#author("2021-07-26T05:12:32+09:00","","")
#author("2021-07-27T06:23:50+09:00","","")
*《&ruby(しんじゃれんけつ){真邪連結}; バウ・&ruby(マッド){M};・ロマイオン》 [#x2eec896]

|真邪連結 バウ・M・ロマイオン P 光/火文明 (8)|
|クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド/ナイト 14000|
|EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)|
|ブロッカー|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーが出た時、呪文を2枚まで、自分の墓地から手札に戻す。|
|このクリーチャーが攻撃する時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、コスト8以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。|

[[DMEX-16]]で登場した[[光]]/[[火]]の[[ディスペクター]]/[[エンジェル・コマンド]]/[[ナイト]]。

[[《真実の名 バウライオン》]]から[[呪文]][[回収]][[cip]]を、[[《邪神M・ロマノフ》]]から形を変えて[[呪文]][[踏み倒し]]をそれぞれ受け継ぎ、更に[[EXライフ]]と[[ブロッカー]]、[[T・ブレイカー]]の3つのキーワード能力を持つ。
[[EXライフ]]、[[ブロッカー]]、[[T・ブレイカー]]という高い基本スペックに加え、[[cip]]で[[呪文]]を[[墓地]]から[[回収>サルベージ]]し、[[アタックトリガー]]と[[EXライフ]]が離れた時に[[手札]]から[[コスト]]8以下の[[呪文]]を[[コスト踏み倒し]]できる。

二つの能力は噛み合っており、[[回収]]した[[呪文]]をそのまま[[アタックトリガー]]で唱えることが可能。[[踏み倒し]]条件はコスト8までと非常に緩く、文明制限もない。
コスト8の呪文は[[《蒼龍の大地》]]などの強力なカードがひしめく超激戦区であり、これらをタダで唱えられるのは非常に強力。
二つの固有[[能力]]は噛み合っており、[[回収]]した[[呪文]]をそのまま[[アタックトリガー]]で[[唱える]]ことが可能。[[踏み倒し]]条件は[[コスト]]8までと非常に緩く、文明制限もない。
[[コスト]]8の[[呪文]]と言えば[[《蒼龍の大地》]]などの強力なカードがひしめく超激戦区であり、これらをタダで唱えられるのは非常に強力。
//↑ロスソは強いけど、コスト8って言い切るうえではなんか違和感なので
//ラストバイオレンスは無いでしょ

自身のコストも8と重量級だが、[[光]]の[[ブロッカー]]なので[[《ヘブンズ・ゲート》]]や[[《神楯と天門と正義の決断》]]、[[《ルシファー》]]など、[[踏み倒し]]手段には事欠かない。
自身の[[コスト]]も8と重量級だが、[[光]]の[[非進化]][[ブロッカー]]なので[[《ヘブンズ・ゲート》]]や[[《スターゲイズ・ゲート》>《星門の精霊アケルナル/スターゲイズ・ゲート》]]など[[コスト踏み倒し]]手段には事欠かない。そして、この[[クリーチャー]]を呼び出せる[[呪文]]の多くが、自ら[[能力]]で[[踏み倒す>コスト踏み倒し]]射程に収まっているのも強力。

[[スピードアタッカー]]を持たず、自力では出たターンに[[アタックトリガー]]を誘発できないために速効性に欠けることは弱点だが、[[EXライフ]][[シールド]]が離れたときにも誘発することはこの弱点を大きく補ってくれる。
はじめて[[除去]]を受けたときはもちろん、[[EXライフ]][[シールド]]が離れる方法は問わないので、[[ダイレクトアタック]]で殴り勝とうとするなら一度は誘発する。
[[スピードアタッカー]]を持たない[[クリーチャー]]の[[アタックトリガー]]ということで、自力では出た[[ターン]]に発動できず、それゆえ速効性に欠けることが弱点となる。しかし、『連結』[[ディスペクター]]特有の[[EXライフ]][[シールド]]が離れた時にも誘発するという条件のおかげで、場に出ることさえできれば最低1回は発動できるようになっており、[[アタックトリガー]]共通の弱点を大きく克服していると言える。
はじめて[[除去]]を受けたときはもちろん、[[EXライフ]][[シールド]]が離れる方法は問わないので、[[ダイレクトアタック]]で殴り勝とうとするなら必ず1度は誘発する。

とはいえ、[[置換効果]]による除去には対抗手段を持たず、[[ライブラリアウト]]や[[エクストラウィン]]を相手が狙ってきた場合には1ターンという致命的なタイムラグを抱えることになる。また、[[ハンデス]]により[[踏み倒し]]先の呪文を落とされることにも弱い。
可能ならば、[[《T・T・T》]]や[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]など、[[スピードアタッカー]]を付与する手段は用意しておきたい。種族に[[ナイト]]を持つため[[《爆獣イナバ・ギーゼ》]]でもスピードアタッカーを付与できる。
とはいえ、[[置換効果]]による[[除去]]には対抗手段を持たず、[[ライブラリアウト]]や[[エクストラウィン]]を相手が狙ってきた場合には1[[ターン]]というタイムラグは致命的な物となる。また、この[[カード]]を出した段階で[[手札]]の[[呪文]]の[[踏み倒し]]を狙っていることは相手にとっても明白であり、そこへ[[ハンデス]]などで[[踏み倒し]]先の[[呪文]]を落とされると厳しい。
可能ならば、[[《T・T・T》]]や[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]など、[[スピードアタッカー]]を[[付与]]する手段はしっかりと用意しておきたい。[[種族]]に[[ナイト]]を持つため[[《爆獣イナバ・ギーゼ》]]でも[[スピードアタッカー]]を[[付与]]できる。
-中でも[[《「疾風」の鬼 フウジン天》]]とは好相性。あちらの[[能力]]で[[焼却>シールド焼却]]する[[シールド]]に出たばかりのこの[[クリーチャー]]の[[EXライフ]][[シールド]]を選ぶことで、[[スピードアタッカー]][[付与]]と[[コスト踏み倒し]][[能力]]の誘発を1アクションで行える。これを応用した[[1ショットキル]][[コンボ]]なども発見されている(後述)。

-[[EXライフ]]シールドが離れた時の効果で[[《フォース・アゲイン》]]や[[《爆流忍法 不死鳥の術》]]等の「クリーチャーを出し直す」呪文を唱え、《M・ロマイオン》を再びバトルゾーンに出すと、[[EXライフ]]シールドが補充され、さらに[[cip]]で先程唱えた呪文を手札に戻すことが出来る。
こうなると《M・ロマイオン》は[[置換効果]]での除去以外ではバトルゾーンを離れなくなり、更に[[EXライフ]][[シールド]]も山札が尽きるまで補充され続けるという極めて強固な壁になる。
--[[ハンデス]]で出し直す用の[[呪文]]を落とされる、[[置換効果]]による除去、[[封印]]や能力の[[無視]]、[[呪文ロック]]などでの能力の無力化、[[ライブラリアウト]]等の抜け道は存在するため、いわゆる「詰み」状態にはならない。
[[EXライフ]][[シールド]]が離れた時の[[能力]]で[[《フォース・アゲイン》]]や[[《爆流忍法 不死鳥の術》]]等の「クリーチャーを出し直す」呪文を唱え、《ロマイオン》を再び[[バトルゾーン]]に出すと、[[EXライフ]][[シールド]]が補充され、さらに[[cip]]で先程唱えた[[呪文]]を[[手札]]に戻すことが出来る。
こうなると《M・ロマイオン》は[[置換効果]]での[[除去]]以外では[[バトルゾーン]]を離れなくなり、更に[[EXライフ]][[シールド]]も[[山札]]が尽きるまで補充され続けるという極めて強固な壁になる。
-[[ハンデス]]で出し直す用の[[呪文]]を落とされる、[[置換効果]]による除去、[[封印]]や能力の[[無視]]、[[呪文ロック]]などでの能力の無力化、[[ライブラリアウト]]等の抜け道は存在するため、いわゆる「詰み」状態に持っていける訳ではない。

-[[《獰猛なる大地》]]によってこのクリーチャーを出すと[[マナゾーン]]に送る際に[[EXライフ]][[シールド]]が離れるため、[[cip]]で《獰猛なる大地》を回収してからもう一度唱えることができる。そのままこのクリーチャーを4体並べた上で別の[[呪文]]を唱えることもでき、EXライフシールドから呪文が落ちればそれも手札に加えられる。
-[[《獰猛なる大地》]]によってこの[[クリーチャー]]を出すと[[マナゾーン]]に送る際に[[EXライフ]][[シールド]]が離れるため、[[cip]]で《獰猛なる大地》を回収してからもう一度唱えることができる。そのままこの[[クリーチャー]]を4体並べた上で別の[[呪文]]を唱えることもでき、[[EXライフ]][[シールド]]から呪文が落ちればそれも手札に加えられる。《獰猛なる大地》に限らず、「[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]に出し、[[クリーチャー]]を[[バトルゾーン]]からどかす」という順序で処理を行う[[呪文]]ならいずれも同じ動きをすることができる。

-[[《「疾風」の鬼 フウジン天》]]と相性が良い。そちらの効果で出してすぐに[[EXライフ]][[シールド]]を[[墓地]]に置くことで、[[呪文]]を唱えつつ[[スピードアタッカー]]を付与し[[攻撃]]時にさらに呪文を唱えられる。この時に唱える呪文を[[《テキサス・ストーム》]]にすることで相手のシールドをすべて[[ブレイク]]することが可能。
[[呪文]]の[[コスト踏み倒し]]を抜いても、[[cip]]で[[呪文]]の[[回収>サルベージ]]ができる[[パワー]]14000の[[耐性]]持ち[[ブロッカー]]であり、単体の素のスペックだけでもかなり強固な防御性能を誇る。わざわざ[[コンボ]]を組まずとも、[[《ヘブンズ・ゲート》]]などで呼び出す[[ブロッカー]]の1種として採用するだけでも非常に強力な[[クリーチャー]]である。

***[[1ショットキル]][[コンボ]]について [#f40676cf]
出してすぐに[[《「疾風」の鬼 フウジン天》]]の[[能力]]で[[EXライフ]][[シールド]]を[[墓地]]に置くことで、[[呪文]]を唱えつつ[[スピードアタッカー]]を付与し[[攻撃]]時にさらに[[呪文]]を唱えられる。この時に[[唱える]][[呪文]]を[[《テキサス・ストーム》]]にすることで相手のシールドをすべて[[ブレイク]]することが可能。
具体的には以下の通り。([[バトルゾーン]]に《フウジン天》、[[手札]]か墓地に《テキサス・ストーム》が必要)
+《ロマイオン》をバトルゾーンに出す。《テキサス・ストーム》が墓地にあれば[[cip]]により墓地から手札に戻す。
+《フウジン天》の効果でEXライフシールドを墓地に置く。
+《ロマイオン》のEXライフシールドが離れた時の効果で《テキサス・ストーム》を唱え、《ロマイオン》を山札の上に置いて出し直し相手のシールドをブレイクする。
+《ロマイオン》のcipにより唱えた《テキサス・ストーム》を墓地から手札に戻す。
+2に戻る。
--相手のシールドが残り1つになったら唱える呪文を[[《闘うべき時!!》]]にすることでそのまま[[エクストラウィン]]が可能。この際相手の[[S・トリガー]]で[[クリーチャー]]が出たとしても、[[ループ]]の最中に相手に[[待機]]した能力を[[解決]]するタイミングを渡さずに勝利できるため、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などは実質的に無効化できる。
-この[[クリーチャー]]の出し直しを[[《フォース・アゲイン》]]にし、「[[EXライフ]]が離れた時に[[《闘うべき時!!》]]、[[アタックトリガー]]で[[《フォース・アゲイン》]]」と組めば相手の[[シールド]]を1枚も[[ブレイク]]することなく[[《闘うべき時!!》]]で[[エクストラウィン]]できるが、[[《フォース・アゲイン》]]が[[殿堂入り]]しているのが多少ネックとなるか。
**その他 [#x8fe0773]
[[《真実の名 バウライオン》]]と[[《邪神M・ロマノフ》]]の『連結』[[ディスペクター]]。
-《バウライオン》の右肩に、さながら[[G・リンク]]しているかのように《M・ロマノフ》が本体まるごと接合されている。また、《バウライオン》の左下腕と《M・ロマノフ》の左腕をそれぞれ肘から先だけ交換しているのがわかる。
--ジッパーのツマミの部分が、「菱形の中がくり抜かれ結晶が浮遊している」という、《バウライオン》らを始めとする[[エピソード2]]期の[[アンノウン]]を思わせる独特なデザインとなっている。
-[[ディスペクター]]らしく、《バウライオン》の[[特殊種族]][[アンノウン]]が削除されている。一方、《M・ロマノフ》は通常[[種族]]の[[ダークロード]]でも優先度の高い[[特殊種族]]である[[ゴッド]]でもなく[[ナイト]]を継承している。
--《M・ロマノフ》はその高い汎用性から[[G・リンク]]することなく単体で活躍し、結果[[プレミアム殿堂]]に指定されたという経歴を持つ。そのため現状[[マッド・ロック・チェスター]]を公式戦で完成させることは不可能になってしまっている。[[リンク]]体ではなく単身で合成され、[[種族]]から[[ゴッド]]を削除されているのは、そうした状況を「ディスペクト」しているのかもしれない。
---なお、[[マッド・ロック・チェスター]]は設定上「[[ナイト]]から[[神>ゴッド]]に成り上がった[[ロマノフ]]」である。そうした存在から[[神>ゴッド]]足る存在であると[[証明>種族]][[する>ゴッド]][[要素>G・リンク]]を悉く剥奪し、そのくせ[[ナイト]][[種族]]を残しながら[[ロマノフ]]の[[名>名称カテゴリ]]と[[文>文明]][[明>闇]]を奪っているという点もまた、中々に高度な「ディスペクト」であると言える。
--『連結』[[ディスペクター]]であるが、[[光]]/[[火]]という[[色]]構成で[[呪文]]主体の[[能力]]を持つ点は『混成』[[ディスペクター]]を思わせる。『連結』と『混成』の架け橋にと意図されたカードデザインなのかもしれない。

-「連結」に属する[[ディスペクター]]ではあるが、[[呪文]]に関する能力も持っており、「混成」ディスペクターの特徴も併せ持っている。[[白赤]]は「混成」側の色でもあるため、それらの架け橋にと意図されたカードデザインなのかもしれない。

-イラストでは[[《真実の名 バウライオン》]]の右腕に[[《邪神M・ロマノフ》]]がさながら[[G・リンク]]でもしているかのように連結されている。さらによく見ると、《バウライオン》の右腕が左側に移植されおり《バウライオン》の本来の左腕と《M・ロマノフ》の左腕が入れ替わっている、とかなりの異形。

-《M・ロマノフ》はその高い汎用性から、リンクせずに単独で活躍し、[[プレミアム殿堂]]に指定されたという経歴を持つ。現状、[[マッド・ロック・チェスター]]を公式戦で揃えることは不可能であり、この[[ディスペクター]]はその状況を皮肉り、ディスペクトした存在なのかもしれない。
--《M・ロマノフ》は単体で使われることが多い=環境視点ではゴッドである必要性が薄いという点が反映されたからか、[[ゴッド]]を素材としているのに[[ゴッド]][[種族]]を引き継いでいないという珍しい[[ディスペクター]]である。

**関連カード [#ze402c2f]
-[[《真実の名 バウライオン》]]
-[[《邪神M・ロマノフ》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#z1a84a15]
//-[[]]&br;''''''

**収録セット [#c7311e7c]
-illus.[[Hokuyu]]
--[[DMEX-16 「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」>DMEX-16]](72/100)

**参考 [#y7ecf13d]
-[[ディスペクター]]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[ナイト]]
-[[EXライフ]]
-[[ブロッカー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[呪文]]
-[[墓地回収]]
-[[アタックトリガー]]
-[[離れた時]]
-[[手札]]
-[[コスト踏み倒し]]

&tag(クリーチャー,光文明,火文明,白赤,多色,コスト8,ディスペクター,連結,エンジェル・コマンド,コマンド,ナイト,パワー14000,EXライフ,ブロッカー,T・ブレイカー,cip,墓地回収,アタックトリガー,「EXライフ」シールドが離れた時,コスト8以下,コスト踏み倒し,・,終音「ん」,P,レアリティなし,Hokuyu);