#author("2021-03-15T19:39:09+09:00","","")
*《&ruby(ローズ・ソーサラー){薔薇の使者};》 [#bd602744]

|薔薇の使者 R 自然文明 (6)|
|クリーチャー:ビーストフォーク/オリジン 4000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。|
|このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、カードを2枚、自分のマナゾーンから好きな順序で山札の上に置く。|

[[DM-32]]で登場した[[ビーストフォーク]]/[[オリジン]]。

[[出た時]]と[[離れた時]]で逆の[[効果]]をもたらす[[サイクル]]の一枚。
[[cip]]で2枚ブーストし、[[バトルゾーン]]を離れれば[[マナゾーン]]から[[強制]]で2枚選び[[山札の上]]に置く。

普通に使うと6[[マナ]]で[[クリーチャー]]が残る2ブーストができるが、[[除去]]されると[[マナ]]が2枚減ってしまう。
この[[サイクル]]は[[コスト論]]的には損な[[カード]]が多いが、一目見て弱いと判断してしまった[[プレイヤー]]はこの[[エキスパンション]]のテーマを思い出す必要がある。
すなわち、これらは[[cip]]で一仕事し、[[デメリット]]を避けるために[[進化元]]にする[[能力]]なのである。

とは言っても、この[[カード]]は[[サイクル]]でも異色の[[スペック]]。まずそこそこ[[重い]]ため、そもそも[[進化元]]には向かない。加えて[[デメリット]]が[[マナ回収]]ともなれば話は別で、うまく[[アドバンテージ]]に転換することもできる。

[[除去]]されてしまえば8枚以上の[[マナゾーン]]から次とその次に引いてくる[[カード]]を選択できるため、たとえば[[《ロスト・ソウル》]]などが[[マナ]]にあると、相手にとっては非常に[[除去]]しにくい。[[マナブースト]]兼[[マナ回収]]としてなかなか有能な[[カード]]だと言える。

場を離れた時の状況を見て操作できるため、たとえば今対応できなさそうな強い[[クリーチャー]]が相手にいれば[[《狼虎サンダー・ブレード》]]や[[《地獄門デス・ゲート》]]などの[[除去]]を[[山札の上]]に置けばよい。

[[スリリング・スリー]]や[[連鎖]]等、[[山札の上]]が重要となる[[カード]]と組み合わせるのも良いだろう。特に、次の[[ターン]]には[[マナチャージ]]せずとも8[[マナ]]あるため、[[《サイバー・G・ホーガン》]]とも相性がよい。

他の6[[コスト]][[マナブースト]][[カード]]とかち合うので、[[コンセプト]]と[[マナカーブ]]に工夫をいれて活かしたい。比較対象となるのは[[《スーパー大番長「四つ牙」》]][[《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》]][[《龍仙ロマネスク》]]あたりか。

[[マナブースト]]と、[[山札操作]]を兼ねた[[マナ回収]]が両方こなせる点は貴重なので採用できる[[デッキ]]もあるだろう。

6コストの[[マナブースト]]としては後に登場した[[《剛撃古龍テラネスク》]]より劣るが、こちらは[[離れた時]]に山札操作ができる点で差別化可能。[[《異端流し オニカマス》]]が立っていて[[《ガチャンコ ガチロボ》]]による[[コスト踏み倒し]]が阻害されている時、このカードの能力で[[《気高き魂 不動》]]と2体目以降の《ガチャンコ ガチロボ》を仕込めると美味しい。

-[[《ヒラメキ・プログラム》]]とも相性がいい。[[《龍聖大河・L・デストラーデ》]]や[[《紺碧術者 フューチャー》]]などに変えれば、[[マナゾーン]]の[[クリーチャー]]や[[呪文]]を踏み倒すこともできる。

-[[《転生プログラム》]]でこの[[クリーチャー]]を[[破壊]]すれば、好きな[[クリーチャー]]を[[マナゾーン]]から出せるように見えるが、この[[コンボ]]は不可能。この場合[[《転生プログラム》]]の[[能力]]を全て[[解決]]した後で《薔薇の使者》の[[能力]]で[[マナゾーン]]の[[カード]]を[[山札の上]]に置く。[[トリガー能力]]はある[[能力]]が[[解決]]している最中には処理できないためである。

-[[プレミアム殿堂]]になる前の[[《エンペラー・キリコ》]]と好相性だった。これを出せば8[[マナ]]たまり、[[種族]]も[[オリジン]]であるため、次[[ターン]]での[[《エンペラー・キリコ》]]の[[進化元]]としても有用だった。[[《母なる星域》]]でひっこめて[[《エンペラー・キリコ》]]を出し、[[マナゾーン]]から[[カード]]を[[山札の上]]に置けば、好きな[[クリーチャー]]を出せる。

-天敵は[[《英知と追撃の宝剣》]]。[[cip]]で[[マナ]]が増えているとはいえ、一度に4枚も[[マナ]]が削られてしまうのはさすがに痛い。

-「薔薇」の冠詞があり「ローズ」のルビがふられているが、[[《ローズ・キャッスル》]][[《邪眼ローズ・アヴァクーム公》]]などとの関連はないと思われる。

-[[種族]]違いには[[下位種]]のような存在として[[《桜風妖精ステップル》]]が存在する。

-[[DMX-09]] の[[フレーバーテキスト]]では「薔薇の''死者''」となっている。おそらくはミスだろうが、[[エピソード2]]時代での[[背景ストーリー]]では[[オリジン]]はほぼ絶滅しかけているため、本当に死者になっているのかもしれない。

**[[サイクル]] [#j937a390]
[[DM-32]]で登場した、[[出た時]]と[[離れた時]]で逆の[[効果]]をもたらすクリーチャー
-[[《黙示聖獣カラドリウス》]]
-[[《ツクモ・スパーク》]]
-[[《サイバーX・ザナドゥ》]]
-[[《妖蟲恐皇ガイルス》]]
-[[《烈光戦士イザノミヒート》]]
-''《薔薇の使者》''
-[[《式神セメタリアン》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#odf14318]
-[[DM-32]]&br;'''太古の昔、彼は大地と共に生き、精霊達の声を聞いていた。'''
-[[DMX-09]] &br;'''[[マイナスに見えるもの>デメリット]]も、[[考え方>マナ回収]][[次第>山札操作]]では[[プラス>メリット]]になるという事を薔薇の死者は僕らに教えてくれた。'''


**収録セット [#r1ef537b]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[P-HEAD]]
--[[DM-32 「神化編(エボリューション・サーガ) 第1弾」>DM-32]]
--[[DMX-09 「デッキビルダー鬼DX ガンバ!勝太編」>DMX-09]]

**参考 [#p40bda90]
-[[ビーストフォーク]]
-[[オリジン]]
-[[cip]]
-[[山札の上]]
-[[マナブースト]]
-[[離れた時]]
-[[マナ回収]]
-[[デメリット]]

&tag(クリーチャー,自然文明,単色,コスト6,ビーストフォーク,オリジン,パワー4000,cip,マナブースト,離れた時,自己ランデス,山札送り,・,R,レア,P-HEAD);