#author("2021-09-05T13:39:34+09:00","","")
*《&ruby(きんきゅうさいたん){緊急再誕};》 [#qf1e080f]

|緊急再誕 R 光文明 (3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、手札からバトルゾーンに出す。|

[[DM-10]]で登場した[[光]]の[[コスト踏み倒し]][[呪文]]。

自分の[[クリーチャー]]を[[コスト]]として[[破壊]]することで、[[手札]]から[[クリーチャー]]を1体[[コスト踏み倒し]]できる。

出せる[[クリーチャー]]には制限があり、[[マナコスト]]が[[マナゾーン]]の枚数以下でなければならない。逆に、この手の[[コスト踏み倒し]]としては珍しく[[進化クリーチャー]]も出すことができる。

[[メリット]]としては、[[マナゾーン]]と[[コスト]]の条件さえ満たせば3マナでどんな[[クリーチャー]]も出せること、[[S・トリガー]]を持っていることの2点がある。

[[手札]]から唱えた場合、このカード1枚、破壊するクリーチャー1体の[[ディスアドバンテージ]]に加え、手札に出すクリーチャーも必要になるため扱いづらい。

[[クリーチャー]]が[[手札]]にあるなら普通に手札から[[召喚]]した方が良い場合も多々あるため、どんな[[デッキ]]でも採用できるほどの[[汎用性]]はない。

有効に使うためには、自身の[[能力]]で[[マナコスト]]が重くなる[[《光霊姫アレフティナ》]]を3マナで[[バトルゾーン]]に出したり、[[《龍仙ロマネスク》]]の[[デメリット]]を解消する([[ロマネキャンセル]])などの方法がある。

他には、[[pig]]持ちの[[《爆竜兵ドラグストライク》]]や[[《鬼の襲撃 モエル》]]と組み合わせて一気に[[クリーチャー]]を並べるなどの[[コンボ]]もある。

総合的に見て、かなりクセの強い[[カード]]である。
[[プレイヤー]]の使い方のセンスが問われると言えるだろう。

**ルール [#r617ecac]
-[[コスト]]の処理のお約束として、[[破壊]]しようとした[[クリーチャー]]が[[置換効果]]で実際に[[破壊]]されなかった場合でも、問題なく[[手札]]から[[クリーチャー]]を出すことができる。
--[[《雪溶妖精シャーマン・メリッサ》]]や[[《シャーマン・ブロッコリー》]]は[[呪文]]の[[解決]]中でも[[破壊置換効果]]で[[マナゾーン]]に行くので、[[マナゾーン]]の[[カード]]として数えられる。
--一方[[《大神砕グレイトフル・ライフ》]]は[[トリガー能力]]なので、《緊急再誕》の[[解決]]が終わってから処理する。

-[[置換効果]]で[[バトルゾーン]]から離れない[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]や[[《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》]]を[[破壊]]の対象に選べば、[[デメリット]]が帳消しとなる。

**環境において [#x7d34c45]
サイクル内の[[《母なる大地》]]と比較すると性能差は歴然。カードプール内に[[ファッティ]]も充実しておらず、実用化が難しかった。
それでも、[[転生編環境]]では[[【ボルバルホワイト】]]に5枚目以降の[[《母なる大地》]]として投入されることが稀にあった。

[[《龍仙ロマネスク》]]と[[《母なる大地》]]が[[プレミアム殿堂コンビ]]に指定されると、そちらの代用品として使われた。

[[エピソード1環境]]においては[[光]]入りの[[【Nエクス】]]や[[【紅蓮ゾルゲ】]]で使われるケースがあった。

そして[[エピソード3環境]]になると、[[【ヒラメキドレーン】]]のフィニッシャー呼び出しパーツとして出世。

[[《母なる大地》]]と[[《母なる紋章》]]の[[プレミアム殿堂]]、[[《転生プログラム》]]の[[殿堂入り]]により、注目されることとなった。そして2016年2月7日、[[《転生プログラム》]]も[[プレミアム殿堂]]に指定された為、コスト踏み倒しサイクルは遂にこのカード1枚のみ生き残る事となった。

**他のカード・デッキとの相性 [#te46a7f1]
-[[《聖霊王アルファディオス》]]に規制されない、数少ない[[コスト踏み倒し]][[呪文]]でもある。アルファディオスが[[バトルゾーン]]にいる状況でも[[光]]以外の[[クリーチャー]]を「バトルゾーンに出す」ことは可能なため、この[[カード]]で[[除去]][[効果]]を持つ[[クリーチャー]]を出すことができれば絶望的な状況を打開することも可能。狙ってできることではないが。

-[[《予言者ファルシ》]]を[[破壊]]すれば、ファルシの[[pig]]で[[回収]]して再利用できる。おなじことは[[《転生プログラム》]]などにも言える。

-[[《暗黒導師ブラックルシファー》]]に使うと、[[破壊置換効果]]で[[サルベージ]]した[[進化]][[デーモン・コマンド]]をそのまま《ルシファー》に重ねて出すことができる。これは、[[置換効果]]は[[能力]]の[[解決]]中でも適用されるという[[ルール]]があるからこそできる芸当である。

-[[《獅子頂龍 ライオネル》]]との相性も抜群によい。[[置換効果]]で[[破壊]]を免れつつ、[[手札]]から[[クリーチャー]]を出し、さらに[[S・トリガー]]化した[[光]]の[[カード]]を[[コスト踏み倒し]]できる可能性がある。

-場の1体と引き換えに[[マナゾーン]]の枚数以下の[[コスト踏み倒し]]を行うというデザインは[[《母なる大地》]]と同じなのだが、移動する各[[ゾーン]]が異なることでまったく使い勝手が違う[[呪文]]となった。[[ゾーン]]ごとの性質の違いを表している[[呪文]]といえる。

**その他 [#g5fc600c]
-[[コスト踏み倒し]][[効果]]を抜きにして考えても、3[[コスト]]で自軍の[[クリーチャー]]を破壊できる[[光]][[単色]]のカードという点では貴重。

-上記の通り様々な使い道があるのにも関わらず長年一度も[[再録]]されていなかったが、[[DMX-12]]でついに再録を果たした。そちらの[[フレーバーテキスト]]上では[[《パーロック》]]の壮大なストーリーの一部に組み込まれている。ちなみに[[DMX-12]]では、

[[《お宝猫ニャンジロー》]]↓
[[《ガガ・ピカリャン》]]↓
[[《襲撃者ディス・ドライブ》]]↓
[[《レイジング・バンブー》]]↓
[[《お騒がせチューザ》]]↓
[[《自爆屋ギル・メイワク》]]↓
[[《リアルとデスの大逆転》]]↓
''《緊急再誕》''↓
[[《《パーロック〜陰謀に立ち向かえ!〜》》]]
といった具合につながっている。

-イラストの中央には[[《浄化の精霊ウルス》]]の姿がある。[[《浄化の精霊ウルス》]]を再誕させているのだろうか。

-アニメ「ビクトリーV」では[[勝太>切札 勝太]]が[[トッキュー8]][[デュエル]]のVS[[亜部 真理亜]]戦で使用。[[S・トリガー]]で使われ、[[《霞み妖精ジャスミン》]]を破壊して[[《お騒がせチューザ》]]を踏み倒した。

**[[サイクル]] [#y919b644]
[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]]の3[[コスト]]の[[コスト踏み倒し]][[呪文]][[サイクル]]
-''《緊急再誕》''
-[[《転生プログラム》]]
-[[《母なる大地》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#qe76bd2d]
-[[DMX-12]]&br;'''[[パーロック>《パーロック》]]に残されていた時間は、想像よりも短かった。《緊急再誕》によって、ぎりぎりの所で生き延びたパーロックだったが、代償として子供の姿に! →[[《パーロック〜陰謀に立ち向かえ!〜》>《《パーロック〜陰謀に立ち向かえ!〜》》]]へ'''


**収録セット [#z39567a5]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Akira Hamada]]
--[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]]
--[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]]

**参考 [#n9b09f33]
-[[S・トリガー]]
-[[クリーチャー]]
-[[破壊]]
-[[スーサイド]]
-[[マナゾーン]]
-[[カード]]
-[[コスト]]
-[[手札]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[呪文]]

&tag(呪文,光文明,白単,単色,コスト3,S・トリガー,スーサイド,コスト踏み倒し,終音「ん」,R,レア,Akira Hamada);