾーンに置かれても、そのカードはそのゾーンに置かれたことにはなりません。
#region2(([[総合ルール]] [[409.2a>総合ルール本文#rule409_2a]])){{
:409.2a |保留状態になっているカードが元々置かれているゾーンに再度置かれた場合、そのゾーンにカードが置かれたことにはなりません。カードが置かれたことで誘発する能力は誘発せず、また、そのカードの位相は変化しません。&br;例: 《Wave ウェイブ》の「出た時」の能力で墓地から呪文を唱えた際、唱えた呪文は解決した結果、再度墓地に置かれますが、それによってカードが墓地に置かれた時に誘発する能力は誘発しません。&br;例2:マナゾーンにタップ状態で置かれている状態で置かれている《陰陽の舞》を召喚した際に、《獣軍隊 ヤドック》の置換効果を適用した場合、置換効果の適用後も《陰陽の舞》はタップ状態のままマナゾーンに置かれます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42054]](2022.9.16)

>Q.相手の[[《若き大長老 アプル》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は墓地から「アビスラッシュ」を持つクリーチャーを召喚しました。バトルゾーンに出る際に墓地に残りますが、自分が''《邪杯と魔術の決断》''を唱えるコストは2少なくなりますか?&br;類似例:[[《ナーガの海黒環》]]の「各ターン、はじめてカードが自分の墓地から離れた時」の能力
A.いいえ、唱えるコストは少なくなりません。保留状態になったカードはゾーンを移動していません。保留状態になってから移動せずに墓地にとどまっているので、カードが離れたことにはならず、墓地に置かれたことにもなりません。
#region2(([[総合ルール]] [[409.1.>総合ルール本文#rule409_1]])){{
:409.1. |カードを使用した際や、効果でカードがバトルゾーンに出る際、それらのカードは実際にゾーンを移動するまでの間、保留状態になります。カードは保留状態になっても、そのゾーンを離れたことにはなりません。
::409.1a |クリーチャーなど、バトルゾーンに出るカードを使用した際や、効果でバトルゾーンに出そうとした際、それらのカードは実際にゾーンを移動するまでの間、保留状態になります
::409.1b |呪文は唱えてから効果を解決し終えるまでの間、保留状態になります。解決が終わった後、唱えていた呪文は墓地に置かれます。
::409.1c |カードが保留状態になっている間、そのカードは元々置かれているゾーンに属していますが、そのゾーンにあるカードの枚数としては数えません。&br;例 : 《紅神龍オグリストヴァル》がいる状況で、手札にある残り1枚の《エナジー・ライト》を唱えた場合、カードを引く効果を解決する前に、《紅神龍オグリストヴァル》のパワーは0になり、破壊されます。&br;例2: 手札から唱えた《エマージェンシー・タイフーン》の効果で手札のカードを捨てる場合、その唱えた《エマージェンシー・タイフーン》自身を捨てることはできません。&br;例3: 自分のマナゾーンにカードが4枚あり、バトルゾーンに相手の《獣軍隊 ヤドック》がいる状況で、マナゾーンから《虹速 ザ・ヴェルデ》を召喚する際、《虹速 ザ・ヴェルデ》が保留状態になることでマナゾーンのカードの枚数が3枚になるので、《獣軍隊 ヤドック》の置換効果が適用されます。
::409.1d |保留状態になったカードが保留状態ではなくなった後、そのカードは、保留状態になる前に与えられていた効果を失います。&br;例 : 「このターン、自分の墓地から使ってもよい」という効果が与えられたカードを自分の墓地から使用した結果、そのカードが再度墓地に置かれた場合、それをもう一度使うことはできません。&br;例2: 《蛇手の親分ゴエモンキー!》の効果を与えられたクリーチャーをマナゾーンから召喚した際、そのクリーチャーが《獣軍隊 ヤドック》の置換効果でマナゾーンにとどまった場合、そのクリーチャーを再度マナゾーンから召喚することはできません。
::409.1e |1つの効果によって複数のカードが同時に使用されることがあります。その場合、効果で使用するカードはすべて保留状態になった後、1枚ずつ処理を行います。&br;例 : 《甲型龍帝式 キリコ³》の能力で3枚の呪文を唱える際、その3枚はすべて保留状態になった後、1枚ずつ解決していきます。&br;例2: 《夢の変形 デュエランド》の能力で7枚のカードを墓地に置いた際、使用するカードがすべて保留状態になった後で、それらを1枚ずつ使用します。
::409.1f |1つの効果によって複数のカードが同時にバトルゾーンに出ることがあります。その場合、バトルゾーンに出るカードはすべて保留状態になった後、1枚ずつバトルゾーンに出ます。ただし、複数の封印が同時にバトルゾーンに出る場合は、それらすべてが保留状態になった後、バトルゾーンのクリーチャーに同時に付けます。&br;例 : 《ヘブンズ・ゲート》の効果で2体のクリーチャーをバトルゾーンに出す際、その2体は保留状態になってから、1体ずつバトルゾーンに出ます。&br;例2: 《ドキンダム・アポカリプス》の効果でバトルゾーンにいるクリーチャー全てに封印がつく場合、それらは同時に付きます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42055]](2022.9.16)

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