#author("2022-07-11T20:00:25+09:00","","")
#author("2022-07-19T17:17:42+09:00","","")
*《&ruby(むそうきょうこう){無双恐皇};ガラムタ》 [#r0da6a75]

|無双恐皇ガラムタ SR 闇/自然文明 (6)|
|クリーチャー:ダークロード/アース・ドラゴン 5000|
|シンパシー:デスパペットおよびビーストフォーク(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のデスパペットまたはビーストフォーク1体につき1少なくなる。ただしコストは2より少なくならない)|
|このクリーチャーが攻撃する時、このターンの終わりまで、誰も「S・トリガー」を使うことはできない。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

[[DM-13]]で登場した[[ダークロード]]/[[アース・ドラゴン]]。

[[汎用性]]の高い[[軽量>軽い]][[種族]]二つの[[シンパシー]]を持ち、その[[ターン]]中の[[S・トリガー]]を封殺する[[アタックトリガー]]を持つ。

6[[マナ]]でありながら[[W・ブレイカー]]を持たないが、[[シンパシー]]で[[コスト軽減]]できるので、その点はあまり気にならない。
対象となる[[デスパペット]]と[[ビーストフォーク]]には[[《解体人形ジェニー》]]や[[《次元流の豪力》]]のような使いやすいものが多く、恩恵を受けやすい。
//むしろ、[[シンパシー]]のことを忘れて[[マナコスト]]を払い過ぎないように注意すべきだろう。

[[アタックトリガー]]は各プレイヤーの[[S・トリガー]]の使用をその[[ターン]]の間封じるというもの。[[《呪紋の化身》]]が[[プレミアム殿堂]]となったのを見て分かる通り、[[S・トリガー]]の封殺は言うまでもなく強力であり、相手の逆転の芽を摘み取ることができる。
現役の[[S・トリガー]]封じでは[[《石像男》]]や[[《ヤミノリミット》]]があるものの、アタックトリガーという条件は非常に達成しやすく、[[殿堂入り]]や[[暴発]]のデメリットを覚悟で採用候補になる。

[[トリガー能力]]なので、この[[クリーチャー]]自身が[[除去]]されても[[効果]]が持続するのは利点。仮に[[《威牙の幻ハンゾウ》]]などの[[ニンジャ・ストライク]]で[[除去]]されてしまっても、その[[ターン]]中は問題なく[[S・トリガー]]を防ぐことができる。

[[文明]]も優秀であり、[[コントロール]]の中核を成す[[闇]]と[[自然]]を併せ持つ。初手に来たならば[[自然]][[マナ]]の確保に[[マナゾーン]]に埋めてもいい。

序盤から終盤まで活躍する非常に無駄が少ない[[カード]]である。派手さは無いが、[[聖拳編]]らしい強力な[[多色]][[クリーチャー]]と言える。

**環境において [#b85cdb19]
[[聖拳編]]末期での登場当時、同[[コスト]]の[[単色]]クリーチャーに[[《呪紋の化身》]]が存在。あちらが[[W・ブレイカー]]持ちである点、相手だけに効果を及ぼす点、[[常在型能力]]であるため出した瞬間からトリガーを封じられる点で勝っており、単純な使いやすさでは今一歩劣るといった印象であった。

しかし当時は[[【除去ボルバル】]]が[[メタゲーム]]上で大流行しており、
-[[色事故]]防止のために一役買う[[多色]][[クリーチャー]]であり、[[デッキカラー]]との相性がよい。
-[[《幻緑の双月》]]、[[《青銅の鎧》]]のおかげで[[シンパシー]]の恩恵を得やすい。
-[[《無双竜機ボルバルザーク》]]の[[cip]][[能力]]に巻き込まれない。
-[[《無双竜機ボルバルザーク》]]の[[エクストラターン]]に強力な補助効果を持つ。
といった理由から高い採用率を誇っていた。

その後、2006年3月に[[《無双竜機ボルバルザーク》]]が[[プレミアム殿堂]]入りしたことで、[[《呪紋の化身》]]との差別化を図るには[[シンパシー]]を上手く使うことが鍵と言えた。しかし[[《呪紋の化身》]]が[[殿堂入り]]し、更に[[プレミアム殿堂]]入りしたことで、今後は[[《呪紋の化身》]]に代わるトリガー封じとして活躍が期待できる。

[[エピソード1]]に入ると[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]という相棒を得、[[【Nエクス】]]の[[フィニッシャー]]として採用されたり、[[エピソード2]]では[[【エザワカンタービレ】]]の[[フィニッシャー]]として採用されたりした。

[[ドラゴン・サーガ]]に入ると、[[シンパシー]]から[[【グレンモルト】]]での採用が検討されたり、[[【ドミティウス】]]や[[【イメンループ】]]の[[フィニッシャー]]として一躍有名となる。特に[[【イメンループ】]]では確固たる地位を築き上げ、[[シングルカード]]の価格の更なる高騰を招く結果となった。ここにきて、[[S・トリガー]]封じで逆転の芽を封じる点が問題視されはじめ、いつ[[規制]]されてもおかしくないカードとなった。

そして、2016年2月28日に[[殿堂入り]]を果たす。しかし、元々[[ループ]]デッキに[[1枚積み]]されるこのカードの[[殿堂入り]]は効果が薄く、[[プレミアム殿堂]]にしなかったことを疑問に思う者が多かった。

この処置は、後に登場した[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]の[[踏み倒し]]圏内であることを危惧されたとも考えられるが、はっきりした理由は分かっていない。

その後、[[DMRP-22]]期の[[オリジナル]]に[[【5色ガイアハザード退化】>【禁断スター退化】#kea5ce87]]が進出し、[[《新世界秩序》]]でのフィニッシュの際に呼び出す[[カウンター]]封じとして開花。[[《新世界秩序》]]で[[スピードアタッカー]]化するため死活問題となるタイムラグが気にならない。
**その他 [#p5620525]
-「誰も」であるため、自分の[[S・トリガー]]も封印する事となる。適用タイミングの関係上、大したデメリットにはならないが。
--後に登場した[[G・ブレイカー]]ではタイミングによっては致命的になり得る。
--後に[[《The ジョギラゴン・アバレガン》]]が登場。[[アタックトリガー]]によって自分のシールドをブレイクしても[[暴発]]させることができなくなる。
--また、[[《獅子王の紋章》]]などで[[ブロッカー]]を与えた状態のブロックなどで[[《キングダム・オウ禍武斗》]]でバトルされて[[破天九語]]を発動されたとき、もしくは[[《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》]]のブレイク置換能力が発動されて逆に《無双恐皇ガラムタ》側の[[シールド]]がブレイクされたときでも、[[S・トリガー]]は発動できない。

-[[《暴発秘宝ベンゾ》]]や[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]の様に相手ターン中に[[暴発]]させるカードには弱い。この点においては[[《石像男》]]や[[《ヤミノリミット》]]が優れている。


-登場から長い間、[[攻撃]]後に[[ブロック]]等で[[破壊]]されると[[効果]]が消えるという扱いになっていた。これだけ[[アタックトリガー]]の中で例外になっていたが、2007年12月に裁定が変更され、攻撃した[[ターン]]中に破壊されてもそのターン中は効果が持続することになった。&br;このため、[[《威牙の幻ハンゾウ》]]への耐性は[[《呪紋の化身》]]に勝っている。

-このように[[ニンジャ・ストライク]]に耐性がある点から、[[【Nエクス】]]や[[【エザワカンタービレ】]]、[[【イメンループ】]]など、自軍を[[スピードアタッカー]]化しながら一斉に展開する[[デッキ]]では、[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]などを押し退けて[[フィニッシャー]]として採用されることもある。

-地味に[[ドラゴン]]でもあるため、[[シンパシー]]にこだわらずともサポートが期待できる。[[ダークロード]]である[[メリット]]は少ないが、一応[[《大邪眼バルクライ王》]]で[[リアニメイト]]できる。

-[[デスパペット]]と[[ビーストフォーク]]のシンパシーを活用するように構築すると[[クリーチャー]]のパワーが低くなりがちだったが、大抵は[[《機怪人形ガチャック》]]で消せたので問題は無かった。[[S・トリガー]]封殺のおかげで《ガチャック》の[[ターボラッシュ]]を成功させやすくなるのも高相性だった。

-初登場以来、[[サイクル]]の[[スーパーレア]]で唯一[[再録]]経験がない。そのため、自身の有用性もあって[[シングルカード]]市場では相場が非常に高騰している。[[再録]]が期待されていた[[DMX-19]]での収録も逃すあたり、かなり不遇である。デュエル・マスターズの逆転要素である[[S・トリガー]]を封殺出来る点が好まれなかったのであろう。
--[[革命編環境]]で目立った活躍は無かったが、[[革命編]]では優秀な[[S・トリガー]]が増えているのでそれを封殺される事の予防措置か、2016年2月28日付で[[殿堂入り]]が決定した。[[再録]]が幾度も希望されながら、再録されないどころか使用まで規制されてしまうという憂き目に遭う辺りもまた不遇である。

-[[【イメンループ】]]でも元々ピン挿しが基本であったため[[殿堂入り]]させる意味はなかったのではないか?という意見もある。だがこのカードが無制限だと、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]で呼び出してあっさり[[S・トリガー]]を封殺させることができてしまう。また[[《呪紋の化身》]]や[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]、[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]、[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]、[[《単騎連射 マグナム》]]、[[《音精 ラフルル》]]、[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]、[[《緊急プレミアム殿堂》]]、[[《熱き侵略 レッドゾーンZ》]]などが[[殿堂入り]]・[[プレミアム殿堂]]してしまったことを考えると、やはり逆転を奪うカードは制限される傾向があるようだ。

-イラストレーターは[[獅子猿(Shishizaru)>Shishizaru]]氏。能力もさることながら、自身よりも長い刃渡りの刀を持ち、忍者のように鍛えあげられた体躯をもつ武将のようなイラストのこの[[クリーチャー]]を愛するファンは多い。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#f21f98ff]
|無双恐皇ガラムタ SR 闇/自然文明 (6)|
|クリーチャー:ダークロード/アース・ドラゴン 5000|
|シンパシー:デスパペット、ビーストフォーク|
|相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、このターン、自分の闇と自然のクリーチャーがブレイクしたシールドの「S・トリガー」を相手は使えない。|

能力の発動条件が相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時となり、効果対象が自分の闇と自然のクリーチャーに限定された。
[[DMPP-04]]で実装。能力の発動条件が相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時となり、効果対象が自分の闇と自然のクリーチャーに限定された。
大きな弱体化を受けややデッキを選ぶようになったものの、強化された[[《無双竜機ドルザーク》]]や[[《神滅竜騎ガルザーク》]]らは効果対象であり、自身も闇のドラゴンであるので彼らのサポートを受けることができるメリットは大きい。シンパシーを駆使すれば[[《青銅の鎧》]]から3→5→6と繋がり一気に畳み掛けることができる。

-一見すると[[【黒赤緑ドラゴン】 (デュエプレ)]]の強さをさらに押し上げるクリーチャーに思えるかもしれないが、実のところ既存の【黒赤緑ドラゴン】とは相性が良いわけでもない。
--《ガラムタ》自身はパワーが5000で除去されやすく、[[スピードアタッカー]]も持たないが故に出たターンは[[召喚酔い]]で[[サボタージュ能力]]を使えないため、ビートダウン寄りである【黒赤緑ドラゴン】とは性質が噛み合っておらず[[今引き]]での強さはイマイチ。さらに、《ガラムタ》で安全にフィニッシュする戦術は、裏を返せば《ガラムタ》が相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時まで、他の闇や自然のクリーチャーがシールドブレイクするのは控えるということになる。

-[[《マイキーのペンチ》]]及び[[黒赤緑]]の[[【ペンチビート】]]とは依然として好相性。

-テキストだと効果対象が闇/自然の多色クリーチャー限定に見えなくもないが、実際は闇または自然を含んでいるクリーチャーすべてが対象である。もし闇かつ自然のクリーチャーのみが対象だったのなら、「自分の闇/自然のクリーチャー」と書かれていたはずである。>[[《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》]]

-環境では長らく「《ガラムタ》を出してゲームエンドを迎えるのに合理的な理由がある闇と自然が入るデッキ」が構築困難につき使いづらいカードだったが、[[DMPP-09]]にて登場した[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]と[[《無敵死神ヘックスペイン》]]入り[[【ドルバロム】>【バロム】 (デュエプレ)]]が誕生し、それのエンドカードとして日の目を見ることとなった。

-登場演出は画面一帯を吹きすさぶ風を斬り、[[黒]]と[[緑]]の竜巻となり現れる物となっている。また、[[黒]]と[[緑]]の竜巻は効果発動時にも使われている。

**[[サイクル]] [#xfd66a2e]
[[DM-13]]の[[シンパシー]]を持つ[[敵対色]]の[[クリーチャー]]
-[[《悪魔聖霊アウゼス》]]
-[[《聖霊龍騎アサイラム》]]
-[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]
-''《無双恐皇ガラムタ》''
-[[《電磁旋竜アカシック・ファースト》]]
-[[《霊樹海嶺ガウルザガンタ》]]

**関連カード [#d7ca343b]
-[[《斬皇接続 ガラムシッド》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#oe3a17a6]
-[[DMPP-04]]、[[DMPD-05]]
'''[[龍>アース・ドラゴン]]の眼力と[[魔>ダークロード]]の剣技で活路を開く。'''

**収録セット [#k00de256]
***[[デュエル・マスターズ]] [#p9064b44]
-illus.[[Shishizaru]]
--[[DM-13 「聖拳編 第4弾 龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)」>DM-13]](S5/S5)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#ca1e4e98]
-CV:[[辻井健吾]]
-illus.[[Shishizaru]]
--[[DMPP-04 「混沌の軍勢 -REBELLION SYMPATHY-」>DMPP-04]]
--[[DMPD-05 「伝説竜の凱歌」>DMPD-05]]

**参考 [#l7e0d30e]
-[[ダークロード]]
-[[アース・ドラゴン]]
-[[タップイン]]
-[[シンパシー]]
-[[デスパペット]]
-[[ビーストフォーク]]
-[[アタックトリガー]]
-[[ターン]]
-[[S・トリガー]]
-[[ロック]]
-[[殿堂入り]]
-【ゲオルグワンショット】→[[【キングダム・ゲオルグ】 (デュエプレ)]]

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