#author("2024-01-11T23:30:22+09:00","","")
#author("2024-03-09T13:32:10+09:00","","")
*《&ruby(ウィズダム・ガード){英知の防壁};》 [#top] 

|英知の防壁 UC 光/闇文明 (4)|
|呪文|
|このターン、自分のエレメントは、呪文によって選ばれない。|
|相手のエレメントを1つ選び、破壊する。その後、その相手は山札の上から1枚目をシールド化する。その相手は、この呪文を、コストを支払わずに唱えてもよい。|

[[DM23-BD7]]で登場した[[光]]/[[闇]]の[[呪文]]。
自軍に[[呪文]]からの[[アンタッチャブル]]を付与しつつ[[エレメント]]を確定除去する代わりに相手に[[シールド追加]]させ、更にこの呪文を撃たせる。

単発の挙動としては[[シールド化]]させる[[除去]]に近く、選ぶ[[エレメント]]に制限がないため使いやすい。
1[[ターン]]限りの[[除去耐性]]を活かすなら積極的に[[シールド]]を[[ブレイク]]して[[呪文]]の[[S・トリガー]]や[[G・ストライク]]を踏んでも問題ないようにしたいところだが、そこはいまいち[[シールド追加]]と噛み合っていないか。
([[メガ>メガ・ラスト・バースト]])[[ラスト・バースト]]なども[[選ぶ]]タイプの呪文ならば封じられるのは嬉しいところ。
1[[ターン]]限りの[[除去耐性]]は([[メガ>メガ・ラスト・バースト]])[[ラスト・バースト]]なども[[選ぶ]]タイプの呪文ならば封じられるのは嬉しいところ。
それ以外で活かすなら積極的に[[シールド]]を[[ブレイク]]して[[呪文]]の[[S・トリガー]]や[[G・ストライク]]を踏んでも問題ないようにしたいところだが、そこはいまいち[[シールド追加]]と噛み合っていないか。

しかしこの[[呪文]]の本質はその後相手もこれを撃てることにある。
[[デュエパーティー]]で使用するとこの呪文を使われた相手は別のプレイヤーに撃ち返すことができるが、その際この呪文を撃ったあなたの[[エレメント]]は選ばれないため、他のプレイヤーに撃つことになる。その撃たれたプレイヤーもまた別のプレイヤーに撃つことができるため、うまくいけば1枚で各[[プレイヤー]]の[[エレメント]]を1枚ずつ[[除去]]することができ、同じような除去枚数になる[[《噴霧怪人ドポイズン》]]などと比べても除去の質は高くなる。
[[デュエパーティー]]で使用するとこの呪文を使われた相手は別のプレイヤーに撃ち返すことができるが、その際この呪文を撃ったあなたの[[エレメント]]は選ばれないため、基本的には他のプレイヤーに撃つことになる。その撃たれたプレイヤーもまた別のプレイヤーに撃つことができるため、うまくいけば1枚で各[[プレイヤー]]の[[エレメント]]を1枚ずつ[[除去]]することができ、同じような除去枚数になる[[《噴霧怪人ドポイズン》]]などと比べても除去の質は高くなる。

ただし相手が呪文を唱えるかは[[任意]]であり、唯一被害を被っていないあなたの利にならないように除去の連鎖を止める可能性もある。
ただし相手が呪文を唱えるかは[[任意]]であり、唯一被害を被っていないあなたの利にならないように、この呪文を唱えない、または効果の対象プレイヤーにあなたを選ぶことで、除去の連鎖を止める可能性もある。
うまく相手全員の[[エレメント]]を除去させられるタイミングを見極めて使いたい。

1対1のゲームではまた別の駆け引きが生まれる。
相手はこの呪文を自分に撃ち返すことができ、その場合[[エレメント]]は除去されないものの、[[シールド追加]]は行われる。
基本的に意味のない行為だが、[[ライブラリアウト]]が勝敗に関わりそうな時にはこれが[[デメリット]]になることもあるだろう。
重要なのはそこからで、[[デュエパーティー]]の同名のカードは各[[プレイヤー]]につき各[[ターン]]1回までしか使用できないルールは1対1のゲームに当然存在しないため、更に相手に撃ち返すことができる。
お互いの気が済むまで[[シールド追加]]による[[山札破壊]]のチキンレースをすることができる。
そのままお互いの気が済むまで、[[シールド追加]]による[[山札破壊]]のチキンレースを繰り広げられる。

//一見すると自分にも[[デメリット]]が及ぶカードに見えるが、相手は自分の[[エレメント]]を選ぶことができないため1対1でも被害を受けることはない。
//↑以下の理由で2人プレイでも意味がある

//**裏技的なテクニック [#y4926012]

//※可能かどうかは実際のQ&Aが公開されてから

//-300.1. カードのテキストに「相手」と記載されている効果は、対戦相手のうち1人のみが影響を受けます。
//--300.1d 効果の影響を受ける対戦相手を指定する際、指定した対戦相手がその効果によって実際に影響を受けるかどうかは問いません。

//つまり、プレイヤーAが《英知の防壁》でプレイヤーBに唱えた場合、プレイヤーBはプレイヤーAに反撃することは問題ない。

//また、[[《英知の防壁》]]の[[強制]]で[[シールド追加]]させる効果は、[[エレメント]]破壊が条件ではなく、''呪文の選択対象になったことが条件''である。[[《「正義と正義の盾」》]]と比較するとわかりやすい。

//これを悪用すると、初回以降は[[アンタッチャブル]]に守られてエレメント破壊はできないものの、半永久的に[[強制]][[シールド追加]]のチキンレースができる。4人対戦で2人が結託して他のプレイヤーを選ばないよう立ち回ると、残りのプレイヤーがどうあがいても勝てないほどの[[シールド追加]]で突き放すことが理論上可能。

//この挙動は[[デュエパーティー]]に限った話ではないため、通常のデュエマでもお互いが許す限りシールドを増やすことが可能。
//↑そもそもデュエパでは無理。同じ名前の呪文は各ターンに1度。

**ルール [#v8c0c139]
-[[デュエパーティー]]では、「相手の◯◯を××する」効果を適用する際は、まず効果を与える相手を選んでから、◯◯(《英知の防壁》の場合は相手の[[エレメント]])を選ぶ。
相手を選ぶ際にエレメントがない相手や出ているエレメントを選べない相手を選ぶことは適正なため(デュエパーティールール300.1c, 300.1d)、《英知の防壁》によってエレメントが選ばれない状態になっている相手を選び、その相手に[[シールド化]]を強いることができる。
通常の2人対戦も「相手を選ぶ」処理がないだけで、上記のプレイングが可能である。
-[[デュエパーティー]]では、同名カードは各プレイヤー1ターンに1度しか[[使え>使う]]ない。そのため、デュエパーティーにおいて、プレイヤーAが《英知の防壁》をプレイヤーBに唱え、プレイヤーBがプレイヤーAに唱えた場合、そこでコスト踏み倒しの連鎖は途切れる。
**裁定不明 [#kc897370]

-誰によって選ばれなくなるかが書かれていないため、[[《偽りの嘘 ネメシス》]]と同じ挙動で自身でもエレメントを選べなくなる可能性がある。


**その他 [#other]
-[[地獄返霊]]のように、状況を見てから追加で効果を使える能力ではなく、カードそのものを使い直すという処理になっている。なので、いずれかのゾーンから唱えたこの呪文は、そのゾーン内で[[保留状態]]になりながら、「唱えた後の呪文は墓地に置く」という処理に到達する前に何度もプレイヤーに酷使されるというこれまでにない挙動をすることになる。
--[[《機動基盤 コア・キャリバー》>《機動基盤 コア・キャリバー/エレクトロ・シャワー》]]など「自分(が持ち主)の呪文を唱えた」に反応する効果を準備しておけば、相手に利用されたぶんでもトリガーできる。

-イラストやカード名の通り[[《サファイア・ウィズダム》]]の関連カードだが、これまで《ウィズダム》関連のフレーバーテキストでは一貫して「叡智」表記だったためやや違和感がある。
また、色も《ウィズダム》は[[闇文明]]と敵対する立場を取っていたため、[[黒]]を含むのは違和感が強い。
息子の[[《サファイア・ペンダット》]]は色構成に[[白黒]]を含んでいることを考えると、《ペンダット》が《サファイア》の名を詐称している可能性が考えられる。
-イラストやカード名の通り[[《サファイア・ウィズダム》]]の関連カードだが、事実として2つのズレがある。
--1.これまで《ウィズダム》関連のフレーバーテキストでは一貫して「叡智」表記だったが、このカード名は「英知」
--2.[[白青]]の《ウィズダム》とは異なりこの呪文は[[白黒]]
//息子の[[《サファイア・ペンダット》]]は色構成に[[白黒]]を含んでいることを考えると、《ペンダット》が《ウィズダム》の名を詐称している可能性が考えられる。
---公開情報として、「読者であるプレイヤーをだます目的で[[《サファイア・ペンダット》]]がフレーバーに干渉することは基本的にはしない」とある。上の2つの違和感には、一応嘘が混ざっていないことになる。

-[[射場本正巳]]氏はこのカードで「[[企業秘密感あってすごい。>https://twitter.com/syaba3/status/1745409042456117345]]」と投稿している。ここでの「企業秘密」とはMTGに存在している[[《企業秘密/Trade Secrets》>http://mtgwiki.com/wiki/%E4%BC%81%E6%A5%AD%E7%A7%98%E5%AF%86/Trade_Secrets]]を意味しており、前述のシールド追加チキンレースとよく似たドローチキンレースが行える。
--MTGの《企業秘密》は、[[デュエパーティー]]の元ネタである「統率者戦」という多人数戦で禁止推奨カードとなっている。
これはいずれか2人のプレイヤーの間だけでチキンレースをすると、残されたプレイヤーとの[[アドバンテージ]]差が取り返しのつかないものになり得るためで、《英知の防壁》は[[デュエパーティー]]の「同名カードは[[ターン1]]」ルールによって発生を未然に防いでいるデザインになっている。
---そういう意味では、[[デュエパーティー]]以外の[[多人数戦]]ルールで遊ぶ時はこのカードの使用を控えるのが良いかもしれない。使うならば事前にこのカードにのみ[[デュエパーティー]]のルールを適用するよう取り決めする、あるいは[[《CRYMAX ジャオウガ》]]のような状況を解決できるカードが採用されていることを確認するなどしてトラブルの起こらないようにしよう。

//**[[サイクル]] [#cycle]

**関連カード [#related]
-[[《アウゼスの天黒筺》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DM23-BD7]]&br;'''今日のテーマは、絶対防御。 — [[サファイア・ウィズダム>《サファイア・ウィズダム》]]'''

**収録セット [#pack] 
//***[[デュエル・マスターズ]] [#pack_dm]
-illus.[[Muna-Ge]]
--[[DM23-BD7 「エキサイティング・デュエパ・デッキ ネゴシエートの偽衒学者」>DM23-BD7]](9/60)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#pack_dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]

**参考 [#reference] 
-[[呪文]]
-[[エレメント]]
-[[アンタッチャブル]]
-[[付与]]
-[[破壊]]
-[[シールド追加]]
-[[コスト踏み倒し]]

----
[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.自分は''《英知の防壁》''を唱え、相手のエレメントを1つ選び破壊し、相手は山札の上から1枚シールド化しました。&br;呪文の効果には「その相手は、この呪文を、コストを支払わずに唱えてもよい」とありますが、この効果はどう処理しますか?
A.「相手のエレメントを1つ選び、破壊する。その後、その相手は山札の上から1枚目をシールド化する」まで処理した後、その効果を受けた相手は''《英知の防壁》''をもう一度、コストを支払わずに唱えることができます。&br;相手がこの効果でもう一度''《英知の防壁》''を唱えたら、次は自分が''《英知の防壁》''をもう一度、コストを支払わずに唱えることができます。&br;この手順を繰り返していき、誰も''《英知の防壁》''を唱えなくなったら処理が終了し、''《英知の防壁》''は自分の墓地に置かれます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/44345]](2024.1.19)

&tag(呪文,光文明,闇文明,白黒,2色,多色,コスト4,エレメントサポート,アンタッチャブル付与,除去,単体除去,エレメント指定除去,破壊,単体破壊,シールド追加 (相手),ライブラリアウト,コスト踏み倒し (相手),・,UC,アンコモン,Muna-Ge);