#author("2023-10-12T03:55:14+09:00","","")
#author("2023-10-12T05:25:52+09:00","","")
*《&ruby(しゅうまつほうごうおう){終末縫合王}; ザ=キラー・キーナリー》 [#top] 

|終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー SR 水/闇/自然文明 (10)|
|クリーチャー:ディスペクター/ジュラシック・コマンド・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ 15000|
|''EXライフ''|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。その選んだクリーチャーを相手の手札へ戻してもよい。その後、その選んだクリーチャーのコスト以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。|
|相手のクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。|

[[DM23-BD1]]で登場した[[水]]/[[闇]]/[[自然]]の[[ディスペクター]]/[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]/[[ドラゴン・ゾンビ]]。

[[cip]]で相手のクリーチャー1体を[[バウンス]]し、バウンスしたクリーチャーのコスト以下のクリーチャーを自分の墓地から[[リアニメイト]]する。また、[[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]と同様のcip全般を封殺する[[常在型能力]]を持つ。
本体スペックは10マナの[[EXライフ]]持ち[[T・ブレイカー]]。

cipは[[《地獄門デス・ゲート》]]や[[《大地門ライフ・ゲート》]]の[[バウンス]]版、踏み倒し可能コストが「未満」から「以下」に範囲が広がった版とも言える効果。バウンスは選択性で、相手を選ぶのと[[リアニメイト]]は強制。ディスペクターは[[ササゲール]]で[[ディスタス]]を墓地に送りやすいため、リアニメイトが不発に終わる場面は少ないだろう。
[[《頂竜連結 バジュエン・ザ・ローラ》]]など、相手のEXライフなどをまだ外したくない場合はバウンスしない選択肢が取れる。

目玉であるcip全般を封殺する[[常在型能力]]は強力であり、また同様の能力を持つクリーチャーとしては初となる[[多色]]クリーチャーである。今後、ブレイク数より[[マナ基盤]]やcipを持つ点を重く見るなら、同系クリーチャーより優先的に採用されるだろう。
また、同様の能力を持つクリーチャーの中でも唯一の[[EXライフ]]という[[除去]][[耐性]]を持っている点もかなり強力である。

バウンスの弱点であるcipを再利用される点が解消されており、コスト10は[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]に対応している他、コスト踏み倒しでも効果が発動する[[ドラゴン]]などの長所を持ち、総じてハイスペックな[[フィニッシャー]]である。

-繰り返しにはなるが[[cip]]は、「相手の[[クリーチャー]]を選ぶ」のが''強制''、「選んだクリーチャーを[[バウンス]]する」のが''任意''、「選んだクリーチャー以下の[[コスト]]のクリーチャーの[[リアニメイト]]」が''強制''である。
解決時に相手のクリーチャーがいるなら必ず1体選ばなければならず、バウンスしたかどうか・できたかどうかに関わらず、条件を満たすクリーチャーが墓地にいるならばそれを出す必要がある。

**他のカード・デッキとの相性 [#td4a1970]
-[[《覚醒連結 XXDDZ》]]や[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]と組み合わせればほとんどの[[S・トリガー]]を[[ロック]]して[[攻撃]]できる。連結ディスペクターと合わせて五[[文明]]が揃う点も含め、相性が良い。

-[[《獰猛なる大地》]]との組み合わせにも注目したい。こちらの[[バトルゾーン]]が空でも[[EXライフ]]により場に留まれる[[ディスペクター]]共通の相性の良さは勿論のこと、相手の[[マナゾーン]]から踏み倒したクリーチャーの[[cip]]を発動させずに《キーナリー》のcipの餌を用意できるため噛み合っている。
--ドラゴン基盤なら[[《メンデルスゾーン》]]→[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]→[[《獰猛なる大地》]]というパターンで4ターン目に着地させることが可能。惜しいのは[[《獰猛なる大地》]]がドラゴン基盤における[[濁り>濁る]]になることか。

-バトルゾーンに出すのに事前準備が要らない[[ドラゴン・ゾンビ]]としてはフィニッシャー性能がトップクラスに高く、[[《邪龍秘伝ドラゴン・ボーン》]]での早出しが有効。やろうと思えば[[《邪眼王B・ロマノフ》]]や[[《超神龍ダーク・オブ・ザ・ルナー》]]をアタック・チャンス元に4ターン目着地を狙える。

**環境において [#u626767b]
[[DM23-BD1]]期に成立した[[【獰猛キーナリー】]]の[[キーカード]]として各地の[[CS>チャンピオンシップ]]で結果を残した。それ以外にも[[色]]の合う[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]採用型デッキ全般で広く使われるに至った。
**その他 [#a74fb2e2]
-[[カードイラスト]]の構図は[[20thSPレア]]版[[《終末縫合王 ミカドレオ》]]の反転となっている。

-“驕り高き真の邪悪”「邪悪王」[[《龍覇 ''ザ=''デッドマン》>《龍覇 ザ=デッドマン》]]と“次元を撃ち抜く銃の射手”「暗黒王」[[《暗黒皇グレイテスト''・''シ''ー''ザ''ー''》>《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]を直接縫合して生み出された[[鬼の歴史>邪鬼王来烈伝]]の二代目『縫合』[[ディスペクター]]の王。[[《終末縫合王 ミカドレオ》]]の[[パラレル存在]]。
#region2(合成元との関係){{
-[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]の頭部を外し、[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]の上半身と入れ替えている。
--《グレイテスト・シーザー》側はほぼ原型を留めているものの、《ザ=デッドマン》は四肢を捥がれた上で、両腕は《シーザー》の首元に移植されているという凄まじい姿と化している。あたかも、《シーザー》の首元から《デッドマン》が生えてきたような衝撃的な外観である。
また、《シーザー》の頭部は彼の背中から生えている、生体魔銃の先端へ移植されている。
-カード名は[[《終末縫合王 ミカドレオ》]]同様、《グレイテスト・シーザー》と《ザ=デッドマン》の使い手である''[[ザキラ]]''と[[''&ruby(きなり){寄成};'' ギョウ>ギョウ]]からだろう。
--両者の名前を元にしつつも、《ミカドレオ》とは異なりそのままではなく、合成元の名前の面影を感じる改変がなされている。
--なお、ザキラは各メディアミックスで《グレイテスト・シーザー》を使用したことは無いが、[[背景ストーリー]]上の前身である[[《暗黒王デス・フェニックス》]]を象徴的な切り札として用いていること、そして[[戦国編]]の[[背景ストーリー]]で、《シーザー》の生みの親と呼べる、[[《邪眼皇ロマノフI世》]]が[[ザキラ]]の切り札として使われていたことが由来だと思われる。一応ザキラが使うデッキの設定である[[DMC-58 「マッド・ロック・チェスター」>DMC-58]]に《グレイテスト・シーザー》は収録されている。

-《デッドマン》が裏で暗躍していた「[[デュエル・マスターズ>デュエル・マスターズ(背景ストーリー)]]」は、かつて[[ミロク>《仙界一の天才 ミロク》]]が[[戦国武闘会>戦国編]]の参加者を集めて[[クロスギア]]の実験を行うために創始したものという設定がある。そのため、《シーザー》と《デッドマン》の両者は「戦国武闘会を[[終わらせた>《超銀河弾 HELL》]]者」と「始めた(復活させた)者」という対の関係になっているとも言うことができる。

-能力面においては、《シーザー》や《デッドマン》本人の能力ではなく、それらの使い手であり、彼らが投影されたカードである、[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]と[[《究極生命体 Z》]]のものとなっている。[[パワー]]や[[コスト]]でも、[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]と似ているところがある。
--実際のところ、《シーザー》と《デッドマン》が合成されたものではなく、《The邪悪 寄成ギョウ》と《究極生命体 Z》が合成されたものと言える。《寄成ギョウ》の相手の[[cip]]をパクる効果、《&ruby(ザキラ){Z};》の破壊効果がマイルドになっているため、悪役としてのアイデンティティが無いという意味では十分「ディスペクト」している。

-[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]の[[水]][[文明]]と[[自然]][[文明]]を、[[《究極生命体 Z》]]の[[闇]][[文明]]を合わせた『縫合』カラーになっている。見かけ上は《暗黒皇グレイテスト・シーザー》と《龍覇 ザ=デッドマン》が縫合しているが、その実彼らがカード能力や[[文明]]に関わっていることは無い。(恐らく使い手達の分身や自画像的な意味合いとして彼らが合成されているのだろう。)
--イラストは[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]と[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]の合体だが、出来上がったクリーチャーには[[ナイト]]と[[ドラグナー]]の[[特殊種族]]は引き継がれていない。
--[[ゴッド]]/[[ゼニス]]と[[特殊種族]]揃いだった[[《終末縫合王 ミカドレオ》]]や、同様に特殊種族ばかりの[[合成>《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》]][[元>《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》]]たちに比べると、[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]/[[ドラゴン・ゾンビ]]と[[ドラゴン]]側が並び、パラレル存在らしく通常種族を引き継ぐという対比になっている。
-《デッドマン》が裏で暗躍していた「[[デュエル・マスターズ>デュエル・マスターズ(背景ストーリー)]]」は、かつて[[ミロク>《仙界一の天才 ミロク》]]が[[戦国武闘会>戦国編]]の参加者を集めて[[クロスギア]]の実験を行うために創始したものという設定がある。そのため、《シーザー》と《デッドマン》の両者は「戦国武闘会を[[終わらせた>《超銀河弾 HELL》]]者」と「始めた(復活させた)者」という対の関係になっているとも言うことができる。

-[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]から[[火]][[文明]]と[[アーマード・ドラゴン]]と[[ナイト]]を、[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]から[[ドラグナー]]を削除し、『縫合』カラーに合わせる為に両者が持っていない[[水]][[文明]]を追加している。
--[[ゴッド]]/[[ゼニス]]と[[特殊種族]]揃いだった[[《終末縫合王 ミカドレオ》]]や、同様に特殊種族ばかりの[[合成>《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》]][[元>《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》]]たちに比べ、[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]/[[ドラゴン・ゾンビ]]と[[ドラゴン]]側が並び、通常種族を引き継ぐという対比になっている。
}}

-2023年8月8日に[[Deadman]]はデュエチューブの動画で「新規ディスペクターなのだから、凶悪でカッコイイ効果を持ったクリーチャーを作りたい!」と開発者が考えていたことを明かし、ゲーム性破壊ギリギリのラインを攻めたという趣旨の説明をしている。また「ちょっと効果を弱めてしまうと思ったよりも隙の大きいカードになってしまうことから、最終的にフルパワーの状態で世に放つことになりました」と苦渋の決断に至った経緯が明かされている。[[参考>https://www.youtube.com/watch?v=cJl7s12L_fE&t=276s]]

-このクリーチャーを合成する際に《鬼魂珠》によって引き剥がされた[[《「俺」の頂 ライオネル》]]と[[神帝]]は、龍の歴史における[[《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》]]および[[《DS電融 ザ=デッドNEXT》]]と同様に、それぞれ《E2連結 俺丸「ライバック」》と《神化混成 ボルナティックス》として再合成されている。

**関連カード [#card]
-[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]
-[[《究極生命体 Z》]]
-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]
-[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]

-[[《終末縫合王 ミカドレオ》]]

-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]
-[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]
-[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]
-[[《究極生命体 Z》]]

-''Prev''
--[[《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》]]
--[[《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
//-[[DM23-BD1]]&br;''''''

**収録セット [#pack] 
//***[[デュエル・マスターズ]] [#uc07b9cb]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DM23-BD1 「レジェンドスーパーデッキ 禁王創来」>DM23-BD1]](7/18)
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]/[[otumami]]
--[[DM23-BD1 「レジェンドスーパーデッキ 禁王創来」>DM23-BD1]](BE6/BE10)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]

**参考 [#reference] 
-[[ディスペクター]]
-[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]
-[[ドラゴン・ゾンビ]]
-[[EXライフ]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[バウンス]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[リアニメイト]]
-[[出ることによって起こる効果]]
-[[ロック]]

-[[ゲーム外での言及が初出のカード]]

-[[【獰猛キーナリー】]]

----
[[公式Q&A]]

-4つ目の能力について

>Q.[[《「黒幕」》]]などが持つ「リンクした時」の能力は、相手の''《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》''がいてもトリガーしますか?
A.[[《「黒幕」》]]自身を出す際に、「中央G・リンク」で3枚リンクした状態で出した場合、これは[[《「黒幕」》]]が出てトリガーする能力とみなされます。そのため、''《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》''の能力で「リンクした時」の能力はかわりにトリガーしません。&br;[[《「黒幕」》]]以外のゴッドを出した際に、「中央G・リンク」などによってすでにバトルゾーンにいる[[《「黒幕」》]]が3体でリンクした場合、これは[[《「黒幕」》]]が出てトリガーしているわけではないので、トリガーします。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43747]](2023.9.8)

>Q.相手の''《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》''がバトルゾーンにいる状況で、自分は「灼熱ドロン・ゴー」で[[《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》]]を手札から出しました。自分は「そうしたら」以降の効果を使えますか?&br;類似例:[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]
A.はい、使えます。[[《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》]]の能力は手札でトリガーしています。出た時にトリガーする能力ではないので、''《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》''の効果の対象にはなりません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/43758]](2023.9.8)

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