#author("2020-06-21T02:27:59+09:00","","")
#author("2023-10-22T15:07:40+09:00","","")
*《&ruby(ちしき){知識};の&ruby(はかいしゃ){破壊者};デストルツィオーネ》 [#f1aa6982]

|知識の破壊者デストルツィオーネ P(SR) 闇文明 (10)|
|クリーチャー:デーモン・コマンド 17000|
|このカードを山札から引く時、引こうとしているこのカード以外に自分の手札が1枚もなければ、すべてのプレイヤーに見せてもよい。そうした場合、相手のクリーチャーを1体破壊する。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手は自身の手札をすべて捨てる。|
|T・ブレイカー|
|このカードを引いた時、このカード以外に自分の手札が1枚もなければ、表向きにしてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体破壊する。|
|このクリーチャーが出た時、相手は自身の手札をすべて捨てる。|
|''T・ブレイカー''|

漫画[[「覇王伝ガチ!!」第2巻付録>プロモーション・カード]]として登場した重量級[[デーモン・コマンド]]。
漫画[[「覇王伝ガチ!!」第2巻付録>プロモーション・カード]]で登場した[[闇]]の[[デーモン・コマンド]]。

コスト10と[[ゼニス]]並に重いが、その[[能力]]は[[cip]]で[[《ロスト・ソウル》]]を放つという、まさに[[知識>手札]]の[[破壊者>ハンデス]]に相応しい恐ろしい[[能力]]を持つ。
強力な[[cip]]効果を活かして、[[【ミラクルとミステリーの扉】]]系の[[デッキ]]に入れても面白いだろう。
[[コスト]]10と[[ゼニス]]並に重いが、[[cip]]で[[オールハンデス]]を放つという、まさに[[知識>手札]]の[[破壊者>ハンデス]]に相応しい恐ろしい[[能力]]を持つ。
強力な[[cip]]効果を活かして、[[【ミラクルとミステリーの扉】]]系の[[デッキ]]に採用できる。

また、[[手札]]0でこのカードを引く時に公開することで[[確定除去]]を放つオマケのような[[能力]]もある。タイミングが「[[引く>ドロー]]時」とあるので、[[《エマージェンシー・タイフーン》]]などを使って結果的に[[手札]]をこのカードだけにしても[[能力]]が使えないので、[[確定除去]]を使うのであれば[[山札の上]]の操作に加えて[[手札]]を空にする工夫が必要になる。
また、[[手札]]0でこのカードを引く時に公開することで[[確定除去]]を放つ[[能力]]も持つ。

-ちなみに1つ目の効果は、[[ドロー]][[効果]]の処理を全て終えた後に参照されるため、仮に元々[[手札]]が0で[[山札の上]]がこの[[クリーチャー]]だったとしても、2枚以上引き、2枚以上[[手札]]が残っている場合は必ず不発となる。
--厄介なのは、[[《エマージェンシー・タイフーン》]]等、2枚以上引いた後で[[手札]]が1枚になる可能性がある場合。この場合は、''最初の1枚目が《知識の破壊者デストルツィオーネ》であり、かつ2枚目を[[墓地]]送りにした場合のみ''[[破壊]][[効果]]を行使できる。2枚目に引いた場合、そもそも1枚目の[[手札]]があるため、[[能力]]そのものがトリガーしないためである。
--要するに、[[トリガー]]するタイミング自体は[[置換効果]]のように割り込んで参照されるが、[[解決]]するタイミングは他の[[トリガー能力]]と同様に他の[[トリガー能力]]を[[解決]]し終えた後になる。ルールがややこしいため、試合の前に確認し合うのが無難だろう。
**ルール [#l6a31e18]
※再録前の「このカードを山札から引く時」だった時点の裁定。再録によって「このカードを引いた時」という[[誘発型能力]]になり、[[《龍装者 バルチュリス》]]などと同様に[[解決]]時点の手札の状況を見る処理になる可能性がある。

-手札が0枚の状態でカードを引く1枚目がこのカードなら即座に[[使用宣言]]ができる。

-[[革命0トリガー]]や[[鬼エンド]]と同じく、[[解決]]のタイミングで効果を使うための条件を達成していなければ、その能力は不発となり、手札に戻る。

--具体的には[[《エマージェンシー・タイフーン》]]や[[《サイバー・チューン》]]など、2枚以上引いた後で[[手札]]が1枚になる可能性がある場合。この場合は、''最初の1枚目が《知識の破壊者デストルツィオーネ》であり''、呪文を唱え終わった時点で[[使用宣言]]を済ました《知識の破壊者デストルツィオーネ》のみが手札に残っていた場合のみ[[破壊]][[効果]]を使える。

---2枚目以降に引く場合、そもそも1枚目の[[手札]]があるため、[[能力]]が[[誘発]]しない。要するに、誘発するタイミング自体は「引く時」だが、[[解決]]するタイミングは他の[[誘発型能力]]と同様、他の誘発型能力を解決し終えた後になる。ルールがややこしいため、試合の前に確認しておくのが無難だろう。

-「このカードを山札から引く時」で読点が打たれているので、すでに自分の手札が1枚以上ある場合でも誘発はしているようにも思えるが、[[《黒神龍グールジェネレイド》]]と同じくそのカード自身がどのゾーンにあるのかも指定されているため、2枚目以降に引く場合は待機していない。

**他のカード・デッキとの相性 [#mac3e705]
-[[手札]]にいるこの[[クリーチャー]]を公開させるだけで相手[[クリーチャー]]を[[除去]]できるので、[[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]を[[破壊]]して[[エクストラウィン]]させる心配はない。

-[[デーモン・コマンド]]なので[[《偽りの羅刹 アガサ・エルキュール》]]の[[能力]]で出すことができる。このタイプの[[デッキ]]を相手にしてみれば「何か行動を起こせば、この[[カード]]か[[《ロスト・ソウル》]]が[[シールド]]から飛んでくるかもしれない」という心理的な[[ロック]]がかかる。

-[[マナ]]にも因るが、相手が[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]を[[召喚]]した返しの[[ターン]]に、[[今引き]]でこの[[クリーチャー]]を引いた場合、そのまま[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]を[[破壊]]し、[[エターナル・Ω]]で[[手札]]に戻った[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]と[[召喚]][[cip]]で増えた相手の[[手札]]を、今度はこちらの[[cip]]で根こそぎ奪うことができる。
--[[パワー]]・[[マナコスト]]・[[ブレイク]]数が[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]と一致している。上記の通り状況次第ではあちらへ対抗できる能力を持つが、何か関係があるのだろうか。
-相手が[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]を[[召喚]]した返しの[[ターン]]に、[[今引き]]でこの[[クリーチャー]]を引いた場合、そのまま[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]を[[破壊]]し、[[エターナル・Ω]]で[[手札]]に戻った[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]と[[召喚]][[cip]]で増えた相手の[[手札]]を、今度はこちらの[[cip]]で根こそぎ奪うことができる。

-長らく[[非進化]]、非[[サイキック>サイキック・クリーチャー]]の[[デーモン・コマンド]]で最大の[[パワー]]を持つ[[クリーチャー]]であったが、[[《天斬の悪魔龍 ジュランデス》]]に抜かされてしまった。
--[[パワー]]・[[マナコスト]]・[[ブレイク]]数が[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]と一致している。上記の通り状況次第ではあちらへ対抗できる能力を持つが、意図的かは不明。

-名前や[[能力]]を見る限り、[[《奈落の葬儀人デス・シュテロン》]]との共通点が多い。
**環境において [#xb362013]
登場から[[【ミステリー・キューブ】]]で使われ、特に[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]無制限の頃は高コストのおかげで[[山札]]にあるだけでも[[ガチンコ・ジャッジ]]に貢献できた。が、2015年3月14日に[[《ミステリー・キューブ》]]が[[殿堂入り]]に指定されると下火になった。

-名前の元ネタは、イタリア語で「破壊」を意味する「ディストルツィオーネ」(distruzione) だと思われる。英語では「デストラクション」(destruction) に相当する。
[[《ニコル・ボーラス》]]が登場すると、多くの場合で実質的なオールハンデスになる上により軽く、[[アタックトリガー]]での[[確定除去]]まで付いているとして型落ち扱いされることもあった。

-同書1巻の付録である[[《魔刻の覚醒者 G・オルゼキア》]]と同様、漫画の付録にはなっているが作中では誰も使っていないカードであり、[[ラミネ仕様>ラミネカード]]にすらなっていない。あちらはまだ[[キャラクター]]のセリフが[[フレーバーテキスト]]になってるだけ扱いがマシだろうか。
[[DMEX-15]]では[[《闇王ゼーロ》]]が登場。そちらの踏み倒し先として注目された。《闇王ゼーロ》はコストを支払わずに唱えられる代償に自分の手札を捨てるため、このクリーチャーの持つ[[今引き]]能力が活きやすく相性が良い。
このコンボを主体とするデッキ[[【青黒闇王ゼーロ】]]では、似た能力を持つ[[《奈落の葬儀人デス・シュテロン》]]もいるが、そちらと比べると継続的な[[ハンデス]]ができず、一度出してしまうと盤面には干渉できない反面、自分の手札には影響がない点と[[破壊]]能力が味方を巻き込まない点では勝る。

-漫画[[「覇王伝ガチ!!」第2巻付録>プロモーション・カード]]の付録である為、複数枚集めるのは通販や書店で取り寄せをしない限り難しい。しかしこれだけ豪快な能力を持つクリーチャーが500円程度で手に入ると考えると安いともいえる。
[[アドバンス]]の【闇王ゼーロ】では、[[《破壊の儀》]]で回収したカードをすぐ捨てる事にならない点で《デス・シュテロン》よりも強力。[[《龍月 ドラグ・スザーク》>《龍月 ドラグ・スザーク/龍・獄・殺》]]登場以降はそちらで盤面を整えて殴る型も多いため、《デス・シュテロン》の味方を巻き込む[[破壊]]が邪魔になる場面が増えたのも追い風であった。同時に[[《時空の禁断 レッドゾーンX》]]により、[[T・ブレイカー]]を犠牲に[[パワー低下]]を放てるようになり、盤面への影響力も増した。
ただ、こちらも同時に登場した[[《龍頭星雲人》>《龍頭星雲人/零誕祭》]]と役割が被るため、《デストルツィオーネ》をそちらに差し替えた構築も見られる。

-[[DMX-19]]にて[[スーパーレア]]仕様となって[[再録]]された。高いパワーと豪快な能力を持つ為、[[スーパーレア]]化は納得と言える。狙って当てるのは難しいが前より集めるのは容易になったと言えるだろう。
[[DM23-SP1]]発売日のオリジナルではこれを2枚入れた[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]がチャンピオンシップ準優勝を果たしている。[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]による[[コスト軽減]]の対象になるのが大きい。

-[[コロコロコミック]]で情報が公開された時は以下の様なテキストになっていた。
**旧テキスト [#z3a118cf]
#region2(プロモーション・カード(P47/Y12)){{
|知識の破壊者デストルツィオーネ P 闇文明 (10)|
|クリーチャー:デーモン・コマンド 17000|
|マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。|
|リンクしている自分のゴッド1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは2より少なくならない。|
|このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、カードを3枚まで自分の手札または墓地から選び、新しいシールドとして裏向きにし、自身のシールドゾーンに加えてもよい。|
|中央G・リンク(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドをバトルゾーンに出す時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。その後、このクリーチャーを「右G・リンク」または「左G・リンク」とあるゴッドにリンクしてもよい)|
[[多色]]と思われ、[[ゴッド・ノヴァ]]のような[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]となっており、あからさまな誤植だったので一時期騒然となった。また、裏を返せば今後このような[[能力]]を持つカードが登場するとも言われた。
--そして[[DMD-14]]にて、本来この[[能力]]を持つのは[[《超神類 イズモ》]]であったと判明する。なお、実際の《超神類 イズモ》と比べると「[[T・ブレイカー]]」のテキストが抜けている。
|このカードを山札から引く時、このカード以外に自分の手札が1枚もなければ、すべてのプレイヤーに見せてもよい。そうした場合、相手のクリーチャーを1体破壊する。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手は自身の手札をすべて捨てる。|
|T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)|
}}

#region2(DMX-19){{
|知識の破壊者デストルツィオーネ SR 闇文明 (10)|
|クリーチャー:デーモン・コマンド 17000|
|このカードを山札から引く時、引こうとしているこのカード以外に自分の手札が1枚もなければ、すべてのプレイヤーに見せてもよい。そうした場合、相手のクリーチャーを1体破壊する。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手は自身の手札をすべて捨てる。|
|T・ブレイカー|
}}

**その他 [#hbba2168]
-初出は漫画[[「覇王伝ガチ!!」第2巻の付録>プロモーション・カード]]であるため、枚数を集めるにはコミックを複数冊購入する必要があった。しかしこれだけ豪快な能力を持つクリーチャーが単行本価格で入手できると考えれば、当時の[[【ミステリー・キューブ】]]の[[ファッティ]]の中では集めやすかった方ともいえる。
--コミックは後に[[絶版]]となり、漫画も新装版として1から刊行し直されたため、この方法での入手はほぼ不可能。

-同書1巻の付録である[[《魔刻の覚醒者G・オルゼキア》]]と同様、漫画の付録にはなっているが作中では誰も使っておらず、[[ラミネカード]]にすらなっていない[[ノーマル]][[カード]]である。あちらはまだ[[キャラクター]]のセリフが[[フレーバーテキスト]]になってるだけ扱いがマシだろうか。

-[[DMX-19]]では[[スーパーレア]]となって[[再録]]された。だがこれを最後に長期間収録が途絶えたため入手が難しく、2022年の夏から秋にかけ[[【青黒闇王ゼーロ】]]での活躍により大きく高騰した。
その後同年冬、[[DM22-RP2]]にて銀[[トレジャー]]として晴れて[[再録]]された。

-[[コロコロコミック]]で情報が公開された際、このカードのテキストが[[《超神類 イズモ》]]のテキストになっているという誤植があった。
その時点では《超神類 イズモ》はおろか[[ゴッド・ノヴァOMG]]の存在すら伏せられていたが、この誤植によって「いずれ多色の[[ゴッド・ノヴァ]]が出る」ことがプレイヤーに知れ渡ってしまった。

-長らく[[非進化]]、非[[サイキック>サイキック・クリーチャー]]の[[デーモン・コマンド]]で最大の[[パワー]]を持つ[[クリーチャー]]であったが、[[《天斬の悪魔龍 ジュランデス》]]に抜かされてしまった。
//-名前や[[能力]]を見る限り、[[《奈落の葬儀人デス・シュテロン》]]との共通点が多い。
//デスをdeathだと思ってる?

-名前の由来は、イタリア語で「破壊」を意味する「ディストルツィオーネ」(distruzione) だと思われる。英語では「デストラクション」(destruction) に相当する。

**関連カード [#i6c3309b]
-[[《凶骨の邪将クエイクス》]]
-[[《奈落の葬儀人デス・シュテロン》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#w0fd00cd]
-[[DM22-RP2]]&br;'''クックック、[[知識>手札]]だけで何とかなると驕ったな……馬鹿め! ― 知識の破壊者デストルツィオーネ'''

**収録セット [#oeb2be65]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[boyaking]]
--[[DMX-19 「スーパーレア100%パック」>DMX-19]]([[アルトアート]])
--[[DMX-19 「スーパーレア100%パック」>DMX-19]]](S22/???)([[アルトアート]])
--[[プロモーション・カード]](P47/Y12)
-illus.[[Kotakan]]
--[[DM22-RP2 「ゴッド・オブ・アビス 第2弾 轟炎の竜皇」>DM22-RP2]](TR4/TR10)

**参考 [#gba935f0]
-[[デーモン・コマンド]]
-[[今引き]]
-[[見せる]]
-[[破壊]]
-[[確定除去]]
-[[cip]]
-[[ハンデス]]
-[[オールハンデス]]
-[[T・ブレイカー]]

&tag(〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇);
&tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト10,デーモン・コマンド,コマンド,パワー17000,このカードを引く時,見せる,除去,単体除去,確定除去,破壊,単体破壊,cip,ハンデス,オールハンデス,T・ブレイカー,P,レアリティなし,SR,スーパーレア,boyaking);